【徒歩2時間】15年以上休止している空港と交通困難地へ行ってみました【礼文島観光】

北海道の北部 稚内の西60kmに位置する 礼文島 この島へ行くには 稚内 もしくは利尻島から 島の南部の香深港へ向かう フェリーに乗る必要があります 一方で フェリー乗り場とは逆の 島の北部には かつて稚内空港との間で定期便が運航されていたものの 2003年3月末で路線が廃止となり 空港自体の供用も 2009年4月から 2025年4月末時点も休止している 礼文空港があります 気になって礼文島を調べてみると 郵便物の配達ができない地域 交通困難地があることも知り 島の観光がてら ちょっとどんな様子か見に行こうと思い立ち 稚内に来ました 稚内の案内標識にはロシア語が書かれていますが ほかには根室など ロシア人の往来が多い街ならではの光景です フェリーターミナルに向かう途中で 水素ガス気球が打ち上げられると書かれた建物がありました もしかして と思って後で調べてみると この建物は稚内地方気象台の施設で 過去に沖縄県の南大東島で見たような 観測気球を打ち上げる施設でした 南大東島では自動で打ち上げられていましたが 稚内では手動で打ち上げているとのことです フェリーターミナルの近くまで来ましたが 稚内からは かつてサハリン定期航路が運航されており 国際線のフェリーターミナルもあります そして こちらが 国内線のフェリーターミナル この日は 午前6時35分発の便に乗るため 6時ごろに来ましたが 中には軽食やお土産などが買える売店があり 営業もしています 出港の15分前に 乗船が始まりました こちらが本日乗る ハートランドフェリーのアマポーラ宗谷 アマポーラの名は 利尻島に自生する希少な固有種 リシリヒナゲシを由来として ヒナゲシをスペイン語で訳したものです この花の花言葉は 思いやり や いたわり だそうですが その心は 船内随所で感じられました 全長97m 最大旅客定員は550名 乗用車であれば50台以上を搭載できる 迫力のある船です この船にはいくつかの客室がありますが 前方が見られる席があったので 今回はこちらの客室を選びました リクライニングもできるしっかりとした座席で 肘掛けの中にはテーブルも用意されています 客室内には エチケット袋や無料のWi-Fi環境も 用意されていました 最前列中央の席に座ると 船長気分になれます そして 船は定刻に稚内港を出発 約2時間の船旅が始まりました 礼文島の観光シーズンは5月から そのため 4月はまだ来島する人は少ないようで 4月下旬まではフェリーの便数も1便減り 朝と昼過ぎの1日2便となっています この日は 同じ客室には誰も乗っておらず ほかの客室を合わせても 確認できた範囲では 乗客は10人程度でした 早速 船内の探索に出かけます 今いる4階は 特別室や1等席と お手洗いのほか 奥には2等指定席がありました 階段を下りて右側には 現在地を示すディスプレイと 御船印などの いくつかのお土産も販売している案内所や エレベーターや喫煙所のほか 車両甲板へ降りる階段があり 窓からは流れる景色を眺めることができます そして 案内所の横では新聞の貸出が行われ 振り返ると自動販売機があり 飲み物と冷凍食品が販売されています その横には 電子レンジや給湯ポットも置かれています 階段下りて左側には バリアフリー化された2等優先席に その隣には サロンスペース 大型の荷物置き場に お手洗いがあり さらに 複数の荷物置き場のほか フェリーや フェリーターミナルで接続するバスの 時刻表などが掲示されたスペースもありました 奥は2等席があり カーペット敷きで 広い空間が確保されています さらに奥には フェリー業界初を謳う ポケモンがデザインされ 随所にクッション材を使ったキッズルームと ベビールームのほか 添乗員室と トラックおよびバスのドライバー室に加え ケージと洗面台を備えたペットルームがあります そして さらにそのまま進むと ベンチを備えた甲板に出られ 大海原を存分に堪能できます 船内を一通り回ったので 自動販売機に戻りまして チーズ大福を買います いつものコーラとあわせて いただきます! この船は 就航が2020年2月と5年経っていますが 非常に綺麗なうえ 内装を高島屋のグループ会社が手掛けたとのことで 大変居心地の良い船だと感じました そして 出発してから1時間30分 この日は雲の多い気象条件でしたが 前方に うっすらと礼文島が見えてきました 礼文島の名は アイヌ語で 「沖の島」を意味する 「レプンシリ」を由来としており 南北29km 東西8kmと 南北に長い形をしています 島内では複数の遺跡が見つかっており 1000年以上前から 人の営みがあったとされています 1956年 昭和31年に 島の全域を占める礼文村が誕生し 3年後には礼文町となりましたが 古くから水産業の町として知られ 昆布やウニ ホッケなど 多くの特産品があります 2025年3月末時点の人口は 約2,100人 海洋性気候で 風が強い日が多く 