【核燃料サイクル】鹿内博元青森市長が語る現状『青森の人はみんな知っているが東京の人は誰も知らない核燃料サイクルのこと』(6)日本の原子力行政は「核のゴミ」問題で行き詰まり半世紀以上「漂流」している
『青森の人はみんな知っているが東京の人は誰も知らない核燃料サイクルのこと』の6回目は、ゲストに鹿内博(しかない・ひろし)元青森市長・現青森県議会議員を招き、日本の原発政策の中核を成す核燃料サイクル計画の現状について語っていただきました。
鹿内氏は日本の原子力行政は、放射性廃棄物と使用済み核燃料の行き場がないことで行き詰まり、半世紀以上も漂流を続けていると指摘します。着工から33年経って未だ操業できない核燃料再処理工場は動くのか。動いたら動いたで、プルトニウムと高レベル放射性廃棄物がどんどん生み出されることになるが、国際社会との約束ではプルトニウムは今以上増やしてはならないし、高レベル放射性廃棄物は最終処分場がまだどこに建設するのかも決まっておらず行き場を失う可能性が大きい。
鹿内氏は、このように矛盾に満ち、八方塞がりで、時間が経てば経つほど問題が雪だるまのように大きくなる「核燃料の全量再処理方針」は一刻も早く見直すべきでないのか、と問いかけます。鹿内氏はまた、原発の電気を、核のゴミや事故リスクを引き受けずに使う都会の人こそ、日本の原子力行政のあり方を真剣に考えるべきだと訴えます。
タイムライン
00:00:26 青森県における核燃サイクルの黎明期
00:05:40 宮下青森県知事が今年度の使用済み核燃料のむつ市への搬入を保留
00:15::44 原発の電気は都会で消費、核のゴミと事故リスクは地方が引き受け
00:22:04 電事連が青森県に立地を要請したのは当初3施設だけだった
00:25:37 今ごろ南鳥島に高レベル放射性廃棄物の最終処分場を造ると言うが
00:29:27 首長も電力会社も原子力規制委員も10万年後の責任は負えない
00:32:25 最終処分場にこだわっていると時間が過ぎるだけ
00:34:05 原子力船むつの漂流は日本の原子力行政の漂流の始まり
00:45:32 プルサーマル発電で出る使用済みMOX燃料も約束を違えて青森に
00:52:36 小早川東電社長が5年前の経緯を知らないはずはない
00:56:49 六ヶ所再処理工場は80年後動いているのだろうか
01:11:48 核燃サイクルは動かせば動かすほど問題が雪だるまのように大きくなる
01:12:50 最終処分場調査地域で青森で繰り返されてきた地域の分断が始まった
01:15:52 自分たちで審査申請書類を作れない日本原燃に安全安定操業はできるか