【感動する話】離婚後に左遷された田舎町で雨に濡れ びしょびしょになった女性がうずくまっていた…思わず声をかけたらその後思いがけない展開に…【泣ける話】【いい話】
出版社に就職して金属10年を迎え たスポーツ市の部署で係り長になり2年前 には車内恋愛で 結婚順風満パと思っていた矢先の出来事 だっ たある朝出勤すると山岸課長がニヤニヤし ながら近づいてき た俺はこの人が苦手だ他人の荒探しをする のが生きがいのような人で他人のちょっと したミスを嗅ぎつけては部長に逐一報告 する毎日仕事をしに来てるのかそれとも 他人の荒しをしに来ているのかわからない ほど通常の仕事はしない人だっ たなんでこんな人が課長の役職について いるのかわからない 今日も早速おい岡本部長が第一会議室に 来るように言ってた ぞと言いながらにやけて いるわかりましたと答えてそのまま大一 会議室に急いだ会議室のドアをノックする と部長の入りたまという声が聞こえた失礼 しますドアを開けるとスポーツ部の部長と 人事部の部長が座ってこちらを見 たまずうちの部長が俺に質問してきた岡本 お前B社に知り合いはいる か俺には全く心当たりがなかったのでいえ いませんと答えたすると部長の口から信じ られない話が飛び出し たうちの独占スクープだったタゲ選手の メジャー遺跡がB社のスクープとして発表 されてしまったんだ えプロ野球のタゲ選手のメジャー遺跡は俺 が彼がよくお忍びで通うバーに何日も通っ て得た情報だっ たそれをなぜB社のスクープとして発表さ れたん だ山岸君の話だとBに同じ大学の後輩が いるそうじゃない か まさか俺がその同じ大学出身のB社の人間 に情報漏洩したと思われているの かお言葉ですが部長私には全く心当たりが ありませ んおっしゃっているB社の社員のことも 知りませんでし た何ヶ月もかけて取ったスクープを簡単に 他者に渡すことなんてありえませ んそう説明したが部長の顔は険しいまま だったそして人事部長がこう告げ た山岸君の証言がある以上100%君の 言うことを信じるわけにはいかないん だ今回の情報漏洩のほとぼりが覚めるまで 君には 地方死者の勤務を 命じる俺は自分の耳を疑っ
た地方死者 ってプロ野球チームもないところじゃない かしかも年に1回プロ野球の試合が行わ れるかどう かかじて高校野球だけは甲子園常連がある ため記事は書けるのかもしれない がしかしこれってで完全に左戦だよ なそうして俺は週明けから地方死者の勤務 になってしまっ た会議室から戻ってくると案の定山岸課長 が話しかけてき た岡本地方死者のスポーツ部の部長になる んだってやめでたい な俺は山岸課長を け山岸課長どうしてあんなでたらめなこと を言ったんですかと問い詰め た出ためなんかじゃないさB社の山下君は 君の大学の後輩なんだろ間違ってない だろ俺はB社の山下なんて知りませんよ 同じ大学なのか知りませんが全く面識 なんてないんです いい加減なことを言わないで くださいそういった俺を見てさらに ニヤニヤした顔になり俺は事実を言った だけだぜ上がどう判断するかなんて俺の 知ったこっじゃない よその時分かった俺ははめられたんだと いうこと にこいつはわざと部長に俺とB者の山下が 同じだ大学だったことを伝えいかにも何ら かの接点があるかのように匂わせ たそして俺に情報漏洩の罪を着せたに違い ないふざけんな よしかし頭に来ていても仕方ない現実は 転勤なん だ家に帰って妻のみさにそのことを話した するとみさ は 嘘 地方来週からって急すぎないと驚いていた うんすまない多分何年か後には本社に 戻れると思うでも山岸課長がスポーツ部に いる限りはなかなか戻してもらえないかも しれない なしばらくの間みさは黙って考えていた そして信じられない発言をした 私たち別れましょう え 何別れるってどういうことだよするとみさ は今まで見たこともないような冷やかな 表情でこう言っ ただって私田舎暮らしなんて絶対に嫌だ もの東京から離れるなんて 無理じゃあ俺にしろてことかそう聞いた俺 にさらに信じがい返事が帰ってきた単身
不妊違うわよ離婚よ 離婚本社に戻れる確約がない作戦なんて 出世はもう無理ってことよねそんなお先 真っ暗な人と一緒にいる意味ないわ目の前 が真っ暗になっ たこんなに簡単に離婚を考えるものなのか 出世コースから外れただけ であなたとは20代で係り長になっていた からこの先有望で安泰だと思って結婚した のよそれが田舎死者に島流しなんてもう 信じられ なそう言われて納得したみさは俺自身を 好きだったわけじゃなかった大手出版社で 20代という若さでか長になり出世コース に乗っていたであろう俺の肩書きと結婚し たん だみさの冷たい言葉を聞いた俺の気持ちも 一気に覚め たなんとかして思いとどまらせようとか 説得しようとかそんな気持ちも湧いてこ なかっ た俺たちは本当にあっさりと簡単に切れ1 枚で他人に戻っ たそれから俺は1週間で荷物をまとめて 引っ越し た引っ越しの荷物を部屋に運び込んだ日の 夕方夕飯でも買いに行こうかと歩いて10 分のスーパーまで行っ た惣菜コーナーでマボ豆腐と シマ明日の朝ご飯用の惣菜パンも買って 帰ることにし たスーパーを出たらポポポと雨が降ってき たあっという間に雨が激しくなるスコール みたいだ な引っ越したばかりのマンションに着く頃 には髪も肩もかなり濡れていた急いで中に 入ろうとするとマンションの横の路地に誰 かいるのが見え た人がうまっているようだんなん だ近づいてみると雨にれてずぶ濡れの女性 が座り込んで いる体調が悪いのかもしれない慌てて声を かけてみ たあの大丈夫です かどこか具合でも悪いんじゃないです かすると目の前の女性がゆっくりと顔を あげ た顔は真っ青で目もうつろだっ たこれはやばいぞ 救急車を呼んだ方がいいだろうかいや とりあえず保護が先 かあの オレンチこのマンションの3階なんです1 階にコインランドリーがありますから濡れ た服を乾かしませんかそのままじゃ風邪
引きます よと声をかけたあ俺は怪しいものではあり ませんからこれ名刺 です彼女は受け取った名刺を見るとはっと して俺の顔を見た後無表情のままこっくり と頷い た玄関でバスタルとジャージの上下を渡し 風呂場に案内し たゆっくり着替えてくださいよかったら ショワも使ってくださいと言って風呂場の 扉を閉めたしばらくすると女性が出てきた すみませんありがとうござい ますと言って頭を 下げるいえあの体調は大丈夫なんですかと 尋ねるとはいご心配をおかけしてすみませ んただの貧血ですと答えたインスタント コーヒーを入れて彼女と一緒に飲みな とりあえず自己紹介をし た自分の名前と今朝ここに越してきたこと と明日から出版社に勤務することなどを 話すと彼女も自身のことを話してくれ たなんと彼女は偶然にも同じ会社だと言う から驚い た私は斎藤なると言い ます明日から岡本さんの部下ということに なりますね私は経理担当です え本当です か同じ会社なんて驚きましたよよろしくお 願いし ます引っ越してきたばっかりで何もかも 分からないことだらけなん でそれからは会社のことを教えてもらっ たりたいもない話をし た彼女も会社が同じだったこともあって 安心したのかかなり打ち解けた様子だった のでずっと気になっていたことを聞いて みることにし た あの答えたくなかったらいいんです けどどうしてあんな路地にいたんです かはい実はストーカー被害に合っているん ですえストーカーですか 斎藤さんが言うにはここ数ヶ月間 ストーカー被害に会っていた らしい今日も駅前から誰かにつけられてい たと いう警察には以前に相談したが実際に襲わ れたなどの実がないと動けないと言われて いたそう だ今日はあと数メで家に着くというところ で腕をつまれそうになりストーカに傘を 投げつけてここの路地に逃げ込んだという ことだっ たそれは怖かった でしょう思い出して暗い表情になって
しまった斎藤さんに俺はある提案をした あのもしよかったら明日から一緒に帰り ません か会社出てから家まで送りますよご自宅 この近くなんですよね 彼女の顔が一気に明るく なる えいいんです かそうしていただけるととても助かり ますありがとうござい ます斎藤さんは嬉しそうに何度も俺を言っ た俺は翌日朝早くから死者に出社したワン フロアにスポーツ部 経済部社会部部それから総務部と経理 部が入ってい た死者は本社とは全く違う雰囲気で従業員 1人1人が無駄なく動きできるだけ残業に ならないようにみんなで協力しながら仕事 をして いる本来会社とはこうでないといけないん だろうと 思う経理部を除くと彼女の顔があっ た定時を少し過ぎて俺は斎藤さんに声を かけてすぐに代謝し たその日は会社帰りにこの地が地元だと いう彼女におすすめの飲食店を紹介して もらい一緒に夕食を食べて帰っ たそれからは毎日一緒に夕飯を食べて帰る ことになっ たなんだかすみません 毎日一緒に帰っていただい て彼女のおすめの魚料理が美味しい店で 刺身を食べながら斎藤さんが申し訳なさ そうに 言ういやいいんですよこちらこそ慣れない 街なのに毎晩美味しい食事にありつけて ありがたい ですそう伝えると彼女はにっこりと微笑ん でいた俺たちは毎晩一緒に食事をし彼女の 身の上話を聞いたり俺の話も聞いてもらっ た彼女は数ヶ月前に旦那が浮気し離婚した ばかりだったそう だ独り身になった途端近所のコンビニで いつも同じ男と顔を合わすようになりその うち後をつけられたり嫌がらせをされる ようになったそう身の危険を本格的に感じ ていた時に俺と会って一緒に帰れるように なり本当に良かったと言ってくれ たそれから彼女とは休みの日にも食事に 行くようになり日用品が安い店や惣菜が 美味しい弁当屋まで見知らぬこの土地の店 巡りを一緒にしてもらっ たそして徐々にとても親切に接してくれ 彼女のことが気になるようになってい たそんな日が1週間ほど続いたある日の