冬でも氷点下10度を下回ることは珍しいものの 寒流の影響から気温が上がらず 8月の最高気温は20度ちょっと その涼しい気候から 海抜0m地帯でも 多様な高山植物が見られることから 「花の浮島」とも呼ばれ 島の半分は国立公園に指定されるなど 自然を保護する取り組みも進められています 特に 礼文島のみで見られるレブンアツモリソウはその代表格で 開花する5月下旬から6月中旬にかけては 多くの観光客が来島します また 島の西側は車道がなく 自然も残っており ヒグマやヘビもいないことから トレッキングコースとしても有名な地です 到着5分前 港内に入り 「ようこそ」の看板に迎えられ 香深港フェリーターミナルが目前となりました 到着後 すぐに下船が始まり外に 船は30分間停泊した後 折り返し 稚内港へ向けて出発しました 島内の地図をいただくため 一旦フェリーターミナルに戻ります ターミナル前にはいくつかのお店があり 帰り際にもお土産を買うことができます 正面の入口を入って 左に観光案内所があり こちらで地図が配布されていました 入って右には フェリーの乗船券や 定期観光バスの乗車券の販売窓口があり 待合スペースにもなっています エスカレーターで2階へ上がると フェリーとの間で乗り降りができる乗船口がすぐ右にあり さらに右の奥に進むと フェリーの中よりコーラが10円高い自動販売機や 待合スペースに お食事処もありました 車を借りて 早速 礼文空港に向かいます フェリーが発着する香深港は島の南部ですが 空港はほぼ北の端 港から空港までは20km 車で30分ほど掛かります 礼文空港の歴史は 1972年 昭和47年に遡ります 当時 礼文島は 島外との交通手段はフェリーのみで 空港を持たないほかの島々と同様に 安定した生活基盤を確保するため 空港の設置を要望していました そして 運輸大臣 現在の国土交通大臣の諮問機関 航空審議会が 「離島・辺地の航空輸送を確保するための方針」を 答申したことを受け 補助制度が開始 離島空港設置の機運が高まり 礼文空港設置に向けた調査費が計上され 1974年12月に建設工事が始まりました そして 3年後の1977年11月 800mの滑走路を備えた空港が完m 翌年6月に供用が開始され かつてのANAグループの航空会社 エアーニッポンの前身で 離島への輸送力確保を目的として設立された 日本近距離航空によって 1日1往復の稚内便が就航しました その後 エアーニッポンと北海道の共同で設立された エアー北海道に路線が継承されましたが 2001年度の 稚内〜礼文間の旅客輸送実績は 輸送人員が約3,400人に 利用率は27% 翌2002年度もほぼ同水準で 利用が低迷していたことから 2002年度の末 2003年3月末をもって 路線が廃止されました そして 定期便が廃止されてから6年後の2009年 航空設備の運用を止め 救急搬送や自衛隊の使用を除いて 約6年間の供用休止が決定 その後も 2度期間が延長され 2026年3月末まで 計17年間の休止が決まっています 礼文町は 町民へのアンケートなど需要の調査を行い 空港再開を目指しており 2025年時点でも 施設の維持管理が続けられています。 港から30分近く走り 長らく片道1車線の道路でしたが すれ違いが難しい幅の道路へ入り 1分ほど走ると 礼文空港です かつて 定期便が運航されていた頃は 空港に路線バスが入ってきていたとのことですが なかなかすごい気がします そしてこちらが 2025年4月時点の礼文空港です 1985年発行の書籍によると 空港は事務所と待合室のみで 施設は非常にコンパクトであったことが伺えます 空港の正面には駐車場 向かって左側には 航空設備用の発電室のほか 左右には倉庫のような建物が並んでいます 外壁はところどころ痛みが見られるものの いくつかの什器が残っている内部は 運用可能なようにも見えます 建物内には気象観測所も設けられており その上階には 周辺を監視できるスペースも用意されていました 中には施設概要を示した掲示物があり かつての運用時間は 午前9時から午後5時とあります また 航空機が どの方向に向かっているかを確認できる 電波を発信する無線施設 VORの記載もあり 空港から少し離れた位置に設置されていましたが 現時点では撤去されています 供用休止中でも 北海道により除雪作業は行われているそうで 救急搬送や自衛隊は使用しており 滑走路や駐機場も 遠目からは明らかな破損は見られませんでした また 滑走路のマーキングは白色のところ 雪国ならではの オレンジ色が使われています 礼文町は再開を目指しているため 廃止ではなく休止として 最低限の維持管理が行われている礼文空港 町内の利用意向も高く フェリーだけでなく航空路線もあると 輸送力の強化が図れます また 2019年度の観光入込客数は11万人で その後 一旦落ち込んだものの 近年は回復傾向にあります 東京から 礼文島に行く場合 稚内 礼文間の航空路線があると 待ち時間を含まない簡易的な試算で 最大で3時間近くの短縮が見込めます 一方 