街の文房具屋さん『たんぽぽ』 #羊毛フェルト作家もふだもふお #吉川市
『街の文房具屋さん たんぽぽ』
先日、67mmという短めの特殊なボールペンの替え芯が必要で、ネットで探したが定価「¥86に送料が¥380」なんてのが多く、リアルで探すことに。
レイクタウンやビバホームまで行けばおそらくはあるだろうが、そこまで行く程ではない微妙な必要性。とりあえず近場でと、駅前のライフの文房具コーナーに行ってみた。思ってたよりかなりの種類や規格のものが揃っていたものの、店員さんも見た事がないそうだ。
念の為、最近街でほとんど見かける事も無くなった『文房具屋さん』といものを検索。自転車族の私は、必要がない時は意外と急に出くわしたりして、匂いだけ嗅ぎに立ち寄ったりはするのだが、いざとなると場所が思い出せない。
すると駅の反対口の自転車で5分程のところにあるじゃないか!それくらいの距離ならダメ元でも行ってみる価値はある。そう。私は文房具を買いに文房具屋さんに行くのだ。
真っ直ぐ道を進んで着いたお店。その名も『たんぽぽ』 い、、いい!!
アジのある外観に真っ赤なポスト、懐かしいたばこ販売の窓口。中に入ると、その内側にチョコんとおばあちゃまが腰掛けている。いゆる置物の様に(いい意味で)
もう【文房具屋超完成体】と言っていいでしょう。もーこれを拝めただけで良かったのだが、一応お目当ての品も探してみた。正直、品数は最低限のものが揃ってる感じで、それもまー当然だろう。替え芯もひとつも並んでなかったが、やはりコミュニケーションなしで帰るわけには行かない。
少し低姿勢で『すみませ〜ん。ボールペンの替え芯はありますか〜?』と尋ねると、おっとりとしていて、今にも眠ってしまいそうな見た目とは裏腹に、『替え芯と言っても色んな種類があるけど、どんなものですか〜?』としっかりとした返しがきた。
これは失礼したと、メーカーやサイズ、長さなどを慌てて伝えて、念の為に持参した古い芯も渡すと、奥の戸棚から替え芯が入った箱を取り出された。ただ、前のお店で惜しいものまでは辿り着いてたから期待はせずに、むしろお手数おかけしてー、、と思った矢先、おばあちゃまが、「これなんてど〜かな〜」と見本を当てがった芯がまさかのピッタリ。流石に全く同じものでは無かったが、しっかり互換性のあるものがあったのだ!
ザ、文房具屋!!!素晴らしい。
そして1人興奮して喜びと感謝を伝えたが、おばあちゃまは少し微笑んだ程度。おそらく、『文房具屋なんだから当たり前〜』と思っていたのか。お値段も調べたとおりの¥86!うっかり¥101なんて渡して一瞬しまったと思ったが、すかさず10円玉と5円玉がバシッと返って来た。
そしておばあちゃまは逆再生動画の様に無駄のない動きで、たばこの窓口のすぐ横の、座布団がちょこんとのった、もといた小さな木の椅子に腰掛けた。
あらためてお礼を言って外に出ると、下校中の小学生達が、お店の前の交差点で信号待ちをしていてすっかり賑やかに。『たんぽぽ』の常連達か?とニヤニヤしつつ自転車をまたぐと、中には親御さんと歩く、おめかしした子達もちらほら。どうやら卒業式だったようだ。「おめでとう!中学に行っても文房具は『たんぽぽ』で買ってや〜。」
便利や発展も素晴らしいけど、こーいう、街の小さな商店や本屋さん、飲食店が無くなっていくのは、果たして『豊か』な時代なのだろうか。などと思うのです。こんな私もたまには笑
追伸 その日の夜、仕事から帰った妻に話したところ、地元育ちの彼女は、小さい頃にお友達とよく行っていた、お気に入りのお店だそうです。
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