【核燃料サイクル】青森の人はみんな知っているが東京の人は誰も知らない核燃料サイクルのこと2

皆さん、こんにちは。宮﨑知己の考える
ラジオの始まりです。 大事な問題についてじっくり深く考え、
自分なりの視点や意見を持つ、そんな時間 を一緒に過ごしましょう。
この番組は秋葉原第一スタジオからお届け しています。当番組のご案内役の
山崎潤一郎です。 宮崎さん、今日はどういうお話でしょうか?
はい。今日は、青森の人はみんな知っているが、東京の人は誰も知らない核燃料サイクルのことの 2回目をお話ししようと思います。 はい。
題にありますが、フン詰まりガラス溶融炉ということで、技術的に 1番心配されている、ネックになるんじゃないかと心配されているところ、ガラス溶融炉について、お話ししていきます。 核燃料サイクルの話の中の、ガラス溶融炉の話ということなんですね。はい。 はい。1回目をちょっと振り返りますが、 1回目では概括的なことをいっぱい詰め込みましたので はい。はい。
技術的にも難しい話だし、歴史的にも長いスパンの話ですし、 たくさんのことを申し上げました。で、今日はその中でちょっと技術、 技術的にいろいろ未達の部分があるという風に 1回目で申し上げましたんで
はい。 1番、技術的に、心配されている部分っていうところをお話ししたいと思います。 はい。
で、ほとんどがあのフランスの核燃料最処理工場のコピーで うん。
2箇所だけ日本の技術だと、 1回目で申し上げました。
はい。はい。 で、その2箇所のうちの一つがガラス溶融炉。これは国産の技術です。 うん。うん。
で、そこがうまくいっていないところでしたので、その後、改良等も 試みられておりますが、技術的に 1番心配な点はここになります。
なるほど。うまくいってないんですね、この部分。国産のこのガラス溶融炉の部分。 はい。え、1回やってみて、うまくいかなかった部分です。 で、その後、改良が試みられていますが、さて実際動かしたら、うまく動くかというところですね。はい。 なるほど。はい。
で、ガラス溶融炉、ガラスを溶かす炉。 うん。
まあ、熱く、電気の力で熱くして ガラスビーズを溶かすんですけど、 なんでこれが再処理工場に必要なのか というところからお話しします。
はい。 はい。再処理というのは、 1回目で申し上げましたが、原子炉で使った、え、使用済みの核燃料、これを もう1度処理して、そこから新しい 核燃料を作る、その工程の1番重要な所です。はい。 使用済みの核燃料は、 1回原子炉で、核分裂反応を起こさせた、使用済みの燃料の中には有益な、有益っていうのは もう1度燃料として使えるものがあります。あの、ウランとプルトニウムです。 はい。はい。
はい。これを取り出して、 もう1度燃料に加工して、MOX燃料という燃料に加工するんですけども、取り出すということは取り出された残りの部分もあるということなんです。 ま、そうですね。
有益なものを取り出したってことは はい。
無益なものが あって、 これがまあ本当の核のゴミ。 ああ、
非常に厄介な核のゴミです。 なるほど。
有益なプルトニウム、ウラニウムを取り出して残ったもの。 厄介と言いましたけど、何が厄介かと言うと 強い放射線を出します。 プルトニウムとウランを取り出したらもうそこで放射線消えるのかなっていう話。簡単な話じゃないと。 はい。はい。残りのなんか廃液みたいなのだけかなと思うんですけど、その廃液の中にですね。 強烈な、放射性物質が、 各種含まれてるんです。
おお、なるほど。 はい。で、強烈な放射線を出します。それと長い期間出します。 おお。
いわゆる半現期。 半減期。
半減期が長ーい。 例えば含まれてるもの、なんか、あまり馴染みのない名前なんですけども、アメリシウムっていう アメリシウム。
アメリシウム。 えっと、これはですね、
アメリシウム241と243っていうのが かなり多く含まれるんですけども、例えば
アメリシウム243ですと半減期は 7370年。 7370年経つとその発する、放射能を
発する力が半分になる。 1/4になるにはさらにそっから
7370年かかると。 そういうことですね。半分、半分になっていく。 なるほど。で、 もう一つ多く含まれてるのがネプ、ネプツニウム。 ネプツニウム。 ネプツニウム237 っていうのがいっぱい入っています。
ああ。 えっと、これの半減期は214万年。 214万年。 214万年経つと半分になります。
いやあ、 そういうものが入ってます。あ、その他に キュリウム242 とか248。 あとカリフォルニウム249、252 っていう、そういったものが。あまり聞かないですよね。こういう名前。 うん。聞きませんね。当然これらの物質っていうのは 人体に悪影響を及ぼしますっていうもんなんですよね。 放射線。はい。あのアルファ線とかベータ線を
強烈なのをだ出し続けるってことですね。 うん。
はい。で、これが入った廃液ですね。有益なものを取って、有用なものを取った残りの部分、廃液。 これは高レベル放射性廃液 と呼ばれます。
なるほど。硝酸に溶かして いますから。硝酸の液体の中にこの物質が入っているってそういう意味ですね。 うん。なるほどね。うん。
で、これの処理が難しいと。 ああ。
で、これそのまま置いとくとか放置するわけにいかないんで。 どうするかと言うと、ガラスの中に閉じ込める。 ガラスの中に閉じ込めちゃうんですか?