こといつものように仕事が終わって斎藤 さんをマンションの前まで送り届けた彼女 がエントランスに入ったところを見届けて その場を後にしようと背を向けたその 時女性の悲鳴が聞こえてき たまさかストーカーか もう諦めてついてこなくなったと思ってい たのに俺は慌てて引き返して全速力で走り 彼女の住むマンションのエントランスに 飛び込んだすると目の前で斎藤さんが黒い パーカーを着た男に抱きつかれているおい お前何してるんだ彼女から 離れろそう叫びながら男の手首を掴んでで ひねりあげると いた男は膝をついてその場に倒れ込んだ俺 は男の両方の腕をはじめにして斎藤さんに 100番かけてと叫ん だお前今度彼女に近づいたら容赦しない からなその男の首ねっこを掴んで俺は言っ た数分後に警察が到着し男はポケットに スタンガンとカッターナイフを隠し持って いたこともありそのまま逮捕された ありがとうござい ます泣きながら震えている彼女を部屋に 入れしばらくの間もう大丈夫だからとなめ たストーカー男は当分出てくることはない だろうでも斎藤さんのダメージはかなり ひどいようだっ た私明日から1人でマンションに入るのが 怖い です彼女は震えながらそう言って泣き出し てしまっ た俺は自分のマンションの不動産屋に連絡 したマンションには今2部屋空があると いう斎藤さんここに比べるとちょっと 安っぽいけどうちのマンションに秋がある らしいから一層のこと引っ越すっていうの はどうですかと提案し たそうしたら私毎日岡本部長と同じところ に帰れ るってことですか俺の目をまっすぐ見て 彼女は言っ たそうだね同じマシなら君が家の中に入る のを毎日見届けることができる からそう言うと斎藤さんは嬉しそうに 微笑ん で是非不動産屋さんを紹介して くださいと言っ た週末会社のみんなと斎藤さんの引っ越し を手伝った新聞には東京から来たヒーロー がストーカーを撃退 という記事が乗ってしまっていたので 引っ越し作業中はその話題で持ち切りだっ た学生の頃に愛機動をやっていたことが こんなところで役に立って本当に良かっ
た彼女は同じマンションになってから俺の 好きな肉じゃがや漬け物を作りすぎちゃっ てと言っては部屋まで届けに来てくれる ようになった [音楽] なんとなく俺と斎藤さんの間にはほんのり とした恋愛感情が芽ばえ出したと密かに 感じて いるそのことについては2人ともまだ何も 言わない けれど俺は今斎藤さんと過ごす時間が とても 楽しい左になった挙げ句離婚だなんてここ に来る前は正直ショックしかなかったけど 今はそれも適切な流れだったと思えるよう になっ た風の噂では元嫁が山岸部長に直会を出し 部長の奥さんにバレたとかで部長は会社に 入れなくなり元嫁も慰謝料を請求され大変 なことになっている らしいその話を聞いてまあ見ろと思った俺 はこの地で再出発を するそして斎藤さんにもう2度とあんな 怖い思いをさせないように彼女の笑顔を 守ってあげたいとそう思って [音楽] いる私はプロの小説化を目指して日々勉強 に励んで いる太とは時代にサークルで知り合っ た小説家を目指す学生が集まったその サークルで彼は知り合った時から俺は絶対 に小説家になるんだと熱心に夢を語ってい たそう話す彼の目はいつもキラキラと輝い てい たある日サークルの飲み会でたまたま彼の 隣に座った私は酔っ払って饒舌になった彼 の話に耳を傾けてい たいや小説ってさいいよ な俺ね小さい頃に父親が亡くなって妹がさ 毎日毎日泣くんだよなそれでいろんな物語 を読んでやったらさ泣き止んで楽しそうに 笑うんだよその姿見たらさ小説ってすごい なって思って俺も小説を書けるようになっ てみんなを笑顔にできたらいいなって思っ たん だ彼はそう言って恥ずかしそうに微笑んで い た思わず私は横からすごくその気持ち わかるよと言うとそうだろそう だろうと私を見る輝く瞳にドキッとし た その日をきっかけに私たちは親しくなっ た学校の授業の合間には小説な話で 盛り上がったりいつしか一緒にコンクール に作品を出したりお互いの夢を応援し合う
中になっていっ た賞を取ることはできなかったけど楽しく 小説を書いてい た私たちは大学を卒業してからもその夢を 諦めるはなかっ た卒業後は就職をせずにフリーターをし ながら小説を書き続けてい た私は一生懸命な彼に惹かれて付き合い たいと思っていたが彼も同じ気持ちだった ようで私たちは交際することになっ たそうしてあっという間に8年の月日が 経ち私たちは30歳になってい たその間小説家としては全く売れるきしは なく幾度となくコンテストにも挑戦したが 賞を取ることはできなかっ た出版社に原稿を持ち込んだ数は測り知れ ないが厳しい言葉を向けられるばかりだっ たそんな日々の 中私はその生活に不安を感じ始めてい たもういい年 だ 周りの友達はみんな結婚をして子育てもし ている2人目3人目を出産した話も耳に するようになっ た私だって子供が 欲しい結婚もしたかったでも両親は結婚に は賛成していなかっ た理由は太が定食につかず不安定な生活を していたから だ調節家になりたいのは分かるけど生活 するにはお金が必要でしょこたさん アルバイトじゃ難しいわよ ね子供だってできたら今の生活じゃ無理 だろう心配する親の気持ちも分かるでも彼 の夢を追いかけたい気持ちは私も同じだけ に痛いほど分かって いるでも今は正直自分の夢より彼の夢を 応援したいと思う気持ちが強くなってき [音楽] たそうだ私が就職して生活費を稼げばいい んだ就職すれば育児休暇もある生活だって 安定 する私はその日から小説家の夢を諦めて 就職活動を始め たしかしアルバイトのの経験しかない私の ことを雇ってくれる会社はなかなか 見つからなかっ た仕事をしている知人の会社で求人を募集 していないか連絡をして聞き回っていた すると大学時代の同じサークルだった先輩 から話があっ た私の友人がインターネット上で小説を 投稿するサイトの運を始めたのよ人手が 足りないみたいでさ よかったら紹介するけど本当ですか助かり
ますありがとうござい ますそうして面接を受けた私はずっと自分 が小説を書いていたことを話すと面接をし た担当者から気に入られてめでたく採用と なっ た私は長年のアルバイト生活から晴れて 会社員になれたの だなれない社員は大変だったが好きな小説 に関わって仕事ができる環境は幸せだっ た紹介してくれた先輩には感謝して いるそしてしばらく働くと収入も安定し 貯金も溜まってきた彼よりも収入の多い私 が生活を支えていることには不満はなかっ た彼がいつか成功すると信じていたし 何より太のそばにいることが幸せだっ たそれだけ私は本気でコータのことが好き だっ たゴータは相変わらずコンビニで アルバイトをしながら小説を書く 毎日でも小説はなかなか売れ ないゴータの稼ぎが少ないことは別に気に していなかっ たただゴタとの子供が欲しかっ ただから私ははプロポーズをすることを 決めてい た俗に言う逆プロポーズだ両親にそのこと を話すと呆れた声で勝手にしなさいと言わ れてしまっ たその日は彼の好きなビーフストロガノフ を作って食事の後花束と一緒にお揃いで 買った指輪を出してドキドキする気持ちを 抑えながら彼に伝え たあのね結婚してほしいの え彼は驚いたように目を大きく見開いてい た今の俺には養ってやれるだけの経済力が ないから俯きながら答える彼に私は言っ た大丈夫よ私が働いてゴータが夢を叶える のを支えるから ねそう言うと彼は涙をポロポロと流して ごめんな俺頑張るから ありがとうと言ってくれたそれから彼は アルバイトの回数を減らして執筆活動に性 を出してい た私は社員として毎日働きながら家事も こなしを支えてい た太はそんな私の様子を見てはごめんなと 申し訳なさそうにするのでその度にあなた の夢は私の夢応援してますと言って微笑ん だしかしその後も状況は変わらず小説家と して認められない日々が続い ただんだんと彼は部屋ににこもりがちに なりあまり食事も取らなくなっ たふと気になって太が外出している時に 部屋を覗きに行くと床には散乱した髪が ばらまかれてい
