第70回中学生人権作文コンテスト記念大会 第2部【共生社会の実現~多様性について考えよう~】株式会社ミキハウス社員 坂本達氏による講演&ミニパネルディスカッション

それではお時間になりましたので、第2部を開始したいと思います まずは第2部にご登壇いただく方々をご紹介します 株式会社ミキハウス 坂本達さん よろしくお願いします 大阪府人権擁護委員連合会 子ども人権委員会委員長 友井芙美子さん よろしくお願いします 弊社関西テレビ、 夕方のニュース番組 ニュースランナーやお昼の生番組「旬感LIVE とれたてっ!」に出演しニュースの解説員を務めています、 関西テレビ報道センターの 加藤さゆりです よろしくお願いいたします 2年前の第68回中学生人権作文 コンテストで「色鮮やかな世界は一人一人の違いから」 という作品で大阪法務局長賞を 受賞した米倉結虹さんです よろしくお願いします 第2部は第70回を記念して「共生社会の実現~多様性について考えよう~」というテーマで ミキハウス坂本さんのお話をお聞きして、 登壇者とともに、全ての人が生き生きと活躍できる共生社会の実現、多様性について議論を 深めて、人権の大切さを考えていきたいと思います さて坂本さんですけれども、ミキハウスにお務めになったまま世界一周をされたというご経歴をお持ちの方なんですが、 驚きなのは、そのために4年3ヶ月の 有給休暇を取られたと。(坂本氏)はい。(服部アナ)でこの有給休暇というのは、 お給料をもらいながらお休みを するということなんですけれども、 会社員の立場からするとこれはなかなか驚きですけれども、その辺りは事実なんでしょうか? (坂本氏)これは事実でございます。4年3ヶ月間と言っていただきましたが、実際は 無期限で、という風に言われまして。はい。それも条件一切なしで行ってこいと。 (服部アナ)なるほど。 学生の皆さんもいらっしゃいますので 一応お伝えしておきますけど、有給休暇というのは、2年まとめて40日間が、一応 最大と言われておりまして、4年3ヶ月どころか、無期限というとこれは 一体どういうことなんだ、という話なんですが…(笑) (坂本氏)これは、実際は ありえない、法律的には話なんですけれども、通常の勤務をしているという形をとって、私の夢だったんですが それを会社が支援してバックアップして くれてる。弊社にオリンピック選手とか 様々な夢をチャレンジ応援するという、文化がありましたので、その一環として 4 年3ヶ月間チャレンジをさせてもらったという形でした。 (服部アナ)なるほど。その4年3ヶ月を使って自転車で世界一周をされたという ことなんですが、そのルートもちょっとご覧いただきましょうかね。 はい。今後ろに 世界地図が出ましたけれども、これ どんなルートを取られたことになるんですか? (坂本氏)はい。まず、1995年にイギリスの ロンドンを自転車で出発しまして、世界地図を見た時に、もう1番大変なとこはどこかなと。 で、最初のうちにアフリカを 走ろうと思いまして、それでヨーロッパをトレーニングを兼ねて 縦断しまして。で、 アフリカ大陸を縦断。これで1年半ほどかかっています。 なるほど。で、飛行機で トルコまで飛びまして。トルコから ひたすら東を目指して走り続け、アジアそして日本を一旦経由しまして、 北米大陸、アラスカ、カナダ。途中ちょっと怪我をしまして、膝を痛めたりして走れない期間もあったんですが、 最後に南米大陸を走って 1999年の12月に無事帰国したと。 こういうルート、約5万5000km走ってきました。(服部アナ)なるほど。

そして、これだけ世界地図をご覧いただくと、いろんな国に行かれたんだろうなということはお分かりいただけると思うんですが、 はい。えっと、ミキハウスの 社員の方とは思えない服装なんですけも(笑) はい(笑)今日、このままスルーされるのかと思しました(笑) いやいやありがとうございます。 世界地図で言うと、どこの地域の衣装になるんですか? (坂本氏)はい。これはアフリカ大陸の西側、いわゆる西アフリカのギニアという国の民族衣装です。主に西側のアフリカの方、 こういうダボっとした服を着てる方が非常に多いんですけれども、現地で頂いてきた記念の服です。 (服部アナ)は~。ですから、世界地図で見ますと赤いラインのところ、 赤いラインでアフリカ大陸の西側のとこってことですね。 (坂本氏)そうですね、はい。この赤いラインの、ギニアって左側に書いてあるとこ。ちょっと見えにくいとこなんですが、その赤い 線上で出会った。なぜこれを着ているかっていうのは、今日話の中でちょっとご紹介させていただきたいと。 それはもう今、触れてはならないですね(笑) いやいや、ここでスルーされると(笑) (服部アナ)いやいや、大変気になるわけ ですけど、これルートを通ってる間というのは足というのは、その移動手段っていうのはどうされたんですか? 基本的には全て自転車だったんですが、私の小学校から大好きだった自転車なんですが、海は飛行機で わたったりですとか、紛争地は飛行機で飛んだりとか、あとはどうしても、もう走れなくなったような状況、 50℃以上の砂漠とかですね。そういうところはトラックに乗せてもらって移動したりとかしていました。 (服部アナ)なるほど。となると、自転車でこいだ距離でいうとどれぐらいになるんでしょう か?(坂本氏)途中、メーターをなくしたり とかしたこともありまして、正確ではないんですが、約5万5000km。地球1周すると 約4万kmですので、1周半近くの距離になると思います。 (服部アナ)はあ~!それは先ほどおっしゃってましたけど、足を痛めたりだとか色々なことがあったと思うわけなんですけれども、 そんな5万5000kmの冒険談!ここからは、坂本さんに主導権を 渡しまして、お話を伺っていきたいと思います。それでは坂本さん、よろしくお願いします。 (坂本氏)はい、お願いいたします。それではさっそく、自転車世界一周 の話に入りますが、皆さん夢をお持ちの方も多いと思います。中学生の皆さんは、夢って言われても 正直ピンと来ないなって 思われる方、学校行ってもいいことばかりじゃないなとか、 人に言えない悩みがあったりとか、うん。なんで自分はこうなんだろう とか。そういう思いをお持ちの方も多いと思います。私は実は、中学時代、小学校・中学時代に うまく学校になじめなかった。 それが世界一周の原点となったんです。 私は、フランスに小学校のとき住んでいて帰国しました。で、クラスの仲間にお前の持ち物は なんか変だ。筆箱とかカバンとか服とかですね。 こういう服は来てなかったんですが(笑) なんでみんなと同じじゃなきゃいけないんだ!ってこう言い返すと、 その嫌がらせがエスカレートして、 いじめのようなものにも繋がりました。 で、学校に行くのが非常に辛くなり一言も学校で 喋らないような日があったんですね。私は父に相談しました。 父は、商社で世界を回っていた人間でしたので、これが私の 大好きな世界地図なんですが、これが私のリアルファーザー、父です。 こう言ってくれたんです。「達、今 学校が辛くてもずっとは続かないし、学校 だけが全てじゃない。」私は学校が全てだと思ってる部分がありました。さらに言うんです。 「世界には、肌の色、体格、見かけですね。だけじゃなくて 目に見えない考え方とか、いろんなものが違う人たち、宗教も信じてるものが違うでも みんなが仲良く暮らしてる世界があるんだ」ってこう言われたんです。でその時に私は ずっと仲間外れの人生じゃないか、って小学校のとき思ってたんですが、この父の一言で何か 世界が開けたような気がしたんです。 ですからこれが私の世界一周の夢の始まり だったんです。私のちょっと暗い過去にさかのぼります。私が

皆さんと同じ中学の授業の時に、将来の 夢、職業、キャリアの時間にですね、将来の夢を こう語るんです。私は世界一周でしたから、ドキドキしながら自分が発表したらみんな うおお坂本すごい!って言ってくれると思いました。自転車で世界一周したいと言うと 沈黙が流れました。笑い声が聞こえてくるんです。「ばっかじゃ ないの。できるわけない。意味わからない。意味ない。」本当に僕は悔しかったです。もし皆さんが 自分の夢をそうやって否定され たらどうですか?全否定、全否定です。僕はもう 一生口チャックをして、夢に関して語るのをやめようと思ったぐらいです で、何をしたかって言うと、親に頼んで世界地図を買ってもらったんです。 学校では口チャックをしてましたが、部屋に帰ると僕の 大好きな世界地図があるんです。テレビを見たり本を読んだり話を聞くたびに行きたい ところに線をつけて自分なりの 世界一周をずっと、中学、高校とやって 貼って夢をこうつげていったわけです。これが世界一周の始まり、このルートの原点となったものが この自分の部屋にあった世界地図 です。で私が大学時代ですね皆さんにも 近く来ると思うんですけれども、就職 活動。自分が働く会社を探している時に 1番行きたかった会社に不合格と言われ ました。すごく落ち込むんです、やっぱり自分 が頑張ってきた自分が否定されてるようなこう気持ちになるんですね。でそんな時に 出会ったのが今いるミキハウスです。本当に偶然出会ったんです。最終面接で必死に 社長に向かってアピールしましたがそれでも通じなくて、縁がなかったかなと思ったら 連絡があって。その連絡というのが「いいヒゲですね!内定です!」髭で内定をくれる会社が あるんだ!これ当時の私なんですが。 (服部アナ)これで就職活動されてたんですか? (坂本氏)そうなんです。私は他人と同じであることにちょっと抵抗していたんです。やっぱり小学校の時に みんなと同じじゃなきゃいけないという、それに何か こう反発して。リクルートスーツも着ずに ブレザーは着てたんですけども、できるだけちょっと違うようなところで会社に 縁 があったんです。入社してみますと社内にオリンピック選手が何人もいたんです。パリ五輪 にもう4名決まってます。それも社内 にたくさんいたんです。で私は思いました 世界一周するためにこの会社に入ったんではないけれども、もしかしたら自分の夢も応援して くれるんじゃないか。金メダルは取れないけれども、僕の夢応援してくれるかもしれない。 プレゼンしたんです。いや普通の社員はこんなことしないしないですよね。 もちろん、会社からは一切の反応がありませんでしたが、2年、3年と仕事をしながら 色々なチャレンジを続けてました 1000万円のお金が必要だったんです 世界一周に。お金ありません。いろんな企業に頼み込んで、サポートしてください 今でいうクラウドファンディングのような ことをやったんです。 そうするとなんと、20社からお金が集まって自分の貯金と合わせて1000万円達成したんです。本当に びっくりしてこれは自分の力よりも夢が 持つ力みんなが応援しようというそういう ものがあるんだなって思ったんです。ミキハウスの社長のところに行きました。会社に 内緒でスポンサー集めをしてまし た。世界一周の夢、お返事いっただけなかったし、 もう辞めようと思います。社長は無言でした。 しばらく考えた後にもらった返事というのが 「有給休暇で行け」と。意味が分かりませんでした。無期限の有給休暇で私は世界一周に 旅立つことになり、もうありえないような「条件無し」。条件というのは、例えば宣伝して