はい。 これ、あの、ガラス瓶の中に注ぎ込むという意味ではなくてですね。 はい。
溶けたガラスと ほう。
この高レベル放射性廃液を混ぜ合わせて ほう。 冷やして固める。
ああ。 ガラスの中にこの物質が溶け込んだ状態でガラスが 出来上がる。色ガラスをちょっと思い浮かべていただきたいのですか? ステンドグラスとかに使う。
はい。うん。うん。 あれ、ガラスに色を、表面に塗ってるわけじゃなくて、 もうガラスの中に色が入り込んでるので。はい。 だから、あれに水をかけても別に中の色は出てきませんし。 それと同じ考えで、この放射性物質、高レベルの放射性物質をガラスの中にこう入れ込んで外に染み出さないようにすると。 ああ、ま、じゃあそうすることによって有害性が、 抑えられるっていう?
染み出さないってことですね。はい。で、これあの地下 300mぐらいのところに、 埋めちゃうんですけども。
ああ で、そこでこう染み出して地下水に混ざると また地表面に出てきたりしますので。はい。 ですからガラスで閉じ込めて、
固めて、 はい。あの、ステンレスの茶筒みたいなところにその、 溶かし込んだガラスを、高レベル放射性廃液を 溶かし込んだガラスを入れて冷やして固めるんです。 うん。なるほどね。
で、茶筒と言っても、高さが、ちょっと写真がありますが はい。
これですか? ガラス固化体という右側の写真ですけども、左側の写真がガラス溶融炉の外観です。これ、あの、ちょっと大きさ分かりませんけど、このガラス溶融炉というのは大体 3m、3m、3m。
うん。奥行き、高さ、幅。 3mぐらいの、炉ですね。 結構大きいですね。
はい。 で、そう。そこで作るのがこの右側のガラス固化体っていう ああ、
これはあの直径が 43cmですね。で、高さがえっと 100あ、1メートル34。はい。 うん。
だからちょっと子供の背たけぐらいですかね。 うん。
はい。 この茶筒のような、これステンレスの茶筒ですけども、その中に、溶かし、高レベル放射線廃棄物を溶かし込んだガラスが流し込まれて固められてると アメリシウムとかネプツニウムとか。はい。そういうのが入っている。入っている。 カリフォルニウムとかキュリウムとかですね。あ、キュリウムはあのキュリー夫人の ああ、なるほど。はいはいはい。
ま、アメリとあのカリフォルニュウはあの地名ですけども、地名国名ですけどうん。 あのネプツニウムはネプチューンから来てます。 え、なんか海に関係あるんですか?