たその紙を拾ってみると小説のダメだしが 書き込まれて いるおそらく出版者へ持ち込んだ時に担当 者が書いたもの だろう他にはビリビリに破れている原稿も 落ちてい た大丈夫かな彼の状況が心配に なるそんなある日のことこたが珍しく 酔っ払って帰ってき たどうしたのよ今日は出版社に行ったん じゃなかったの ああ行ってきたさいつものようにボロクソ に言われてきた俺は才能ないんだよ そう言って部屋に入ってしまっ たその後も出版社に行くと言っては度々お 酒を飲んで帰ってくることが多くなり 私たちは顔を合わせると喧嘩をするように なっていっ たまた部屋にお酒の瓶が何本も転がってい たわよ毎日毎日そんなに飲んでばかりで私 はあなたがお酒を買うために働いてじゃ ないの よ俺だって一生懸命やってるよでも全然 認められ ない私もこたも互いの状況に正直疲れてい た彼を励ます言葉も出ないまま私はつい 勢いで言ってしまっ た私だってもういい年よ子供のことも考え たいのにこんな状況じゃ無理じゃない あなたのために働いて支えてきたつもりだ けど私もうこれ以上は無理 よこたに最低な言葉をぶつけてしまっ た彼は下を向いて涙目になり ながら ごめんと一言だけ呟い た翌日朝起きると今のテーブルの上には太 の名前が書いてある離婚届けが置いてあっ た 部屋に太はい ないあらかじめ出ていくことを決めていた のか荷物がまとまって いるもうなんなの よ私は疲れてしまって怒りも悲しみも湧い てこなかっ たそれにその時の私には何かを考える余裕 もなかっ たその日から太は家に帰ってこなか た彼の実家に連絡すると家にはいることが 分かって少し安心したが私たちは当分の間 別家することになった はあため息が出て涙が止まらなかっ たこたと別れてから私はすぐにアパートを 引っ越した思い出が詰まってるあの部屋で 暮らすのが辛かったそれから私は何かに 取り憑かれたかのように仕事に打ち込ん
だ仕事をしていると辛さを紛らわすことが できる道や友人は私を気遣ってのみに誘っ てくれたりすることでなんとか気持ちも 紛れ たこうして私の心の穴は少しずつ埋まって いくような気がした 太とは連絡が漂えたままあっという間に2 年の月日だけが流れていたそんなある日の ことだった近くの本屋に寄ってみると店に 入った正面の棚に幸せというタイトルの本 が山積みになってい た何気なく手に取り表しを見た私は驚愕し たなんと著者の名前が 太と同性同盟だっ た私は思わず本を手に取りそのままレジへ 向かった家に帰って早速その本を開いて 著作の詳細を見てみる とやっぱりそう だこたと一致した試しにインターネットで も名前を検索してみるとどうやらゴータは コンクールで入賞して出版社でを出して いることが分かっ たこ だ夢が叶ってよかった ね思わず涙が流れ た幸せと書かれたその本は日記のような 内容になっていてそれはまるでこたの人生 を記したようだっ た本の最後には僕の1番大切な人は ずっとずっと僕のことを応援してくれてい ました今があるのは彼女のおかげ です一緒に過ごせて幸せでしたと記されて い たその文章に私の流線は崩壊したかのよう に何時間も涙が止まらなかっ た太の本を見つけてからというもの私の頭 は彼のことでいっぱいになってしまってい た太の作家用のSNSアカウントも見つけ て毎日見るのが日課になって いるお酒はもう飲んでいないんだよかっ た食事もちゃんと食べてジムにも通って いるんだ ね健康的な生活を送っているんだ ねこたよかっ たそれを見て心底安心し た私の存在を知ってもらおうと私は 思い切ってこたのアカウントをフォローし てみ たするとすぐにスマホの通知音がなり驚い て見てみるとなんとこたが私をフォローし てくれたのだ嬉しくてたまらなかっ たそんなある日のこと太が都内のの小さな 書店でサイ会をすることが分かっ た彼の顔が見たいその時の私の頭は再び 光太で染まってい
た淡い期待を抱いて私は書店へと向かう ことにし たそこには少し髪が伸びて眼鏡をかけた 光太の姿があっ たこの日を楽しみにしていた私だったが いざ彼を目の前にすると声をかける勇気が 出なかっ たもしかしたら彼は私のことを恨んでいる かもしれ ないそんな思いが胸をかめ私は彼の元に 行けなかっ たしかしここまで来たのに帰るなんて もったいないそう思った私は勇気を出して 彼の元に向かった する と吉川先生先生のファンなんですずっと 応援してまし たと若い女の子がこたに話しかけていた こたは昔から応援してくれてるなんて 嬉しいよと優しい笑顔で 答えるその言葉に私は胸が痛くなった私は 彼を最後まで応援することができなかっ たこんな私は彼に会う資格なんかないのか もしれ ないやっぱりこたの顔だけ見てその場を 去ろうとした 瞬間背後から懐かしい声が聞こえ た アイリ振り返ると光太が立ってい た久しぶりだ なそう言ってでゴータは私に優しい笑を 浮かべ たお久しぶりですと小さな声で答えた 後こたすごい頑張ってる ね夢が叶ってよかったねと必死に涙を こらえていったするとこたはまあなずっと 連絡しようと思って [音楽] ごめんと一瞬悲しそうな表情を見せ答え たこのままだと泣いて しまうそう思った私 は忙しそうだし帰るねと必死に笑顔を作っ ていったすると歩き出そうとする私の腕を 太が引っ張っ た終わったら少し話せないかな 私は考える間も なくはいと答えてい たそれから1時間ほど経ってからサイ会は 終わり私たちは近くのカフェでお茶をする ことになっ た ごめん俺絶対に本を出してアリを迎えに行 くって決めていたんだでもいざ夢が叶っ たらってどう話せばいいかわかんなくなっ ちゃっ
て連絡遅れて ごめんそう言ってふぶかと頭を下げ たずっと待ってたんだ よ夢が叶って本当に良かっ たなぜか私は涙が止まらなくなってい たすると太は優しく私の頭を撫でていった ありが嫌じゃなかっ たらまたこうやって話せないか なとまっすぐな目で言われ たその言葉に私はアンドと嬉しさでさらに 涙が溢れて くる太 はアイりってそんなに泣き虫だったっけと 意そうに言った後私の顔を懐かしそうに見 てき たそうして私はずっと伝えたかったことを 彼に話し たあの時は本当にごめん なさいこたのこと大事だったのにちゃんと 夢を応援してあげたかったの に私って最低だよ ねするとこたはありは何も悪くないよ 俺はずっと支えてもらっていて感謝しか ないん だ今こうして入れるのはアリのおかげだよ ありがとうそう言ってまた深く頭を下げ たそれから私たちは失った時間を取り戻す かのように2人で過ごし たそうして数ヶ月が経ちなんと私のお腹に は 新しい命が宿って いる私は2つの夢を叶えることができた今 人生で1番の幸せを感じて いるこれからはこの幸せを手放すことの ないよう一生彼を大事にしていきたいと 思って いる私は今両親が残してくれたラーメン屋 を1人で切りもりして いる私が学生の頃に母が病気でなくなり父 は男で1つでこのお店をやりながら私を 育ててくれ た長年の疲れが蓄積していたのか父は3年 前に突然心臓発作を起こして多し たそれからは私がラーメ屋を引き継いで いる学生の頃からずっとおでアルバイトを していたので仕事内容は一通り分かってい たけれど女性が1人でラーメン屋を 切りもりするのは体力的にとても大変だっ た経営的にも近くに何件か新しいラーメン 屋ができてからはお客さんが減ってしまっ ていて苦しい状況だっ たお客さんが1人2人なんて日も ある昔父がいた頃には冗談 でこの店も廃業寸前だなんて笑って話して いたが今は本気で来月もやっていけるか
どうかが心配に なるそんなある日お店の閉店時間を迎えて 外の看板を室内に入れようとしていた時の こと店に向かって中学生くらいの男の子が 歩いてき た最初は暗がりで誰だかわからなかったが よく見るとその顔にはなんとなく見覚えが あっ たあのこんばんはえりさん えあら久しぶり誰かと思ったら翔太じゃ ない翔太は私の兄の子供だ正確には兄の前 の子だっ た兄は前菜と離婚する時に前の連れがを 引き取っ た兄とは血がつがっていない子だが前菜が 浮気をして子供を置いて出ていったので兄 がその子を育てることになったの だもちろん兄は自分の本当の子のように 愛情をかけて育ててい たその後同じく離婚歴がある子持ちの女性 と再婚したのだが兄は数年前にバイクで 事故を起こしてこの世を去ってしまった こんなところで何やってるの中に入って 入って翔太はうんと元気なく頷いてお店の 扉を開い たこんな時間にどうしたのあそうだ夕食は まだ食べてないんだあら大変まずは食事し ましょうそう言って私はラーメンを1杯 作って翔太の目の前に置いたはい特製 ラーメン よのりメンマを入れてチャーシュは5枚卵 は2個入りだ醤油のいい香りが店内を 漂ううわあうま そう翔太はものすごい勢いで食べていた どんどん食べなさいねほらご飯もあるから ねよかったらお代わりもあるからじゃあ 遠慮なくご飯のお代わりくださいはい はい食事を終えた翔太は空腹だったお腹も 落ち着いたようでお水をコップ1杯一気に 飲んだ後ここに来た経緯を話してくれ た翔太の話では兄が高してからしばらく すると母親のかなさんが自分の実の娘子 ちゃんだけを出合いし太にはきつく当たる ようになっていっ た2歳年上の咲子ちゃんは何をするのも 容量が良く母親は逐一翔太と比較してくる んだそう だかなさんはとんでもない教育ママらしく 毎晩その日の勉強やお稽古について確認を してくると いう今日は1日どうだった の私はピアノのレッスンと宿題をしました そうピアノは明日ママに聞かせてね翔太は えっと今日は部活と塾と学校の宿題はそれ はまだかなまだかなてもう夜じゃないの