こいとか、世界一周の子供のリサーチしてこい とかそういうのなしなんです。こういう条件 で世界一周に旅立つことができて、本当にあり得ないような世界一周のスタートになっ たわけです。ちょっとここからですね、 人権、共生社会というところの話に 近くなるんですが、これが自転車私の使った 後ろから見た写真なんですがこれの手段が この自転車です。ちょっとゾウに注意という 看板がありますが、これは東アフリカ本当 にゾウが出てくるところです。で横から見た 自転車なんですが日本では普段使わない ようなそうですね、特殊な浄水器ですとか ご飯を作る道具ですとか、注射器、注射針 そういう衛生面で心配なので自分で 用意したりとか、食料込みだと40kg近く なる荷物を積んで、このような自転車で 走っていました。当然タイヤのすり減りも 早いですし、アラスカとかカナダは雪・氷の上でしたので、これスパイクタイヤなんですね。 自転車にもスパイクこう鋲が打ってるん です。釘みたいなのが出てて滑らないような タイヤになっています。大きいタンクが 積んでありますけれども、自転車の チェーンが壊れたりパンクをしたり ペダルが壊れたということもありました けれどもこの手段で世界の人たちと出会いたい、小学校の時のいろんな人たちが仲良く やっているというのを目でこう体験したい。という世界一周だったんです これは西アフリカのギニアという、あ これはセネガルという国なんですが村で 子供たちが、うちにご飯食べてってって呼んでくれるんです。あ、今日はあたたかいご飯が 食べれるんだな。でついていきますと子供たちが庭で円を描いて座ってるんです で 実際にこの村ではないちょっと別の村なんですが、このようなご飯だったんです。どうぞ 食べてください。え、これがご飯ですか。私は失礼なことに、ちょっと手が伸びなかったんです 日本だと自分専用のお茶碗とかお皿とか おかずとかあってテレビもテーブルも 椅子もあって全員で1品だけっていうのも なかなかないかな と子供たちは こっちの村の子供たちなんですけども ご飯が食べられる、嬉しそうにこのご飯を 食べてるんです。大きい子はちっちゃい子が食べやすいように、洗面器の端にこう食べ物 を寄せてあげて一緒に嬉しそうに食べてます 目の前にあるのは同じ洗面器のご飯なのに 私は無理って言ってました。子供たちは笑顔 で食べてました。何が違うんだと思いますか?私は物の見方だと思ったんです。日本に いると何でもあって当たり前で、ないところ を探してました。だって1品しかない。自分 専用のお箸もスプーンもテーブルも ない。綺麗な水も電気もない村です。あって 当たり前のものがないからそれが気に なるんです。でもこの村には日本で当たり前 のようなものがない。だからご飯が食べ られることが嬉しいんです。恥ずかしいと 思いました。ないところばっかり言って文句を言っている。コロナの時もできなくなった こととかたくさんありました。そこばっかり見てるとみんなこう沈んでいきますけれども

できるようになったこともたくさんあったと思います、見方を変えれば。ないないない ない自分のこともないところよりもある ところを探した方がやっぱり元気になるよね そんなことを教えてもらった、これは セネガルの村の写真です さらに走っていました。(服部アナ)今のご飯は何になるんですか?(坂本氏)これはですね、お昼ご飯なんですが ピーナッツを潰して 栄養としてはすごく高いんですけども そのそれがソースって言うんですか スープ状になってるものなんですがこの 一品を食べてるんですね。 (服部アナ)ありがとうございます。(坂本氏)最初はちょっとあの びっくりしました。で次は これがギニアという同じ西アフリカなんですが 私の着ているこの民族衣装の国です 今も1年間に約60万人の人が蚊に刺され ただけで亡くなるマラリアという病気が あります。非常にこの熱帯地域では多い 病気なんですが、私もそのマラリアにかかってしまいました。40℃以上熱が出るんです。 で大人でも40℃出るともうほとんど 動けなくなりますので、お医者さんが見に 来てくれて、お前はマラリアだと言われ ました。お願いだから治してくださいあの 死亡率の高い病気だ、当たり前のように注射を打ってくれるんです。1日に2本の 注射を3日間です。4日目に私は立ち上がれるようになっ てたんです。とにかくよく効く薬でこの高さからまた世界が見れるのが嬉しくて ドクターに何の薬を打ってくれたのか聞きました。すると「薬はない」って言うんです いやいや、なければ打てないじゃないですか 見せてほしい。「だから、ないんだ。」と言われました 私がけげんな顔をしているとお医者さんは 薬箱を持ってきてくれて私の目の前で 広げるんです。空でした。この村には6本しか注射がなかったんです。そのワクチンを全部 自分のために使っていたん です。私は声を失いました 村で子供たちが必要なはずの薬を僕が全部 本当は日本が助けなければいけない貧困の 国の人たちに逆に助けられてしまったん です。皆さんだったら何ができますか。このときに お金も受け取ってくれなかった。聞いたんです。なんでこんなことしてくれたんだ? いやお前は病気だろ。目の前で困ってる人がいたら助けるのが当たり前だ。日本人、外国人 ギニア人、そんなの関係ない。困っていたら助けるんだ。 本当にこんなことができるのか、この写真も 実は村長さんが生きたニワトリを持ってきてくれてるんです。私は赤痢も別の病気も併発して 血便が出続けてましたので体力がなくなった私に、栄養をつけろて持ってきてくれたニワトリ だったんです。これも実は村人みんなが 食べるはずだったのを、代表して村長が、「君に 食べさせようってみんなが言って いる」私は声をあげて泣きましたここで。 あぁ、自分の命っていろんな人に生かしてもらってるんだ。自分だけが辛い思いをし てることはない。きっとみんなも辛い思いをして私を生かそうとしてくれてたんだ。 地球の裏にいて、なかなかテレビにも放映されない、メディアにも出てこない人たちなん ですけどもこのギニアの人たちのことを 知っていただければと思って今日はこの 民族衣装を着て来てますので、是非、 記憶に留めていただけたらと思います。

えっと、今度ですね、ちょっと強烈なんですが、カメルーンという中央アフリカを走ってい た時にごちそうが出てきたんです。滅多に外国人が来ないところに私が到着し ますので村人たちがこう話し合ってるん です。なんとかこの日本人におもてなしをしよう ということで私が走行中に出会った時に 撮影させてもらったんですが、このように 蛾(ガ)の幼虫を集めているんです。で食事の時間、来るかな来るかな、やはり来ました 実際、調理されてはいたんですけれども ちょっときついな。でも村人が食べて欲し そうにしてるんです。どうですか皆さん食べますか? 私は大学時代にイギリス人の友人をお ばあちゃんの祖母の家に呼んだんです。 で その時に祖母が頑張って日本料理 小鉢をたくさん作ってくれた。でもそのイギリス人は 何の料理か分からずに手をつけなかった。おばあちゃんすごい悲しそうな顔を してたんです、何も言わなかった。それを 思い出してしまって僕は食べなきゃいけ ないと思って食べたんです。そうしたら みんながすごく嬉しそうな顔してくれたん です。空気が変わりました。で言われたのが、「今まで来た外国人は誰も食べなかった。でも お前は違う。お前は食べた。お前は俺たちの仲間だ」ってはっきり言ってくれたんです。私は 毎日知らない村に知ってる人は1人もい ないところに悪いやつがいるかもしれない村に 不安な気持ちで行くもんですから、お前が仲間だって言われた時の感動は本当に鳥肌 が立つぐらいでした。見ず知らずの自分が受け入れられたのはおそらく この文化を見た時に、あちょっと無理と思ったのは事実ですけれども、やっぱり彼らが大事 にしている食料・文化。それをいただくということで認められたんじゃないかなと 思ったんです。私は偉いわけでも有名なわけでも金持ちなわけでもないです。ただ私が 相手にこう寄り添おうとした自分の行動がもしかしたらそういう結果になったのかな と思いますと、相手が大事にしてるものを感じて、皆さんもすごくいい感受性で 作文、作られてました。感じてそれを行動 に移すということで自分が大事にされた もちろん大事にして大事にしてっていうのも分かってわかっていうのも大事ですけれども 待ってるだけではなくて自分から アクションを起こすことで異文化の中でも 理解してもらって応援してもらうことってあるんだなということを経験しておりました このようなエピソードがたくさん あるんですけれども、これは、アフリカの ナミビアという砂漠の国なんですが洪水なんです。本当に行ってみなければ分からないです で 道路は舗装していない穴だらけなん ですね。もう自転車で転ぶと穴に落ちて転ぶ とカメラもパスポートも服も濡れてしまいますから。皆さんだったらどうしますか?ここで。 走れないんです。 どうしようかな。電話、 携帯もこの時代はないし、、、      1台の車が向こうから走ってきたんです ね。で止まるんですジープが。よかったよかったって 私に手を上げてるんです。誰ですか? 「さっき君は 自分に挨拶しただろう。」私はみんなと目が合うとこうみんなにとりあえず挨拶してたんですね 「君がこっちの方向に向かってる のを見て洪水じゃ走れないと思って迎えに 来たんだよ。」来てくれたんですか、私は挨拶しただけです。言葉も通じない不安な自分に できることってまず少なくとも挨拶って あるな。「今日そこに行っちゃだめだよ」って