島の人口は 1955年の約1万人をピークに 年々減少しており 2025年3月末の町の統計では 約2,100人となっています そのため 高度な医療など 島外に出向く必要性が高まっていますが この場合 稚内との路線では 北部しか所要時間の短縮が見込めないものの 札幌との路線であれば 南北ともに 短縮の効果が見込まれます また 地理的に 防衛の観点からも 輸送拠点の確保は重要です ただ 実際の旅客需要や フェリーとの運賃差 空港運用コストのほか 800mと短い滑走路で 運用できる機材が限られていることを加味すると 再開は容易ではないように感じます とは言え 一航空ファンとして 駐機場側に掲示されている「ようこそ」の文字を 飛行機から降りて見てみたいと 心から願っています 続いて もうひとつ気になっていた場所 交通困難地に向かいます なお 今回 地名 特に字で 正しいアクセントが確認できないものがありました そのため 誤った発音をしている可能性をご了承ください 交通困難地は 日本郵便が約款で使用している用語で 交通困難であるため 郵便物の配達は行わず 速達の取り扱いもしない地域です そのため この地域が宛先の郵便物は 日本郵便の事務所に一定期間留め置きされ 受取人が事務所へ引き取りに行く必要があります この交通困難地は公開されており 民間人の立ち入りが制限されている島や 公共交通機関が存在しない島のほか 冬期の山岳地帯などが指定を受けています そのなかで 礼文島は 船泊村の召国(メシクニ メシコニ) およびメシコタイの名が記されています 召国およびメシコタイは 島の西側に位置する集落 礼文島の家屋は その多くが車道に沿って建っていますが 西側には島を縦断する舗装路がなく 2020年の国勢調査でも 広く空白地帯となっています そして 地域別の細かい集計によると 召国の人口は記録なし さらに遡って 2015年の調査では 秘匿処理が行われていました これは 調査客体が少なく 個別の情報が判別される恐れがある場合などに 行われるもので 2015年の時点で 人口はわずかだったと思われます インターネット上の情報では 2020年時点では 通年の定住者はおらず 残っている建物が 夏季に漁業を行うための番屋として 機能しているとのことです この 召国へ通じる道は 島の西側を縦断する トレッキングコースから分岐しているため 空港から車で20分ほど走り まずは トレッキングコースの入口に 最も近い駐車場に来ました 先ほどの駐車場には綺麗なお手洗いもあり 準備を整えて出発しました お手洗いは島内各地にありますが 冬期は閉鎖され 4月もまだ利用できないところもあるので 注意が必要です 駐車場からまず 徒歩30分が目安の トレッキングコースの入口に向かいます 今回は4月なので 植物が生い茂っているということはなさそうですが 環境省のウェブサイトで 2020年9月に 召国への巡視を行ったときの様子が掲載されており 夏はウルシが膝丈くらいまで伸びるそうで 注意を呼びかけていました なお 召国へ行くにあたっては 冬用のトレッキング装備と食料 複数の携帯電話に 携帯電話会社4社の回線を準備 さらに 西側は携帯電話の電波が 届かない地域が数多くあるので 衛星通信ができる回線に 電波が圏外でも 召国に到達した先人の軌跡と現在地を 確認できる地図アプリに加え 万が一の事態に備え 登山保険に加入しています そして なによりも 天候の悪化や道を確認できない場合は 目前でも無理はせずに引き返すことを心に決めて 出発しました 駐車場を出てから20分ほどで トレッキングコースの入口に到着 車止めの門の脇を抜けて 奥に進んでいきます ここから召国への分岐点までは2.4km 所要時間の目安は50分となっていました 入口から10分で 前方の視界が開けたところまで来ました このあたりは 元々森林だったものの 薪材としての伐採や 山火事で その多くが消失 現在は ササなどの草地が広がっています この時期は青々としていない箇所も多く 荒涼とした雰囲気が 旅行気分を高めます 5分ほど歩くと 左右にササ原が広がる区間に来ました このときの気温は8度 最低気温は氷点下近くまで下がりますが まだ少し雪が残っています このトレッキングコースは 8時間コースとの名がついていますが ゴールまで20kmとの看板がありました 10分後 左は急斜面で 遠くに雪をかぶった山が見えてきました 頭上に電線が現れましたが この電線は召国に繋がっているので 進む方向の目安になります この看板は 森林の再生と水資源の確保を目的として 植林活動をしているという 林野庁の活動を知らせるものでした 少し進むと 左右のササが減り 地表が出ている区間になりますが 落石や 滑落しやすいとのことで 注意を促す看板があります さらに進むと 右側が急な斜面に 景色が頻繁に変わり 歩いていて飽きませんが 観光シーズンだと花も見られるので より楽しめそうです そして 入口から50分ほどで 8時間コースと 召国へ向かう道が分かれる 召国分岐に着きました