え、海王星ですかね? 海王星。 あ、ああ、なんだ。
ウランがウラヌスで。 あ、そうそう。ですね。はいはいはいはいはい。 だから天王星、海王星、 冥王星とか、そこから名前を取っていますね。なるほどね。 プルトニウムはプルート。 プルートですね。 はい。
その並びですね。 あ、なるほど。
ですから、そういった物質が入ってます。 うん。
で、これ、あの、危険です。危険がこのガラス固化体の周り。 もうこれ閉じ込めたからいいって話ではない。
いやあ、この出来上がったすぐのガラス固化体。 1メートルのところまで近寄ったら 10数秒で全員死亡。
うわ。 それぐらいの放射線が出ます。 はい。
ですから、あの、もちろんその溶かし込む前の高レベル放射性廃液も近寄れない。 はい。そう、そう。
で、このガラス固化体も出来上がったすぐはそんな強烈で、長期間地中に埋めるという、埋めて保管する。地中深くに置いて保管するという。 じゃ、このガラス固化体にするのにはそのもうこれ自体あの毒性というか、ま、そういう 近寄れない。
近寄れないようにですけども、これにするってことはその埋めた時に染み出さないようにするための役割っていう。そうそうです。ガラス、ガラス固化っていうのは。 そのための機械というか炉ですね。それがガラス溶融炉です。 ですから、その、核燃料、使用済み核燃料をこう最初 5センチぐらいに、こうバチバチバチっと切って、 はい。
え、硝酸の中にドポンと入れて、溶かして うん。
で、溶けた中から はい。
あの、もう1度使えるものを取り出して 残ったものを地中300メートルの ところに、ガラス固化体の形で置いちゃうっていう。 なるほど。ずっと、
ずーっと置いとくわけですね。そんな。最初 10万年って言ってたんですけどね。最初は。それを 8000年にしようとかね。なんかその、
そのしようってなんですか。なんか短くなったりしてるんですけど不思議な はい。あの、ま、ま、長期間
うん。 まあ、8000年にしても10万年にしても
大変な、 要するに我々現代人の責任がそこまで そうですよね。
残ってるのかよね。 あと人類。10万年ですと
うん。 人類も
ね どうなっているのか。
地球、どうなってるか分かりませんし。 はい。そういう、それを保管と呼んでいいのかどうかも含めて。 ただそのガラス固化体っていうのを作るところまではやるという。 うん。
そういう話ですね。 なるほどね。
で、これがうまくいってないっていうのはちょっと大変なことなんですけども、もう一度、再処理工場の仕組み、全体の仕組みをちょっと、 うん。はい。
お示ししようと思います。 えっと、YouTubeでご覧の方はこの絵を見ていただいて、音声でお聞きの方はちょっと説明を聞いていただきたいんですけども、まあ、使用済み核燃料をこの再処理工場で受け入れて、それを剪断ですね、バチバチ。これ左側の方、 左側からですね。はい。はい。
最初はあの、プールの水の中に、保管しておく んですけども
はい。 それで、冷やしておくんですけども、それを取り出して 5cmぐらいの長さに切っちゃう。うん。で、硝酸に溶かしちゃう。 うん。
で、それで、え、色々分量して はい。
で、ウラニウムとプルトニウムは取り出すと、 取り出すと
はい。で、えっと、赤丸でつけたこの はいはいはい。
ここで廃液をこっちへ持っていって うん。
ガラスに溶かし込む、あのガラスと一緒に 混ぜ合わせて溶けたガラスと混ぜ合わせちゃう。 はい。
で、あのステンレスの茶筒みたいな形のステンレスの容器に入れて固めると なるほど。
そういうところですね。 で、ですから、人間の身体でいうと直腸部分ですかね。 おお。
こう口からモノを入れて、最後出ていく直腸部分にあるのがガラス溶融炉です。 なるほど。
はい。で、外観はこういう形で。写真撮ってますけど、もうあの実験、実験というか試験をしたんですね、 2006年から。
うん。はい。 高レベル放射性廃液。実際の廃液を使って、試験をしました。 ですから1回この中にその廃液が流れています。 うん。ということはこの部屋にはもう入れない。 うん。ということですね。
もう、もう入れないです。 これ、入れないまま開かずの間になっっちゃうの。
開かずの間っていうか、いや、まあ、人間は入れない。 はい。
なるほど。 はい。
で、この部屋の広さは、割と広くて、 奥行きが47mぐらいあって、幅が23m、 高さ24mぐらいの、固化セルっていう部屋なんですけども、ガラス固化をするセルっていう、うん。うん。 このセルはもう使い始めたら、
人間は入れないという。 うん。
そういう中での作業、作業と言いますか、炉が運転されるってことですね。 へえ。
はい。で、これが国産技術の部分です。はい。で、ちょっと断面図を用意しました。 これはガラス融溶炉の あ、ごめん。溶融炉の、
