76日目 佐世保市から長崎へ(No.101 1970年 55000円日本一周自転車旅行)
10月27日、佐世保の鳥帽子岳に登る途中、山中にテントを張って一夜を過ごした。
朝起きて気が変わり頂上へ行くのは中止した。眼下に広がる佐世保市の景色を眺めながら、坂道を下って長崎へ向かうことにした。途中、農協に立ち寄って買い物をしていると、大阪から来たという人に声をかけられた。「近くに家があるから、寄っていかないか」と誘われたが先を急ぐことにした。買い物は106円分だけだったのを見かねたのか、その人が「これを持って行きなさい」と言って、品物の入った袋を手渡してくれた。あたたかい気持ちが胸にしみた。夏の旅では、雨がシャワー代わりになって気持ちよかったけれど、この季節の雨は冷たくて、髪はバサバサ、顔も汚れて、髭も伸び放題。何日も風呂に入っていないので、鏡はないが自分でも放浪者のような姿になっている気がした。お礼を言って西海橋を渡り、午後2時に長崎に到着。長崎では修学旅行のことを思い出した。
修学旅行は3、4年前だったかな、、まさか自転車で再び長崎に来るなんて、夢にも思わなかった。長崎では、まずは浦上天主堂へ行った。次に平和公園へ向かうと、小学生の子どもが2人やって来て、公園内を案内してくれた。しばらく一緒に歩いたあと、彼らはバスで英語塾へ向かった。バスの中から手を振っている。それに答えてニッコリ笑って手を振って見送った。そして、また一人になった。平和公園を出て、長崎の街を歩いた。26聖人殉教地、唐人館、大清天堂、そしてグラバー邸へ向かった。長崎を出ると国道35号線を走って島原に向ってペダルを漕いだ。途中、道路の下側にある小さな公園にテントを張って一夜を過ごすことにした。50年前のアルバムにそんなことを書いていた。1970年10月25日は佐世保市から長崎市まで走っている。この日の旅をAIに俳句風につくらせてみた。
★佐世保を見下ろして★登らずに 街を見下ろし 坂を降る ★農協での出会い★ 見知らぬ手 袋にこもる ぬくもりよ ★旅の姿★ 雨冷たし 髪もひげも 風まかせ ★長崎到着★
西海橋 渡りし先に 旅の夢 ★平和公園の子どもたち★ 手を振って バスの窓から 笑みこぼれ ★修学旅行の記憶★あの日から 幾年めぐり また長崎
音楽はyoutube オーデオライブラリのLife of Rileyです。Kevin MacLeod の Life of Riley は、クリエイティブ・コモンズ – 著作権表示必須 4.0 ライセンスに基づいて使用が許諾されます。 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
なんでも動画 久常