【京都市財政難 ゼスト御池駐車場1200件の駐車料金の誤徴収‼京都市の責任を問う】京都市会 令和3年度 まちづくり委員会 建設局(令和3年8月12日)松下恵美
【京都市御池駐車場における駐車料金の徴収誤り】京都市会 令和3年度 まちづくり委員会 建設局(令和3年8月12日)松下恵美
◆御池駐車場におきまして,条例で規定された額よりも高い料金を過剰に徴収していたとのことでございまして,非常に残念なことであると考えております。
経過や対応の状況につきまして報告がありましたけれども,何点か確認をさせていただきたいと思います。
徴収誤り発生の経過の1点目に記載されておりますように,先月27日に指定管理者である京都御池地下街株式会社が条例で規定されていた自動二輪車等の土日祝日の上限料金を実際には設定していなかったことに気付いたとのことでございました。
京都御池地下街は,なぜ今回,条例とそごのあることに気が付かれたのか,また逆に,なぜ今まで気が付かなかったのかす。
◎まず,きっかけでございますが,京都御意見地下街から建設局に対しましては,日常から指定管理の協定書に基づきまして実績報告書,これは月ごとの利用台数や収入金額等を記載したものですが,こうした定期的な報告,あるいは日々の随時の報告を求めておりまして,業務が適正に行われているかを確認しておるところでございます。それら日々のルーティンの情報共有に加えまして,この時期であれば予算要求事務などを行っているところですので,今後の駐車場運営の在り方でありますとか施設の改修の要否,あるいは料金制度,こういったものの検討を事務的に行っているところでございまして,具体的に申しますと,建設局の方から現在の料金体系でありますとか利用状況について事務的な問合せ,あるいは確認を行っていく中で,京都御池地下街の方が条例と突き合わせ,照合を行うような場面が生じまして,その際に今回の誤りに気付いたというものでございます。
また,これまで気付けなかった原因でございますが,日々の業務の中では,なかなか条例にまで遡って確認をする,点検をするという場面がほとんどないというのが実情でございまして,今回はそういった問合せの中で気付いたということでありますが,結果として,これまで条例とのそご,間違いを発見することができなかったというものでございます。
◆条例に遡って確認する機会がほとんどなかったとのことでございますけれども,ほとんどなかったでは済まされないことでございますので,今後,しっかりと重複して確認をしていただく作業を怠らないようにしっかりお願いしたいと思います。
徴収誤り発生の経過の2点目について,令和元年10月の料金改定の施行時に当該上限料金の設定についてのみ変更処理が行われず,建設局も確認を怠っていたと記載されておりますけれども,どうしてこのようなことが生じたのか,今回の事案の発生原因について,京都御池地下街と建設局,それぞれの立場からどのように分析されているのかお聞かせいただきたいと思います。
◎今回,起こりました部分につきましては,元々,令和元年10月の料金改定におきまして,このときは消費税率の改定に伴うものなんですが,ほかの改定としましては自動車の駐車料金が,元々30分当たり250円だったものを260円に改定すると。こうしたものと併せまして,自動二輪車等に係る土日祝の上限料金,従前は土日祝は上限がなかったのですが,それを設定するという改正を行ったものでございますが,その上限料金を設定するところのみ処理を漏らしたというものでございます。
御池地下街側の問題点としましては,条例改正の際に建設局の方からこういう内容で条例を改正したという内容を通知しておるのですが,御池地下街の方の組織内部におきまして正確に組織全体で情報共有がされていなかった,担当者止まりであったと,今,検証してみると,どうもそういう状況であったということが分かっております。
それから2点目でございます。平成31年2月市会でこの議案をお願いしたわけでございますが,4月で御池地下街の方も担当者が替わっております。そのときに,いわゆる引継ぎの中で今回の上限の部分の変更について情報伝達がされていなかったということだったと思われます。
3点目でございます。令和元年10月に施行したわけでございますが,その料金変更を行うときに,最終的なチェック,もう一度,条例と料金制度が間違いがないか,そういう最終チェックが行われていなかった,こうした問題点があったと考えております。
一方で建設局の方でも,当初の条例改正以降,4月で年度が替わった以降,改めて中身の再周知,いわゆる念押し,こういったものができていなかったこと,それから,令和元年10月の料金変更時に,きっちりと条例改正の内容が反映されているかの最終チェックを建設局の方でもできていなかった,こうしたことがあったかと考えておりまして,指定管理者任せにするのではなく,我々としても事後確認を行うべきであったということで反省をしておるところでございます。
◆御池地下駐車場の方は正確に情報共有がされなかったとのことですけれども,これはあってはならないことでございますし,建設局の方がお答えになりました事後確認をするべきだったという点も,これは当たり前だと思いますので,2点ともしっかりと,今後,同じことがないように取り組んでいただきたいと思います。
返還に当たっての確認をさせていただきたいのですけれども,過払いとなった利用者への対応についてなんですが,領収書をお持ちでない方がほとんどであると思われますけれども,返還に当たってどのような確認を行っていかれるのかお聞かせいただきたいと思います。
◎御指摘いただきましたように,駐車料金の領収書につきましては,仕組みとしましては,精算機で領収書を希望される方がボタンを押して,その場合のみ発行されるという仕組みになっておりますので,実態としましてはそもそも発行される件数が少ないということがあろうかと思いますし,さらに,発行された場合でも,それを長期に保管される方というのはなかなか,実態としてはほんの僅かであろうかと思っております。