はい。断面図ですね。 上の方から、ガラス原料ってありますけど、ガラスビーズですね。 これとそのさっき言いました、高レベル放射性廃液を一緒にこう入れます。 うん。
で、この電気の力でバチバチバチっと 高圧電流で溶かしちゃいます。
うん。 で、下ののズルからあのステンレスの容器の方へこの漏斗のようになってますよね。この漏斗が はい。はい。はい。はい。
これ45°、45°の角度で ほお。 坂道になってますけど、四角錐の形になってますね。 はい。はい。
それで下っ側にノズルがあって下に流れて、容器に入れられると。漏斗で入っていくという、こういう形になってますね。 なるほど。
これガラス固化体容器っていうのはさっき写真で見たんですが。そう、 そう。はい。はい。あの、茶筒のような形をしていて。 はい。
こういう風にして、何本も何本も作ってくと、 いうことです。で、実際に 2006年に、テスト、テスト試験を始めました。 はい。
実際の廃液を使って うん。
で、うまくあのできるかなと いう風にテストしたんですが、 え、2007年の 4回目のテストの時にですね。
うん。 問題が生じます。
はい。はい。 この漏斗の下の方のノズル辺り。 はい。
漏斗がこうだんだん狭まってきまして最後流れ落ちますけども、 こう狭まってきているところ。はい。はい。
はい。狭まるところ。 ここで固まっちゃった。 うん。
うん。うまく流れ落ちなかった。 ああ、
あの、ちょっとドロドロドロっとなって流れ落ちなかった。容器に。 へえ。なんかこうガラスが溶けたっていうのは、なんかあの飴のような。 そうそう。もっとまあ高温にすればサラサラになって 溶けていくんですけども、ドロドロになってこう、粘性が増すっていう ですよね。
はい。増して、 うまく流れずにそこで固まっちゃったという。 ああ。詰まってしまったっていうことですね。 はい。
で、あの冒頭の 1枚目のあれには表現的にフン詰まりと書かせていただきましたけども、そういう状態になったと 2007年の試験の時ですね。で、じゃあどうするんだということです。固まったガラス。 はい。はい。はい。
ま、これ、ま、熱でうまく溶けてサラサラになって流れていけばいいんですけど、それはうまくいかないと。うん。 で、固まってしまったと。
うん。 そうなると今度は、カリカリっとはがしに行かなきゃならない。
うん。うん。うん。うん。 はい。
はい。え、誰が行く? 行きますか? 誰も行きません。
誰も行けないですね。人間近寄れないです。 この炉に近れないっていうか、この炉が設置してある固化セルにはもう入れないですから。 はい。はい。こういう風に1回トラブル起きると大変になっちゃうんですね。 はあ。
遠隔操作。 なるほど。
はい。で、まああの 2007年の11月、12月の試験でそういうことが起きてしまったんで、え、あの不測の事態で固まってしまったガラスを はい。
こうガリガリと取る。 はい。
遠隔操作の装置、ロボット、 ロボット。はい。
を作って、これを復旧させる。 あ、それはうまくいったんですか?
まあ、うまくいきました。あの、 1年かかりましたけど。 あ、なるほど。うん。1
年、 1年かかるんですね、これ。うん。うん。 1回、1回失敗すると。 はい。で、まああの金属棒でガリガリガリと うん。
やってで、あの、そこでこう垂直にですね、棒でこう通りを良くしようという、 そういう考えに至りましてですね、 1回そういうことになったもんですから。うん。うん。 それと併せて、なんでその粘性が高まってネバネバになったのか、 あの、サラサラで溶け落ちなかったのかって調べたら、どうも悪さをしている物質が分かりました。 ほう。
あの白金族と呼ばれる物質なんですけども。 白金族。
はい。これもほとんど聞いたことのない。 うん。
ルテニウム。 ルテニウム。
はい。ロジウム。 ルテニウム。ロジウム。
最後のこれは聞いたことあるかもしれないです。パラジウム。 あ、パラジウム。はい。
あ、パラジウムはなんか歯医者さん、歯科材料なんですかね。 ああ。はい。はい。ありますね。はい。
ルテニウムっていうのは、白金属ですから、まあ貴金属の仲間ですね。 うん。はい。
で、ルテニウムっていうのはこれ、あの王水にも溶けないっていう。 王水。
王水っていうのは金をも溶かす 酸があるんですけども、
へえ。 金ってあの、王水以外には溶けないんですけど
はいはいはい。 え、このルテニウムは王水にも溶けないと呼ばれる金属でして、ま、白金に近い仲間 ですが、ま、硝酸で溶かすっていう中でこれこの辺はうまく 溶けてくれない 金属。 なるほど。
元素なんですね。 で、これがこう下の方に溜まって、 うまくいかないっていうことが分かったんで
うん。 で、そうしたらこう金属棒でこう、うまく流れを作ってやればうまくいくんじゃないかってことで、金属棒を設置したんです。 で、5回目の試験に入ります。
うん。 ですから1年経ってますから2008
