黒部源流と雲の平の山路を辿る 1/2
初の北アルプス登山
~針ノ木岳・黒部の東沢・上の廊下〜
立石 栄子
初めてのブルートレインで列車に酔い、待ちかねた名古屋駅で崎さんと飛び降りた後、皆の大切な食料である味噌漬けにした肉を置き忘れた事に気づきその補充の買い出しに大変な思いをしたことから始まったこの時の登山でした。量られた荷を担いで、一歩一歩針
ノ木の雪渓を踏みしめて登るキスリングは大変重く、後にも先にも30kを担げたのはこの時だけでした。その翌朝みごとに晴れた頭上
の針ノ木岳から遠く白馬岳までひらけた、後立山連峰に感動し、針ノ木谷を下り黒部湖をボートで渡った時の気持ちよさもつかの間、
東沢、上ノ廊下が増水で、渡渉の水の冷たさに悪戦苦闘し、その時は残念ながら台風接近で下山することになってしまいました。しかし、帰って朝早く職場に出勤すると係長から
“こいさん”と呼ばれびっくり!その日の朝刊に大きく「山にきたえる“こいさん”の話
」というタイトルで西日本新聞に掲載された自分の記事をみせてもらいました。この時の登山の様子が“オーイ山下君” “リーダたち”
のタイトルで 1965年8月に3日間連載され今でも良い思い出です。
近況
自転車で転倒、上腕骨折で入院して早いもので4ヶ月たちました。入院生活は毎朝6時25分のテレビ体操で始まり、9時から理学療法士によるリハビリが1時間。上腕に超音波治療を受け、自主トレのスクワット 150回、
1周200mの広いリハビリ室を 30分間スロージョギングしています。その横では、朝日さす明るい陽射しの中で患者さん達が円卓を囲んで様々なリハビリに取り組んでいます。
童謡をキーボードで上手に弾く人、DVDプレヤーで氷川きよしのズンドコ等のショーを半日見ている 90歳の可愛いおばあちゃん、その音楽を聴きながら折り紙をする人、ぬり絵をする人、病院の革細工道具を使って完全
手作業で模様を掘り本格的なブックカバーを作っている人、じっと下を向いて目を閉じている人、その人達の活動を垣間見つつ、人はこの様にして老いていくのかと少し安堵に似た安らぎを覚えます。昼食後は1時から2時まで作業療法士によるリハビリの後、夕食までの4時間は運動療法で5階病棟では私だけ介添えなしの外出認可をもらって、天神地下街等をウオーキングしたりして入院生活を結構楽しんでいます。一昨年、年女の年頭の抱負を「マリリンモンローを夢見て…・・(初笑い)
」としましたが、今回の入院を期に、改めてコレステロールが少し高めと判明し、食事療法を自分で希望し、1日、1200Kcal を続け、更に、1万~1.5 万歩(6~9km)歩いて、現在 4ヶ月で6Kg減量に成功と怪我の功名もありました。さて、リバウンドは?これから先が楽しみです。
今回の入院は命の洗濯ができました。思えば沢山の皆様のお蔭で今日の自分があるのだと感謝の気持ちで一杯です。皆様本当にありがとうございました。これからはストレスをためずにた顔で生かされた人生をエンジョイしながらゆっくりと過ごしたいと思います。
皆様にとって幸せな1年になりますように。