【🦉賢者の森🦉】(110)帯の稜線 -帯那山・水ヶ森と謎の塔-

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【当チャンネルについて】
「賢者の森」にお越しいただきまして誠にありがとうございます。当チャンネルの動画を作成している「ハル」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
当チャンネルの動画は、山や自然を主題としております。もともとは、山や自然が大好きでも身体的・環境的・その他さまざまな理由でなかなか山に行くことができない人にも、実際に山に行ったような気分で楽しんでいただけたら嬉しいなと思ってつくりましたが、これから行く山の計画や準備のお供として、かつて旅した山の思い出のお供として、また、トレッドミルやエアロバイクなどトレーニング中のお供として、睡眠導入用や暇つぶしのお供として、いろいろな使い方で皆様の生活のほんの隅っこに置いていただけたら本当に嬉しく思います。そして、「賢者の森」に訪れてくださったすべての皆様にとって少しでも、有意義な時間になったり、自然の良さを感じる時間になったり、山が好きになるきっかけになれたなら、何よりの幸せです。

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【当動画の山について】
~帯那山・水ヶ森(おびなやま・みずがもり)~
山梨百名山そして甲府名山に選ばれている帯那山は奥秩父山地の南西部、山梨県の甲府市と山梨市を隔てる稜線上にある標高1422mの山です。この稜線は南北に長く帯のように連なっていて、「帯野」がなまったものが山名の由来になったと考えられています。帯那山の山頂はベンチのほかトイレや東屋、今は避難小屋として利用されている旧山梨県警察無線中継所跡などがあり、よくひらけていてゆったり過ごしやすいうえ、ここから見られる富士山の絶景は関東富士見百景のひとつにも選ばれています。
甲斐百山(※1)に選ばれている水ヶ森は帯那山の北、地図上の直線距離で約2.7km(※Googleマップで計測)の場所にある標高1553mの山で、帯那山と同じ稜線上にあります。「帯の稜線」のごく近くには、この山の名前を冠した県営林道水ヶ森線が沿うように走っていて(※この林道は南の太良峠から北の乙女高原まで約20kmを結んでいます)、各所から「某むかしばなしに登場する大盛りごはん」のようなどこか可愛らしく美しい水ヶ森の山容を垣間見ることができます。
県営林道水ヶ森線からは稜線上のトレイルにアクセスできるポイントがいくつかあり、そのひとつである最短ルートの登山口を使った場合、アヤメの群落地を経て帯那山の山頂広場まで約10分で登れてしまうという超絶なお手軽さがあります(※ただし、林道わきの駐車スペースは5台ほどしか停められないので、ご注意ください)。逆に、有名な「フルーツ公園」「ほったらかし温泉」などがある棚山方面や兜山方面、「JR石和温泉駅」近くの大蔵経寺山方面、「武田神社」「積翠寺」などがある要害山方面、千代田湖方面、昇仙峡方面からも登山道や林道や古道を駆使して来られるため、丸一日をたっぷり使うような長大な縦走もしくは周回ルートの旅を楽しむこともできます。
当動画は、千代田湖方面にある脚気石神社を起点とする市営林道帯那山線が県営林道水ヶ森線に接続する終点付近にある登山道の入口から「帯の稜線」を北上→謎の電波塔→見越山のわき→帯那山高原牧場のゲートを経て帯那山の山頂広場へ。その後、帯那山の標高となっている二等三角点が設置され奥帯那山とも呼ばれている地点から、その先、長く続く稜線上の防火帯を進み弓張峠へ。そこから150mくらいを一気に上げてくる急登を進んで水ヶ森の山頂→さらに北の水ヶ森北峰を経て稜線伝いに県営林道水ヶ森線へ抜けるルートを辿るものとなっています。
帯那山は古くは武田信玄公生誕の地と言い伝えられる積翠寺の御料林の中にあり守られてきました。明治になると山梨県の山林の大半は国有林となり、その後、明治22年に皇室財産の御料林となりました。国有林化に伴って古くから村落主導で行われてきた山の生業(林業や狩猟)が制限されたことに加え、県令(=現在の県知事 職)が主導する殖産興業(※2)政策により蒸気機関の燃料として大量の木材が必要となり、各地の山林で森林伐採が進められました。結果、山林の荒廃が加速し、明治末期には大規模な水害が多発することとなり、度重なる復旧で山梨県の経済・財政は困窮、県民も大変苦しい生活を余儀なくされました。この窮状を知った明治天皇は、明治44年、復興に役立てるよう御料林のすべてを県に御下賜(ごかし=くださること)され、これが現在の県有林となっています。山梨県では、御下賜された山林(元御料林で現在の県有林)を「恩賜林(おんしりん)」と呼んでいて、2011年3月11日に恩賜林御下賜100周年を迎えました。帯那山の三角点付近にたてられている標柱はその時の記念碑です。山梨県土の約3分の1を占めるという恩賜林は先人たちのたゆまぬ努力によって守り育てられ、そんな森林の上に、帯那山の頂もあります。

※1)甲斐百山とは・・・日本山岳会山梨支部が同支部創立70周年企画として2019年(令和元年)12月に発行した書籍(登山ガイドブック)および、それに記載された100山のリスト。知名度が高い「日本百名山」や「山梨百名山」に入らなかった山に目を向け、里山を含めたより多様な山梨の山の魅力を伝えようと、山容の美しさ・地形的な特徴・歴史や信仰や住民生活との関りの深さ など多角的観点から選定したもの。『身近な山にも「百の頂に百の喜び」があります。』

