ボルボ 88880475

一面に白い雪が積もっているその上には 先ほど私が乗っていた車のタイヤコと遠く にこりな獣の足跡の身その景色を見るたび に思うのだ私の生まれたこの場所はいつも 閉ざされている私の名前は日高青井という 高校を卒業するとともに逃げるようにここ を飛び出し都会での生活を手に入れた今年 で28歳になる年に1度年末年子に規制を する以外私がこの田舎町に訪れることは ない東京での生活を選んだことに後悔は ないが見事をいていく両親を見るたびに 果たして自分は親不幸なのだろうかと 申し訳ない気持ちになるのだった戻ったの か玄関に武将ひの男が立っている彼は私の 兄で今年で33歳になる食卓には オードブルが並んでいる今年最後の食事に ふさわしく豪華でけれど年をいた両親と兄 と私の4人では量が多すぎるようだった 両親は私の規制をとても喜んでくれて以前 私が好きだと言った日本酒を振るくれた私 の話に熱心に耳を傾けすごいね頑張って いるねと嬉しそうな笑顔で声をかけて くれるその言葉に誇らしい気持ちになると 同時にちくりと罪悪感が刺激されるのだっ たそんな私と両親をしりめに兄は黙って酒 を飲んでいる兄と私道の繋がりはない両親 は再婚したのは私が15歳の時で私と母が この田舎町に引っ越し共に生活するように なった兄は父の連れ子で私は母の連れ子 だった父となった人はとても私に優しくし てくれて兄となったこの男も不器用ながら に私を可いがってくれた何も不満はなかっ たけれど1つだけ問題が くこんなに用意して残った目動すんだよ 両親は大晦だというのにそくさと眠って しまった兄が食卓に残されたオグを見て ぼやいている確かにこんなに残ってしまっ てはもったいない明日も食べられるように 片付けようと椅子から立ち上がると不に腕 を引っ張られ た相変わらずだな うんそう言って彼は膝の上に私を乗せて腰 に腕を 回す心配してくれた のさあなこするように唇を合わせて感触を 楽しむ兄の唇は傘ついていて決して良い ものとは言えないのにたまらなく紅 する片付けないとそんな跡でいいだろのり に一面の雪景色が浮かぶここは人気のない 閉ざされた 場所両親は離れで眠っている私たちが体を 重ね求め合っていることは誰にもわから ない両親の再婚ゆに生活を共にすることと なったが私と兄はごく一般的な普通の兄弟 であったと

思う出会った時には私は高校生だったし兄 は社会人として働いていた互いに分別も ありそこそこにうまくやっていた不器用 ながらに優しい彼を好ましく思っていたし 彼も私を可愛がってくれていたと 思うそんな2人の関係に変化が起きたのは 私が高校2年生の夏だもしを宅をすると まだ14時を少し回った辺りだった両親は 仕事でおらず家にいるのは兄だけだった兄 は縁側で爪を切っている今日は仕事が休み だと言って昼間からビールを飲んでいた ねお兄ちゃん聞いてよ彼氏に振られたの 一緒にいても上の空だし楽しくないん でしょとかわけのわかんない理由で さしかも 今日もしだって言のにおかげで全然集中 できなかったそうかよひどいもっと優しく なめるとかしてよ私と兄の関係は少し特殊 だった兄弟とゆには距離が遠く友人という には 近い生活を通してはすっかり彼に気を許し ているのだがたまに距離感が分からなく なるのだ慰めるね兄が私をじっと見ている その視線に居心地が悪くなって私は目を そらしたそんな私の様子を見て兄は鼻で 笑うとビールを覆ったもったいないことを するやが いる えいに可愛くていい女を振るなんてどうか してるだろふざけた様子もなく私を からかうようでもないあまりにも自然に兄 が言うので私はポカンとしてしまっ たお兄ちゃんは私を可愛いと思ってくれ てる のなんだよそう言っただろ じゃあ床につく兄の手に自分の手を 重ねる私のこと欲しいって思ったこと あるやかましいセミの声が消え た周囲の音の一切が消えてしまって時間が 止まってしまったように感じたどどと心臓 だけが音を立てあがれている兄は一体何と 答えるのだろうかと思っていると視界が急 に反転した目を開けると目の前に兄の顔が あって床に寝ている私の上に馬乗りになっ ているくれんの えと答える間もなく唇を塞がれた校内に 苦いアルコールが充満する突然のことに 驚いて逃げようとする私を抑えつけて彼は 激しく私を求め たようやく解放されて乱れた呼吸を整えて いる私とは対象的に兄は涼しげな顔をして まるで何事もなかったかのような態度をし ていた兄が私の上から離れてため息を吐く と頭を乱暴にかきった悪かった目も合わせ ずにそう言って兄は立ち去るとする私は嫌

