沖永良部島(おきのえらぶじま) (鹿児島県)  島の周囲を低飛行でゆっくりと回ってみました。

沖永良部島は、鹿児島市から南に約540km、那覇市から約188kmの距離に位置するサンゴ礁が隆起してできた島です。

地理と気候: 周囲は約56kmの平坦な島。年間平均気温は22度で温暖です。
産業: 農業が主力で、サトウキビ、ジャガイモ、花卉栽培が盛んです。
医療: ハブがいない島として知られています。離島でありながらも、生活に必要な施設が揃っています。
構成: 和泊町と知名町の2つの町があり、人口は約12,000人です。
自然: 青く澄んだ海や色鮮やかな花木が特徴で、300を超える洞窟がある「洞窟の聖地」としても知られています。

🏡 移住支援制度
沖永良部島では、移住を検討している方への支援制度が充実しています。

🏠 住宅支援
しま暮らし体験住宅: 冷蔵庫、洗濯機、テレビ、Wi-Fi完備の住宅に最長1年間入居可能です。月額家賃は3万円で、敷金は家賃の2か月分です。
定住促進住宅: 子育て世代を対象とした住宅で、同居の子どもが高校を卒業するまで入居できます。家賃は45,000円で、子ども1人につき5,000円の減免があります(上限20,000円)。
町営住宅: 島外からの申し込みも可能です。
空き家バンク: 空き家情報を移住希望者に提供する制度です。
空き家活用促進事業補助金: 空き家バンク登録物件の改修費用に対し、最大200万円の補助金が出ます。
💼 仕事
農業関連やサービス業の求人情報が多くあります。
移住後に起業する方もいます。

📌 観光情報
沖永良部島は、その自然を活かした多様な観光スポットとアクティビティが魅力です。

自然景観:
昇竜洞: 東洋一とも言われる巨大な鍾乳洞で、内部は幻想的な空間が広がっています。
フーチャ(潮吹き上げ洞窟): 波が洞窟に打ち寄せると潮が吹き上がる自然の驚異です。
日本一のガジュマル: 国頭小学校の校庭にある樹齢120年以上のガジュマルは、地域のシンボルです。
田皆岬: 雄大な景観が楽しめます。
ワンジョビーチ、ウジジ浜: 美しいビーチで海水浴やリラックスができます。
アクティビティ:
ケイビング: 200以上ある鍾乳洞を探検する人気のアクティビティです。
ダイビング・シュノーケリング: 豊かなサンゴ礁やウミガメとの遭遇が楽しめます。冬季にはザトウクジラの目撃情報もあります。
サイクリング: E-bikeで島内を巡り、自然を満喫できます。
イベント:
花の島沖えらぶジョギング大会。
✈️ アクセス
沖永良部島へは、空路・海路でアクセス可能です。

空路: 鹿児島空港、那覇空港、徳之島空港から直行便が運航しています。
海路: 鹿児島と沖縄を結ぶフェリーが毎日寄港します。

沖永良部島では、温暖な気候と豊かな土壌を活かした様々な特産品が生産されています。

🥭 農産物
サトウキビ:島の代表的な作物で、黒糖や黒糖焼酎の原料です。
じゃがいも:日本で最も早く出荷される「新じゃがいも」として知られ、2月から4月が収穫時期です。
花卉(かき):
えらぶゆり(テッポウユリ)
フリージア
グラジオラス
果物:
マンゴー:特に完熟マンゴーは人気があります。
パパイヤ
シークリブ(島みかん)
モンキーバナナ
その他野菜:ゴーヤやヘチマ、実エンドウ、インゲンなどが栽培されています。
シマ桑:健康茶や加工品として利用されています。
🍶 加工品・その他
黒糖:サトウキビを原料にした甘味料で、そのまま食べるほか、様々なお菓子の材料にもなります。
黒糖焼酎:奄美群島でのみ製造が許可されており、「はなとり」や「昇竜」などの銘柄があります。
お菓子:
ヤジ豆:黒糖と豆を炒ったものです。
サーターアンダギー:沖縄の揚げ菓子で、沖永良部島でも定番です。
ピーナッツ黒糖。
ゆきみし:もち米粉と黒糖を混ぜて蒸した伝統菓子です。
ふくれ菓子。
田芋もち。
その他:
乾燥きくらげ。
コーヒー豆。
海鮮丼の具。
沖永良部島では、これらの特産品がオンラインショップでも購入可能です。

🥭 沖永良部島マンゴーの特徴
沖永良部島の気候や栽培方法が、美味しいマンゴーを育んでいます。

亜熱帯気候:沖縄県に近い位置にあるため、マンゴー栽培に適した温暖な気候です。
サンゴ礁由来の土壌:島の土は赤土で粘土質、サンゴ礁が隆起してできたミネラル豊富な土壌です。水はけや通気性も年間を通して管理されています。
ハウス栽培:亜熱帯気候である沖永良部島では、ビニールハウスで自然の熱を利用し、気候をコントロールして栽培されています。
完熟収穫:マンゴーは樹上で自然落下するまで待って収穫されます。これにより、甘みが最高潮に達した完熟の状態でお届けされます。地面に落ちないよう、一つ一つひもで結ばれています。
こだわりの品質:甘さだけでなく、香りや形、色、重さなど、厳しい基準をクリアしたものだけが出荷されます。
🏆 品評会での実績
沖永良部島の一部のマンゴー農園は、品評会で高い評価を受けています。