学校から帰ったらすぐにやるようにいつも 言ってるでしょ全くお姉ちゃんはできるの にあなたは何度言ってもだめ ね宿題一応教科書は開いたんだけど難し くっ てそんなこと言ってるからあなたはいつも テストであんなひどい点数しか取れないの よ咲子を見習ってちょうだい 何でも率なくこなす咲子ちゃんとは対象的 に正太は容量があまり良くなく勉強は苦手 で部活でしている方が好き らしい男の子なんてそれが普通だと思うの だ けれどしかしかなさんはとにかく勉強させ たいようだった彼女は子供の頃に施設で 育ったと昔兄から聞いてい たもしかすると早くから仕事をして勉強や 習い事に専念することができなかったのか もしれ ない将来苦労しないたにもママの言うこと を聞きなさいが口癖だそうだもうしたもう ちょっとちゃんとしてくれるかなあんたが ダメなおかげで私まで当たりされるから 困るな よかなさんに怒られた後には咲こちゃん からもダメ出しがあるそうごめんでもさ人 には得意なことがそれぞれ違うんだから 勉強がじゃないって思うんだ けどとにかくママの言う通りにしてれば 機嫌も悪くならないし言うこと聞いてれば いいんだ よかなさんは翔太と咲子ちゃんが中学に 進学してからはより熱心に自分の理想を 2人に押し付けるようになってい た感情的になる日も多くなっていきその先 は成績の悪い翔太に向けられるようになっ た注意されればされるほど勉強に身が入ら なくなり正太の成績はどんどん落ちていっ た翔太この成績は 何もう高校受験なのよこんな成績で一体 どこの高校に行くつもりなのその日もかな さんは感情的に正太を問い詰め たく高校へは行きたくありませんお母さん 聞いて僕ね料理が好きなんだ将来料理人に なるための専門学校に通い たいそんな日々の中でたった1つの翔太の 楽しみは料理だっ たかなさんはよく働く人で土日も朝から 働いていたのでそんな日は翔太は昼食や 夕食は自分で食を作って食べてい た料理をしている間は成績のことも母親の ことも父親がいない寂しさも全部忘れる ことができ たそれにたまに咲子ちゃんにも食事を作っ てあげると美味しいと言って喜ば
れる人が笑顔になるのがとても嬉しかった そうだだから翔太は料理の道に進みたいと 思った ふざけたこと言うんじゃないのお姉ちゃん はしっかり南関高校に入学したのよあんた も同じようにしなくてどうするの僕と お姉ちゃんは違うん だいくら説明してもかなさんは翔太の話に 耳を傾けることはなかっ た勉強していい高校に行きなさいお父さん だってそう願ってる わ嫌だよ料理の道に進みたいどうして 分かってくれないんだそうやってわがまま ばかり言うならもういいわ言うこと聞け ないなら出て行き なさい翔太は学校の鞄をひっつかもとその まま家を出 たそうしてそのまま行く当てもなく街を 徘徊していてふと昔よく兄に連れられてき たこのラーメン屋のことを思い出して足を 運んだそう だ教育ママってやつね私にはさっぱり わからない けどうちには出来のいい姉ちゃんさえいれ ばそれでいいんだ から翔太はぷいっと顔を背けていっ たそんなこと言わないで今頃きっとすごく 心配してるわ よそんなことはないと思います よ連絡しづらいな私からするからそう言っ て携帯電話を出してショタに電話番号を 入力してもらったあもしもしかなさんです かお久しぶりです実は先ほどから翔太がお 店に来てましてね家から追い出されてた なんて言もんですからしつけのつもりだと 思うんですけど本人も反省しているので そろそろ家に帰らせてあげてもいいですか うちに翔太という子はいませ んちょっとかなさんそういう言い方は良く ないんじゃないですか母親がそんな言い方 したら娘さんへの教育にも良くないんじゃ ないです か出来合いする実の子の話をされて腹が 立ったのか逆上するように彼女が言っ たそこまで言うならあなたが育てたらどう 私はもう知りませんそう言い残して ガチャンと大きな音を立てて電話は切られ た信じられない何よあれしばらくうちに いればいいよ今日から翔太はうちの子 よこうして私はその日から彼の面倒を見る ことになっ たそんな状態にも関わらず翔太は置いて くれることに感謝だ と言いながらラーメン屋の仕込みや準備を 手伝ってくれ
た料理が好きだというだけあって熱心に下 準備に取りかかり翔太はとても楽しそう だったまだ高校生になる前だというのに 大きな順動鍋をひょいっと持ち上げる姿を 見て驚いたそしてある時翔太が驚くべき ことを言っ たラーメンて奥が深いなんだかすごく興味 が湧いてきたあのこのままここで修行させ てくれませんかそれに父さんがいつもじい ちゃんのラーメンは世界一だって言ってい まし たこのお店がなくなったら父さんもじい ちゃんも天国で寂しい気持ちになると思う んですそんなの悲しいじゃないです かこのお店をグレードアップさせて 2人に笑顔になってもらいましょうよ [音楽] え私はそろそろお店を閉めようと思ってい たくらいだったのに勢いよく前向きに話す 正太を見て自分が恥ずかしくなってしまっ た父が残してくれた大切なお店だたえだめ でも最後の日まで精一杯やり たいそう思い翔太と一緒に店の再建に 尽くすことにし たこうして翔太はラーメンの道に足を 踏み入れたのだっ た翔太はラーメン好きな兄に連れられて 各地のラーメンを食べ歩いていたそう だ優しい性格とは反対に味には厳しくて かなりうるさかっ たでもその下は頼りになるそのおかげで スープや麺の味のの改良はどんどん進み 先代の父のラーメンはバージョンアップさ れ [音楽] た翔太は料理のセンスも抜群でサイド メニューの試作にも取りかかり膨大な レシピが出来上がった過去にないメニュー の充実ぶりには目を見張るものがあった それからラーメンの味だけではなくお店の 全般を見直していっ た薄暗くてが強調される店内は明るさが 目立つようにして店頭の外観や看板は DIYを駆使してできるだけお金はかけず に安く回収を進めたチラシやクーポン券を 作ってお店や駅の前で配ったりもし た新しくホームページを立ち上げてSNS を活用し集客にも力を入れたすると次第に 客足が伸び始めたかと思うと日に日に 口コミでお客さんが増えていきお昼には 長打の列ができるようになっ たここまでわずか数ヶ月か翔太は本当に 頑張ったと 思うそんな忙しい日々を送っていたある日 の
ことまさかの人物が現れ た こんばんは お母さんやってできたのは翔太の母親 だ久しぶりに会ったけれどもこんなに貧相 な顔だっただろう かさあ翔太家に帰り ましょうこのラーメン屋を立て直したそう じゃないのこのお店今代表版らしいわね 素晴らしいわ自慢の息子だわお母さんと 一緒に新しくお店をやりましょう ねさんはうろな目で正太を見つめながら 話し たあなた何なんですか今までほったらかし ておいて私の声など耳に入らない様子で 彼女は続け た私気がついたのよ本当に優秀な子はお金 儲けができる子だって勉強ができるだけ じゃだめなのさあお母さんと一緒に行き ましょう今更なんだよ行かないよ私は たまらなくなってかなさんに言っ たあなたが欲しかったのは望みとりになる お人形でしょ翔太もお姉さんの咲子ちゃん も1人の人間なんですあなたの思い通りに なんてなりません よそう言い放つと母親はブツブツ言い ながらラーメン屋を出ていって その後かさんは娘の咲子ちゃんにつぎ込ん だ借金が 膨れ上がり返済ができず会社のお金を横領 したのが見つかり捕まってしまっ た姉の咲子ちゃんはメンタル的に不調に なり病院に入院していたが母親と離れて心 の健康を少しずつ取り戻していっ たそして用後はと一緒にラーメン屋のお店 で従業員として働くことになっ たいらっしゃい ませうーんどうしようか な醤油ラーメン1つくださいはい醤油 ラーメン喜ん でこの餃子も美味しそうニンニク入って ないんだなら仕事中でも大丈夫ねこの餃子 もお願いしますはい餃子1つ喜んであ こっちの餃子は私が焼きます今日も店内は お客さんでいっぱいで活気に溢れて いる翔太も今ではすっかり貫禄ある店長に なって いる咲子ちゃんはだいぶ接客にも慣れてき たよう だ私たちは今3人で暮らしていて私は翔太 と咲子ちゃんの面倒を見て いるお店はあれからずっと好調で翔太と 咲子ちゃんのおかげで若いお客さんも随分 増え た父さんも兄さんもお店がこんなに繁盛
