田主丸駅 JR九州 久大本線 2019年12月14日
田主丸駅(たぬしまるえき)は福岡県久留米市田主丸町にあるJR九州・久大本線の駅です。
駅舎はふるさと創生資金を利用して建てられた河童の形をしたもので、JR九州から土地を借用して地元の町が建物を用意する形で建設され、浮羽工業高校の生徒がデザインしました。
1928年(昭和3年)12月、 鉄道省の久大線・久留米駅~筑後吉井駅の開業と同時に開業。
1984年(昭和59年)、無人化(その後有人化)、跨線橋設置。
1990年(平成2年)2月、地元の観光協会に委託する形で委託駅になる。
1992年(平成4年)4月、河童の形の新駅舎完成。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。
駅舎には田主丸観光協会が入っており、同観光協会が業務を請け負う簡易委託駅。
2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は587人。
田主丸駅は最寄り駅でもある浮羽工業高校の生徒がデザインし、”ふるさと創生資金”を利用して建てられた駅です。
”ふるさと創生資金”というのは、1988年(昭和63年)から1989年(平成元年)にかけての日本で、各市区町村に対し地域振興の為に1億円を交付した政策である。1億円を交付したので、「ふるさと創生一億円事業」とも言われています。
昭和から平成にかけてのバブル経済の中で行われた政策事業で、当時の内閣総理大臣・竹下登(孫はタレントのDAIGO)が発案した公共事業です。
事業内容は地方交付税から交付団体の市町村一律に交付、その使い道について、日本国政府は関与しないとした。
各自治体が1億円もらい使い道は自由だったので、有効に利用できた自治体とそうでなかった自治体があったみたいですね。
田主丸駅を河童のデザインにしたかつての浮羽郡田主丸町(現・久留米市)は全国的にみても最も有用に使えた事例ではないでしょうか。
この”ふるさと創生資金”を鉄道関連に有用に使った例としては、田主丸駅のほかに佐賀郡諸富町(現・佐賀市)が佐賀線跡を活用し、サイクリングロードである「徐福サイクルロード」を整備したり、青森県の西津軽郡木造町(現・つがる市)が木造駅に巨大土偶を設置し列車の到着と同時に目が光るようにした事例があります。
うきは市吉井町(旧吉井町)から久留米市(旧田主丸町)にかけて流れる巨瀬川流域には河童がいたと言い伝えられています。
また、巨瀬川は福岡県うきは市・久留米市を流れる一級河川、筑後川水系の1次支流の河川です。
筑後川は氾濫がおきる暴れ川として有名で、河童の伝わる地域では良くある話ですが、河童はその氾濫を治めてくれる水神の役割をしていたのではないでしょうか。
1件のコメント
かわいい駅舎ですね。今度久大本線に乗ったら撮影したいです。