このため,確認に当たりましては,もちろん領収書をお持ちであればそれで確認をするということなんですが,お持ちでない場合につきましては,御池地下街におきまして,できる範囲で確認をさせていただくということで,具体的には,お申し出いただいた方に利用料金還付申出書という書面に必要事項を記載していただくこととしております。日時,時間も正確に覚えておられないことも多かろうと思いますので,その場合につきましては,何月何日頃あるいは何時から何時頃というような形でもおよその日時を記載していただくこととしております。そういう形で提出いただきました申出書と御池地下街の方に残っております駐車記録,ログ記録が残っておりますので,それと突き合わせしまして,両方を照合しまして,これだということが特定したものにつきまして確認ができたという形で返還させていただくということを考えておるところでございます。
◆駐車記録等との照合で返還をしていかれるとのことですので,こちらも丁寧な御対応をお願いしたいと思います。
誤徴収件数の約1,200件に対しまして返還の申請は29件にとどまっているとのことでございます。約70万円に対しまして4万8,420円の返還額,非常に少ない額となっております。
今回のこの事案につきましてどのような周知を行っているのか,また,今後,どのような対応を行っていかれるのかお聞かせいただきたいと思います。
◎今回の事案につきましては7月30日に広報発表を行っておりまして,これによりまして新聞やテレビで報道されているという状況がございます。既に返還のお申出があった方につきましては新聞報道を見たということでお申出されているというのが今の状況でございます。
その他の利用者の方への周知でございますが,京都市,それから御池地下街のホームページで周知を行っていますほか,場内掲示,地下1階の西の方に自動二輪車の区画がございますが,その周辺で,いわゆるバイクの利用者が比較的目にしやすい箇所に,例えば精算機でありますとか壁面,柱等に,数で言うと11箇所,そういったものを掲示しておりまして,そういう中で周知を行っているところでございます。
今後の対応でございます。全ての方にお伝えするというのがなかなか難しい状況ではあるのですが,当面の間,場内掲示あるいはホームページでの周知をしっかり継続しますとともに,返金のお申出があった方につきましては丁寧に粘り強く今後も対応していきたいと考えておるところでございます。
◆粘り強く返金対応を続けるとのことでございました。事前に部長にもお伺いしたところ,いつまで続けるのですかとお伺いすると,ずっと続けますとの誠実な御対応をいただきましたので,しっかり粘り強く続けていっていただきたいと思います。
今回のような事案が二度とあってはならないと思いますけれども,再発防止に向けた取組として,他の駐車場や建設局以外の施設でも,点検の結果,同様の事案は生じていなかったとのことでございました。これまでを総括して,今回の事案の責任について建設局はどのように捉えられているのか,御見解をお伺いしたいと思います。
◎まず第一に,上限料金を超えまして過剰な料金を徴収してしまった利用者の皆様,そうした皆様に対しましては多大な御迷惑をお掛けしたと思っております。周知の部分,今後,なかなか難しいところではあるのですが,過徴収をされた方に対しましては返還を少しでもできるよう,これからも丁寧に取り組んでまいりたいと考えております。
それから第二に,土日祝日に上限料金がないということで,表示上,そういうことになっておりましたので,御利用を一部控えられていた市民の方もいらっしゃるのではないかと我々は考えております。それは結果的に公共施設であります御池駐車場の利用の機会を奪ってしまったということにもなろうかと思っておりまして,その点につきましても大変申し訳ないことだと認識をしております。
それから第三でございますが,これは市会の皆様,ひいては市民の皆様に対する責任という点もあろうかと思っております。本件につきましては,平成31年の2月市会で自動二輪車等に土日祝日の上限料金を設けるという内容の条例改正を我々の方から提案させていただいて御審議いただいたうえで御議決いただいたというものでございます。そうしたものにもかかわらず,それを実行できていなかった,実施できていなかったということでございますので,そうした責任は非常に重大であると認識しているところでございます。
◆今回の事案の責任について,三つの観点から御答弁いただきました。とりわけ3点目の,条例改正された内容が適切に実施されていなかったという点は,我々市会の立場から見た場合,非常に重大であると受け止めております。今回を教訓として,同様の事案を繰り返すことがないようにしていただく必要がありますけれども,最後にその決意をお伺いして終わりたいと思います。
◎先生が御指摘のように,今回の事案につきましては市会の議決をいただいて条例改正を行ったにもかかわらず,これまでその内容を反映せずに適切に実施してきていなかったという風なものであり,今回,このような形で御報告させていただくということは,私自身,痛恨の極みでございます。今回の事案は,単なる料金間違いにとどまらず,市会の皆様,ひいては市民の皆様の信頼を裏切る重要な問題であるという風に認識しており,深くおわび申し上げたいという風に思っております。
今後,同様の事案が生じないように,今回の事案を教訓としまして,再発防止に全力で取り組んでまいりたいという風に考えております。今回は本当に申し訳ございませんでした。
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