※2)殖産興業(しょくさんこうぎょう)とは・・・「富国強兵」と並ぶ明治日本の政策で、西洋列強に対抗するため、機械製工業、鉄道網整備、資本主義育成により、国家の近代化を推進した諸政策を指す。当時の山梨県では製糸業が推奨されていた。

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【当動画で使わせていただいている音楽について】
[サイト名] Ucchii0-うっちーゼロ
[URL] https://www.youtube.com/@ucchii0–286
[サイト名] PeriTune
[URL] https://www.youtube.com/@PeriTune
※当動画で使わせていただいている音楽はフリー音楽を使わせていただいておりますが、当動画からの音楽取得は何卒ご遠慮くださいませ。
※作者の「うっちー様」、「ムツキセイ様」、素晴らしい音楽を使わせて頂きまして心から感謝いたします。この場を借りて厚くお礼を申し上げます。

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【チャプターもどき】
#山梨県の山
(00分07秒頃)  市営林道帯那山線
(00分27秒頃) *分岐(←太良峠・積翠寺 方面)
(02分04秒頃) *分岐(↑脚気石神社・千代田湖 方面)
(02分07秒頃)  古道の石仏
(03分35秒頃)  謎の電波塔
(05分15秒頃) ★見越山(西側をトラバース)
(06分12秒頃) *分岐(↑県営林道水ヶ森線)
(06分41秒頃) ★帯那山(山頂)
(06分50秒頃)  関東富士見百景(地点名:山梨市からの富士)
(06分58秒頃~) 南側(甲府盆地方面)の風景
(07分20秒頃~) 北側(奥秩父山地方面)の風景
(08分02秒頃)  帯那山の雲海(山梨市八景)
(08分13秒頃) ▲旧山梨県警無線中継所跡
(08分45秒頃)  帯那山休憩舎&トイレ
(10分04秒頃)  二等三角点(地点名:千代田村)
(10分07秒頃) ★奥帯那山(帯那山三角点)
(12分25秒頃)  甲斐駒ヶ岳・鳳凰三山の風景
(12分30秒頃)  帯那山越しの富士山の風景
(13分23秒頃) *分岐(→県営林道水ヶ森線)
(17分13秒頃) *分岐(←昇仙峡/→県営林道水ヶ森線)
(17分27秒頃)  弓張峠
(21分40秒頃) ★水ヶ森(山頂)
(22分07秒頃)  三等三角点(地点名:水森)
(23分55秒頃) *分岐(←昇仙峡)
(24分32秒頃) ★水ヶ森北峰(山頂)
(24分39秒頃)  小金沢連嶺(北側)・大菩薩嶺の風景
(24分45秒頃)  小金沢連嶺(南側)・塩ノ山の風景
(26分55秒頃)  茅ヶ岳・金ヶ岳・曲岳・黒富士・升形山の風景
(27分11秒頃)  八ヶ岳の風景
(28分18秒頃)  県営林道水ヶ森線
[山域] ※もしくは極めて近い山域・地域
奥秩父山地
[標高] ※当動画の全編で到達する最高点
1553m
[選定されている百選など]
山梨百名山「帯那山」
甲斐百山「水ヶ森」
甲府名山「帯那山」
関東富士見百景「山梨市からの富士(帯那山)」
やまなしの魅力ある森林スポット100選「帯那山の裾野に広がるカラマツ林」

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【関連動画】

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1件のコメント

  1. 当チャンネルの動画を作成している「ハル」と申します。この度は「賢者の森」にお越しくださり誠にありがとうございました。

    もしよろしければ、この山この場所この地域の思い出や、皆様の貴重な経験、この動画の自然に関する知識などを、お気軽にコメントしていただけますと嬉しく思います。これからこの地に赴かれる方々の旅の安全を高められるような、先人の皆様の英知が集まるような真の「賢者の森」を目指していきたいと考えておりますので、どうぞお力添えのほどよろしくお願いいたします。

    また、その他、見ている皆様がほっこりするようなコメントなど、山や自然や動植物、遺跡やファンタジーっぽい世界観が大好きな方々の自由なコメントをお待ちしております。なお、僭越ながらコメント欄にはフィルターをかけさせていただいてはおりますが、誹謗中傷・ネガティブコメントはどうか何卒ご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

    当チャンネルの動画は私の好みもあって登山動画としてはかなりクセのあるものに仕上がっていると思っており、せっかく動画を見てくださったのにご期待に沿えないことも多々あるかと思います。作風に関しては拘りあってのことでどうしても変えられなかったりしますが、もしその際には、叱咤激励ととらえますので「低評価ボタン」を押していってくださると有難く存じます。

    最後に、これからも山や自然へのリスペクトを忘れず、安全登山を第一に、私なりの表現で山や自然の良さを引き出せるような作品を生み出していきたいと思っておりますので、今後の活動に「チャンネル登録」「高評価」で応援いただけますと最上の喜びです。重ねて、これまでチャンネル登録・高評価をしてくださった皆様には心から感謝申し上げます。

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