言ってくれた宿のおばちゃんがいます。私は宿を出る時に「どこに行きます、誰 と行きます、何時に帰ってきます。」小学生 みたいなこと言うんです。その時に今日は そっちでデモがあるよ。行ったら何が起るかわかんないよ。行っちゃだめ。私の挨拶が運命 を変えたこと何度も何度もあるんですね 異文化の中でも理解されない理解し にくいという中でもできることってあるんだな。まぁこんな経験をですね、しておりました。 はい。とりあえず前半がこんな感じなんですけれども。 (服部アナ)なるほど。本当に 聞いてるだけでも全部のエピソード が濃いなという風に思ったわけなんです けども。自転車で移動されてるという中で いうとやっぱりトラブル色々付き物だったと思うんですが、1台例えば パンクしてしまったあるいはチェーンが 切れてしまった移動手段がなくなったそう いう時ってのはどうされてたんですか?(坂本氏)まず、自転車の修理は私が準備段階で、小学校 の頃から自転車乗り始め好きになり始めて、中学でロードレースもやってましたので、 メンテナンスに関しては全部自分が 自転車屋さんできるぐらいにやっていました 体のメンテナンスもできるよう になってましたので、自転車に乗れない ような状態になると、例えば キャリアが折れたりすると溶接屋 さんに頼んだりとフレームが折れてしまう ともう走れなくなるのでトラックに乗せ てもらったりとかヒッチハイクをしたりとか、なんとかつなげられるところまで 乗せてもらっていました。(服部アナ)その度に新しいまた自転車を現地で?(坂本氏)いや、なかなかそうはいき ませんでしたので、自分のできる限りの 修理をして、自転車も人間の体と同じ で壊れる前にある程度のちゃんと メンテナンスをしてると壊れにくいので 世界一周中には結局2台の自転車を使ったんです。2台で走ってきました。(服部アナ)2台だけで 5万5000km走れるんですね (坂本氏)タイヤはもう頻繁に交換してました けれど。はい。(服部アナ)なるほど。ありがとうございます。 それではせっかくですので、ここで他のご 登壇者の皆様からもご質問をして いただこうと思うんですがどうでしょうか 友井さんいかがでしょうか?(友井氏)そうですね さっき私たちが体験できないような お話いっぱい伺いましたけども、マラリアという怖い病気、どんな感じですか?実際に かかられてみて。(坂本氏)はい、実は私は非常に用人深い性格ですので、予防摂取に関して はできるものも全て打っていったんです ただマラリアに関しは予防薬があるん ですがそれでもかかってしまうんですね 結局体力が落ちるともう全部 こう発病するというような感じなんです 40℃以上熱が出て、今までに経験した ことのない感覚なんです。すごい悪寒が 襲ってきて本当に映画みたいにこうやって 震えるんです。寒いから布団をかけても震えが止まらないでものすごくここに汗を かいて今までこんな汗のかき方したこと ないよな。治療薬を飲むと耳が 聞こえなくなるんです。一生このままなのかっていうような本当に不安の連続で

これも早く治療すると治る病気なんですね ただ薬がなかったり病院に行けなかったり という状況が多くて多くの方が実際は 亡くなっているという。もう2度とかかりたく ない病気ですね。(友井氏)ありがとうございました。(服部アナ)米倉さんはいかがでしょうか。(米倉氏)はい。1995年 からということで、世界周一周されてる 中でまだ当時ってネットもなければ今 みたいにスマートフォンが普及してるわけ でもない。加えてアフリカとかはルアンダの内戦があったりとか結構こう情報が ないと危険なことも多かったと思うんですけど、そういった時に自分の国日本であっ たりとか、次に向かう国の情報っていうのはどういう風に知れてたんですか?(坂本氏)はい、すごい リアルに想像されてますね。まずですね、世界一周の準備をする段階にルート作り図書館に行っ てたんです。八尾の市立図書館だったんですけども。全部過去の情報なんですだいぶ 前に出版されてますので。だから今の インターネットと比べると本当に雲泥の差 があるんですけどもそれとあと世界一周を した人の本を読むこれもだいぶ前の情報な んですね。そういう人に会いに行くそれも 結構前の情報なんです。ですのでそれしか 情報がないのであとは現地の大使館です か領事館の人に聞いたりとか。あと青年 海外協力隊です。日本から援助に行っ てる人たち。この人たちは当時も非常に 親しくしてくれる人たちでしたので。あと は駐在に行ってる人たちですとか、そう いう人たちから直接話を聞くことが 多かったのでネット上もたくさん情報が あるんですけれども実際直接会うと本当の 情報をもらえる。どれが本当かって あまり考えずにもらえることが非常に 多かったですね。はい。(米倉氏)ありがとうござい ます。 (加藤氏)私からもいいですか?まず行かれる ところで、社長から行ってきていいよっ ていうことは言われたってことです けれども周りの例えばその同じ部署の方とかを、どう説得されたのかなと。というの も今の日本では育休を取ることもまだ なかなかはばかられる。いくら取ってもいいよ だいぶ進んではきましたけどやっぱりなん か申し訳ないなみたいな思いで1年取るの がやっとみたいなところあるんですがどう 説得されたんですか。(坂本氏)はい。やっぱり最初 は同期、話しやすい同期にこう話すんですが やっぱり無理だろうと会社辞めなきゃいけ ないだろうと。そういう風に親身にはなってくれて悶々としていたんですが当時の私 の上司、先輩がですね「できるよ」って言うんです 世界一周そんなこと言ってくれるんだ。「達の前に道は開ける」みたいなこと言ってくれ まして。たまたまその人が自転車好きの 関西サイクルスポーツセンター、河内長野の。よく 通ってるぐらいの人だったので周りの人も 夢を否定せずに応援してくれる ようなそういう文化があったのは非常に ありがたかったですし、私が貯金をして世界 一周のためにできる準備をしてる時に一切 外食をせずにお金を貯めてましたので

ご馳走、奢ってあげるよって言って ご馳走してもらったりそういうなんか サポートも私のその日々の過ごし方 って言いますか部屋に行くといつもNHK の語学20分のずっと繰り返し聞いて ますので、お前いつもこれ聞いてるなと。 そういうのが嬉しくてですね、私の日々のこの仕事の仕方、会社に行っ てることとかそういうのを見て応援してくれる。そんなに節約してるんだっ たら俺の使ってたテレビあげるよ、冷蔵庫あげるよ、机あげるよと。独身寮だった んですがいろんなものが揃ってきですね これもいいなと思ったんですが非常に 多くの人に理解していただいてたと 思います。(加藤氏)本当に皆さんが応援しながら 送り出してくれたっていう感じですか。 (坂本氏)本当にそう思います。(加藤氏)ありがとう ございます。(服部アナ)素朴な疑問なんですけど、コミュニケーション、言語はどうされてたん ですか?(坂本氏)はい。世界周ってた時ですよね 基本的には 言葉に関しては、西アフリカ・中央アフリカはフランス語ですね。南米は ほとんどスペイン語で、私は英語をちょっと 日本でNHKで頑張ってフランス語も ちょっと頑張って英仏できるようになり そうするとスペイン語もできるようになり ますので。あとロシア語と中国語があれ ばもうできたかなと思うんですがもう 単語帳を持ち歩きそれで使いながらこう 覚えるというようなこと一時期12、3カ国 語ぐらい喋ってました。ペラペラではないんですね、日本の方はみんな喋れ るって言うと、ペラペラじゃないといけないと、こう思うんですけど。(服部アナ)何リンガルになる んですかね?(坂本氏)いやトゥエルブ リンガル?今はもうそんなに多くないんですが 要するに、言葉が喋れるっていうこと は私にとって挨拶ができる、数が数えられる おいしい、ありがとう、そういうことが好き嫌いとかそういうことが言えるという のが私にとっては喋れるということです 外国の方もですね「私は日本語は喋れます」と言うから え、日本で勉強してたんですか?仕事行ってたんですか? 全然通じてないんですよね いち、に、さん、ありがとう、さよなら。これで喋れるって言ってますからね(笑)図々しいですね(笑) (服部アナ)でもそう言われると嬉しさもありますよね ちょっとこっちに歩み寄ってくれてると いうか。(坂本氏)そうですね。やっぱり相手のことを 理解してますということで私も 向こうでこう受け入れられることがあったので、できるだけこういう服装したりとか 少なくとも挨拶とかおいしいっていう単語は 覚えるようにしていましたね。(服部アナ)さて第2部と いいますか、後半に行く前にちょっと会場の方で何か聞いてみたいなということが ある方がいらっしゃいましたら 受けようかと思うんですけれども何か聞い てみたいことがある方はいらっしゃいますか? こうなりますよね(笑)そうですよね(笑)じゃあ、一度全部通していただいてからまた 何かあれば質問を是非してみて ください。というわけで坂本さん続いて後半 お願いしてもいいでしょうか。 (坂本氏)はい。もう1つ。これはパキスタンという

アジアの国なんですが、真ん中に私が 座ってます。 えー!いい反応ですね(笑)ありがとうございます。(服部アナ)分からないです、すっかり馴染まれていますね(笑) (坂本氏)私が歩いてますと、やっぱり現地の人には お前外国人だろって分かるんですね。で私が 歩いてますとこの2人にこうされたんです これ何のサインか分かりますかそうです そうです。スープかき混ぜる あ、かき混ぜるはあってるんです。 ここはそうお茶、お茶の砂糖をかき回す仕草なんですね。お茶を飲んでいけっていうサインな んです。私はこれ知ってましたので遠くから でもこうやっていると、あ、招かれてるな。自転 車乗りの私には糖分補給ですので ありがたく行くんです。そうするとお 茶を飲ましてくれてその間に日本の話を たくさん聞いてくるんです。どんな仕事をし てるのどんな家に住んでるの、どんな毎日なの、どんな車乗ってるの。多くの外国人が 当時日本に来て働きたい。日本は仕事が たくさんあって安全で綺麗で 日本に行くのが夢という人が多かったん です。あ、またこう日本に関してこう質問が 来るということは日本に招待してくれと いうことなのかな?したいけれども色々な 制約があったりするので難しいなと思ってると、君は世界一周してるって言うけれども 僕たちも世界一周してるよって2人が 言うんです。え、どういうこと?君たちここで 働いてるじゃないか。でもできるんだ。僕たちは一生多分この国 から出ることはできない。だけど外国人が来るとみんなにお茶をご馳走してるんだ こうやって分かる人もいればわかんない人 もいる無視してくれる人がいれば君みたい に飲んでってくれる人がいる。君みたいに来てくれるとその人の国の話が聞けるんだ ここは観光地だから世界中の人が来て くれる。だから僕らはこの場で人々を 受け入れながら世界一周をしてるんだと言われたんです 自分たちが世界を回ることはできない だから達、私に世界をもっと見てきてくれ で最後にこう言ったんです。私たちのことを日本 に帰ったら伝えてほしい。こういう人たちが いるんだっていうことを伝えてほしい なかなか厳しい状況で暮らしてる人 たちたぶん、子育て生活をするので精一杯で 一生パスポートも取れずに旅行することも ままならないこういう環境でも文句を言っ たらやっぱり切りがないんです。だけども今 何ができるかっていう自分たちにできることを 実践してるこの姿にやっぱり私は 感動しました。ないないないない、できない できないって言っても何も変わらない じゃあ何ができるの?みんなで知恵を 出し合っているところに私は非常に感動 したわけですね もう1つがですね、帰国後の 世界一周から帰った後の話になるんですが この握手をしてる人、皆さん覚え てらっしゃいますでしょうか?私が握手をし