するようになったことに驚いているかも しれ ないそしてきっと喜んでいるはずだ今年中 には2店舗目もオープンの予定が決まった これからも3人で力を合わせてラーメ屋を 大きくしていきたいと思 俺は幼い頃から料理人になるのが夢で高校 卒業した後は調理師の専門学校で料理の 基礎を学んだ後海外で修行を積み都内の 高級フレンチレストランに就職し たその頃友人の紹介でとある一流企業の 社長令嬢と知り合った 初めまして こんにちはゆかりと申しますは初めまし て容姿鍛錬できらびやかな服装がよく 似合うあやかな彼女に俺は一目で恋をし た運のいいことに彼女も俺のことを気に 入ってくれたようで俺たちはすぐに交際を スタートさせた そんな毎日が楽しいさ中その数ヶ月後俺の 母親が急病で倒れ た検査の結果母はガンだと判明し た特別な治療も進められただそのためには ものすごくお金がかかる らしい入院するにも大部屋は空いてない らしくすぐに治療を開始するにはりをする しか ない手術もできるだけ早くした方がいいと 言われ た俺はどうしても母を助けたかったが女で 1つで苦労して俺を育ててくれた母には 十分な貯金なんてなかっ たゆかりに相談するしかないか な笑にもすがる思いで彼女に電話をかけ たもしもし ゆかりあの さ母さんがガになって え一通り説明をするとゆかりから彼女の 父親に話が伝わり治療費を融資して もらえることになっ たその代わり今の料理人の仕事をやめて彼 が経営する会社に入りと結婚してゆくゆく は後継者となるよう向こ入りする条件を 出され たそこで俺は料理人の仕事をきっぱりと 辞め彼の会社に入社し たその後俺とゆかりは結婚し た母は抗がん剤治療の効果があって一時は 回復したものの5年後ハと肝臓への転移が 見つかった そして治療の買も虚しく母はあっさり多し てしまっ た不幸というのは重なる時には重なるもの で俺は地方の後場に左旋させられることに なっ
た仕事での重来なミスが発覚したため だだがそのミスは本当は俺ではなく同僚の ミスだった 同僚は俺に失敗をなすりつけ た上司に言っても信じてもらえず俺が処罰 されることになったの だ左旋先はとんでもない田舎だっ た妻のゆかりは当然ついてきてくれるもの と思っていたのだ が私は一緒には行けないわ彼女はそう言っ たなんだよそれ行けないわけでもあるの か理由を問いただすと思いもよらない衝撃 の事実が発覚し たなんと彼女は不倫していたの だしかも相手は俺に罪をなすりつけた同僚 だっ た嘘 だろなんということ だゆかりは俺を愛してくれていると信じて いたのに ごめん なさい慰謝料は支払うからもう別れて ほしい のその言葉に頭が真っ白になっ た考えてみれば会社が俺を作戦したのも 社長がこのことを知ったからなんじゃない だろう か社長はゆかりにお願いされて邪魔者に なった俺を遠い田舎に飛ばすことにしたの かもし [音楽] 呆れて言葉も出なかっ たとにかく一刻も早く彼女と別れたかっ たそれからすぐに彼女と離婚して慰謝料を 受け取り左川先の田舎に引っ越し た左川先では噂が広まるのは早く社長令嬢 に捨てられた男だと陰口を叩かれ たよそ者である俺がそんな職場に 溶け込めることはなく俺は孤立していった ここまで来ると人生がどん底な気がして ほとほと嫌に なるやがて3ヶ月が過ぎたある夜残業が 終わってヘトヘトになり ながら後場の前のバス停でバスを待ってい たさっき突然降り出した雨で地面には 大きな水溜まりができてい た俺は折りたたみの傘を持っていたので バス停に来るまでの間も濡れずに済ん だ今日は香水確率は20%の予報だったん だけど ななんて考えながらバスを待ってい たらそこにバシャバシャという足音が 聞こえてきた見ると1人の女性がこちらへ 向かって走ってきて いる彼女は薄い繁華値を頭に乗せて雨を
避けていたが繁華地はすでにびしょ濡れで 彼女の髪も服も雨に濡れてびしょびしょ だっ た彼女はバス停の屋根の下に入りベンチの 俺の隣に少し間を開けて腰を下ろし た彼女は白地に花柄のワンピースを着てい て黒髪からはポタポタと雨のしくが下って い た年は30代後半ぐらいだろうかとても品 の良い感じの人 だ俺は鞄の中にれっぱなしにしていた タオルの存在を思い出し取り出して彼女に 差し出したあのこれよかったら使って くださいまだ使っていないものですから 綺麗です よ声をかけると彼女は驚いたように目を 見開いて俺を見 たそんな申し訳ない です気にしないで くださいそのままじゃ風を引きます よよろしいんですかはい どうぞありがとうござい ますは俺の手からタオルを受け取って濡れ た髪を拭っ たそれから彼女は俺に連絡先を聞いてき たこのタオル洗濯してお返ししますの で別にいりませんよ差し上げ ますそういうわけにはいきませんのでご 連絡先を教えていただけますでしょう か彼女がなかなか引き下がってくれないの で 俺は彼女に電話番号を教えることにし た彼女の名前は美さんというそう だ後日俺は彼女に呼び出されてとある場所 へと向かったタオルのお礼に食事をご馳走 してくれるそう だわざわざお越しいただいてしまってすみ ませ ん指定された場所に着くとさんがい たいえこちらこそタルごきで礼をして いただくなんてなんだか申し訳ない [音楽] ですみゆさんが俺を案内してくれたのは 個人経営らしい小さな洋食屋だっ た扉を開けて中に入ると店員の女性が声を かけてきたいらっしゃいませあ店長お帰り なさい 店長俺が首をかしげると えそうなんですここは私の店なん ですみゆさんはそう言ったどうぞおかけに なっ て奥の席を進められてアンティークな椅子 に腰を下ろし た30席くらいのまりとした店内 はに風景画が飾られテーブルには
可愛らしい花が生けて ある素敵なお店です ねありがとうござい ますこちらから何でも好きなお料理を注文 なさってください ねそう言って彼女はメニュー表を差し出し た俺はその中からロールキャベツを選んで 注文し たれそれから美さんは店の奥から紙袋を 持ってきて俺に手渡し たこれあの時のタオルです本当に ありがとうございまし たどいたしましてなんだか逆に気を使わせ てしまったみたいで申し訳ないですそう 言うと彼女はいいえと首を横に振る 本当にあの時は助かりまし た実は 私あの時いても立ってもいられない気持ち でもう一そう死んでしまおうと自ら命を 立とうと考えていたん ですそれを聞いて俺はぎょっとしたえど どういうことです か実は私1年前に夫を交通事故でなくして おりまし て夫は料理人だったん です付き合っていた時から将来は自分の店 を持つんだって夢を持ちながら2人で少し ずつ貯金をしてようやくお金も溜まったの で店舗を借りることができて回転準備を 進めていたんです そしてちょうど回転の3日 前ご主人は飲酒運転のトラックに跳ねられ てしまったそう だ当初は悲しみに泣きからしていた美さん だったがやがてご主人の意思を受け継ぎ 養殖店を回転することにし た彼女は料理人を雇い店を回転したがお客 さんはなかなか増えず売上は赤字が続いて 手元にあったお金はどんどんなくなって いき借金がどんどん積み重なっていった そう だそれで最終的に借金で首が回らなくなっ てしまっ て取り立てが毎日のように中や構わずに 来るので精神的にもかなり参ってしまって い てあの日の夜は夫のお墓参りに行った帰り だったん です土砂ぶりの雨に打たれていたらもう どうでも良くなっ て衝動的に自ら命を立ってしまおう かそんな風に考えてしまっ てでもあの時バス停でタオルを分かりして はっと割に帰ったん ですそんな自分に優しくしてくれる人がい
るって思っ たら急に希望が持てたんです よ彼女はにっこり笑って続け たそれに今あの世に行ったらきっと夫に 怒られるそう思って考え直しまし たもう1度やり直して彼の夢を自分が 代わりに叶えてあげたい そんな気持ちが込み上げてきたん ですやがて注文したロールキャベツが テーブルに運ばれてき たこれは亡くなった主人が残したレシピな ん ですみゆさんはそう言ってどうぞ 召し上がってくださいと進め た俺は熱々のロールキャベツを覚まし ながら口へと運んだそれは懐かしい味わい の中にも新しさや深みが感じられる独特な 味だっ たすごくうまい です思ったままを彼女に伝えたすると彼女 は満面の笑顔で喜んでくれ た食事が終わると俺は彼女に提案をし たみゆさんあの もしよかったらこのお店を手伝わせて もらえません か美さんは驚いた顔をしてい た手伝うっ て俺元料理人なんですよそして俺もご主人 と同じように将来は自分の店を持つのが夢 でした母親の病気や元妻との結婚のために その夢を諦めなけれならなかったことを 話したそして母は亡くなり会社からも元妻 からも見捨てられ1人ぼっちになって しまったことも正直に話し た今の職場の人間関係の中には溶け込む こともできなくて色々あった会社ですし もうやめようと思っていたんです よだから思い切って料理人に戻りたいと 思ったのだ お気持ちは嬉しいんです けど今のこの店は赤字続きで収入がなくて あなたを雇う余裕はないん です残念そうな表情で俯きながら美さんは 言っ た給料なんてなくていいんです利益が出る までは無休で構わ ない俺を共同経営者にしていただけません かそう言うと美さんは目を丸くし た幸い今は貯金もあるし元妻から慰謝料も もらっていたそれにレストランに務めてい た間休みの日は将来の夢のためにと経営や マーケティングの勉強をしていたのだそう 話すと美さんは期待に満ちたキラキラした 目で俺を見 たそういうことでし
