被災地のペットレスキューに密着「一匹でも早く見つけてあげたい」愛するペットと1カ月ぶりに涙の再会 (2024年2月15日)

いまやペットも家族の一員です。
地震発生直後から依頼を受けて行方不明となった犬やネコの捜索を続けている団体がいます。その捜索活動にカメラが密着しました。

チームうーにゃん代表 うささん:
「入ってる!?ネコが、ネコがいた。ここは変わらずですね。ごめんごめん、ごめんね。なんか似てるよね?誰その子?ちーちゃん?」

倒壊した住宅に取り残されたり、地震に驚き逃げ出してしまったりした犬やネコを、依頼を受けて探し保護している団体がいます。

チームうーにゃん代表 うささん:
「家族が一緒にそろっているからこそ前を向いていけると思うので、そのためにも早く見つけてあげたいと思います」

朝から晩まで続く捜索活動にカメラが密着しました。

チームうーにゃん代表 うささん:
「すみません!お待たせしました」

2016年の熊本地震から被災地でペットの救出や保護活動を行っている「チームうーにゃん」の代表、うささんです。能登半島地震が起きた翌日には被災地に入りました。

この日は、多くの依頼があった輪島市の朝市通りへ。
朝市通りでは約30匹のネコが行方不明となっています。

チビちゃんを探す飼い主:
「すっごいかわいい子なんです、本当に会いたい…家とか燃えたんですけど家なんて物なんて本当にどうでもよくてチビちゃんさえ帰ってくれば本当に他は何もいらない状態なので…」

チームうーにゃん代表 うささん:
「今は(家の)近くにいる可能性が高いです。1カ月過ぎてくると環境になじんできて少しずつ外に出て来るんです。なので逆に今、急いで見つけたい。(時間がたつと)どんどん離れていく子も出てくるので」

「チームうーにゃん」はこれまでに約60件の依頼を受け30匹あまりの犬やネコを保護してきました。

飼い主:
「つかもうとしたら逃げて、そっち閉まっていなかったので玄関から出て行って。それからどこに行ったかわからない」

多いのはネコの捜索依頼。ネコは地震が起きるとすぐにどこかへ隠れてしまうためです。

チームうーにゃん代表 うささん:
「ネコの足跡だらけ、ここにもある。ここは出入りしてますね」

うささんは飼い主から特徴や逃げ出した状況などを聞き、ネコが現れそうな場所にごはんを入れた捕獲器を設置しています。気づけば辺りは真っ暗に…

チームうーにゃん代表 うささん:
「一日中動かないと時間が足りなくて。一匹でも早く見つけてあげたい。もし自分が家族だったらと思うと耐えられないですよね、どれだけ不安かなと思いますね」

自身も犬やネコと暮らすうささん。飼い主の心境は誰よりも分かっています。

ネコが入っていきそうな倒壊家屋の中にも…
カメラを設置し、お気に入りのおもちゃを置くなど試行錯誤を続けています。この家の近くで探しているのはモフちゃん。

チームうーにゃん代表 うささん:
「昨日とおとといと雨が降っていたのでモフちゃん、カメラに映ってない。全くご飯を食べれていないはずなので、今晩おそらく雨が上がっているので来るんじゃないかと思っています」

作業を終えた時にはすでに午後11時をまわっていました。

チームうーにゃん代表 うささん:
「きょうは早く終わったほうです、12時前に終わることはなかなかないので…熊本地震のときは(部分的に)被害が起きたところがあったが(能登半島地震の場合は)被害にあってる場所が大きいので依頼件数が多い」

うささんは元々絵本作家。2011年の東日本大震災で死んだ動物たちの姿を目の当たりにし、命を落とした動物たちの絵を描くプロジェクトを始めました。その後、2016年の熊本地震で1匹の犬を助けたことをきっかけに被災地でペットレスキューを行う「チームうーにゃん」を立ち上げました。

チームうーにゃん代表 うささん:
「飼い主さんがあきらめちゃったら帰る場所がなくなっちゃう。だから飼い主さんがあきらめないように頑張るようにすることが大事だと思って、そのために私たちはできることを頑張らないとという気持ちが強くありますね」

ネコは夜行性。朝は、まず仕掛けた捕獲器をチェックして回ります。

チームうーにゃん代表 うささん:
「違うわ!耳カットしてある。さくらネコや…」

野良猫が捕まる場合も。その後も捕獲器を確認して回りますが…
探しているネコはなかなか見つかりません。しかしあの家で…

チームうーにゃん代表 うささん:
「モフちゃんだ!やったー!めちゃくちゃうれしい、本当にうれしい!あ~!やっと入ってくれたね」

モフちゃんは狭いところが苦手と聞いて用意した大きめの捕獲機。作戦成功です。

チームうーにゃん代表 うささん(電話):
「モフちゃん保護しました!」

飼い主(電話):
「モフちゃんだよね!モフちゃん」

チームうーにゃん代表 うささん(電話):
「よかった」

飼い主(電話):
「ありがとうございます!」

チームうーにゃん代表 うささん:
「本当にこの瞬間がうれしいんですよ。こういう瞬間があると、もっと頑張ろうと思うし、この子たちが生きている限り絶対可能性はある。あきらめなければ。みんな同じ家族だしみんな同じ命だと思う。災害が起きるたびに動物がどうしているか、家族は行き場があるのか、それがすごく心配になる。できることがある以上はやっていきたい」

モフちゃんの家族が二次避難先の金沢から迎えにやってきました。

飼い主:
「モフちゃん!モフちゃんです!ありがとうございます!よかった~…」

モフちゃんに会うのは約1カ月ぶりです。

飼い主:
「心配していました。保護できるかなと思いながら、どうしてるかなと思っていました。本当に感謝しています。嬉しいです。ありがとうございます」

チームうーにゃん代表 うささん:
「モフちゃんと後ろ姿が、家族の後ろ姿で本当に良かったです。まだたくさんいるので頑張っていきます。次は町野町です。その子もすごく大変なおうちの子で、3匹逃げたんですけど…」

いまやペットは家族の一員。「チームうーにゃん」の元にはきょうも捜索の依頼が続々と届いています。

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9件のコメント

  1. 寒い中 保護活動ご苦労様です。
    泣けました😢
    うさ代表 皆様 風邪ひかないように。ひとりでも家族の元へ戻りますように。

  2. FNN系の別動画ですが、先日うささんが瓦礫の中からワンちゃんを救出する動画を見て感動しました。
    そして、今もレスキューを続けてくださっていたとは知らず…本当にありがとうございます。

  3. 他のボランティア団体さんとも、繋がって協力して探せると良いですね😢
    さくら耳カットしてても、飼い猫の場合もあります。人気動画のチャチャちゃんのように。
    モフちゃん良かった❣️
    飼い主のいる子は、心配してもらえて良いですが、野良猫ちゃん達も
    幸せな御縁があるように祈ってます。

    でも、携帯でテレビ電話できるのは、すごく便利な時代になりましたね。

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