てる人です。(服部アナ)著名な方ということですか?(坂本氏)私の 中では大変著名な方なんですが、先ほど 私が病気で倒れた時にニワトリをくれた村長 さんなんです。私が日本に帰国し まして本を出版しまして。「やった。」という本の 印税が貯まったので恩返しに行ったんです とにかく、村の最後の薬をもらって何か できることはないか村で必要なことはないか まず薬をたくさん持って帰ったら喜んで もらったんですが、何か違うんですね 何か言われるなと思っていたら薬は嬉しいしとても感謝している。だけどこの村で1番 必要なのはこれじゃない。何だと思いますか?薬以前のものでした きれいな水がないんです。うち3 人男の子がいるんですけれども、ちっちゃい子は 水があったらきれい・汚いわかんないんです 飲んでそれで病気になるんです。日本みたい に水道をひねって、飲める水が出るなんて ことがないわけです。きれいな水があったら 病気が少なくなる。じゃあみんなで井戸を 掘ろう。その印税で掘ろうという話になり ました。ところがなかなかこれも文化の違い でうまくいかない。私が恩返しをしたいん だって言ってもみんながこう乗り気になる んですが私が日本に帰ると恐らくですよ ああ、あいつ帰った、という風になるパターン が多いってよく聞きました それでもなんとか私はみんなに恩を 返したい。話し合いだけで2年間かかりました 当時向こうの人が外国人を見ると何か やってくれるだろう、こう待ってるんですね それには色々歴史的な背景もあったり するんですが、でもみんなで自分たちの井戸 は自分たちで作ろうよ自分たちのものは 自分たちでやろうと。この話し合いで 最後はこの井戸掘りに進みまし て大きかったのが一緒にお祈りをしたって いうこともこうイスラム教の国なんです けども一緒にお祈りをすると、あ、達は本当に 思ってきてくれる。この直線だけが近道じゃ ない。あ、こういうことなのか相手の文化って いうのはこういう風に理解することで 距離が近くなるっていうのを実感しました この井戸もですね村で初めて完成し ましたので村の歴史が変わったという ぐらい、特に女性が谷の方まで往復1 時間かけてこのバケツで水を汲みに行って ましたので病気の時とか雨の時はもう サンダルで水くみに行かなきゃいけない 本当に喜んでくれました。やっぱりこう いう活動してますと何でも日本と比べ てしまってそこで自分が日本だったら こうなのに。で、これを持ち込むことでなんか 軋轢(あつれき)が起きてきたような気がするんですね だから、1つ1つ彼らと丁寧に、食べること、

トイレに行くこと。ただ言葉は通じなくても その場に一緒にいるということで信頼関係 が近くなったような。こんな活動を帰国 後にやっておりました。はい。 (服部アナ)なるほど。本当なんというか話が壮大なのでどこ から触れればいいかというのがちょっとね 分かりにくいところではあるんですけど (坂本氏)この続きがあるんですけど よろしいですか。実はですね、この多様性を 私が小学校の時に疑問に思いそれを父の 一言で実際世界の人と出会いたいと思って でこういった活動までしてきたんですが 今度は家族でこれをシェアしたいと思う ようになりまして、今から8年前に坂本家、 長男5歳、次男が2歳の時に世界を毎年 夏休み周ろうっていう企画を始めました さすがに今度は社長に「いい加減にしろ!」て 言われると思ったんですが、「安全第一で!」と。(服部アナ)なんでですか(笑)言ってしまえば失礼ですけれども これ坂本さんの個人の夢というか家族すら もう巻き込んじゃってますよね。そうなん です。(服部アナ)しかも夏休みですよね。(坂本氏)夏休みで、 もう今年の夏で9年目ですので、子供たちは 自分たちの自由な夏休みがない という状態なんですけれども。でもこれも なかなか日本ではチャレンジすること やっぱり失敗させたくないとかいう思いが 強いところもありみんなが心配してくれる んです。そんな小さい子連れてって無責任 じゃないの幼稚園も行かなかったら将来 集団生活できなくなるわよ、全然関係 ないんですけどやっぱ初めての子育てで全然 わかんなくて不安になった中たくさんの人 が応援して理解してくれるようになった のもミキハウスのおかげだったと思い ます。これ去年ですね、第8ステージなん ですが、ようやくこの時長男が小学校6年生、 次男3年生ですね。で、今度2歳の子が生まれたんですが 毎年このように走ってきています。 子供たちには伝えるよりもやっぱり一緒 に経験し てどうなのか一緒に距離を決める泊まる 場所を決める食べるものを決めるみんなで 話し合いをしてできるだけ待つような毎日 をしてい ます去年もスペインとっても暑かったので 日の出前に早朝にスタートするんですね。 見ず知らずの巡礼者と一緒に歩きながら みんなにもう三男がいやいやて言ってても 現地の旅人たちが一緒に励まして一緒に 進めるんです。これもスペインでの一幕 です。子供がいるおかげで子供たちは言葉が 喋れないです。塾も英語も全然うちの子 習ってないんですけども、日本語で向こうに

話しかけます。で向こうは自分の言葉で僕 たちに話しかけます。だから日本語と ネパール語とが日本語とスペイン語でこう やって喋れてコミュニケーションしてるん ですよね。成り立ってるんです。深い話はできてないと思うん ですけども一緒に遊んだりとかできること を考えるとこれ無事にゴールしたところ なんです。スペインのサンティアゴデ コンポステラというところに約500km 走りました。もちろん大変なところの写真 がないんですけれども今年の夏休みは イタリアの巡礼路を走ってきており ます。子供たちとルート作りをするんですが こういう看板を見ながら、あ、この道合っ てるねえ。中1と小5の息子たちです この時もですねやっぱり自分たち だけでは家族ではどうにもならないことが 現地の人たちの交流、これも巡礼者たちなん ですが、イタリアの巡礼者たちと交流をし ています。1泊だけの宿なんですけども 折り紙を教えてあげるっていうパターンを こう、よくあるんですけどやるとこの イタリア人の女子がですね、立体的なユリを 折ってくれてですね。折り紙で。ユリ!?え、 こんなんできるの?いやYouTubeで やりました、とか言って逆に折り紙を教えられ たようなこともあったりしたんですが (服部アナ)巡礼者というのはどういう方々になるん ですか?(坂本氏)基本的にはキリスト教の巡礼路な ので、その信者さんですね。修道院に 泊まりながら礼拝をしながら歩きで ローマ、バチカンを目指す人たちなん です。これはイギリスのカンタベリー から約1700kmと続くルートです。 私たちは500kmしか走ってないん ですけども、三男はこの後ろで座って まだ3歳なんですが、結局子供たちに助け られることが多かったです。というのも言葉 が分からなくてもチャレンジしていること に対して非常に共感をしてくれる人が 多かったと思います。子供たちはサッカー が大好きなんです。サッカーができること で現地の人とコミュニケーションが取れて 時間を過ごすことができる。言葉なんかを 考えるよりも 好きなことを挑戦していると、いろんな人が応援してくれるっていうのは単独世界一周のときと変わら ないなと思っております。これがローマの バチカンに到着した時の話です。やっぱり 困ってる時に現地の人が助けてくれるそれ を子供たちは見ていますので、じゃあ 大人が何か助けてあげようねって言わ なくてもやっぱり助けられた経験から人の ためになんかやってあげようという風には なんとなくできるような感じが してるかなと思います

最後はゴールした時にですね 本当に君たち頑張ったね、いくら親が 褒めても聞かない年齢ですので、他の人に 褒めてもらうと本当に自分たち頑張っ たんだね。そういう経験をしながら現在 、肌の色も宗教も国籍も関係なくですね チャレンジすることによって夢って 実現していくんだな。小学校の時の 思いを今家族で共有してると。こんな 活動を今させていただいております これ最後ですね、はい。ありがとうございます。(服部アナ)なるほど 。いや~、 本当になんというか、子供たちの反応と いうのはどうなんですか?さっき おっしゃってましたけど夏休みが友達と 遊べないということはあるわけじゃない ですか。行くぞって言って、嫌だって反抗期 になったりとかないんですか?(坂本氏)最初のうちは なぜ行くかっていうのがよくわからなく、で 坂本は冒険家だからということで(笑) お父さんのお仕事は冒険家だから、夏休み になるとお父さんの仕事についていくんだよ みたいな。そういうストーリーだった ので子供は特に疑問に思ってなかったん ですが、だんだん自分たちはなんでプールに 入れないのとか キャンプに行けないのとか思いになって きたんですがだんだん体力と共に距離が 走れることに満足できたりですとか、昆虫 が好きなので網を持ってって海外で取ったり とか、サッカー好きになってとかそれぞれ 自分たちの個性が出てきたので行くこと は一応楽しみにはしているみたいですね (服部アナ)なるほど。だんだん変わってきたわけ ですね、それもまた。(坂本氏)そうですね、はい。子供たちの反応なんですけども、多様性 というところでイタリアに今年行った時に よく子供たちが言ってたんですが、もう普通 にイタリア語で喋りかけられるっていうん です。というのも移民も含めたくさんの 外国人が周りにいるの で別に旅行者って思われないんですね それがすごく印象的だった。日本も その共生社会のためにとかそういう実現とか いう言葉が早くなくなればいいなって いうことを子供の反応をみて思いましたね (服部アナ)その言葉自体がもう早くなくなって ほしいそういう?(坂本氏)と言いますか、 外国人だからってついつい私たちは 日本にいる外国人を見てしまうんですけども イタリア人にしてみたら本当にいろんな 人種がいる国なので私たちもイタリアに 住んでるアジア系の人なんだなって思って 話しかけてくる。ベラベラベラって 話しかけられるのですごい困ったとか言っ てましたね。(服部アナ)でも当たり前にそれがあると

