ご利益3倍?“逆打ち”お遍路さんの人間模様 家族で野宿、山道で迷子…思わず涙も【Jの追跡】【スーパーJチャンネル】(2024年5月18日)
四国に点在する88カ所の寺を巡る「お遍路」。うるう年の今年は「逆打ち」と呼ばれるお遍路に挑戦する人が増えています。なんと逆から巡るとご利益3倍!?お遍路さん急増で、トラブルも…。にわかに急増する、お遍路さんを追跡しました。
■ゴールからスタートの“逆打ち”
四国に古くから伝わるお遍路。今、世界中から巡礼者が殺到しています
アメリカから来た人(73)
「お寺の静寂さも好きですし、日本をもっと学びたいと思っていました。もっと心が豊かになれると思って」
お遍路は、弘法大師・空海にゆかりのある1番から88番の札所を順番に回る“順打ち”が基本なのですが…。
東京から来た人
「今年はうるう年だから、逆打ち」
うるう年は、88番から反対に回る“逆打ち”をすると、ご利益が3倍になるという言い伝えがあるのです。
通常、お遍路のゴールとなる88番札所「大窪寺」。
愛媛から来た人
「うるう年で逆打ちで」
3倍のご利益にあやかろうとやってきた、愛媛から来た7人組の女性。その願いは?
愛媛から来た人
「やっぱり家内安全やろ。無病息災とか、(息子に)お嫁さんが来ますように」
「それ一番やな」
「私はお金持ちになりたい(笑)」
■いきなり試練…初日で“出直し”
ここにも、まさに逆打ちの旅を始めようとするお遍路さんがいました。松本直也さん(29)。実家は、京都にあるお寺だといいます。
松本さん
「来た理由っていうのも特に決めていないので、味わいながら(できたら)」
今年は3倍のご利益と聞き、ふと思い立ってやってきたといいます。
それにしても気になるのは、なぜか、デリバリー配達員のバッグを背負っています。
松本さん
「各地でできるので僕にピッタリだなと」
聞けば、デリバリー配達で旅の資金を稼ぎながらお遍路に挑戦しようと言うんです。
逆打ちお遍路のスタートは、いきなりの険しい山道。88番から87番札所への道のりは、お遍路でも有数の難所。“逆打ち”は、試練から始まるのです。
松本さん
「うわ~くだり怖っ」
「すごい道選んでしまった…」
急こう配の山道を歩き、およそ4時間。松本さんから、思いがけない言葉が出ました。
松本さん
「この荷物で行くところじゃないな…。きょうで、いったん終わるかもしれない」
なんと、初日で断念。装備を改め、出直すといいます。“3倍のご利益”を得るための道のりは、楽ではありませんね。
■逆打ちならではの交流 「お接待は素晴らしい」
徳島県にある15番札所「国分寺」。逆打ちに挑戦中の、外国人お遍路さんに出会いました。
フランスからやってきた、ステファニーさん(34)。「仏教の教え」に興味があり、お遍路に挑戦したといいます
ステファニーさん
「歩くことが好き。お遍路は仏教の巡礼だと知って、いつか絶対やってみたいと思っていた」
一緒に歩いているフランソワさん(35)は、聞けばお遍路のベテランでした。
フランソワさん
「(Q.お遍路は何回目?)6回目。今年は逆打ち。仏教のことや、日本の文化を知っているから(世界に)シェアしたい」
お遍路の魅力を広めたいと、フランスの新聞で同行者を募集。そこにステファニーさんが手を挙げたのだと言います。逆打ちの旅を始め、すでに47日目…。
ステファニーさん
「はい、お接待。頑張ってー」
道中ですれ違う“順打ち”のお遍路さんとの交流。逆打ちならではの魅力です。
フランソワさん
「(逆打ちは)毎日新しい人に会うことが良い。いろんな話をいろんな人とできる。本当に一期一会」
ステファニーさん
「お接待は素晴らしい。『気持ち』をもらえる。誰かが気にかけてくれると、その日を乗り切れるって信じさせてくれるの」
■“フランス国旗”が弘法大師の上に!?
