県警史上初“ママさん白バイ隊員”着任 2児の母が直面、重さ300kg“鉄の塊”と2年のブランク…初日から「大焦り」でも1歩ずつ前へ【高知県警察】

新年度を迎えた4月1日、高知県警白バイ隊員の「着任式」がありました。新たに隊員となった中には、子育てをしながら白バイに乗ることになる、高知県警史上初めての“ママさん隊員”がいます。初日から困難に直面しながらも、奮闘する新任隊員たちに密着しました。

4月1日朝、高知市布師田の高知県警交通機動隊では、今年度から新たに白バイ隊員となる8人の警察官の「着任式」が行われました。このうち新任の隊員4人には、業務で使用する「隊服」や「ヘルメット」などが貸与されました。

新任隊員の中には、少し緊張した面持ちの女性警察官がいました。髙本明莉(たかもと・あかり)隊員です。

実は、髙本隊員は“2児の母親”で、高知県警では史上初となる「子育て中の女性白バイ隊員」なのです。

【写真で見る】緊張、不安、期待…憧れの白バイ隊員になった2児の母、着任初日の表情
何度諦めかけても…熱意・適性が認められ初の“ママさん白バイ隊員”に

▼高知県警 交通機動隊 髙本明莉 隊員
「白バイ隊員になるために高知県警の採用試験を受けて⋯。ただ、高知県警で“ママさん”で白バイ隊員の人がいなかったので『自分には無理なのかな⋯』って思ったこともあったんですけど⋯」

幼少期から白バイ隊員に憧れていたという髙本隊員。ただ、警察官になったもののチャンスが訪れず「無理かもしれない」と諦めかけたといいます。

それでも仲間や先輩から「諦めずにやってみよう」と背中を押され、挑戦し続けた結果、熱意や適性が認められ、このほど「白バイ隊員になる」という夢を叶えることができたのです。

▼高知県警 交通機動隊 髙本明莉 隊員
「自分の目標だった白バイ隊員になれて、まずはスタートラインに立てたことはうれしいので、ここからは訓練を乗り越えて、その先の『取り締まり=交通事故防止』につなげていけたらと思います」

“憧れ”の「白バイ隊員」としてのスタートを切った初日。着任式を終えると早速、訓練が始まります。訓練用の隊服に着替えヘルメットを脇に抱えた隊員たちは、緊張した面持ちで、白バイの車庫にやってきました。

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運転の上手さはエンジンをかける前、「姿勢」で決まる

引き締まった表情で挨拶し、準備体操を終えた隊員たち。訓練の前に、バイクに異常が無いかどうか、乗車前の点検を行いました。

そして、まず行ったのは「バイクにまたがる姿勢」の確認です。エンジンをかけない状態でバイクにまたがり、小隊長らが「姿勢」をチェックします。白バイに乗る際は、この「乗車姿勢」が重要です。

▼高知県警 交通機動隊 勝瀬貴成 小隊長
「2輪車を“手足”のように操作しなければならないので、その時に“デタラメな姿勢”では、思うように動かせないんです。安全面でも姿勢は重要ですし、やっぱり上手な人は乗車姿勢も綺麗で、逆に言うと、綺麗な姿勢じゃないと上手くはなれないです」

新年度が始まった4月1日でしたが、高知市内はあいにくの雨。しかし、訓練は天候に関係なく、毎日行われます。

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重さ300kgの“鉄の塊”、ひとたびバランスを崩すと…

咲いているサクラの花が雨に滴る中、白バイ用のカッパを着用した隊員たちは車庫を出て、バイクを押して歩きながら、訓練場所まで移動しました。

隊員たちが押しているバイクは、重さが300キロほど。押して歩くだけで、かなりの体力を消耗します。押して前に進むだけでなく、押しながら後退する練習も繰り返し行います。

ただ、ひとたびバランスを崩してしまうと、重さ300キロの“鉄の塊”はたちまち制御を失い⋯

「ガッシャン!」

訓練場に鈍い音が響き、ある隊員が、押していたバイクを倒してしまいました。

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重さ300kg、倒れた白バイを「起こす」のも技術

「やってしまった⋯!」という苦い表情で、バイクを起こす隊員。しかし、重さ300キロの“鉄の塊”を起こすのは一筋縄ではいかず、先輩隊員に手伝ってもらいながら、なんとか立て直しました。