いうことですね(坂本氏)そうです。 向こうの人は意識せずにそれが当たり前に 見られていたってよく言ってました。 (服部アナ)さて登壇者のお三方ですけど何かご質問 等ございます か?(友井氏)はい、すごく本当に歳いってなかっ たら私も若くなって行ってみたいなと思う ぐらいですけど、(坂本氏)今Eバイクっていうのが ありますから、電動アシストがありますから。 いや本当にありますから(笑)(友井氏)でも 本当に今日、中学生の方たくさん聞い てらっしゃるんですけれどもいつも やっぱり日本っていうのはまだまだなんか こうどういうんでしょうか多様性とかって いうのが同調が厚いってさっきも作文の中で おっしゃってましたけれども、なかなか理解 し合えないっていう部分があるんですけれども。 お子さんにとってすごいいいスタートをさ れたなと思って。子供委員といたしましては 本当に将来がどんな風な大人に なってくださるんだろうっていうこと 楽しみに、またご家族の様子を ぜひぜひ何かでご紹介していただけたら ありがたいなと思っております。 (坂本氏)ありがたいです。いやいや、もう本当にいたって普通で。もう何にも 普通と変わらないと思うんですけど (友井氏)やっぱり感じ方がね、すごく広い 視野で物が見れるってことがもう養われ てるなっていうの今お話伺って感じました (坂本氏)そうですね。やっぱり日本に帰って きて、お風呂の水がたくさんあることと か引き出しに服がたくさんあることとか トイレの座るところが あったかいとか、そういうのにすごく いちいち感動してる様子を見るとやっぱり 何かこう感じてくれてるのかなというのは 思いますね。(服部アナ)1番上のお子さんで今お いくつになられるんですか?(坂本氏)今13歳 です。(服部アナ)ということは中学生ですよね、まさに今日、皆さんが 書いてくださった作文聞いていてもその 違いに気づく、何か変なんじゃない かっていうことに気づきが皆さん持たれて いて、それを世界で色々目の当たりにされてると 学校でこんなことがあってさ、みたい な気づきってあったりされるんですか? 学校でに限らずですけど、 日本に戻ってきて、お父さんさ、こんなことがあって、みたいなお話ってなんかあったり するんですか?(坂本氏)あぁ、日本を見てですね? いや特に多分あまり感じてないんじゃ…多分その まま、おそらくですけども、そのまま全てを 受け入れてるんじゃないかなという (服部アナ)そのだから当たり前に、この社会はこの社会、あの社会はあの社会、という (坂本氏)そう思います。(服部アナ)1つ抜けてるんです ねもう。(坂本氏)そうですね、まだちょっと言語できて

いうところもあるかもしれないんですけれども ネパールとか行った時に道端で子供たちが インド人の人たちが働いてる様子を ちゃんと見てましたし、学校に 行きたくても行けてないんだよって話を その時してましたしましたけれども うまく言葉としては返ってきてはないので そういう記憶というかいうのは残っ てると思うんですが。ですから比較し てっていうよりも、そういう 事実があったということを認識してるん じゃないかなって。(服部アナ)なるほど。ここからじゃあ どう変わっていくかっていうのも楽しみに なりますね。(坂本氏)そうですね。(服部アナ)加藤さん いかがでしょうか?(加藤氏)はい、そうですね。私も ドイツに赴任してた時が あったんですけれども本当におっしゃる ように移民の国なんですよね。なので やっぱり私たちが感じている以上に、全然向こうは何も気にしてないっていう ことが結構多くありますよね。でも本当 に私も今子育てをしながらそういう 環境にいらっしゃるお子さんたち が本当に羨ましいですし、それを提供し てあげられる坂本さんのご家族が素敵だ なって本当に思いました。(坂本氏)いえいえ、これもうミキハウスの 理解で(笑)妻は結婚するまで、ママチャリしか 乗ったことのない女性で。 達さんの奥さんだから自転車好きなん でしょう?と言われるのが1番嫌いだった と(笑)そんな妻にもやっぱり感謝ですね 妻もよく言うんですけど も、イタリアに行った時にとても肌 を露出してる人が多くて自由な服を着てて 多分ヨーロッパドイツも同じだと思うん ですがもう年齢も関係なく好きな服を着て。 女性にとっては大事なことで、水着も どんな体型をしていてもどんな色をしてい ても好きな水着を着る。何が悪いんだ、私の 人生!みたいなそういうのを思うと非常に あの多様性と言いますか、ある意味 寛容性にも繋がってくるみんなそれでいい んだよっていうのを日本に帰ってくると なかなかそれはちょっとうん、厳しいなっていう感じの中、妻ちょっとずつ 弾けようと(笑) なってるようです。はい。 (服部アナ)いかがでしょうか?(米倉氏)えっと、 やっぱり毎年夏に家族の皆様で旅行に 行ってると、やっぱり会社で働くっていう 時間はその他の方々よりも短くはなると 思うんですよ。その中で、やっぱり 日本ってまだこう出世が全てじゃない ですけど、会社の中で出世していくことが いいことみたいな考えをしてらっしゃる方 も少なくはないと思うんですよ。そういった

会社内での立場とかに ついてって、旅行してて何か変わったとか はあるんですか?(坂本氏)うん、高校生らしからぬのご質問ですが(笑) そうですね、私の個人的な感覚で 言いますとやっぱり世界でもうありえない 状況でこう経験してきたことを、合ってる 合ってないとか、本当に個人の価値観では あるんですけども、伝えていくことで少し でも社会が変わったりなんか若い人たちの きっかけになったら、まぁそれはそれで とてもいいことなんじゃないかなと 思うようになりましたので、今いろんな 学校に回ってそれこそ人権ですとか 夢ですとか国際とかそういう話をさ せてもらう講演活動とか、あと 週に1回なんですけども高校で 講師をしていてそういうなんでしょうね いろんな世界の話、価値観の話、そういう ことをすることがやっぱり伝えていくと いうことが私にとっての非常にやりがい ですし、そんな中で、あ、そういう会社って あるのってこう理解してもらうことも、1つ いいことなのかなって思ってます ので。やっぱり私も就職した時は父を見 てましたので、商社でどんどん 出世していくっていうのが1つの 生き方なのかなと思ってたんですがやっぱ やってるうちにどれだけみんなの人が喜ん でくれてどれだけ感謝してもらえる かっていうのがすごく私にとっての大事な 価値観に今なってるかなと思います。 (米倉氏)一つの世界を旅するって いう経験がいろんなことに繋がってて、それ こそ子供たちに夢を与えるっていう ミキハウスさんのモットーに帰ってきてるの かなと思いました。ありがとうございます。(坂本氏、服部アナ)素晴らしい、 すごいですね。(坂本氏)本当にその通りなんです 子供と家族の毎日を笑顔でいっぱいに という会社のビジョンがありまして やっぱりそのために社員1人1人が何が できるか自分の力量を生かしていかに 結果を出すかというとこにこだわって 仕事をしていますのでまさにそういった ところと縁がありましたし、そういう ところに役に立ちたいなっていう風に思っ ています。(米倉氏)ありがとうございます。(服部アナ)しっかり ミキハウスの話にも繋がってそうですね (坂本氏)これ何か送れないといけないですね(笑) (服部アナ)さて会場の皆さん、何かご質問等ございますでしょうか? どうですか?中学生の皆さん 【観客席から】(音が聞こえにくいので字幕でご覧ください。)よろしいですか?中学生の方々から質問があればお先にどうぞ。 (服部アナ)では観客席の方どうぞ。【観客席から】(音が聞こえにくいので字幕でご覧ください。)奥さん、素晴らしいですね。坂本さんは、4年3か月で世界一周して、人生観や考え方など、大きく変わったと思うことはありますか? (坂本氏)はい、ありがとうございます。まず妻に申し伝えときます 家では子供たちにご飯まだ?とか 色々要望しか聞かれないので

ねぎらってもらえるとすごく喜ぶと思います 私にとって価値観、大きい価値観で 言いますと、物事に対する感謝の気持ちって いうのがものすごく湧いてきまして仕事、 世界行く前していた時は、例えば自分が こんなに頑張ってるのに、これだけ やったのになんで分かってくれないんだ とかなんでとかいう自分自分っていうのが 多かったんですが、世界を回ってると いろんな人が結局助けてくれるその人たち に出会えなければ夢は叶わなかったそれ こそ自転車走ってる自転車を誰が作って くれた、その道路は誰が舗装してくれたんだ この酸素はどの木から来てるんだ本当に いろんな人があって夢って叶う、結果が出る。 日本に帰ってきても同じ仕事、部署させて もらったんですがやっぱり仕事って、させて もらってる。世界一周と同じでやっぱ自分の前に 誰かが仕事をしていて誰か後でフォローし ていてくれていて。仕事ってさせてもらって るっていう感謝の気持ちが非常に湧い てきました。ですのでこの不平不満というの がよりもまずはありがとうという物の見方 をできるようになったのが非常に私は自分 自身幸せですし、物事の解決の1つ になると思ってますので またどんな辛いことが日本であってもあん だけ辛いこと終わったんだからいつか 終わるだろうというこれも1つ私にとって のいい経験になったなってそれ ぐらいあの大変でした。でも記憶はいいこと しか残ってないんですけど、はい。(服部アナ)ありがとう ございます。さてその他いかがでしょうか? (服部アナ)じゃあすいません、私から1ついいですか? 結構大きなチャレンジだったと思うんです、世界を一周をすることっていうのは ご自身の人生の中で。チャレンジをすることで、何か失ったものもきっとあると思うん ですね。例えば平和な生活とか色々な ものを捨ててそっちの道を選ばれた と思うんですけど、チャレンジをした ことについて後悔とかああしときゃよかっ たなみたいなのって何かあったりされますか?(坂本氏)一切ないですね。ただ選択する時に いろんな人に相談しましたので、父とかにも、でも20代っていうのはもうその先を 生きる人生の下積み、 いろんな経験ができる 期間だからそれはどうするんだ?みたいなことを聞かれて。でもその分、別の経験が できるので。ないところを見ても始まらないので 私はもう後悔、あぁやっとけば 良かったなっていうのだけが嫌なんですね そういう風に思いたくないのでやるだけやって ダメだったらもうそれダメですから チャレンジを続けてるということで 後悔はないと思いますね (服部アナ)チャレンジをすることに対して ためらってしまう瞬間っていうのが誰

