奈良県桜井市、風呂場の天井にお地蔵さんが現れる VOICEVOX:青山龍星 #shorts #怪現象 #奈良県 #桜井市 #地蔵

1977年11月17日、奈良県桜井市大西の豊田市営住宅1号に住む農業男性(49歳)宅の風呂場の天井に2体の地蔵の姿が浮かび上がった。1977年11月19日付の奈良新聞に掲載されて話題になった。
 この日の午前10時頃、農業男性の妻が風呂掃除した際、天井に二つのシミを見つけた。シミは時間が経つに伴って大きくなって地蔵の頭と胴体に見えた。夕暮れ時になると、一つが長さ70センチ、その右に並んだもう一つは長さが50センチほどになった。長さ50センチの地蔵はだぶついた耳たぶがあり、右手に杖を持っているように見えた。
 近所の人たちも噂を聞きつけ、「お地蔵さんか観音様かもしれない」と言い始めた。約1か月前、市営住宅の近くを自転車で通った子どもが手に怪我をしたり、近くをオートバイで通った人が事故を起こして重傷を負うなどしていたため、お祓いをした方が良いということになった。
 市営住宅から北に約150メートルの場所にある西福寺の住職に依頼して、この日の午後10時からお祓いを行った。翌18日朝になると地蔵の頭の一部は消えたが、完全に消えることはなかった。
 騒動を受けて、奈良新聞の取材を受けた桜井市は「地蔵が現れる前日の11月16日、市の火葬場を改築するにあたり、火葬場にあった大小二つの地蔵を他に移すため魂抜きの儀式をしていたので、その魂が男性宅の風呂場に乗り移ったのでは」というコメントをしている。
 男性宅は、卑弥呼の墓ともいわれる箸墓古墳の南西約1キロに位置している。市営住宅は8年前に建築され、場所は大和川沿いで、湿度の高い場所で、前日に強い雨が降っていた。

【参考文献】
「奈良新聞 1977年11月19日」
「実写!日本恐怖100名所/中岡俊哉」(二見書房)

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