年の10月、12月、その辺りの 次の試験で うまくいくかなと思ったんですが、
お、 また、詰まってしまいます。
また詰まった。 はい。
せっかくね、対策原因物質を調べて、 その棒を使ってっていうのをね、棒で流れやすいように棒、金属棒を使ってやったんですけど、こうカメラで覗いてみたら金属棒が曲がって 下に落ちていた。 え、それは金属が弱かったってことですか? で、もっとよく見たら
その漏斗の下のところに レンガが1個あった。
えっ、レンガ? レンガ、レンガがあって、そこにたぶん棒が 当たって 棒が曲がっちゃった。
こう。 漏斗の最後の穴のところにスポスポやろうとしたら、レンガにガツガツやって棒が曲がって はい。はい。一緒に今度は、 1回目の失敗はガラスが固まったわけですよね。
そうですね。 で、2回目のこれはガラスとレンガと金属棒が一緒に固まってこう、段々悪化している。 そういうのが2008年に起きてしまった。 へえ。
え、でもさっきのその、えっと、固まる原因となる物質 こう取り除いたわけでしょ。
はい。 取り除くっていうか、こう、うまくあの流下するように、 装置を作ったんですけど、そのネバネバでも落ちるように、こう金属棒で やったんだけどレンガがあって、そこに金属棒が当たっちゃって、金属棒が曲がって。 そのレンガってどこから出てきたんすか。
ですよね これガラス溶融炉の炉っていうのは高温になりますから金属、ステンレスで作って あるんですけども、
内側には対熱レンガが貼ってあるんですよ。 ああ、なるほど。
で、こう天井に貼ってあったレンガの 1個が落っこちた。落ちた。 でも、これわずか5回テストやった。
5回目で レンガが落ちたんですよね。 ね。うん。
なんか弱いですね。 いや。うん。で、まあ、ですから今度は、 どうしたかって言うと、またロボットで取り出すんですけど、 難易度上がってますよね。 さっきはあのガラスだけですけど、 金属棒とレンガと一緒に固まって、これを一緒に取り出さなきゃいけない。 はい。
で、まあ、その取り出し作業をするんですけど 時間がかかりますよね。
はい。当然そうですね。 まあ、1回目でね、30年かかっても できないと言ってますけど。
そう言いましたけど、やっぱりこれが大きいんですよ。 はい。1回ガラス固まったら
1年かかる。 で、次はこの金属棒とレンガと一緒に固まるっていう。 これはやっぱり大きくてここがネックになってきてるわけです。来たわけですよね。 うん。うん。
で、まあ、単純に取り出して、はい、またやりましょうっていうのではとても急いでる感じにならないんで。 うん。
あの、どうしたかというと、東海村にですね、 茨城県の東海村にモックアップ
はい。うん。 同じものを
うん。 作って
はい。 そっちでどうやったらうまく流れるかっていうのを研究しながら 六ヶ所村のほうの復旧作業をしようと
うん。うん。 いうことで東海村で同じやつを作って ほう。
同じ設備を作って そっちでうまくさっきの白金属があってもうまく流れる方法を 編み出すっていうのをやりながら、あっちのガラスをカリカリ 取るという。
あっ、ガラスだけじゃないですね。レンガと金属棒とを 取り出す作業をして、で、そういう東海村で、まあ頑張ってやっていったと。 で、一つ手法を編み出して。
ほう。 で、あの白金族に邪魔されるのは うん。
何回かに 1回洗浄流しをしようと ほう。
高レベル廃液を入れないガラスビーズだけのガラスだけの、 はあ。
洗浄ですね。 何回かに1回こう炉を洗浄して、でやろうとそれの適正間隔を 調べるとか、そういう実験を 東海村でやって。で、晴れて、 2010 2010年 え、2009年ですかね。
うん。 あ、2009年から2011年までの間、
2年間は東海村で一生懸命やって、 2012年に六ヶ所の方が復旧しましたんで うん。
そっちで、もう一度試験を再開して東海村で培った 洗浄のインターバルを 入れていくっていうのでやったら割と流れた。 おお。
え、じゃあもうその時点ではちゃんと 六ヶ所村の方はもうまく取り除けた。 2年かかったわけですけど、
取り除いて、やったら、うまくいったと。 ああ。
で、まあそれで完成にこぎつけるという風に日本原燃あるいは原発を持つ電力会社は 思ったんですけど
はい。はい。はい。 そこで一つ新たな関門。
またっ。はい。それはあの2011年に 福島原発事故が起きて
うん。はい。 原子力行政のその、 安全審査のところが大きく変わります。 はい。
原子力規制庁ができて、 はい。そうですね。
で、この核燃料再処理工場もその基準に合わせて、 ああ。
もう1度安全審査を、 これ適合性基準という、これ基準に適合するかの審査をするんですけども、 それにやんなきゃだめだということになりまして、 え、2014年から本格的に審査の期間に入るんです。 え、ずっと審査してるんですか?