しもあると思うんですけどもそういった人 に向けて何かメッセージを送るとしたら どんな言葉になりますか?(坂本氏)そうですねぇ、私も経験があるんです。1人でやろうと するとどうしても、例えば反対の意見が出た 時に大丈夫なのかなとか不安になったり するんですね。そんな時に一緒に同じ 方向を向いて頑張ってくれるような人を 身近に置いていくということ が、急にはなかなか現れないかもしれ ないんですが大事かなと。私も井戸掘りの経験、掘ったこともなかったんです けども、会社の同期にたまたま相談しまし たら、相談っていうかもう迷惑な話なんです けど井戸掘れるかなぁ?とかこんな相談 してるんですね。(服部アナ)ご同期も井戸掘りの 経験は絶対ないですよね(笑)(坂本氏)まったくないんですよ。不安でしょうがないんです 困ると思うんですけども、 そんな時に別のタイミングでその人が、 「私ね、限界って思い込みだと思うの」別の ことで話をしてたんですね。自分にそのこと 言われたような気がして。井戸ができないか もしれないっていう限界を作ってるのは 自分で。やったこともないのに不安になっていて その一言で、よし!ちゃんと準備してできる だけ準備してやるだけはやってみようって 思えた。そういう人のおかげで私は 進むことができたんですよね。それは 新入社員研修の時の言葉で、新入社員が なかなかできないことに対して、 あの子は限界を自分で作ってるね、みたいな 話をしてたんですが自分に言われたような 気がして。そういう人たちのおかげで。 一人ではできなかったと思います。 身近な理解者を常に一緒に歩んで いくという人がいたらいいなと思います (服部アナ)なるほど。世界一周をお一人でされた 方というのを伺って、すごくご自身の意志が 強いそして突き進んでく方なのかなと思っ てたんですけど調和そして相談そういう ことがすごい大事なんですね。(坂本氏)そうですね あまりそんなに強い方ではないと思うんですが 1つエピソードなん ですが、私が世界一周に行く前ですね26歳 ぐらいの時ですね、私の父が私に言ってくれ た言葉がありまして私のコンプレックス だったんです。小・中で辛い 思いをしてましたので、人前に出たり話を する、今はもうすごい好きなんですけどでき なかった私に、「達のその性格は世界一周に 向いてる」っていうんです。その内気な 性格いいのっていう僕は思ってたんですが 父のその一言はどういうことかって言う と、内気だっていうことはいろんなことを 敏感に感じてる常に周りを意識している つまり危険があっても生きて帰れ

るっていう風に言い換えてくれたん です。自分がこの気の弱いなかなか自分から 前に出れない性格を達の強みだって 言ってくれました。実際いろんな危険が あった時もなんかこの人ついてっていいの かなそういうケースも何度もこう感じまし たし、現地のああいう優しさというのも他 の人が感じられないことを自分は感じ ながら、ご馳走になったりとかしていた ことを思うとやっぱり自分を否定するんで はなくて、自分の持ってるもの大事に し続ける、するっていうことも1つ大事な ことだったのかなって思います。(服部アナ)なるほど。ありがとうございました本当にどの話を 切り取っても大変意義深いそして 中身の濃いお話を伺わせていただきました ありがとうございました。改めて一度拍手をお願いいたします [拍手] ありがとうございます さて、ここからはメインテーマでもあり ます共生社会の実現、多様性について皆さんと 考えていきたいと思います。まず 加藤さんにお聞きしますけれども、日々 ニュースの現場で働かれていて色々な方 とお会いしてると思います。また海外の 特派員の経験も先ほどあるとおっしゃって ましたけれども、現状日本社会において 共生社会あるいは多様性の尊重、実現という のはどの程度実現ができてるという風に 思われますか?(加藤氏)そうですね、やっぱりどの 問題、どの事件を報じていても まだまだやっぱり人権への配慮が ないんだなとか、そういう教育がもっとでき ていたらこんな事件は起きなかったのに なって思うことばかりですし、日本の いろんなSDGsの目標なんかもあり まして、誰1人取り残さないっていうものに 大きな主軸は置いてるとは思うんです けれども、やっぱりまだまだ共生社会への 浸透ですね、は少ないのかなと思って います。例えば私先ほど言いましたドイツに 赴任したのがちょうど10年前だったん ですけれども、ベルリンという町に着任 した時にその当時の市長が同性愛者で あることをカミングアウトして いらっしゃったんですね。もう最初その時点 で私は本当に驚きました。市長がもう同性愛 男性なんですけどあの男性のパートナーが いて、オフィシャルの場にも男性の パートナーを連れてこられてっていうのが もう普通なんですよね。まだ10年前の日本 そんなあの受け入れられないっていう 社会だったと思いますね。あと難民問題も かなり深刻だったんです。シリアの内戦が 起きて、毎年のように難民がEU のヨーロッパの方に流れ着いてくるって いうので私も何度か取材はしたんです

けれどもドイツだけが、ドイツだけがと 言いますか他の国もそうですけどドイツは 最後までメルケル首相のもと難民を 受け入れるっていう体制を貫かれたんですね 結局それが今、国を少し変えるような 方向にはなりましたけれどもやっぱりその 姿勢にはすごく感動しましたし、社会もそれ を受け入れているっていうところに、 やっぱりもう何年かかったら日本はそこに いけるんだろうって途方に くれたような思いにもなりました。ようやくここ数年で少しずつ 変わってきたところはあるのかなと思うん ですけれどもまだまだ日本は途上かなと いうところは印象思います。 (服部アナ)なるほど。米倉さんそのあたり、ご自身この 2年前のコンテストでご自身が トランスジェンダーであることを公表されましたけれども、日本の今の在り様、そして今のドイツの市長の話を聞いてみてどんなことをお感じになられましたか? (米倉氏)はい。自分の身近なところで話をすると、やっぱりこう、中・高の授業にLGBTQであるとか SDGsであるとか、そういう 部分が授業で取り扱われるようになっ たっていうことは1つの進歩だと思います。 ただ、授業を聞いてるとLGBT って何?ってなった時に、同性愛をする人 とか生物的な性別と心の中の性別が逆の人 だけがLGBTっていう認識をし てらっしゃる方も少なくない。でも実際に 蓋を開けて見てみたら それだけじゃなくて、自分には もう性別がないんだって思ってる方も いらっしゃいますし、ちょうど間ぐらいだよって 思ってる人もいて、いろんな人がいる ので、そういった当事者とそうでない方 とのまだ価値観というか考え方の乖離 があるのかなという風に思っています。 (服部アナ)そのプラスというと、LGBTQ+のプラス は本当にそういう多様さ、この枠に決めない というところでのプラスだという風にある と思うんですけども、授業で取り扱っているというのが、 私たちの世代だと、ぱっとイメージがしにくくて、 授業で扱うときのクラスの雰囲気ですとか、その授業が あった後の周りの反応ですとか、その辺りは どうでしょうか?(米倉氏)私が受けた時の 授業では、友達がカミングアウト をしたらどうしますか?っていうのを それぞれが考えて欲しいっていうので VTRを見たんですよ。 一例で出すと、実は私、女の子だけど女の子が 好きなんだっていうのに対して お友達が「え、そうなの?じゃあ私のことを対象に しないでね」っていう返しをしたんですね そのVTRでは。でもそういう意味で カミングアウトしてるわけじゃないと思う んですよ。そのクラスメイトも それはちょっと失礼だと思うとか、自分だっ

たらそうなんだっては返せるけど、でもそう なんだって言った後どうしたらいいの?とか、 それが良くない、その反応が決して いいものではないっていうことは理解でき ても、じゃあどうしたらいいのかとかが、困惑してるような感じだったし、それは正直 私も難しいところだなっていう風に思い ました。(服部アナ)ご自身でも答えを多分持って ないでしょうし、僕らも今それを手探りで 探してる段階だと思うんですけれども、坂本さん 今のお話聞いてどんなことをお感じに なられましたか?(坂本氏)そうですね、どういう 反応していいかっていうところで多分同じ ように皆さん、自分も含めて思うかな と思うんですが、やっぱりもう今まで通りに普通に接する風に できたらいいなって思いますね。私も そのLGBTQに関しては、30年前 に遡るんですけども、アメリカの ミネソタ州っていうちょっと田舎の中西部 の方に行った時に、大学内で LGBTQのサークルって活動してる人 たちがいて、あ、こういう活動があるんだ。 私もどういう風に接したらいいか分から なかったんですよね。それもう30年前に 普通のクラブと同じように やってて、毎週集まるからって。え、何をどう するのみたいな感じだったんですけども 結局付き合ってみると本当に普通の人で もう何にも変わらなかったっていう思いが ありますので本当に普通に接することが できたらもう何も変わらないのかなっ て思いますね。(服部アナ)なるほど。友井さん、今、 教育の現場でLGBTQ+について 取り扱う機会が増えている、で今現場で 米倉さんはこういう風に感じておられる そのあたりの声っていうのはどんな風に 受け止めておられますか?(友井氏)そうですね私も 20年ちょっと前なんですけど、擁護委員に なりまして間もなく、お母さんから その頃は性同一性障害っていう言い方をしてたと 思うんですけれども、ご相談を受けました。 「ズボンを履きたがるとかちょっと理解 できへんねんけど」で、そのお母さんとは お友達だったもんですからずっと お付き合していく中で 22、23の時だと思うんですけど、もう胸 を手術したいっていうことでその頃 まだまだ困難だったんですけど手術を なさったんです。私もちょっとお見舞いに 行ったんですけれどもその時にびっくりいたしましたのが、友達がたくさん来てその子の 体を本当にいたわってるんですね。「大丈夫やったか?大丈夫やったか?」っていうので。私は この子たちはいつぐらいからのお友達?って いうことで聞きましたら、かなりもう中学校 小学校ぐらいからのお友達で結局彼女を彼 にするまで見てきたんですね。個人を