この看板の後ろが 召国へ向かう道になります とりあえず進んでみますが すぐには道がなくなっているわけではないようで 安心しました 分岐から5分ほどで 海が見えてきました 召国は海に面した集落なので だいぶ近づきつつあることを感じます と思いきや 木々をかき分けながら進んだり 道と斜面の判別がつきづらく トレッキングポールで地面があるか確認しながら進むなど 先行きが怪しい雰囲気になってきました さらに20分ほど進むと 防災行政無線が立っており 生活の跡が見えてきました そして 少し下ったところで 召国の端に位置する家屋が見えたものの 途中 急斜面の道が崩れていました 2時間近く歩き 残念ではありますが 道を確認できない状況と判断し 無理をせずにここで引き返します 交通困難地は伊達ではないことを実感しましたが このような環境で どのように生活を営んでいたのか 思いを馳せながら駐車場へ戻りました 召国に到達できなかったのは残念ですが 島の西側にはほかにも 徒歩 徒歩もしくは船でしか行くことが難しい集落があります 居住者の登録がなく 消滅集落となったためか 交通困難地には載っていないものの 明日はそちらに向かいます そのため この日の散策はこれで切り上げ 宿に戻り 翌日に備えます 旅動画では どんな食事を取ったのかのご質問を よく頂戴するため 動画に載せようと考えていたことをすっかり忘れており ブッフェで思うがまま取ってきたので 雑な盛り付けです… 礼文島は ウニやホッケが特産品で このときもいただいています 翌朝は 動画に載せることを思い出したので なるべく気をつけて盛り付けてみましたが お味噌汁や素麺などで 周辺で取れた海藻をいただきました なお 乳白色の飲み物は 北海道限定で販売されている乳酸菌飲料 ソフトカツゲンです 翌朝 召国と同じように 徒歩 徒歩もしくは船でしか行くことが難しい集落 宇遠内に向かいます 宇遠内は 島の西海岸 中央付近にある集落 2015年の国勢調査で すでに人口の記録はありません ただ 空中写真を見ると いくつかの建物が集まっている様子を確認できます ここは 前日 召国に行くときに歩いた トレッキングコースのルート上にあり 最寄りの駐車場から4km 所要時間の目安は 1時間半となっています と 駐車場に入る直前 コースの入口に 「冬期通行止 除雪していません」 と書かれた看板が立っているのが見えました 前日の 逆方向からでは同じ看板はなく 観光協会のウェブサイトにも情報がなかったので お電話で伺ったところ 車両の通行止めを意味しており 冬でもトレッキングは制限していない とのことでした そのため 前日と同じく念入りに準備をして 宇遠内に向かいます 歩き始めて5分ほどの場所に たくさんのミズバショウが咲いていました 礼文島は多種多様な花が咲きますが そのなかでもミズバショウは 早い時期に咲く花のひとつです 10分後 宇遠内の名を冠した分岐点に来ました ここで右に進むと 島の西側を北上する形となり 宇遠内 さらに先には 前日に行った 召国の分岐に通じています 歩き始めて30分 分岐から1kmで 宇遠内まで2kmの地点まで来ました この辺りは山や木で日陰になりやすいからか ところどころ雪が残っています 歩き始めて1時間 直前までは木々の間の道を歩いていましたが 視界が開けてきて 前日の経験から 海が近づいていることを感じます 10分ほど歩くと電線も見えてきましたが この電線は宇遠内に向かっているため 召国に行ったときと同様に 進む方向の目安になります 少し歩くと 路面が整備されている区間に来ました 歩きやすいのですが 急勾配であることの証左でもあるので 気をつけて進みます 歩き始めて1時間20分 目に見えて植物が減って景色が大きく変わり 荒涼とした雰囲気になりました 周囲や道には小石が多くなってきたので 落石の可能性を常に頭の片隅におきつつ 滑らないように慎重に歩を進めます そして 砂利道を下り切る直前 倉庫のような建物が見えてきました 通り道のすぐ脇にあるので そのまま近づくと 「ウエンナイ飲料水供給施設 浄水場」の看板が 掲示されています ただ 聞き耳を立ててみましたが 機械音は聞こえず 横から見ると 屋根の覆いが破損しており 老朽化が進んでいるようでしたが まだ稼働しているのでしょうか そして そのまま1分ほど進むと 宇遠内の集落が見えてきました 左右にいくつかの家屋があり さらに奥が 漁港になっています とりあえず漁港まで下りてみようと歩いていたところ ガン 突然大きな音が この日も 海に近づくにつれて風が強く感じられ 家屋のトタンが風で頻繁に動いて ときおり何かに当たっているようですが 人の気配がまったくしていなかったので ものすごくびびっています 川を渡った先の家屋は損壊が激しく 渡る橋の手前には 立入禁止の看板もありました ちょうど雪解け水が集まる季節だからか 川の流れに勢いが感じられます まっすぐ漁港まで行って 振り返ってみると これが 宇遠内の全景です 背後には山が迫っており わずかな平地に 