それにしても、そもそもなぜうるう年に逆打ちをすると、3倍のご利益があるとされているのでしょうか?
その理由は、この弘法大師の銅像にありました。
フランソワさん
「(この人は)逆に回れば弘法大師に巡り合えると。それで許しを得たんだ」
ステファニーさん
「(この像は)許してもらった瞬間ってこと?」
その昔、衛門三郎(えもんさぶろう)という欲深い男が、自宅を訪れた托鉢僧(たくはつそう)を追い返したところ、度重なる不幸に見舞われました。
実は、その托鉢僧こそ、弘法大師・空海。
衛門三郎は謝罪しようと四国巡礼を始めたものの、何度回っても会えません。そこで、逆に歩いたところ、ついに弘法大師に会えたのが、旧暦のうるう月。
それ以来、うるう年に逆打ちをすると、よりご利益があると信じられるようになったというわけです。
2人のスタートから84番目の札所、大日寺に到着。すると、住職の計らいでお堂の中へ。ここで、思いもしないものを目にすることになったのです。
フランソワさん
「フランスの…」
なぜか弘法大師の上に描かれたにフランスの国旗?!いったい、どういうことなのでしょうか。
■あるものを目に、思わず涙も…
一方、徳島県にある「雲辺寺」。ここで出会ったのは、台湾からの6人組お遍路さん。
台湾から来た人
「先輩、先輩。写真を撮って良いですか?」
彼女たちが「先輩」とあがめるこの男性は、なんとお遍路を102回も回ったという超ベテラン。
御朱印を何度も何度も重ねて押したため、納経帳は真っ赤です!
「本当にすごいわ」「スゴすぎる」と口にする彼女たちは、この後、これ以上の感激を味わうことになります。御朱印をもらう納経所で、“あるもの”を目にしたのです。
台湾から来た人
「台湾だって」
「台湾大地震の募金」
被災した母国への、思いがけない善意。
台湾から来た人
「泣けてきちゃう」
納経所の人
「地震、大丈夫だった?」
台湾から来た人
「大丈夫。大丈夫。家は結構しっかりしている」
「人生も旅も、すべてが自分の思うように進むわけじゃない。でも、見渡せば美しいものに気づくことができる。だから日々、すべてのものに感謝している」
■迫る日没…山道で迷子も
にぎわう遍路道。でも、人が増えればトラブルがつきものです。徳島県で、遍路宿「お宿 すだち庵」を営む角田雄士さんにSOSがありました。
70代の2人の宿泊者が、山道でルートを間違え迷ってしまっため、すぐに迎えに行くことに。
角田さん
「ここしかありえへん。ウソやろ、どこいった!?」
約束した場所に2人の姿がありません。日没が迫り、焦る角田さん。
すると…。
角田さん
「ちょうど2人」
お遍路さん
「本当に申し訳ありません」
角田さん
「迷っちゃいましたね」
安堵の表情を浮かべる2人。宿とは、まったく逆方向に歩いてしまったのだといいます。
道に迷ったお遍路さん
「こういうことは、今まで経験したことがない。本当に親切にしていただいて」
お遍路さんが増えている今年、こうしたトラブルも少なくないと言います。
■野宿も…「人に会うのが楽しい」
さらに、イタリアから来た家族は、こんな事態も…。
イタリアから
母・シルケさん
「泊まるところが見つからない。お寺の公園で泊まったり」
そう、お遍路さんの急増による宿不足。イタリアからきたシルケさんは、4人分の宿の確保は難しく、40日中、実に半分が野宿だといいます。
連日、10時間歩いた末の野宿はきつそうですが、子どもたちはそんな状況も楽しんでいるのだとか…。
長男・ラファエル君
「宿はお金がかかるけど…ここは無料」
さらに、人の優しさに触れることも。
住民
「今、お話ちょっと聞こえたから。お遍路頑張って」
シルケさん
「ありがとうございます」
住民
「頑張って」
次男・ルカ君
「こうしていると、いろんな人たちと出会う。人に会うのが楽しいし、仲良くなることが大事」
■49日間の旅終えるも…「弘法大師と会えるまでがゴール」
一方、逆打ちお遍路を続けるフランス人2人組、フランソワさんとステファニーさん。
スタートから84番目の目的地「大日寺」。住職の計らいで、普段は開放していないお堂の中へ…。滅多にない機会で、じっくり見る2人。
住職
「私の父が、そこにある絵をすべて描いた」
そこには、思いがけないものがありました。