とっても大事にはしてくれてても周りの子 も同じように、「あ、育ってきてくれてるんだ。 ものの見方、偏見じゃなくてその人を大事にしなきゃいけないっていうことを学んできて くれてたんだな嬉しいな」ってもう本当に 感動いたしました。だから日本でも 小さい時からやはり共生社会教育っていう のを、もっと力を入れてやっていかないと これからもっともっと、先ほどの作文に もありましたように疑問に思ったことは もうどんどん声をあげていただいて、それでみんなの力でその人が大事なんだよって いうことをしっかりと認め合ってい くっていうのが本来じゃないかなって つくづく教えていただきましたその場で。 (服部アナ)なるほど。加藤さんはご自身もお子様をお 持ちで子育てを今されてると思うんです けど、ご自身が子供だった頃と比べて子供の 教育を見て変わってきてるな、何か違うなっ ていう変化を感じたりはされますか? (加藤氏)そうですね。自分の子供が生まれるまで、なんて言うんですか、 教育によって変わるんだっていうこと にあまり意識がなかったのは事実でした でもやっぱり子供がお友達と接する 中で本当にいろんな子がいるんだよって いろんな家庭もあるんだよっていうことを どう教えたらいいんだろうかって思った時に、 実はこれ取材もしたんですけれども 今、性教育に始まる本当に様々な本が あるんです、絵本とかで。例えば体の プライベートパーツをどうするっていう のもそうですし、大事大事どこだって いう本があるんですけど、そんなのを買って みたりしてあと赤ちゃんはどこから来る のっていうような本もですねあるんです けど、海外の本って結構もうそういうのを あからさまにちゃんと書くんですよね 男性同士だからダメなんだよじゃなくって 男性同士でもパパだったりママだったり っていうのが成立してる家族が あるんだよっていう本があったりとか 最初は子供たちも、えなんなのこれ、っていう 感じでちょっと見るんですけど実は2歳と か3歳とか、本当にわけ分かってないかも しれないけどそれぐらから丁寧に私が親として 向き合って、しかも1回じゃなく て何回もやるって本当に大切なことなんだなって いうのを今子育てしながら私も学ば せてもらってるっていう感じはありますよね (服部アナ)まさに今、日本は過渡期というところなのかも しれませんが、坂本さんは海外回られる中で 当たり前のようにそういうことが 受け入れられている、共生社会が実現されて いる社会もご覧になってたと思うんです けどもどうでした?そういう社会に入ってみ て飛び込んでみて、何を感じられましたか? (坂本氏)日本とどうしてもこう比べるんです

けれども非常に多様性イコール私は寛容性みたいな。先ほどのあの服装のことも そうですし考え方もそうですしその辺 をそうですね、日本よりもだいぶこう進ん でると言いますか、楽だなという風に思うん ですね。でもそんな中でも現地の人に直接話 を聞くとそれなりにやっぱりみんな 苦労していて、例えばホームスクーリング 学校に行かずに自分たちなりに家で 教えてる。でその大変なところ肝は何 かって話を聞くと、結局その親がどれだけ 信念を持ってホームスクーリングが できるか結局周りの友人だとか教育委員会にこう言われた時に、どれだけ 対応できるか。そこがかかって るっていう風に本音を話してくれた こともありますし、親が何を信じるかっていう ところと、あと1人家に泊めてもらった家族 なんですが、お父さんがこんな船みたい な自転車に乗ってるんですね。リカンベントって 言って、寝っ転がって上向きにこぐ 自転車があるんです。これ実は空気抵抗 が少なくてすごく早く走れるんですがそれ で仕事に行ってるんです。で、「俺もな、実は周り の人に色々言われる」と。会社で言われてる そうなんです。僕と子供たちに言ってくれた すごくしかったんですけども、「君たちも学校で色々言われる だろう。夏休み変なことをやってて。でもな、自分の好きなことをやったらいいんだ よ。他の人が言うのは気にするな」要するに彼 はそれを気にしてるからそういう風に言っ てくれてるわけですよね。現地の人もそう 思いながらもやりたい道をこう選んでで それもうちの子供たちに言ってくれたので 周りの目は気にするな。やりたいことをやっ たらいいんだよっていうやってる人からの メッセージはすごく嬉しかったので外国 って言っても本当にいろんな考え方の人が いらっしゃるなっていうのは感じ ます。(服部アナ)なるほど。米倉さん、今のお話で周囲の目と いう話がありましたけれども、周囲の視線 だったり目だったりそういうのっていうの は何か気にされたり感じる瞬間っていうの は今、日本で生きていてありますか?(米倉氏)私は人権作文で、数わからない 人たちにトランスジェンダーです、とは公表してるんですけど、実際じゃあ身近な人に言ってるかと 言ったら、聞かれもしない限りほとんど 言ってないわけです。作文書いた時もまだ 母に伝えてないって書いたんですけど、あれは 表彰されるって決まった時に母にも伝え たんですけどそれでもやっぱりこう家族に すら伝えることがはばかられる日本の今の 社会の中で、それを一部の方は公表して SNSとかで発信してる方もいらっしゃる。 そうなった時に、知らないものって怖い じゃないですか。まだ分からないものって 触れることに抵抗があるから、だからこそ 生まれてしまう差別があったりとか

嫌がらせがあったりとかすると思うので そういう部分に関しては本当に 伝えてくださってる方は本当に勇気ある 方々だし、それを少しでもいいから知っ てみて欲しいなというのはすごく思います。 知ってみたら案外、それこそ坂本さんが おっしゃってたように 一般の人と何も変わらないので まず恐れずに触れてみるという ことができたらすごくいいんだろうなと 思います。(加藤氏)私からも米倉さんに伺い たいんですけど、ちょうどこの1年ですね トランスジェンダーの方をめぐっていろんなニュースがあったと思うんですね。まず、 総務省の方が実際に自分の職場にあるトイレを 自由に使えない。で、それが最高裁判決で 違憲であるっていうことが出たりですとか、 あとトランスジェンダーの方の 性別変換ですね、をめぐっての裁判なんか もありましたけれども、こういったニュース ってどうご覧になられてたんですか? (米倉氏)一言で言い表すのは 難しいんですけど、 理解されないことも 私は仕方ないことなのかなっていう 風には思ってるんです。すぐに 理解して欲しいっていうのはやっぱり 難しいこと。だけど、 裁判になるほど苦しむ理由はない し、苦しんでるのであればそれは少しでも いい方向に進んで欲しいのはみんな 同じ思いだと思うので、身近な人 だけでも、家族だけでも親友だけでも 恋人だけでもいいからよりどころを作る っていうことは本当に大切なんだろう なっていうのをすごく感じます。 (加藤氏)まだまだ、理解を全員に 求めるっていうものははまだ難しい かなっていうところですか?(米倉氏)そうですね... 今まで普通ってされてなかったものを急 に普通にしても、やっぱり受け入れてもらえない と思うので、ゆっくり時間がかかる ことなのかなという風に思っています (服部アナ)なるほど。ですから、制度の方から変えて いくだけでは、その枠作りをする だけでは、まだできないってことですよね 考え方として。なるほど。ここまで友井さん、 人権擁護の立場としてこの共生 社会のお話、現場の意見、それから報道側の意見 さらに世界を知る方の意見、色々あり ましたけど、どんな風にお聞きになっておられ ましたか?(友井氏)私ども人権擁護委員はですね 本当に子供に関わることが結構 多いんですけれども、 小さい時から色々分かって

もらえるように、もう色々な工夫を重ねて やっております。その中でやはり 積み重ねていって気づいてもら うっていうことが一番大事ではないかなと 思っておりますので色々な教材を使っ てやりますけれども、 「種をまこう」という今日、持ってきているんですけれども、 これ今年、低学年用の改訂版が出 たんですけれども、以前もこれを使って 前の改訂版が出る前も使ってたんです けど、低学年とそれから中・高学年の「種をまこう」 っていうのがあるんですけれどこの 中ではいろんなテーマを扱います。これに 関しては8つのテーマがございます。 この中には外国人、高齢者、個性の尊重、住みよいまち、いじめ、思いやり、命の大切さ、障がい者という 8つのテーマが入っております。それから 中・高学年になりますと こういう小さいんですけれども大変中身の 濃いものが入っておりまして、例えば なかなか皆さんお分かりになって理解 できてない方もあると思うんですが、障がい者 の方がエレベーターに乗った時になん で後ろに鏡がついているの?っていうような ことを理解してらっしゃらない方が多いと いうことで、自分の経験を色々ディスカッション してやっていくんですけど、一番大事な とこはその車椅子の方が出る時に後ろ が安全かどうかを見るためについてるんだよ っていうようなことで、ユニバーサル デザインですとかそういう自分のと共 にいろんなところで便利に工夫されてる ものを紹介したりして教室の中で じゃあ共有できてるねっていうことから じゃあもっともっとどうしたら進められる んだろうかっていうなことも話し合っ て、本当に共感を得て事業を進め ていくっていうことで。ほかにはDVD ですとか、紙芝居とか、その地域に あった人権擁護委員の方々が工夫をご自分 たちでして、熱心にやってらっしゃいます これはもう声を大きくし て申し上げたいです。皆さん今日 もたくさん人権擁護委員の先生方がおいでに なってますけれども、本当に真摯に 各地域、自分の担当のところで活動して いただいてるというのが実情です。 (服部アナ)なるほど。わかりました。ありがとうござい ます。そろそろお時間も迫って まいりましたので、最後に皆様に一言ずつ 伺ってこうと思うんですが、加藤さん、 このように性別の分断ですとか、もっと 言うと戦争の分断、大きな分断が今世界でも それでもローカルの部分でも色々起きてる と思いますが、その分断っていうところに