10戸ほどの家屋が建っています 2015年 および2020年の国勢調査では 人口の記録はありませんでしたが 一部の家は壊れている様子がなく しっかりした漁港もあることから 季節によっては 生活されている方が いらっしゃるのかもしれません 完全自己満足の観光を終えたので 最後に定番スポットを巡ります 礼文島の観光は トレッキングだけでなく 車でさくっと巡れる 素敵な観光スポットもたくさんあります それらを南から北へ まるっとご紹介します まずは知床 知床は アイヌの言葉で 岬などの陸地の突端部分を示す言葉だそうで 北海道本島の北東部に位置する知床岬以外にも 礼文や樺太など いくつかの地名で使われています 礼文の知床は 島の南端に近く 視界が開けており 大海原を望むことができました 次に向かうのは 知床から車で5分ほどにある 北のカナリアパーク 2012年に公開された 北海道の離島の小学校を舞台にした映画 北のカナリアたちのロケ地となった場所です 駐車場の近くにはお手洗いがあり その奥にはカフェ さらに 撮影で使用された小学校を模した建物があり この建物の中では 映画に関する展示物を 鑑賞することができます 続いて向かうのは 車で5分ほどの 香深 香深には 島外からのフェリーが発着する香深港があり 島の玄関口であるとともに 複数の大きめのホテルや 大手のレンタカー会社があるなど 島の中でも主要な地区です まず最初に来たのは 香深港臨時ヘリポート 前日訪れたように 島には礼文空港があり 救急搬送のため ドクターヘリが使用することもあるようですが 同空港は北の端に位置し 香深からは車で30分掛かります そのため 南部でもドクターヘリの運用ができるよう 香深港にもヘリポートが設置されています カモメでしょうか 礼文島の沿岸部には海鳥がたくさんおり 大変賑やかです こんな感じで じっとしている鳥さんも多くいて 見ている分にはかわいいのですが 騒音や糞害も かなりのものがありそうです… 少し移動して フェリーターミナルに近い駐車場に来ました 道を挟んで向かい側には 公民館的な利用ができる 礼文町町民活動総合センターがありますが ここには 島の自然や歴史を学べる 礼文町郷土資料館も併設されています まぁ 冬の期間は閉館しているため 入れませんでしたが また 礼文島には温泉があり フェリーターミナルの近くには うすゆきの湯という 日帰り温泉施設もあります 20km離れた利尻島は火山島なのに対し 礼文島は海底の隆起でできたことや 島の地質的に 温泉の開発は難しいとされていましたが 2007年に源泉が確認されました 付近の宿泊施設に泊まる場合は この温泉施設を利用するのもおすすめです 次に向かうのは 桃岩 礼文島には 面白い形をした岩がいくつかありますが 桃岩はそのひとつです その名の通り 桃のような形をした岩で 標高の異なる展望台が設置されており まずは フェリーターミナルから車で10分ほどの 高台から望める展望台を目指します 途中 車が出てきた右手の道に入っていきます この 最後の3分ほどを走る道路は すれ違いをするのに苦労する幅なうえ 片側が急斜面になっており 対向車が来ないことを祈りながら走りました 下からのトレッキングコースと 駐車場からの歩道が合流しており 駐車場から5分ほど登ると 展望台にたどり着きます 急な坂と猛烈な風で 完全に息切れしていますが 桃岩が見えてきました こちらが桃岩の全景です 地下のマグマが地表を押し上げ 冷やされながら 巨大な球状の塊に成長したものだそうです 近くには 桃岩を示す柱もありました 車に戻って 標高の低い 下から桃岩を見上げる展望台にも向かいます 来た道を戻るため 先ほどと同じように 対向車が来ないことを祈りながら走っています 下の展望台までは 車で10分ほど 島の西側にありますが 途中 1.5kmほどのトンネルが整備されています 海沿いまで来まして 落石注意の看板も納得の岩肌を左に見ながら 駐車場に到着です 展望台はここからすぐで 下から桃岩を見上げると こんな感じです あの 上から見たときから思っていたのですが 桃というより 小籠包 みたいです… ここから見える海岸線の風景が 礼文島らしさを凝縮した感じで すごい好きです ちなみに 青々とした季節に晴天だと このような風景になります 桃岩を背にすると お耳がふたつ はっきりとしており 猫の後ろ姿のような猫岩も見ることができます さらに ここから車で5分ほどの位置に もうひとつ面白い形をした岩があるので向かいます 島の西側の海岸沿いを走り 最寄りの駐車場に到着 冬の間は閉店していますが 駐車場から岩へ向かう道沿いには お店がいくつかあるようです そして数分歩くと 岩の名前を記した柱の近くまで来ました こちらが 高さ50mほどの2つの岩で お地蔵さまが拝んでいる手のように見える 地蔵岩です お手手の間を通ってみたいと思ってしまいますが ここから先は 落石の危険性があり 立入禁止となっています 続いて向かうのは 島を代表する観光資源 高山植物を施設内で管理している 