で、今も、 まあ適合基準の審査が終わって、今は設計工事認可の審査ですけどもね。 ああ。
やってるんですよ。 うん。 でね、ま、最初の試験が 2006年ですから
ね、 そっから
もう20年、 うん。19年。 19年経っています。
うん。 設備には耐用年数っていうのがありますよね。
ありますね。はい。 ありますよね。で、耐用年数過ぎてるんじゃないですかと日本原燃に聞きましたところ。 はい。
止まってる間はカウントしないって。 なるほど。
はい。 うん。止まってる間といっても、でもそういうのってね、劣化していく部分もあるでしょう。使わなくてもね。 経年劣化っていうのがあると思うんですが、大丈夫ですかって言ったら、いや、止まってる間はカウントしないです。 なんかご都合主義っぽい雰囲気が。
というよりもまずあの 5回目の試験でレンガが落ちるような炉ですから。 はい。
なるほど。 大丈夫かってことですね。
ま、そうですよね。 で、耐火煉瓦が 落ちたところの部分っていうのは大丈夫かっていうのもありますよね。 うん。そうです。そうですね。
うん。 う、だってあのスペースシャトルの最初のチャレンジャーの事故、 はい。そうですよね。
あれ、耐熱レンガが 剥がれてそっから
そうですよね。 破壊が始まって、 大事故、大事故っていうかもう
うん。 木っ端微塵になってしまったわけですから。
うん。 あの、そういうレンガが剥がれて落ちてっていうところが大丈夫なのかっていうのは非常に心配ですよね。 うん。
次動かした時 19年経ってるけど大丈夫かっていう話です。 ちゃんと接着剤ってしっかりついてんのかなって心配になっちゃうんですよ。 はい。はい。で、それともう一つ 考えます。じゃあ軽年劣化っていうか、耐用年数、今はカウントしないってことですけども、審査パスして、使用前検査もオッケー出て、 動き始めたら、 すぐに対応年数来ますよ。 来ますね。
はい。どうしましょう? どう、どうすんですか? また別のとこにまた作るとか? いや、炉を取り替える。
取り替える。 はい。
おお。 で、実はあの取り替える炉っていうのも開発が進んでいます。新型ガラス溶融炉。 ほお。
えっと、ちょっと左右で図面を用意してますが、 おっ、なんか円錐になってますね。
はい。さっき四角錐だった部分が円錐になって、 それと角度がさっき
45°、斜面の角度が 45°だったのが
60°ですね。 はい。こうす鋭く、とんがった、漏斗になってます。 うん。
流れるスピードを早くして下で溜まらないようにするという、 こういう新溶融炉の開発が進んでます。 おお。
で、耐用年数が来たらこれに取り替えます。 なるほど。簡単に取り替えられるものなんですか。 はい。ちょっとさっきの
これね、 さっきのお部屋
ねえ、人入れない。 人入れません。
うん。 まあ、3×3m×3m
ですけども、じゃあ取り替えるのはどうしましょう? うん。どうしましょう?
遠隔操作です。マニピュレーター。 おお。あの、マジックハンド的なもの。はい。 はい。
これで遠隔で遠く離れたところに遮蔽板も置いて人間は放射線にさらされないようにして取り替えます。 えっ、そんなうまくいくもんなんですかね。
うん。時間がかかると言われてます。 ほう。
ですからたぶん、今早く動かせ、早く動かせという うん。1回目で言いましたように、え、地方にある各原子炉サイトでは使用済み核燃料が、 満杯になりそうで、
そうですね、 詰め詰めにして保管してます。リラッキングして
リラッキングってありましたね。はい。 はい。え、詰め詰めにして保管してます。 一刻も早く、再処理の工場が動き出してそっちへ払い出しをしたい。 うん。
でもこっちは、仮に、審査、検査が通って、 動き出しても炉の交換というのが あると。 いや、本当にフン詰まりですね。
これはあの炉の交換も まあ1年では済まないと言われています。あの、今あのトレーニングをものすごくやってるみたいですけどね。 遠隔操作の。 遠隔操作。うん。
ただやっぱり人が入れないっていうのは、あの、最初入れる状態で設置するのとは、難易度がもう、拡段に違いますから。 はい。そうでしょうね。
うん。 え、なんかもう本当に人型ロボットで完璧に人と同じように動くロボットが登場しないと無理そうな。 いや、いや、難しい。本当難しいっていいますか。 それと、え、もう
30年も 経つと技術の伝承って言いますか。 ああ、なるほど。はい。
ま、この炉を設置したのは 2000年代初頭ですから、
まあ、そこはでも20年経ってますよね。 うん。
当時40歳の人は定年ですよね。 ですね。うん。
だからそういう意味でこの設置した時に携わった人の技術の伝承を若い人にしていかないといけない。 うん。
はい。 で、あの、機械の癖だとか設置の時のコツだとか うん。