ついてニュースの現場で何か感じることっ てのはありますか?(加藤氏)そうですね。分断でいうと 例えば、なんかどうか分かりませんけど本当に性別 で言うとですね、戦争がひとたび起こると やっぱり女性であるとか子供であるとか 高齢者、本当に立場の弱い人に全てしわ寄せが いっているっていうのがこのウクライナの 問題であったりガザの問題であった りっていうのでまた改めて分かったと思い ます。ああいったニュースを私たちも 事実は報じるんですけれども、 どうみなさんが受け止められているかなっていう ところもやっぱり気にしながらいつも報じてる んですね。例えばああいう戦争が起きてること がこれもう普通になってしまうともうそれ がもう子供たちにとって 当たり前になってきてしまうっていうか そういう光景が。それはそれで本当に良く ないことだなって思うので。だからと言って 遠い国の世界の話だから私たちは傍観者であっていいわけではないので、いかに見 ている方々が本当に自分の問題だよと声を あげ続けることが大事なんだよっていう ことを、私たちも報道を通じてやって いかなきゃいけないなって思っていますね (服部アナ)LGBTQの話を今日はメインに 取り扱いましたけれども、共に生きるという 意味では規模を世界視点まで広げればそう いったところに当事者意識を持つという こともまた共生社会ということですね(加藤氏)本当にそうですね。先ほど言ったような 裁判の問題なんかがあるとですね、やっぱり 一方で違憲判決が出るってなると 社会は一歩進んだかなって思うんです けれどもやっぱりそれに対する反対意見 なんかも同時に上がってくるんです 特にそれはネットみたいなネットの コメントみたいなところにやっぱり寄せ られていて、まだまだそういう水面化でね 声はあげられてしまうなって いう事実もあります。なのでやっぱり正しく 本当に知ってもらうためには、 先ほど友井さんおっしゃったように幼い頃から こういう勉強を通じて、まぁ勉強って 固くならずにもう本当に当たり前のことなんだ っていう風に捉えていってもらうこと が社会が変わっていく1つなのかなとも 思って、本当に教育って大事なんじゃないか なと最近思っていますね。(服部アナ)なるほど。 ありがとうございます。米倉さん今、 当たり前になることということが発言として ありましたけれど、ジェンダーの問題を ある種最前線でおられる米倉さん から見てこの問題解決するために大事な ことっていうのは今どんな風に考え てらっしゃいますか?(米倉氏)ジェンダー問題だけに 言えたことではないんですけど、この今の

社会で、ネットにもいろんな情報が あがっていて1つの言葉に対しての重みって すごく重たくなってると思います。その 中で1人1人が少しでも心に余裕を持って いれば傷ついた時でも、そこに余裕が あるからまだ一気に溢れてしまうことは ないし、その心の余裕が他者に手を 差し伸べるきっかけにもなると思っていて その余裕がもしなくなった時に、今 まで手を差し伸べていた人に助けて もらえばいいじゃないかっていう、 差別だけに通じることではないんですけど すごく大事なことなのかなと思ってます。 ジェンダー問題に関してはLGBTQ だけじゃなくて、私は母と2人暮らしでひとり親なんですけど、やっぱりそうなって くると、作文の中でもあったけど ジェンダーでこう女性は 承認しづらいとかがあるのでやっぱり 家庭的にも苦しい部分は正直あるし それを母自身も世間体を気にしてか、あんまりひとり親って言わない方が いいよっていう風には言ってくれるんですけど、 でもそうじゃないと思っていて こういう男女差であったりとかLGBTQ っていうのは本当に他者との思いやりが すごく大切なのかなという風に思っています。(服部アナ)なるほど。坂本さん、まさに坂本さんが おっしゃってました「寛容さ」 というのが今おっしゃってたことには なると思うんですけれども、せっかく 今日は中学生若い世代もいらっしゃい ますから、若い世代に向けて何か メッセージがありましたら最後にお願い いたします。(坂本氏)そうですね。 中学生の皆さんはこれから何でも 本当にできる可能性を持っておられる と思うんですが、1つちょっと私の 世界一周中のエピソードを皆 さんと一緒に考えていただきたいんですけども、 アラスカを冬すごい寒い時に走って たんですね。毎日雪の中でテントを張って キャンプしたんです。何日これが続くか わかんない、あったかいものも食べられ ないし服も濡れたまま乾かせない、雪の中で1人でご飯食べて泊まって本当に うつになってくるんです。そんな日に1軒の 家が見つかったんです、道路沿いに。キャビンが ありました。そこに行って、「今日泊めてください」って 「(インターホンを)ピンポン」ってやる方、今日会場でどのぐらい いらっしゃいますか?見ず知らずの人が ピンポンっていくんです。家にですね、 何人かわかんない人が夕方に現れるんです それを逆の立場で。不安になりますよね。 (服部アナ)うんうん。(坂本氏)はい、ありがとうございます。私も ピンポンってして断られるんじゃないか、出て来てもくれないんじゃないかなと思う 反面、今日この家を逃したらもう向こう何日 あったかい家に泊まれない、服も乾かせない

ご飯も食べれないと思ってピンポンって やったんです。そしたら笑顔のおじさんが出てきたんです。 「いや~、今日ここに現れたか。」え、知ってるんですか?「いや知ってるよ。村中の みんなが今日君の話をしていた。車で通る時 にみんな君のことを見ていた。今日は絶対 どっかの家に現れる、ってみんなで話をして たんだ。うちの家に来たか。まあ上がってくれ。」 で、温かく食事を頂いて、濡れてたテント・服 全部、薪ストーブで乾かせてもらいました 次の日、出発の時にメモを渡されたんです 電話番号でした。「困ったことがあったら必ず 助けを求めるように。ここの人は必ず助けて くれる。助けを求めるのに躊躇しちゃいけ ない。」って言ってくれたんです。私は日本に 生まれ育ってやっぱり自分のことは自分で きっちりやる、人に迷惑をかけない方がいい と思っていました。自転車だから自分だけで 力でやってると思ったら、みんなが見守って てくれてみんなが心配して私のことを思って くれていました。助けって求めてもいいんだ な、本当に頑張って困ってたらみんな喜んで 助けてくれる。喜んで助けてくれる人がい るっていうことが私にはすごく衝撃的でし たし希望を持てたと思うんです。皆さん もこれから色々やりたいことができた時に 困った時に、助けを求めたら助け以上のもの が現れるかもしれないなって思ってるん ですよね。ですので先ほど(作文朗読した)中本さんね、 和歌山の北部に私も住んでるんです けれども、高齢者の人が暮らしやすいように 助けてっていつでも言えるようなことすごく 大事なことで。年齢に関係なく若い世代の 皆さんにも是非そういう人間関係とか逆に 助けてって言えれば世界中どこでも生きて いけるんです。これも勇気のいること ではありますけれども、普段からそういう 人間関係というかそういうことを 心がけていくことで同時に助けてっていう 人がいたら自分からまず助けてあげると いうことで社会も変わっていくと思うし、 いろんなことも実現できていくと思います ので、私も子育てしながら自分自身も やっぱり大人だと思いますので、 見せるところは頑張っていきたいと 思いますので、共にやっていき ましょう!(服部アナ)ありがとうございました。 本当に色々気づきの多い時間だった と思います。他者への許し、寛容さそして 助けを求めるというのもある種、 自分を許してあげることにもつながるのかなと 広い心を持つということがすごく大事 なんだなと個人的にも感じさせて いただきました。本当にありがとうございました。さて、これにて第2部、「共生社会の実現~ 多様性について考えよう~」を終了させて いただきます。ご登壇者の皆様、ありがとう

ございました。会場の皆様、改めて拍手をお 送りください。【拍手】(坂本氏)ありがとうございました。 (服部アナ)どうぞご降壇ください。 (服部アナ)皆様、今日は本当にありがとう ございました。それでは、本日のイベントの 最後に、関西テレビ放送経営戦略本部 コーポレート局長の和田由美から挨拶を いたします。よろしくお願いいたします。 まず、第70回中学生人権作文 コンテスト記念大会表彰式にお越し いただいた皆様に感謝申し上げます ありがとうございました。そして何より、 本日受賞された皆様おめでとうございました。実は、すごい色々事前に最後挨拶 ということで色々事前に考えてきてたん ですけれども、皆さんの朗読、それから 第2部の坂本さんのお話、パネルディスカッション伺っており まして、全部吹っ飛んだ次第です(笑)今ちょっと大混乱をしてるんですけれども 申し上げたいことは1つ、皆 さんが作文の中で書かれて表現されてた 人権作文の中で表現されてた内容もしかりなんですけれども 坂本さんの太っ腹なミキハウスさんの もと世界一周されたお話もそうなんですけど すごく実行力も大事な んですけれども、その実行力の中でやっぱり 周囲を巻き込んでいくっていうことがこれ から先いろんなことに役立っていくん じゃないかなというのを強く感じました。 自分が考えたこと経験したこと、特に 今日なんかは非常にいろんなお話が出たと 思うですね。坂本さんが行動され ていたその行動力すごいんですけど、その 流れの中で気がついたのはやはり周囲を 巻き込んでいったことでいろんなことが 転がっていって良い方向に向かっていった のかなと思ったりしました。ですので皆さん、これからお家に帰られたあと是非 とも今日ここで、ご自身が作文の中で 表現されたその人権の側面色々あったと 思うんです、性差別、ジェンダーですとかそれ から年齢ですとか、見た目それから 生まれ持った個性などいろんな ポイントがあったと思うんですけれども その内容を共有していただくのはもちろん なんですけど、是非とも今日この場で 他の方の作品で表現されていたこと はもちろん、今日聞かれたお話の中身含めて 話題にしていっていただくこと で、より人権について話し合う機会を増やし たりとか、考え方を広めて いったりとかすることで少しでも今後 より良い社会、住みやすい社会につがって いく一歩を踏み出せるんじゃないかなという 風に思いました。すいません、考えてきたことが全てパーに なって稚拙な挨拶になってしまったかもしれ ないんですけれども、是非とも今日はこれを 心からお伝えしたいなという風に思いました。簡単ではございますが、以上で私の

挨拶とさせていただきます。本日は本当におめでとうございました。そしてありがとう ございました。失礼いたします。 [拍手] (服部アナ)和田局長、ありがとうございました。「第70回中学生人権作文コンテスト記念大会表彰式」 これにて終了とさせていただきます なお、このイベントの模様は来年(2024年)2月25日 日曜日朝6時30分からのカンテレ通信 にて放送予定です。朝早い時間帯ですが是非 番組もご覧ください。 受賞された中学生の皆さん、改めて本当に おめでとうございました。そしてお越し いただいた皆様、本日は長時間にわたり ありがとうございました。 [拍手]

第2部 【共生社会の実現~多様性について考えよう~】
 株式会社ミキハウス社員 坂本達氏による講演&ミニパネルディスカッション

 出演:株式会社ミキハウス 社長室部長 坂本達
    関西テレビ 報道センター    加藤さゆり
    大阪府人権擁護委員連合会
    子ども人権委員会委員長     友井芙美子
    第68回最優秀賞受賞者     米倉結虹

第1部:表彰式の動画はこちらから↓
https://youtu.be/wOl5zVKS1U4

【アンケートの御協力】
 以下のサイトから、アンケートの御協力をお願いいたします。
 ※令和6年2月29日(木)正午 アンケート締切
https://forms.gle/EfjYUaEvqkUuoqe3A

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