だと思っ たやめないでほしいと思った立ち去る兄の 腕を強く引きめて彼の背中に すがりつくその時になって初めて私は自分 が兄を愛していることに気がついた彼氏が できても上の空なのは私が恋愛ごとに興味 がないからではなくて彼氏よりももっと 特別な存在が私の心の中にいたからなのだ やめないでもっと欲しいの お兄ちゃんに抜ける汗の匂いがたまらなく 愛しい今までの彼氏とのやり取りが子供の じれのように思えた彼の手が私の足の 付け根あたりをしつように撫でているその 先の深い場所に触れないのはきっと彼が 迷っているからなのだろうと思った私との 関係を進めてしまってもいいのかそう思っ ているの だろうちょうだい 欲しいもっと 欲しいもっと私の体に触れて ほしいそして深く繋がり快楽の果てを見て み たいそう思えば思うほどにこれはけない ことなのだと認識した私は兄を愛する 気持ちと同じくらいに家族を愛している 両親は私と兄にごく一般的な兄弟である ことを望んでいて私はそれを痛いほど 分かっているのだ注ぎ込まれる熱に体を ふわせながら頭の中の冷めた部分が顔を 覗か せるこの日私はこの家を出ていくことを 決め た高校卒業がいい機会となった東京の大学 に進学し近場で就職をしてしまえば自分の 想像よりもずっとたやすく実家と距離を 置くことができた 大学生活では彼氏もできた高校時代に 出会った男よりもずっとあけていて気の 聞いた振る舞いのできる人だった優しく私 を愛してくれていたにも関わらず長続きは しなかった原因は私だった距離を取って顔 を見ないようにしたところで心の中を 閉めるのはいつだって兄だけでその代わり は誰にもなり得なかった兄が結婚でもすれ ば諦めがつくのにそんな気配は一切ない家 を出て初めて帰省した時兄は私に触れよう としなかった普通の兄弟に戻りたいと家を 出た私の心に気づいていたのだろうと 思う互いに求め合う気持ちに気づかぬふり をして過ごしてい たすぐに限界を 迎える兄が私の体を後ろから抱きすくめる ふわりと彼の匂いがした汗とアルコールの 混じった懐かしい見いを吸い込んだ途端に 私を抑え込んでいたものはあけなく

消え去った体温が上がり鼓動が増す兄の手 が私の体をいじって心と共に開いていく この不やり取りをもう何年も繰り返して いるのだ私は今年で28歳になっ たこの年になると男女の姫事の経験は多く あるが彼と体を重ねることほどに気持ち よく解けたことは ない体が隙間なく満てまるで2人が繋がっ ていることの方が自然だと思えるほどだ そんな風に思ってしまうあたり私はどうか している太ったんじゃねえの ほら彼が私のお腹の肉を 引っ張るやだやめてよ年末は色々あるから 仕方ない でしょうそんなつい最近食った分がすぐ肉 になるかよ うるさい腹を立てて兄の背中を叩くと母と 声を出して笑われた 彼氏に振られる ぜ余計なお世話よ彼氏なんていない先月 振られたばかりだ原因はいつも同じで今後 もうまくいくことなんてありえないと思っ ている兄が結婚でもすれば諦められると 思っているがこの調子ではそれも無理かも しれない愛の深さを自分でも理解できてい ないもうすぐそこが来るのかもしれないし もしかするとそこすらないのかもしれ なかっ たさっさと結婚でも何でもしてくれうちの じじいとばばあが心配し てるそのまま返すわよ俺はいいんだよ どうせできやしねえから兄の相earが私 を見つめているどうせ出来やしねえ からその理由はきっと私と同じなのだろう なと思った私だって無理よだって兄の手に 触れる外気の冷たさが互いの熱の高まりを より引き立たせる歯と吐息は白く曇ってい た私は兄を愛しているのだ からそれ以上の人に出会えるはずがない家 を出てから今日までで痛いほど知って 俺はやめ とけよ言われて私は息を飲んだ俺はだめだ ここには何もない年おいたじじいとばばあ とつまらなくて変わらない日々が続くだけ だこの田舎に蒼いはもったいない家のこと は俺が何とでもしてやるからお前が心配 するようなことは何もないんだ私の心はり 兄に筒抜けだったのだ私が家を出たことに 罪悪感を抱いていることもそして私が兄を 愛していることも言われなくても帰らない わよこんな 田舎精一杯の強がりも震えた声になって しまって意味をなしていなかっ たそんなことを言われなくても十分すぎる ほど分かっているのだいくら思い会ってい

たとしても私も兄も一緒になることを望ん でいないのだからこの田舎町に戻ってこい と俺のそばにいて欲しいと望まれること などあるはずがないのに帰って来るなと 言われることがこんなにも答えるとは思っ ていなかっ た私の気持ちを悟られないように 押し付けるようなキスをする体を重ねる ことが何の意味もなさないことは分かって いる 心のうちは互いに愛し合っていたとしても 私たちの間に愛の言葉が紡がれることは ないのだから甘い声をあげる私を兄は愛し そうな目で見つめている満たされない心は 見ないふりをして好意から得る喜びだけを 感じることに決め た久しぶりの規制はいかがでした か職場のデスクでキーボードを叩いている と1年後輩の男が尋ねてきた誰目がちな瞳 が可愛いと社内のお姉様方に人気なこの男 はおそらく私のことが好き らしい特に変わりなかったわ田舎だから かしら変化があまりないの両親も元気そう だったわそう言うとそうですかと人 なつっこい笑顔を見せ 万人が魅力的に思う男でさえも私の心は 動か ない心にいるのはあの人 だけ注ぎ込まれる熱を忘れるために日常へ ごっとした

ボルボ

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