田中マンゴー園:2009年から2014年まで島主催のマンゴー品評会で6年連続金賞を受賞し、その後も受賞を続け、7年連続、そして2022年には11回目の金賞を受賞しています。
竹マンゴーえみちゃん農園:南国の太陽を浴びて赤く色づき、糖度が増した完熟マンゴーは、袋の中で自然落下するまでじっくりと収穫を待ちます。果肉は繊維質が少なく、とろけるような滑らかさで濃厚な甘みが口いっぱいに広がる特徴があります。
東マンゴー園:減農薬・有機肥料での栽培を心掛けており、おいしく安全・安心なマンゴー作りを目指しています。
📅 収穫時期と入手方法
収穫・発送時期:例年7月上旬から8月上旬が発送時期です。
購入方法:ふるさと納税の返礼品として提供されているほか、各農園のオンラインショップや町の特産品を扱うオンラインショップでも購入できます。

沖永良部島にハブがいない理由には諸説あり、現在も明確な答えは出ていません。

🐍 ハブがいない理由の主な説
地殻変動と水没説
かつて陸続きだった時代にハブが各島に分布しました。
海面が上昇した際、標高の低い沖永良部島のようなサンゴ隆起の島は完全に水没し、ハブが絶滅したと考えられています。
一方、ハブが生息する奄美大島や徳之島などの火山島は完全に水没しなかったため、ハブが生き残ったとされています。
土壌のアルカリ性説
沖永良部島がサンゴ礁の化石でできているため、土壌がアルカリ性であり、それがハブの生息に適さない、あるいはハブを死に至らしめるという説があります。
宮古島にもこの説が存在します。
⚠️ その他の情報
奄美群島では、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島にはハブがいますが、喜界島、沖永良部島、与論島にはいません。
沖縄の離島には、標高が低くてもハブが生息する島もあり、ハブの有無の根拠は依然として謎に包まれています。
沖縄県内には、ハブ・ヒメハブ・サキシマハブ・タイワンハブの4種類の毒ヘビが生息しています。

沖永良部島ではダイビングができます。透明度の高い海で、一年中ダイビングを楽しむことが可能です。

🐠 沖永良部島のダイビングの魅力
高い透明度: 沖永良部島の海は透明度が20m以上になることも多く、エラブブルーと呼ばれる美しい水中世界が広がります。
豊富な海洋生物: ウミガメやカクレクマノミなど、人気の海洋生物に一年中出会える可能性があります。
多様な地形: 隆起サンゴ礁の島ならではの洞窟、クレパス、アーチなど、変化に富んだ地形が楽しめます。
年間を通して楽しめる: 冬の北風や夏の南風の影響を避けて、常に良好なコンディションのポイントでダイビングが可能です。
🤿 ダイビングの種類
沖永良部島では、様々なレベルや目的に合わせたダイビングが提供されています。

体験ダイビング: ライセンスがなくても参加でき、初心者や子どもでも気軽に海の世界を体験できます。
ファンダイビング: ライセンスを持つ方向けに、島の魅力を熟知したガイドがベストなポイントへ案内します。
各種コース: ライセンス取得コースやステップアップコースも用意されています。
🐳 その他の楽しみ
クジラスイム: 1月下旬から3月中旬には、ザトウクジラと一緒に泳ぐクジラスイムを体験できる場所は世界でも数ヶ所しかなく、貴重な体験ができます。
水中写真: 水中写真の撮影に特化したフォトガイドサービスもあります。
ナイトダイビング: 不思議な形とキラキラ光る浮遊期の幼魚に出会えるナイトダイビングも人気です。
沖永良部島には、PADI正規認定店をはじめ、経験豊富なインストラクターが常駐するダイビングショップが複数あり、女性一人でも安心して参加できるアットホームな雰囲気のショップもあります。ボートダイビングが主流で、島の周りには40ヶ所以上のダイビングポイントがあり、その日の風向きに合わせて最適なポイントを選べます。

沖永良部島でのケイビングは多岐にわたるコースがあり、初めての方から経験者まで楽しめるように難易度が設定されています。

🌋 ケイビングの難易度
初心者向けコース
初めての方は「リムストーンケイブ」や「大蛇洞」がおすすめです。

リムストーンケイブ:日本で2番目に長い大山水鏡洞の一部で、ケイブパールや土器、化石といった様々な鍾乳石が見られます。水量の多い洞窟で、水に浸かったり、狭い通路を匍匐前進したりすることもあります。
大蛇洞:蛇の体内のような細い通路や、天井から垂れ下がる鍾乳石が特徴です。体を大きく使う動きが多く、一部短い距離を泳いで進むこともあります。
これらのコースはガイドが同行し、安全に配慮しながら進行するため、体力や特別な技術はそれほど必要ありません。所要時間は2〜3時間程度です。

経験者向けコース
2回目以降の方や、より本格的な体験を求める方には、「銀水洞」や「水連洞」があります。

銀水洞:沖永良部島最高峰の洞窟とされ、息をのむような絶景が広がります。入洞直後から匍匐前進が続くなど、難易度は上がります。雨量が少ない時期は中止になる場合もあります。
水連洞:深いプールが連続し、鍾乳石につかまりながら移動するなど、最も難易度が高いと感じる人もいます。深いプールで泳ぐ探検要素も含まれます。
📝 準備とその他
装備:ウェットスーツ、ヘルメット、ヘッドランプ、グローブ、膝あて、靴などはツアー料金に含まれていることが多いです。
服装:水着の上に動きやすい速乾性のシャツなどが推奨されます。
写真撮影:洞窟内は湿度が高く、防水機能のあるカメラが推奨されます。ガイドが写真を撮影し、データを提供してくれるツアーもあります。
参加条件:ツアーによっては年齢制限が設けられています。20歳以上が対象のツアーや、未成年は保護者同伴が条件となる場合があります。
予約:特に夏場は混み合うため、早めの予約がおすすめです。
ケイビングは、日常では味わえない非日常体験を提供し、沖永良部島の地下に広がる神秘的な世界を体験できます。

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