そういったのもこう伝えて若い人に伝えてその若い人はそれを 自分の手ではできないんでマニピュレーターでやるっていう。 で、そんなこういう技術って暗黙知のようなものがあるわけですか? いや、あの、だからやってみてうまくいかなかった時にどうするかっていうことでしょうね。 うん。マニュアルがあってマニュアル通りやればうまくいくっていうもんでもなくて、何か問題が起きたらそこはもう経験とかそういうの関係して行くというイメージではないんですか。 うん。いや、もちろんマニュアルがあってその通りやっていくんですけど。
ええ。 その通りにいかない時どうするかですよね。
なるほどね。ああ。 うん。ですからそんなに簡単でないのはやっぱり高レベルという この扱いの厄介な ものがあるからで、 これがあのいろんなものをこう、時間的に押していくという ことになりますし、 何か1つトラブルがあった場合、復旧するのに ガラスが固まったら1年かかるっていうそういうこと。 うん。うん。
人が近寄れないっていう。 ですよね。うん。
ですから、いま、あの福島第一原発でね、燃料デブリっていうのを 取り出す作業をロボットで、 なんか釣り竿型だとかなんとかそのたびに新しい、それに合ったロボットを作って 人が放射線量をこう計算しながら 近寄れる時間っていうのを厳しく制限してやっていますけど、もう、 放射性物質を扱うとはそういうことですね。 なるほどね。うん。
いや、なんか恐ろしい話というか、どんどんゴミばかり溜まっていってもね、その有害な。 はい。
どうなんだろうっていう。 はい。ですからこのワンスルーっていう考え方もあるんですよ。再処理せずに。 ほう。
もう使用済み核燃料はそのままどっか岩穴の奥へ、 ああ、
もう置いてしまおう。 ああ、
再処理するからこの、 このアメリシウムとか、本来燃料のこの固体の物質の中に閉じ込めているやつを、ウランとプロトニウムを取り出すがために そういうことがあの
一緒に外へ出てきて、 でもでもそれしないとあれでしょ。またそのバランスシートの問題とかいろいろ。 いやゴミ、ゴミ。
単なるゴミになるわけですよね。 それとその再処理しないものも結局は長い期間、管理しないといけないんで。 ですよね。
はい。 アメリカではですね、そのワンスルーと言いまして、もう再処理せずに、使用済み核燃料をそのまま地中のどこか奥深いところに置いてしまおうという考え方でもう処分しちゃおうという考え方もあるんです。 うん。うん。
あの、ユッカマウンテンという、あのそういう場所も 1回決めたんですけど、
うん。 ただそこは、ファーストネーションズの方々が反対しまして、 それもちょっと宙ぶらりんです今は。ファーストネーションズっていうのは? 昔あの今もう使えないインディアンと呼ばれていた人たちですね。 はい。なるほどね。ああ。 はい。はい。
その方々の反対運動があったりして その直接処分って言うんですけどね。 はい。それも、うまくいかないという。ですからやっぱり核分裂を使ったこの発電方法というのはこの使用済み核燃料の問題っていうこれがもう本当ずっといつまでもこう そうですね。
尾を引くって言いますか。 他の発電方法ではない そうですよね。
悩みっていうか問題なんで。 うん。うん。
しかもねえ、さっき言った 10万年とかそういう話になってくると責任がこう届かない、及ばないですから。 そういう発電方法であるということですね。 それこそなんか次の世代にツケを回すのか、的な風にそういうことに。 うん。
そもそも論いいですか、聞いて? はい。
フランスではうまくいってるんですよね。 フランスでも最終処分場はまだ最終決定してないんです。 ああ、
このガラス固化体をどこに置くかっていうの。かなり選定作業は進んでいるんですけど、最終決定はまだしてない。 でもこのガラス固化体って日本独自の技術じゃないんですか? いや、フランスではフランスの方法でうまく作れて、日本の技術は失敗してますけど、フランスではガラス固化体はもう 何千本、何万本作っています。ああ、日本、日本は 自分たちの工場を作ろうとしてまだできてませんから、フランスにお願いして ガラス固化体の形で戻ってきていますから。
あ、なるほど。 はい。
でも日本もフランスと同じ技術使えばいいかなあて、単純に思うんですよ。 うん。最初からね。
ねえ。 いや、あの、フランスで、あとイギリスでガラス固化してもらった分、部分は ガラス固化をと言いますか、再処理してもらった分は、 ガラス固化体を作ってもらうというよりも、ウランとプルトニウムを取り出してもらった。 で、ガラス固化体もできてしまうという形 ですけど、全部、返還っていう形で。うんうん。 戻ってくるんですよね。
まあ、当然そうでしょうね。はい。 はい。はい。