礼文町高山植物園です 高山植物園は島の北部に位置しており 南部からの出発だと ほぼ島を縦断する形になりますが その途中には 非常に重宝するお店 セイコーマートがあります 島内にはいくつかのスーパーマーケットがありますが 閉店時間が早く 夜遅くまでやっているセイコーマートは 旅行者の強い味方です 話を戻して 高山植物園では 約50種類の高山植物を季節ごとに見られるほか 自然界では 5月下旬から 6月中旬のうち 2週間ほどしか開花が見られないレブンアツモリソウを 温度調整して管理することで 8月初旬まで見ることができます まぁ 冬季は閉園しているんですけどね… 次に向かうのは 島の北 2つに分かれている岬のうち 東側の 金田ノ岬です ここは 5月から10月に アザラシが見られることがあります と 手持ちのパンフレットに 書かれている時点で微妙ですが とりあえず行ってみます 近くの駐車場に車を止めて 看板が立っているところに来ましたが この日は風が強く アザラシさんもいなさそうです なお 島のお手洗いは どこも管理が行き届いていましたが この駐車場に併設されているお手洗いは なんと温水洗浄便座で驚きました 数箇所のお手洗いを使いましたが ここ以外で温水洗浄便座を確認したのは フェリーターミナルの2階です さて 島の北端近くまで来まして 予定している行き先は 残り4か所となりました 日没が近くなり 暗くなり始めたので 手早く巡っていきます 次に向かうのは 澄んだ海の岬と書いて 澄海岬 名前からして景色が良さそうですが この岬は 前日 召国に行くときに止めた 駐車場の近くです 駐車場から海に向かって数分歩くと 展望台への階段が見えてきました 高さが異なる2つの展望台があり まずは入り江を正面から捉える 下の展望台から見てみましたが なんとなく綺麗そうな雰囲気です さらに上からも見てみましたが やはり波が高いことと 暗くなり始めており 景色の良さを引き出せず なので 明るい時間帯をご用意しましたが 澄んだ海が大変綺麗で 島で最も人気のある観光スポットというのも頷けます 続いて向かうのは ゴロタ岬 西側にせりだしており 島の西海岸側を一望できる景勝地で 最寄りの駐車場から 15分ほど歩く必要があります が その駐車場の手前の道路が陥没 事前にレンタカー会社の方から まだ観光シーズン前のため 道路の整備が終わっていないところが あると伺っていましたが ここのことでした 近くに代わりとなる駐車場はないため ゴロタ岬へ行くのは諦めて 映像を手配しました ゴロタ岬は海に突き出ていますが 標高は180mと高いため 360度 遠くまで見渡すことができます また 岬をめぐるトレッキングコースの 通過点になっており 訪れる方が多いスポットです 残り2か所となりましたが 次に向かうのはトド島展望台 トド島は 礼文島の北 沖合1kmにある無人島で 古くからトド漁が行われていたことが 島の名の由来だそうです トド島展望台に向かう道は一方通行ですが 幅は狭く 脇は急斜面ながらも ガードレールなどはないので運転には注意が必要です 高台にある駐車場からそのまま島を眺めることができ 平坦な地形や高い木が生えていないことが 見て取れます そして ついに最後の観光スポット スコトン岬に向かいます スコトン岬は 島の最北端に位置し 北に突き出ている岬で バス停もあり トレッキングコースの出発地点にもなっています 駐車場に着きましたが お食事処とお土産屋さんが併設された建物や お手洗いもあります 駐車場の脇には 低潮線保全区域を示す看板がありました これは 地形を変えると 排他的経済水域の境界に 影響を及ぼす箇所を示したもので この看板を見ると 日本の端に近い位置にいることを感じます 駐車場の奥から岬へ下りられ いよいよ島の最北端が見えてきました 階段の途中には看板が立っていますが ここには宿泊施設もあります 一番奥まで来ましたが トド島が目の前に見えます 振り返ってみると こんな感じ いちおう トドがいないかズームして撮ってみましたが 海驢島灯台は見えたものの 動きがあるのは海鳥だけで トドは確認できませんでした 予定していた観光をすべて終えたので 宿に戻ります 滞在中はなかなか天候が安定しませんでしたが 宿の近くまで来たとき 標高約1,700mの利尻山の全景が 初めて綺麗に見えました 利尻山は 利尻富士とも呼ばれますが その雄大な姿に感動です 以前より 休止空港の存在は知っていたものの 礼文島自体の知識はほとんどありませんでしたが 島ならではの雰囲気が合い 興味深く巡ることができました 個人的には 桃岩や猫岩の展望台に行ったときに見られたこの景色が¥ 一番のお気に入りです 冬期は閉鎖している施設も多く 見どころは限られてしまいますが 雪の影響がない時期であれば 人も少なく 自分のペースで島を堪能できる利点もあると感じました また礼文島に伺う機会があれば ぜひ レブンアツモリソウを実際に見てみたいです それでは 最後までご視聴いただき ありがとうございました