たら是非よろしくお願いし ます手を差し出すみゆさんとがっちりと 硬い握手をかわし たこうして俺たちは養殖店の共同経営者と なっ た俺はまずはこの養殖点が立つ地域の マーケティング調査を開始そして調べた 結果に 店の外観や看板内装やメニュー味や量など を見直したもちろんそんな中でもみゆさん の元ご主人のレシピは正確に再現すること にこだわっ [音楽] たそして養殖店フルールはリニューアル オープンとなっ たスタッフは3人料理長の俺と店長兼 ホールスタッフの美ゆきさんそして調理 保守は美さんの名のあねさんだ回転前に 駅前で割引券付きのチラシを配ったり ホームページや宣伝にスマホのアプリを 利用した効果もあったのだろう か回転初日には大勢のお客さんが来てくれ たいやうまいねこのロール キャベツこっちのハライスもすごく おいしい のお店は昔ながらの味わい深い洋食屋と 口コミで話題が広がりお客さんの人数は日 に日に増えていっ た売上も毎日目標額を上回ってこのまま うまくいけば借金はすぐに返せそうな勢い だっ たこんなにお客さんが来てくれるなんて 驚いた わみん喜んでくれててお会計が終わると また来ますって声をかけてくれるの よ美さんはとても嬉しそうにキッチにいる 俺に行ったそんな時元いた会社に関する ニュースが耳に入ってき た俺から妻を奪ったあの元同僚が会社の金 を横領していたの だ元同僚はもちろん解雇され警察に逮捕さ れたそう 昔の知人に聞いた話によると元妻も夫の 反抗を知っていたらしく両親から感動され 頼れる実家もなくなった今は路頭に迷って いるそうだその話を聞いて俺は心の底から 生生し たそしてある日の夜ついにみゆさんに告白 し た美さん 俺はあなたが好き ですあなたがご主人のことを忘れられない のは分かってますでもそれでも構いませ ん俺と付き合ってもらえません かすると彼女は本をあめて答え
た私なんかでよけれ ば ありがとう これからはこの人と2人で力を合わせて 生きて いこう心の中でそう決心し誰もいなくなっ た夜の店舗で俺と美さんは手を握り合っ た今から6年前僕はこう思っていた僕は 世界で一番幸せな男だと 僕と妻の裕子は大学のサークルで知り合っ た僕から告白して付き合っ た2人でラーメン店巡りをしたりおすめの 映画のDVDを一緒に見たりドライブし たり2人で楽しい時間を過ごし たそうしてしばらく付き合った後一緒に 暮らし始めお互い就職が決まって仕事にに 慣れてきた頃プロポーズして結婚し た夫婦になってからも毎日が幸せだっ たうちにかかってくる電話に裕子が出る時 にはいみたでござい ますと言いながら少し照れくそうな表情を するそんな彼女を見ているのが僕はたまら なく好きだっ た初めての結婚機記念日の時一生心に残る 記念日にしようと2人で相談し温泉旅行を 計画してい た僕は午後から休みを取り裕子への サプライズプレゼントを買うために ジュエリーショップに立ち寄ってい た買い物をえ店の外に出てすぐにバックの 中の携帯が鳴っ たこちらは三司さんの電話で間違いない でょかけてきたのは警察だったその瞬間 全身の血の気が引い たもしかして裕子が何か事件に巻き込まれ たのかもそんなことが頭をよぎった電話の 向こうの警察官は冷静に淡々と説明し始め た駅前の飲食店の集まるビルで火災が起き まして奥さんは日の隣の店で相談中だった ようで廊下にはダンボール箱が積まれてい たのであっという間に引火し裕子が訪問し ていた店内には炎は映らなかったが みるみるうちに黒い煙で覆われ意識を失っ たまま救急病院に運ばれたとその警察官は 説明をし た そんな分かりましたたすぐに行き ます僕は動揺して頭がパニックで訳が 分からなくなりながらもすぐにタクシーを 捕まえ裕子が運ばれた病院に駆けつけ た病院に着くまでの30分間が何時間にも 思え た心臓の鼓動が早く なるどうかどうか無事でいて くれしかしそんな祈りも届かず病院に着い
た僕が見たのはすでに顔に白い布がかけ られた裕子の姿だっ た担当の意志が何か説明してくれていたが 言葉が全く入ってこない力なく座り込み頭 の中は真っ白で何も考えられずにい た初なのかを終えて仕事に復帰した僕は ただ仕事をこなすだけの毎日を送っ たそれだけで精一杯だっ た同僚はなんとか元気づけようと飲み会に 誘ってくれたが行気なんて起きるわけが ない僕は現実を受け入れることができ なかっ たそして5回目の命日を終えてしばらく 立ったある 日僕が所属する部署の事務担当の飯田さん が3級と育休を取ることになっ た飯田さんがいない半年の間は派遣社と 契約してジムの子が来る らしい翌週の月曜の朝礼で派遣事務の遠藤 さんが紹介され た半年の間ですが皆さんよろしくお願いし ますと言いながら彼女はお事業した部長が 僕の方を見て宮君ちょっとと手招くをした 部長は遠藤さんにしばらくの間宮君につい て一通りの仕事覚えるようにと説明してい た僕はずっと遠藤さんを見てい た心臓がバクバクしているのが 分かるなんとか平成をよい ながら宮田ですよろしくお願いしますと だけ言ったがおそらく僕は穴が開くほど 遠藤さんを見つめていたと 思うなんと彼女は亡くなった裕子にうり2 つだったの だ生まれ変わりかと思うぐらいそっくり だっ た参った な俺が彼女の指導がかり か遠藤さんパソコンのスキルはどの程度 ですかと尋ねると彼女は1度ニコっと 微笑んで基本は一通り理解していますと僕 の目をしっかり見て答え た裕子も自信のあることを答える時先に 微笑んでから答えてたんだよ な夕方ふとデータ入力をしている彼女を 見ると目があっ た慌てて視線をそらそうとすると彼女は すっと 立ち上がりこっちに駆け寄ってきたそして ニコっと笑を 浮かべはい どうぞとキャンディを差し出し宮田さんお 疲れ様です疲れてきたらブド灯を取り ましょうと言った僕が自宅にに仕事を 持ち帰って資料作りをしていた時裕子も 同じこと言っていたなと思い出し
たそして僕は気づいてしまっ た彼女の中に裕子を探している自分 にみさんってとっつきにくいタイプでは ないけど時々悲しそうというか辛そうに 見えるのは気のせいだろうか仕事の質問を すると丁寧に教えてくれるのにご家族の話 をするとほとんど話をしなく なるそれから1番私が気になっていること はニさんが笑ったところを1度も見たこと がないこと だきっと何か辛いことがあったのかもしれ ないでも他人のプライベートに干渉しては いけない そう思いつつも笑顔をなくした日常は どんなに苦しいだろうと気になって 仕方なかっ たそれから1ヶ月後のことだった僕は翌日 に控えた3者合道プレゼン会の資料を 仕上げるために少し早めに出社したすると 部署内がざわついて いる部長何かあったんですかそう声を かけると とんでもない事態になっていることが 分かっ た昨日の深夜に発生した落雷のせいで車内 のパソコンの大半にトラブルが発生してい た僕のデスクのパソコンにも被害が出てい た電源さえ入ら ない明日のプレゼン用の資料は完全社外比 扱いでUSBなどの外部メディアへの バックアップはできなかった いや参ったなあでも何がなんでも今中に 資料を作るしかないよ なオロオロしている部長に今すぐ使える パソコンはありますかなんとしてでも 作り直しますと告げて僕は覚悟を決め た修行時間の少し前に遠藤さんが出社して きたのでデータ収集を手伝ってもらうこと にし たをしているうちにあっという間に夕方6 時になり修業の時刻になっ た後は僕がやっておきますからと遠藤さん に言うと1度にこと微笑んでからいえ私も 残りますからまだ私でもできる作業はあり ますよねいやエドさんこれは日付が変わる までに終わらないと思うから君は帰って くださいこれ以上の残業は君の派遣会社と の契約違反になります からそう話すと遠藤さんはあそっかと呟い た後わかりましたでは失礼しますと言って タイムカードを押して帰って行っ たところがなんとその1時間後彼女が戻っ てきたの だちょっと君帰ったんじゃなかったんです か