いや、ウランとプルトニウムはね、戻して、あの、MOX燃料を戻してもらう分には、それはエネルギーですからいいんですけど、ガラス固化体も あの、返される。 うん。まあ、向こうとしても厄介もんですよね。
はい。 で、最初に返ってきたのは
1995年なんですよ。 いや、そんな前なんですね。
うん。 95年。私があの、新聞記者で青森支局にいた 頃に返ってきました。
うん。うん。あの パシフィック・ピンテール号という
へぇー。 専用の貨物船に積まれて帰ってきました。 で、それ誰が受け入れるんだっていう問題に なりまして
はい。 青森だろうっていうことで青森になっちゃったんですね。 うーん。
当時まだ 六ヶ所村に施設を作ろうって話だったんですか? いや、あの、この再処理工場を作る時に最初は隠してたんですけど、高レベル放射性廃棄物、海外返還高レベル放射性廃棄物の貯蔵施設。 ああ、
はい。 最初言わなかったんですよ。言わなかったんですかあ。
再処理工場を建設させてくれという、蓋を開けたらその 海外変換のが
なるほど あるというので、すごい反対運動が起きた。 なるほど。
でそれがいま六ヶ所村にあります。 うん。うん。
あ、中間貯蔵。 うん。
中間貯蔵っていうのは地表なんです。 うん。
300m地下じゃなくて。 ああ、地表に。
あ、地上、地上の施設なんですよ。 へえ。
私もあの、その施設の中に入りましたけどね。 そこちゃん密閉されているんですか?
はい。入りましたっていうのはまだ返還される前に ああ、なるほど。うん。
もう返還された後だと入れないですから。 当然今はもう危ないわけですね。
はい。入りましたけど、まあ空冷式にしてあります。 ほお。
水冷式だと水冷装置が壊れた時、危ないから。 ああ、なるほどね。
自然大気循環で空冷にしてありますね。うん。 自然?あの何? ファンを回すとかじゃなくて自然の。 自然の対流で。ファンが壊れたら。 ファンを当てにした温度管理は
ダメなんですね。 ファンが壊れたら 失敗しますから。
ですよね。 はい。
へぇー。 はい。そういう風にしてありますね。
はあ。 で、青森もただそれ預かるって言ったけど 30年から50年 経ったら県外に運び出すという約束のもとに預かっている。うん。なるほど。はい。はい。 はい。
1995年から30年から50年。 あとあんまり時間ないですよね。
いや、もう最初の30年。 最初の30年は、今年来ましたから。 そうですよね。うん。
はい。 ああ。
約束の幅の最初の年に今年なっちゃったんですね。 そうですよね。
まあ、こういうのも東京の人は無関心。 全然知りませんしね。 青森に30年から50年預かってもらってるんだっていう意識を持って 電気を使ってる人はたぶん、東京にはいません。 うん。まあ、はい。はい。
あの、青森の人は覚えてますからね。 た、確かにそうでしょうね。
はい。まあ幅を持たせちゃったんで。 じゃあ50年後には そのフランスから返ってきた高レベル放射性廃棄物のガラス固化体を県外に運び出すって約束ですけど、どうするんですかっていうので うん。
ことあるたびに、政府に問いた正していますよ。 ああ、そう。当然そうですよね。地元の人からすると。はい。はい。 はい。ただ東京がそんなにあまり大きく報じられないんで、 はい。
そういう約束があって、誰かのところに押し付けられているっていうのは知らずに電気を使っているっていう、そう状況です。 うん。
あの、まあ、 3回目はそのレベル放射性廃棄物のガラス固化体についてちょっとまた深掘りしていきます。 お、今回よりまた深いですね。はい。 はい。
わかりました。 はい。
はい。えー今日はどうもありがとうございました。 ありがとうございました。

2回目は「フン詰まりガラス溶融炉」をお届けします。世界では、データセンター急増で電気が足りなくなるなど、いろいろ理由をつけて原発の再利用、新設がムーブメントとなっていますが、日本は沸き立つような動きにはなっていません。最大の理由は福島第一原発で安全性に対する懸念が強まったままで、原発事業者の信頼回復もなされていないからだと思います。でも、それだけではありません。日本の原発は実は核のゴミの処理の部分の技術の未達と最終処分場の未選定で八方塞がりなのです。皆さんは原発と言えば原子炉ばかりに目が行くと思うのですが、政治的にも経済的にもそして技術的にも物理的にも難しくネックとなっているのはバックエンド、すなわち核のゴミの処理問題です。人が近づくと10数秒で全員死亡となる高レベル放射廃液、これを地中深くに深層処分するための高レベル放射廃液ガラス固化体、これを製造する炉がなかなかうまくいかない、という話です。

図、写真の出典:日本原燃のホームページ

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