北海道の北、稚内の西60kmに位置する礼文島。この島には、15年以上休止をしている礼文空港があります。どんな様子か気になって調べたところ、島内に郵便が配達されない交通困難地があることを知り、こちらも気になったので、島の観光がてら実際に見に行くことにしました。

▼チャプター
00:00 いざ礼文島へ
07:59 休止中の礼文空港
13:53 交通困難地へ
21:27 人口0人の集落
25:58 定番スポット巡り
37:11 結びに

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49件のコメント

  1. 映画とかの撮影に良さそうとは感じたけど、日本TV局の撮影隊と言えば…環境破壊、施設破壊がもうセットみたいなもんだから寧ろ来ない方が良いんだろうな。

  2. 懐かしい…‼️
    20~25年くらい前に、一度だけ行ったことがあります☆
    海辺の屋台?でトド肉串を食べました。食べ終わったら、店主さんらしきおっちゃんからカードサイズの『トド肉完食証明書』と言うものを頂きました☆(赤身の牛串みたいで美味でした♥️)
    ウニでご飯が見えないくらいの丼が1000円ほどだったとか、ガラナコーラを気に入りすぎてガブ飲みしたとか…美しい景色以上に、美味しかったものがたくさんありました♥️(笑)

  3. 島の住人なのにためになった! いつも見てる機場空論さんが来ていたとは感慨深い。夏の高山植物とウニは最高ですからまた来てください。紹介ありがとう。

  4. 召国に祖父母が住んでいました。
    動画に写っていた青い屋根の家が祖父母の家です。
    子供の頃、夏休みに遊びに行って、昆布干しを手伝ったり、雲丹の殻剥きを見てて、剥きたての雲丹を貰ったりして、今となってはとても良い思い出です。
    今ではもう行く事が出来ないので、家の姿や、周りの景色が見れてとても嬉しかったです。
    ありがとうございます。

  5. 25年前に旅行で行ったことがあります。
    変わったところ変わらないところがあり、とても興味深く拝見しました。
    長い動画ですが最後まで退屈することなく、行った気分で視聴することができました。
    ありがとうございました。

  6. 動画ありがとうございます😊
    自分も何度か礼文島に来たことあり又行きたくなりましたは🖐️
    トレッキングで宇遠内及び召国がとても良くこんな場所あるんだと…地名や場所は知っていたが…一人であそこの場所をトレッキングする勇気がなくスルーしてたは😭
    ゴロタ岬のトレッキングで悔しい想いがありリベンジしてみようと→天気に恵まれずビュースポット拝めなくて泣く泣く引き返した為⤵️💦