フランソワさん
「フランスの国旗みたい」
確かにトリコロールのカラーリングですが…。
住職
「真言宗を伝える8人の重要なお坊さんになりますね。これが最後に、弘法大師」
画家であった先代の住職が、これまでにない仏画に挑戦したいと、江戸時代に流行ったという3色を取り入れたのだそう。
フランスとは関係ないそうですが、不思議な縁を感じたようです。
そして、一番札所「霊山寺」。通常は、お遍路スタートのお寺ですが、2人にとっては、88番目のゴールです。1200キロの行程を49日間かけ、歩き終えました。
ステファニーさん
「うれしくもあり、悲しくもある。終わってしまうから。私の気持ちを理解するには、みなさんもお遍路を歩いてみるべき」
フランソワさんは、6回目のお遍路を終えました。でも、挑戦は終わらないといいます。
フランソワさん
「ゴールはなんだろう…。弘法大師と会えるまで」
それぞれの思いを胸に、きょうも多くのお遍路さんは歩き続けています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
50件のコメント
仕事休んで何日も長距離を歩くのはお金と体力がないとできないな
これってリング2と同時上映されたアノ映画通りでは・・・😱😱
良い話だ。
四国の治安を守るために、空海が考案した防衛作戦だよ!見事に成功している。四国邪馬台国。
お遍路も遊び感覚なんだな
フランス女性のお遍路さん、
御仏の前では傘を取りましょうよ…
(最後は取ってましたが)
去年の真夏にも太龍寺山のなかで迷子になり、怪我をしました。いろんな方に接することができまして、懐かしいです。
初日で断念する実家がお寺の若い男性!
これぞ「三日坊主」ならぬ、「1日坊主」
逆打ちって、コースが見つからなくて大変でしょう。
そうか、順打ちのお遍路さんとの交流ができるんだ!
「弘法大師はずっと生きている」というのが、話の前提になっているんだ。
「88番大窪寺!」
某ホラー映画では、逆打ちは死者をよみがえらせる邪悪な行為で、やってはいけないって事って設定だった。
空海が生きていた時に八十八ケ所は無いし、すると石手寺の話は創作物。
閏年は日本では明治以降の話。
何を根拠に三倍と言うのか?
因みに空海は、「俺の後に続いてお参りしろ。」と一言も言っていない。
真言のこのええ加減な伝承が嫌いなんだよね。
「空海が来たぞ! 逃げろ! 何も喋るなよ。 豆は虫食いになるし、家族は皆殺しに遭うぞ。」
って言われるぞ。
自宅の目の前が遍路道ですが、ここんとこ外国人の歩きお遍路さんが多いですね。毎日見かけます。日本人の歩き遍路は少なくて、体感的には、うちの前で見かける歩き遍路の90%くらいは白人さん。多くは男女ペアとか、2~4人組ですが、一人で歩いている若い白人女性もたまに見かけます。
この前、初めて黒人女性の歩きお遍路も見ました。若くて一人で歩いていましたが、アフリカの民族衣装のような衣服の上から上半身だけお遍路服を羽織っていて、文化の融合を感じて素敵だなあと思った。
1200kmを49日って1日25kmか….ちょっと大変だぞ😮
オツム大丈夫かいなw自分の国を歩けばいいやん
こうなるとは以前から思っていた。伝統はだいじに。
普通に周るだけでもキツイのに
逆打ちは電柱などに貼っている道標シールが見えないので迷子になりやすい 純粋な心を持ち、健康で少しお金にゆとりがある方には一生の思い出になるのでお勧めしますよ
サカウチはシコクの扉が開くとか開かないとか
遍路のそもそもは口減らし・姨捨ての一種だよ。
ちゃんと「白装束」着てるでしょ。
今は只の観光材料になっちゃってるけど。
それに、そんなこと言ったら銭を落としてくれる人が居なくなるからって理由からだろうけど、ちゃんと学術的な研究とか本当の事を伝えてほしいもんだね。
車で八十八ヶ所廻っても約1週間かかったし、歩きはお金と時間がないと絶対無理や
なんとイタリア人同行二人の方、般若心経唱えてた!これには驚きました。
「さかうち」って読んでました。
亡くなった人を蘇らせる為に逆打ちすると思ってました。😮
野宿?幕営でしょ。
外国人が増えるとどこもロクなことがないよ。
そろそろ制限しないと大変な事になるんでは?