このように、倒れたバイクを「起こす」ことも、白バイ隊員として大切な技術のひとつです。

高知県警初の“ママさん隊員”、髙本隊員も、白バイを前に苦戦中…。息を切らしながら、取材スタッフの問いに答えました。

▼髙本明莉 隊員
「重たいです⋯『重たい』ってわかっていましたけど⋯やっぱり、重たいです⋯」

そして雨が強まる中、バイクを押すだけでなく、実際にバイクにまたがって走行する訓練へと入っていきます。

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「研修で乗って以来…」2年の“ブランク”浮き彫りに…

訓練場の敷地内を、かなりのスピードを出した状態のまま、細かくジグザクに走行したり、カーブを曲がったり⋯。路面は雨で濡れスリップするおそれもありますが、天候は言い訳にはできません。

実は、髙本隊員が本格的にバイクに乗るのは「2年ぶり」。2024年に研修で乗って以来で、その“ブランク”が、着任初日から浮き彫りになりました。

白バイに乗り、勢いよくカーブを曲がった髙本隊員でしたが、小隊長からはこんな指導が。

▼勝瀬貴成 小隊長
「あの、2年ぶりやき、無理もないと思うけど…」

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“ブランク”は自覚も、いざ指摘されると…

▼勝瀬貴成 小隊長
「曲がるとき、バイクはどうせないかん?」

▼髙本明莉 隊員
「倒さないかんです⋯」

▼勝瀬貴成 小隊長
「倒さないかんよね。倒さんと、曲がっていかれん。曲がれんかったら、速度を落とすしかないき。もう少し、カーブに入る前に体勢を寝かせてスーッといってみて」

“ブランク”の自覚はあっても、いざ指導されると、できないことへの悔しさか、それとも焦りか…。苦笑いを浮かべ、少し口元を噛みしめながら、トレーニングは続きます。

訓練の合間、取材に応じた髙本隊員が胸の内を語りました。

▼髙本明莉 隊員
「最初、車庫で乗車姿勢をやったんですけど、いざバイクに乗って走ってみると全然できなくて…。そこが今の課題です…」

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公道デビューはひと月後…「大焦り」でも1歩ずつ前へ

そんな髙本隊員たち新任隊員は、これから訓練を積み、早ければ5月にも先輩隊員とともに公道でパトロールを行います。時間は、限られています。

▼髙本明莉 隊員
「そうですね、もう…大焦りです…。今のままじゃ全く乗れないので…取り締まりもできないので…」

▼髙本明莉 隊員
「とりあえず、この1か月はしっかり練習してやっていきたいと思っています。(自分の)子どもたちの応援も受けながら、頑張りたいと思います」

「子どもにも、かっこいい姿を見せられたら」と話していた髙本隊員。憧れの世界に飛び込んだ初日から課題に直面したようですが、逆に言えば、それは「現状を把握できた証」でもあります。

新任の白バイ隊員の訓練は、まだ始まったばかり。隊員たちはこれからも日々訓練を重ね、高知の安全を守る存在へと成長していきます。

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17件のコメント

  1. バイクに乗るのは2年ぶりって!? 選抜や養成がおかしくないですか?
    車両を起こすのを手伝ってもらってる隊員もいるし。実働で倒したら市民や被疑者に手伝わせるのかなあ。

  2. そもそも、こんなデカくて重い1300ccのバイクが選定されるのがおかしい。
    まだ前の800の方が隊員からも評判がよかった。

  3. えっと…
    高知県警白バイといえば高知白バイ事件が超絶有名なんで…
    はっきり言って、少なくとも良いイメージは持ってないですね
    だって明らかに不自然な証拠写真が裁判で提出されてたんだもの。
    写ってる人物の足が不自然に消えてた写真は特にね。

  4. 事故って死んだら全て相手のせいにするのが高知県警
    警察任意保険入ってないから
    警察が100%過失の事故でも補償金値切りまくる
    得意のセリフ「警察は貧乏だから払えません!」

  5. 白バイ隊員になるために高知県警を受けた?また白バイで事故って一般人を犯罪人に仕立て上げたいとでも思ったのか?どんだけ正義感が欠如しているんだ?冤罪メーカー高知県警に対して県の公安委員会なり県知事は直ちに白バイの運用を中止させろ。

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