驚いている僕に遠藤さんはニコっと笑って からこう言った2人でやった方が早いです よあこれはボランティアですから派遣の 契約外ということでと言って下をペロっと 出し たその前に腹ごしらえしましょうよ腹が 減っては生さはできないって言いますよ ねそう言いながらデスクの上に テイクアウトの牛丼やサラダ味噌汁を並べ 出したあありがとうございますでも本当に 終電に間に合わなくなるのでこれ食べたら 帰ってくださいと説得しようとしたが彼女 はなかなか頑固だっ た一旦言い出したら絶対に引かないそんな ところまで似てるの か僕はこんな時にさえ彼女の中に妻を見て しまってい た宮さんこの強度の説明のところはグラフ が入りますかそこはねアメリカで行われた 金属の強度に関する実験のグラフが入るん だけど後で僕が調べますと言いながら とりあえず国内のデータを抜粋して もらおうかと考えているといえ大丈夫です 私やりますよ英語のならわかりますと言っ てニコっと洗っ た彼女の英語スキルは大したものだった僕 が気づかなかった海外の金属実験のサイト まで見つけ出しどんどん和して行ったそう して午前4時やっと資料が完成し た僕の予想より3時間も早く終わったのは 遠藤さんのおかげだった彼女はコーを2つ 入れてき て完成してよかったと言いながら微笑んだ そしてふと僕はずっと気になっていたこと を聞いてみることにし たあのさ遠藤さんこの写真は僕の妻なんだ けどもしかして知ってたりするか なそう言ってスマホに保存した裕子の写真 を見せ た彼女は一瞬驚いた表情を見せたがすぐに 悲しそうな顔になり涙を浮かべていった 知ってますよく知って ます宮田さんがゆうちゃんの旦那さんだっ たんです ねゆうことは親しかったんだね友達なのか な僕たち会うのは初めてだよねそう尋ねる と彼女はぽつりぽつりと話し始め た私とゆうちゃんはいこで幼馴染みなん です私が中学を卒業する頃まで毎日一緒に 過ごしていましたでも私が父の外画定期で 家族全員でイギリスへ行くことになったん です2年前に父が本社に戻ることになって 家族全員で帰ってきまし ただからゆうちゃんの結婚式にもお葬式に も参列できなく
てそう言いながらますます涙が 溢れ出す日本に戻ってきてからせめてお 先行だけでもあげに行きたいと思って結婚 報告で届いた賀城のを尋ねてみたんです けどもう引っ越してしまわれた後 で悲しそうに話す彼女に僕は慌てて謝った 申し訳ないわざわざ来てくれていたんだね 本当に ごめん頭を下げると今まで涙ぐんでいた 彼女が急にくすっと笑ったみさんゆう ちゃんから聞いていた通りのの人です ねそう言われて僕のことを裕子がどんな風 に言っていたのかが気になっ た彼女の話では裕子と電話で話していると いつも僕のことが話題になり僕のことを 世界一誠実で世界一優しい人だといつも のけていたそう だ彼女は懐かしそうに教えてくれ たそしてその時彼女の話を聞きながら僕は 自然と微笑んでいた ああ宮田さんの笑顔初めて見まし た絶対に笑わない人だと思っていたので 安心しまし た彼女に突然そう言われてはっし た裕子が亡くなってから今日までの5年間 僕は全くいなかったことに気がつい たきっと周りにも気を使わせてしまってい たんだろう な僕から笑顔はずっと消えてい た彼女にも申し訳ない気持ちだっ た遠藤さんもし予定が空いているならで いいんだけど次の日曜日にお先をあげに来 てやってもらえますかそう言うと彼女はし そうに何度も行きます絶対に行きますと 言っ た徹夜明けで公用していたのか長い雑談を してしまったその日のプレゼンが心配に なり僕たちはそれからすぐに会社を後にし たそしてその日の3者合道のプレゼンは大 成功に終わった帰国市女の遠藤さんが英語 力をきしてイギリスやアメリカの情報を いくつも集めたそうして分かりやすく和薬 してくれた資料はかなり好評だったようだ 部長も収支笑顔だっ たそれから数日が過ぎ訪れた 日曜日約束通り彼女は裕子のためにお先行 をあげに来てくれ た彼女は多分20分以上は手を合わせてい た 僕は裕子が好きだったオレンジペコという 種類の紅茶を入れたするとやはり彼女は すぐに気づいたよう でこれゆうちゃんと私が好きなオレンジ ペコですねと言ってニコっと微笑んだ後 懐かしそうに一口飲んだそしてすぐに
真面目な顔をしたかと思うと僕の顔を見 ながら語り始め た宮田さん私が今の職場でお世話になって 約1 ヶ月この間の徹夜でプレゼン資料を作った 日まで私は宮さんが楽しそうに笑っている ところを見たことがありませんでし たこの5年間辛くて悲しくてたまらなかっ たと思い ますで ももう終わりにしません か宮さんから笑顔が消えてきっと1番心配 して心を痛めてるのはゆうちゃんですよ え頭にハンマーで殴られたような衝撃が 走っ た僕は彼女の言葉に目が覚めたような気が し た度哀楽をなくしした僕のことを裕子が見 たらなんて思うだろうか心配症の裕子の ことだから僕のことを気にしてまだ天国に たどり着いていないかもしれ ない黙って考えている僕を見てすみません 生意気なことを言いましたと彼女が頭を 下げるいや君の言う通りだ よいつまでも裕子に心配かけていたらだめ だよ ねきっと君にもこの1ヶ月の間心配をかけ ていたんだ ね本当に申し訳ないそう彼女に謝っ た彼女は微笑みながらいいえ気づいて くださってありがとうござい ますそれから今日はゆうちゃんに合わせて くださってありがとうございましただと 言っ た笑い方や話し方もそっくりだけど素直で 人を気遣え優しいところまで似てるん だ彼女がうちの会社に来たのはもしかする と裕子が巡り合わせてくれたのかもしれ ないと思ったその後彼女はよくうちに来て は裕子の仏壇に綺麗な花やおいしそうなお 菓子を備えてくれるようになっ たそして僕 は彼女と映画や食事に出かけるようになっ た最近では裕子よりちょっとだけ気の強い ところや怒るとつい英語が出てしまう ところも愛しく思うようになってき たそして今日は裕子の 命日5年間1人で訪れていた裕子の眠るお 墓に彼女と2人で参りに来てい た彼女は少しずつ丁寧にそして大事そうに 裕子のお墓を磨いてくれ た花とロソと先行それから裕子が好きだっ たチーズケーキを備えて手を 合わせる 裕子君が亡くなってからずっと心配をかけ
てきたと思うごめんな でも今日は報告があるん だ僕はかな子と幸せになるよそして毎年君 の命日には仲良く暮らしてると報告に来る からだからもう心配しない で僕がお墓の前でそう言うと彼女が泣き ながら笑ってお墓に向かって語りかけ たゆうちゃん シジさんってちょっとあれだよね何か おかしなことを言っただろうか考えている と彼女が言ったお墓の前でプロポーズ するまあいい わゆうちゃんがプロポーズの証人だから ね僕たちは顔を見合わせて笑っ たそれから2人で並んで手を合わせ もう裕子に心配かけないからね僕は必ず 幸せになるよそう誓うと俺たち2人を前に 裕子が微笑んでいるそんな気がし [音楽] た俺は30歳の時に高校時代の同級生だっ たまゆみと 結婚妻は同級生の間でも 美人と話題になるほどでクラスのマドンナ なんて言われてい たでもお高く止まっていない策な性格だっ たことから男子だけでなく女子からも好れ てい た彼女の父は不動産会社を経営する大手 企業の社長で彼女はいわゆる社長令嬢だっ たちなみに俺は普通のサラ 実家が裕福なわけでも特別勉強ができる わけでもなかっ た俺が真と結婚できたのは本当に奇跡だっ たと 思う俺たちは25歳の時に同窓会で再開 し当時話題だったアニメの話で息統合し た俺もまゆみも高校時代はアニメが好きで よく2人でああでもないこうでもないと アニメの主人公の考察話に花を咲かせてい たそのうち学校以外でも頻繁に会うように なっていつの間にか交際するに至ったの だ付き合っている間は喧嘩することもなく 結婚してからもしばらくは仲むつまじ2人 の暮らしを楽しんでい た結婚して1年 後まゆは息子の公平を出産し た笑うと目が垂れるところは俺に似て キュッとした口元は彼女に似てい た彼女は育児書を読み漁って初めての 子育てを頑張ろうとしてい た俺たちがぶつかるようになったのは ちょうど公平が幼稚園に入園する前あたり からだ まゆは子供には立派になってほしいし幼稚 園は私立に入れ
ましょうと言い出したそうは言っても俺の 稼ぎじゃ無理だよと伝えたがあなたのお金 は当てにしてないから大丈夫よ公平に かかるお金はお父さんが出してくれ るってやかに笑いながら彼女は言った 俺は正直その言葉がとてもショックだっ たまゆみは何気なく言い放ったと思うのだ が俺にしてみれば遠回しに稼ぎのない 情けない男だと言われているような気がし たその後結局義父のお金で公平は私立の 幼稚園に通うことになっ た稚園だだけでなくそのまま小学校も中学 も私立の学校に通っ たその他にもまゆみは塾に通わせたりA 会話に通わせたりしてい た遊ぶ暇もなく勉強や習い事をしていた 公平は中学に入った辺りからどことなく 窮屈そうな表情を見せるようになっ たそんな公平はある日俺に向かって言っ たあのさ母さんは僕をおじいちゃんみたい な社長に従ってるみたいだ けど僕はもっと他のことがやりたいんだよ 高校も新学校じゃなくて普通の公立高校が いいん だと本音をこぼしてき た俺はこんなことを息子に言わせてしまっ て自分が父親としてなさ避けないそう思っ たそれからしばらく経った頃俺は公平の 進路のことでまゆみと話し合うことにし た公平から聞いた本音をぶつけどうにかし てまゆみを説得しようとし たあのさあいつの進路のことなんだけど 本人は公立の高校に行きたいって言ってる よ えそんなのダメに決まっているでしょ何か につけて学歴はこれから重視されるのよ それにうちはお父さんがお金を持っている からあの子のためにも十分にお金がかけ られるからいいけど公平が結婚する相手が 必ずしもお金持ちというわけでもない でしょうと言われてしまっ た俺は真の言葉にひどく落ち込んだ そういう言い方もないだろうあいつは あいつなりに進みたい道もあるかもしれ ないだから話も聞いてやろうよ俺なりに 息子のために必死に説得を試みた があの子にとって1番いい道は私が決める わあなたは黙って言うことを聞いてくれれ ばいい わなんだよ それの話し合いがきっかけで俺たちは険悪 になり公平が中学3年に上がる前に離婚 することになってしまっ たまゆは必死に公平の真剣を取ろうとして きたが息子は俺を選ん