Uberしているお坊さん、スリッパはアカンでしょ、Uberも歩きじゃ商売ならないでしょ、配達遅れるし。
めちゃ悩んでる人や色々な物を抱え込んでいる人、ヒキとかは歩きや自転車で回ればいい。 最初は諸々を引き摺り進むだろけど10くらい回れば次への道しか考えなくなる。満願成就した時にはキツいことを達成したと自信になる。人との触れ合いにも気づく。
>うるう年にお遍路すれば、3倍のご利益がある。
これって昔、お寺側がお遍路勧誘するために言い出したこと。
逆打ちしたからと言って、ご利益が増えるなどありません。
逆打ちだから標識も少なく迷いやすく、お遍路から見れば厄介な年。
それに御朱印と言っていますがこれは間違いで本当は納経印です。
御朱印は神社でもらうもの。納経印はお寺でもらうものです。
その違いは神社では柏手を打って礼をしお経はありませんが、お寺では読経とか写経をします。
これらをした証、お寺が御大師様にお伝えしましたよという意味で納経をいただくのです。
間違った報道はされませんように、またお遍路行為、お遍路文化の勉強を確実にされて知識をえてから放送される方がいいと思います。
本当にご利益あるのかなぁ〜
霊感商法みたいなものだと思うんだよなあ〜
すべてが嘘なんじゃないかって
お遍路さんって….登山みたいな道もあるんだ….。
台湾の募金箱の所で涙腺が崩壊してしまった🥹🥹
素晴らしいですね。世界の平和は日本の仏教から。
神も仏も幽霊も信じてないので、へーって物好きがいるんやね。って思ってみてます。
高齢のお遍路さんにはスマホのGPSアプリを使わせるとかの対応した方が良いのでは?
結構お年寄りには不安なコースもあるなぁ
若い時こそするべき
49日はすごいな…
逆打ち「お遍路」だけに「お変路」?
トイレはどうするのでしょうか
八十八か所巡りはご利益の前に煩悩を祓うという意味があるが
3倍に釣られた煩悩だらけの人々の煩悩はどれだけ祓われるのだろうか?
イタリアキッズイケメン過ぎる
歩き遍路している外国人は数十年か前にも時々見かけた。外国人は元気がいい
終わりの始まり
これ見てたら、お遍路さんって。外国人も日本人も余りいかないだろうな。物質的な豊かさを求めているのが大半だから、だからこそ、こういった方が来てくれるのは嬉しい
外国人の長期観光と煩悩まみれ老人のドライブスタンプラリーと化してるのが実情
5:27 オセッタイ かわいい
お遍路って犯罪者がやってたんやろ?笑
順打ちがげんそくですが打ち止めしたら。翌年は逆打ちしたりなど色々です。参拝したら、感謝の念を報告すると、亡き母を思い出し、同行三人で巡ってます。お遍路に出会ったこと、仏教の勉強をするようになつたのも亡き母のおかげです。毎年お遍路が楽しみです。
しかし、日本人以上に仏教とりわけ弘法大師のことに詳しい外国人が遍路に巡拝される姿、神々しいです。頭が下がる思いです.こういう心がけのひとが沢山きてくれるといいですね.一方高野山の宿坊に文句を言うのがいるが、ここは修行の場、ディズニーランドとか一般の観光地の物見遊山ではありません。