    自分が礼文島で一番想い出深いのは、礼文岳頂上から見た利尻富士ですは❗

  7. 大変でしたね、初めて観ましたなかなか行こうと言う所ではありません‼️YouTuberの中には渡航危険国などに行って動画アップしてる輩が居ますが自分勝手な行動ですよ‼️あなたは日本の行けない所で健闘してますこれが本来の姿ですよ‼️頑張って又面白い所探して下さい

  8. ドラマの影響ってすごいと思う。

    小学2年のころ、北海道全く詳しくないが、礼文島は知っていた。

    熱中時代、懐かしい。

  9. 『アマポーラ』‼

    『気になるりんご』や『パティシエのりんごスティック』で有名な洋菓子メーカーでバイトしてた高校時代に、『アマポーラ』というパウンドケーキも作っていたのですが、礼文で売られてたかもしれないんですね😂😂

    ○十年もの間、どこで売られてたのか気になってたんですが、
    ようやく謎が解けた気がしました(気がしただけ?)

    利尻・礼文は『花の島』という事で興味あったので(幼少時からの植物好き)、とても興味深い動画で楽しせてもらいました😊

  10. 草の明るい緑色しか見えない景色に不思議な感覚を覚える。宗谷岬もこんなかんじだったけど一面こうなのは礼文島だけだし是非行ってみたい!

  11. 25:20 地元では日本語を話さない人が行き来してたと言われている。

    不法中国人などの中継地点か不明だが、彷徨いてはいけないエリア。

  12. いつも動画を拝見しています。
    どの動画も繰り返し何度も見ているのですが、この動画には特に惹かれていて見るたびに礼文島を巡っている気分になれるので大好きです。
    昨日インドで墜落事故がありました。大好きな飛行機の、それにまつわる空と地上のたくさんの方が胸を痛めていると思います。なくなった方々のご冥福をお祈りいたします。

  13. 素敵な礼文島の旅をご案内して頂き感謝致します😊
    北海道は何度行っても奥が深く今回の礼文島の動画はツアーで行ったような楽しい気分になりました❣️最高🎉😆

  14. 礼文島のそれこそ船泊地区で漁師をやらせて頂いた時もありました!
    見慣れた景色でとても楽しくなりました!

  15. 安全管理が万全である上、統計などを上手くまとめられていて、
    動画のまとめ方も上手い。
    投稿主さんの優秀さに脱帽しました…

  16. いつもの解説動画じゃ見られない、投稿主さんの茶目っ気溢れる部分がたくさんあって楽しかったです!!もっとはやく見ればよかった、、、

  17. 燃費と施設維持コスト固定翼ダメでもチヌークやら中・大型回転翼なら安く済むんじゃ
    無いのかなぁ? 物資込み輸送量ギリに機体中古で合わせて週2位で計算合いそうだが

    操縦コスト掛けれないから空自出身限定になるけど… ヘリは燃費がクソ悪いんかしら?

  18. 17,8年前に2,3回礼文島に旅行に行きました。トレッキングコース、桃岩、猫岩、澄海岬、とても懐かしいです。宇遠内を訪れて住んでいる方と話しましたが、夏季のみ礼文に滞在し、冬季は札幌に居住しているとのことでした。

  19. 礼文島にいくなら桃岩層ユースホステルに宿泊したほうがいい・・・できれば若いうちにな。下調べもしないほうがいい。かなり変わった宿だから相性が合う人と合わない人がいるが、一生忘れられない思い出ができることは間違いないから・・・

  20. 30年前と数年前に8時間コースで宇遠内を通りました。30年前はまだ売店があり、話を聞くとバイクで毎日、新聞が届けられていたと言っていた記憶があります。
    最近は小樽に住んでいる方が、ウニ漁の季節だけここに来ていて、8時間コースの方に1杯500円でウニカップを振る舞ってくれていました。

  21. 現地の音声が無いのは?と感じます。ナレーションも人口的で?惜しいかなと思います。

  22. 去年からがっちり柵されて入れなくなりました。礼文島は曇り雨の時は景色は感動半減以下です、その代わり晴れると最高の景色です!定年者は宗谷で晴れるまでキヤンピングカーで待機してます。

  23. 小籠包がスッ…と出てきたりコーラが無かったり、クスッと笑える部分もありながら身の安全の対策も島内の説明もしっかりされていて全て楽しく見れました。ありがとうございます。遠いけど行ってみたい気持ちになります。

  24. 礼文空港について知らないことが多かったです、ありがとうございます。あの宇遠内の港にも行きました。今はもうないのですが知床漁港近くの、
    窓の下が海の掘っ建て小屋のような2階の部屋で、目がさめると目の前に利尻があったこと、周りに何もない元地灯台が好きで何度も歩いて行ったことを思い出します。

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