だ母さんとはもう合わない僕は自由に行き たいん だまゆは息子に自分が嫌がられているとて ショックを受けて実家に帰って行っ たそれから俺は公平と2人で暮らすことに なっ た俺は息子の希望通り公立の高校に進学さ せてやっ たまゆとは離婚してから顔を合わせること はなかっ た慣れない男同士の生活に追われていて 正直なところ気持ち的にも時間もゆりが 全くなかっ たただふと思い出すことはあり彼女はもし かしたらいい人と出会って再婚したのかも しれないなそんなことも考え た一方の俺はその後良い女性と巡り合う こともなく公平の学費と生活費をひたすら 稼ぐ日々だっ た贅沢はさせやれなかったが息子は文句を 言うことはなかっ た公平は高校卒業してから自動車の専門 学校に進みそれと同時に家を出ることに なっ た息子は学費以外にかかる金は自分で アルバイトをして稼い だきっと俺に負担をかけたくなかったの だろうその後息子は在学中に資格をり学校 で紹介された会社に就職し た公平が独り立ちしたことから俺の経済的 な負担はなくなっ たでもどことなく寂しいような気もしてい た面白くもない平凡な毎日を1人で送って い たそんなある日会社から半月ほどの出張を 命じられここからは少し離れた田舎町に 行くことになっ た慣れない場所で迷子になりそうだったが なんとかたどり着くことができ た会社は長期滞在をするためのホテルを 取っておいてくれて俺はホテルに入る前に 近くのスーパーで食べ物を買うことにし た惣菜売り場に向かおうとフロアを歩いて いたその時 俺は自分の目を疑った え あれ目の前を元妻のまみにそっくりな女性 が横切っ たその女性は何かしらの作業儀を着てい た俺はすぐに後を追ったが見失ってしまっ たどこだ まゆスーパーの中をブロと歩き続け たはあどこに行ったんだろういっ て足を軽くくじいてしまっ た俺は何をしているのかと我に帰った今更
あってどうするつもりなんだ自分に 問いかけるなぜ元妻らしき女性を 追いかけようと思ったのかわから ない恨み言の1つでも言いたかっわけでも ないしそれとも5年が経った今心の中では 彼女のことを実は引きずっているのだろう か答えは出なかっ たただもう1度会いたいと思ったそのこと だけは確か だ翌日仕事を片付けて昨日彼女を見失った 辺りから再度周辺を歩き回って た田舎とはいえスーパーは賑やかでその日 は特売だったこともあり人手が多かっ たなかなかそれらしい人は見つけられ なかっ た昨日見かけたとそれだけの情報で 探し回っていたのだから当然 だもしかしたら別人かもしれ ないそれにどうせ運会えたとしてももそこ から何ができるでもない諦めて帰る かそう思った矢先昨日と同じ制服姿の女性 を見かけ た慌てて後を追った俺は今度は見失わない ように急いで追いかけていっ た別人だったらどうしようと思うと いきなり声もかけられないそれに何を話し たらいいのか迷酔っている自分もい たやがて元妻は化粧室の横にある扉の中 からバケとモップを持ち出し た顔を確認すると間違いないまゆみ だしばらくその様子を見ながら迷っていた が胃を消して声をかけ たあのまゆさんです か女性が俺を見て あっと息を飲みその顔は青ざめてい たどしかずだよ ね言葉を発した彼女の声は震えて いる呆然と立ちすくむ元妻は以前の真とは 全然違っ た化粧もほとんどせず顔はやれており髪も 昔のように綺麗にしていなかっ た美人だったおかげはあったが頬はこけて だいぶやれた感じに見え た彼女は恥ずかしそうに 言う久しぶりだねまさかこんなところで 会う なんてこんな姿見られたくなかった な実は出張で来ているんだ俺もびっくりし たよ そう答え たとにかくもう一度ちゃんと話がしたいと 思っ た俺はバッグからノートを取り出しボール ペンを走らせ止まっているホテルの名前と 携帯番号を彼女に渡し
た俺はホテルに戻って着信を待ったそんな にすぐに連絡はないかそう思っていたが夜 の7時を過ぎた頃に連絡があっ た あの今ホテルの近くにい ますそう告げた元妻の声からは緊張が 伺える俺たちはホテルの横の居酒屋に入る ことにし たゆっくり話したいと思って個室を頼ん だ飲み物と食事が運ばれた後元妻は唐突に 口を開い たあの時はごめん なさい彼女は目に涙を溜めてい た俯いていた彼女は顔をあげてぎこちなく 無理やり作った笑顔を俺に向け たその表情になんだか懐かしさを感じ ながらも胸がぐっと苦しく なるそして離婚後のまゆのことを知っ た私離婚してから実家に戻ったんだけど しばらくして父と大喧嘩をして家を出た の突然再婚の話があって望んでもいない 縁談を父に強引に進められたの よ俺がいなくなったらお前はどうやって 生きていくんだ今まで誰かに頼って生きき たお前がこの先1人で生きていけるわけ ない早いうちに再婚し なさいそう言われた らしいどうやらこの義父の言葉がまゆの プライドを傷つけたようだっ たそして彼女 は私だって大人なんだし1人で生きて いけるもうお父さんには絶対に頼らない からと言って出ていったそう だしかし現実はそう甘くなく優秀な大学を 出ていたものの働いた経験がない真をどの 企業も雇ってくれずひとまずスーパーの 清掃員のパートを始めた らしいまたまゆは裕福な家庭で育ったこと もあり金銭感覚も普通の人とは違ってい た収入があまりのにもかわらずお金を使い すぎた結果ギリギリの苦しい生活を送る ようになってしまった結局私は1人じゃ何 もできなかったのよ ねお父さんの言う通りだった みたいと苦笑いを浮かべながら言っ たそれから俺たちは酒も入ってたことも あり緊張することなく話すことができ たは公平のことも気になっていたよう だもうずっと会ってないけど元気にして いるか なきっとあの子は私のこと大嫌いだろう けど公平なら元気にやっているよ仕事も 頑張っていて上司からもかなり気に入られ ているみたいだ よそう伝えるとよかったと少し涙声で答え
ていた 昔俺が知っているクラスのまどなだった 社長レジョンの気の強いまみはもうそこに はいなかっ たそれから俺はちょくちょくまみに会いに 行くようになっ たなんとなく彼女のことが心配だっ たそんなある日の ことまゆみから話があった実はこの前 お父さんから連絡があっ て今までは無視していたんだけどちゃんと 向き合わなきゃと思って電話に出たのよ お父さんはこんな私にも心配の言葉をかけ てくれてね思わず泣いちゃったわ大変なら 家に帰ってきたらどうだって言ってくれた んだけど自分の力で生きていきたいから って言って断ったの よ俺と再開したことも言ったよう だ義父はそうかとしか言わなかったようだ 別に怒っているような様子はなくむしろ 安心したような声だった らしい2人の関係が修復しつつあることを 耳にして俺は安心し たそれからしばらくして俺たちはまた1 からやり直そうという話になったもちろん ひとまず友達からこのことは公平にも話し たすると息子 はそっか2人のこと応援してるよそう言っ た俺は彼女をまた支えていきたいと思って いるまゆがぽつりと呟い たあなたには申し訳なかったと思ってい ます本当にごめんなさい ただあの時はそうすることが最善だと思っ たのあの子のため にでもそれは間違っていたことに身を持っ て気がつきました目に涙を浮かべ反省の 言葉を放つ彼女にかける言葉が見つから なかっ た元妻の言うことも わかる子供が将来苦労しないように彼女 なりに考えたの だろう俺は彼女の肩をそっと抱い たそうして半月が過ぎ出張も終わり地元に 戻っ たなぜ自分が彼女に会いたいと思ったのか なぜ彼女を探したの か俺は真の声が聞きたかった以前のように 話がしたかっ た確かに彼女に腹を立て恨んだ時期もあっ たけれど今はそんな気持ちもすっかり なくなってい たもう昔のこと だ彼女は十分苦しんでい たこうやって再開したのも何かの縁 だろう1週間後俺はまた元妻のいる田舎町
へと出かけ た彼女に1つだけ言っておきたいことが あった やっぱり僕には君が必要だその一言を伝え たいそして次の休みには息子も連れて彼女 のいる田舎町で3人で [音楽] 会おう
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2件のコメント
このナレーシヨンの方、いつも、感動する話をわかりやすく、優しい言葉で、
読まれていて大好きです🎉
ふさんでコメントされておられるお方私もいつも感激🎉しています