出雲大社2・出雲弥生の森 #551

2012年4月8日から14日の鳥取・島根・広島ツアーです。
『妻木晩田むきばんだ遺跡 #550 https://youtu.be/85E19xoAfpg』の続きです。

 今日一日、出雲大社だけでは時間が余る。出雲市駅へ行く途中に、鉄剣が大量に出土した荒神谷遺跡がある。駅から歩いて40分くらいの地図は、ホテルのパソコンで印刷しておいた。しかし、今日は、たぶんこのツアー中一番の雨の日。電車から外を見ていて、あきらめた。

JR7:47米子→8:28松江のりかえ9:01→:48出雲市 1110。
 どういうわけか時刻表を勘違いして、1時間早い電車に乗ってしまった。次のに乗っても同じ時間に着いたのだ。それにしても、1110は高い。広島も含め3カ所で計算したところ、一回で行くよりも、途中で降りて、乗り直した方が安くなっている。関東だって、まれにそんなところはあるが、西日本では、長く乗ったからといって、割安になるわけではないみたいだ。駅前のホテルに荷物を預ける。

バス出雲市10:00→:25出雲大社の正門前 490。
 以前出雲大社に行ったときは、松江から一畑電鉄を使って行ったが、今回はバス。このバスの値段は、なんとも払いにくい490。普通は両替しないと持っていない金額だ。ところがなんと、500円差し出すと、運転手が10円お釣りをくれるという、手作り感満載のおつりだ。ちゃんと普通の路線バスのように、両替機は備えているのにだ。

 バスを降りたのは、5人ほど。古い松の林立する参道を歩く人は、雨もあってか10人ぐらいしかいない。ここが、東大寺や伊勢神宮と全然違ったところだ。強靱な磁場があって、神聖な雰囲気が保たれている。参道の左右には、これまた以前来たときと同じで、満開の桜が、散り始めてもいないのに泣いているようだ。まさか、一年中こんな雰囲気なんじゃあるまいね。

 本殿の前まで行くと、いやそのだいぶ手前で、思いっきり巨大な鉄骨が見える。ありゃ、立て替え中だったっけ? 失敗した。それにしても伊勢神宮みたいに、隣の敷地に立て直すんじゃないのかい。同じ場所みたいだけど。疑問が多い。観光案内所でちゃんと聞いておけばよかった。

 まあ、それはしょうがないので、左に折れて、巨大しめ縄を見に行く。お金を投げて、しめ縄の切り口に刺さるとめでたい、みたいなあのお金の挟まったところに、金網が張ってある。後で落ちてきたらしい小銭が少したまっている。お金を投げてはいけないことに制度が変わったのか?それとも、一時的な措置なのか。

 それにしても、雨にしても、このような神社仏閣のなかで最も強力なパワーをもった聖地に感じられる。まさに太古の「雲太、和二」ではないか。ちなみに東大寺には、ここ十年、毎年行っている。

 ホテルでテレビを見ていたら、聖地には雨の日に行った方が良いと、とある占い師が言っていた。そういえばそーだなーと、納得した。
1時間とちょっと歩いて、今日はもうこれで十分のような気がする。

 出雲大社のとなりに、以前来たときはなかった大きい博物館がある。2年ほど前に開館したらしい。まあ、その頃だったら入らなかったに違いない。今日は雨だし、他のところへ行く気もないので、古代出雲歴史博物館 11:30~14:00 600、入ってみました。

 受付を過ぎると、島根とこの付近のパンフレットなどがやたらと置いてある、広い観光案内室がある。そこのカウンターに2人いて、お客は誰も入ってこないのでヒマそうだ。「大田から石見銀山経由で広島へ行くバスの時刻表」などはないか、試しに聞いてみた。そんなものはここに置いていない、聞いたこともないという。私はネット上で見たことがあるし、出雲市駅前の観光案内所でさっき見せてもらった。ただ1部しかないので、もらえなかったことを話すと、2人で懸命に調べてくれた。けっこう時間をかけて、バス時刻表を印刷してもらった。

 ここの(案内室)職員は、他の観光案内所よりも訓練が足りないので、こういうものがあるはずだと、指定しないと、自主的に持ってきてはくれない。むきばんだ遺跡や荒神谷遺跡のことを質問しても、とんと興味がないようだ。それに比べて、博物館展示室内の係員は、非常に丁寧に対応してくれる。数年前に来たときはなかった「巨大出雲大社復元模型はいつ作ったものなのか?」「大社通りにある復元模型と違うものなのか?」という基本的質問も、わからなかったのだが、2回目に通ったときに、調べてきて教えてくれた。

 山陰地方に来て、ほとんどの博物館や遺跡に人がいないのだが、ここはそんなことはない、見たところちゃんと、十数人の係員と同じぐらいの数のお客様もいるようだ。どっちにしても、職員は非常にヒマそうにしているので、ときどき質問してみる。日本中から集めた銅鐸の特別展もやっていたが、いつものように常設展のみを見る。

 展示を見ていると、昨日「足立美術館」で見かけたような気がする、外人さんと通訳らしい日本人のペアがいた。聞いてみたら、そうだった。昨日は、玉造温泉にとまったという。まあ、それ以上聞かなかったが、偉い博士なのかもしれない。

 さらに時間を潰さなければいけないので、レストランに入った。お客は一組しかいない。しかしここも、3階吹き抜けのガラス張りで、非常に景観が良い。こんな出雲大社の横に、広大な敷地があるみたいだ。そのうちなにか建つのではないかな。、この手のレストランでは、他にたのむものが思いつかないのだ、チキンカレー800。

 外は雨だったが、さすがに2時間半もいれば十分だ。外へ出た。他に行くところといえば、2キロぐらい歩くと「稲佐の浜」という、出雲神話に関係のありそうなところがある。ただの海岸であるが、行ってみよう。桜がいっぱいの出雲大社参道横をぬけて、途中に出雲の阿国の墓があり、15分ほど歩くと海に突き当たる。なんだ、近い。

 そうしていたら、雨が止んで、空が明るくなってきた。さすがに日御碕に続く海岸線は、意味ありげに美しい。ここから出雲市周辺を回る、サイクリングロードの大きな看板があった。そんなのは聞いたことがないが、今度来たときは、海岸線をサイクリングしてみたいものだ。他に歩いている人はいないし、空はますます澄んでキレイになって来た。

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