熊本城マラソン1万4500人のランナー力走 フル初優勝 阿部選手スタジオ生出演 (25/02/17 19:00)

阿部選手は岩手県出身、東京大学から東大の大学院に進んで、現在はソフトバンクでスポーツ系の事業企画に携わっています。

去年優勝、ことし準優勝の古川大晃選手とは東大・大学院で後輩。

16日行われた白熱のレースを振り返りました。

雨が上がりの昨日午前9時前、城下町・熊本はランナーたちで埋め尽くされます。

【熊本 竜太 アナウンサー 実況】
「いざ不屈の熊本城と共に生まれ変わる熊本の街へ、熊本城マラソン2025歴史めぐりフルマラソン1万3000人が主役のドラマがいま始まりました」

レース序盤から中盤にかけては大会史上初の3連覇を狙う八代市出身で東京大学大学院の古川 大晃 選手や、前回3位の熊本市在住の加藤 純平 選手、それに古川選手の後輩で東大大学院に在籍していた初出場、阿部 飛雄馬 選手が先頭集団を形成します。

【郡司 琢哉 アナウンサー 実況】
「先頭で動きがありました。先頭で動きがありました。加藤純平がここで前に出ました。23.6キロの地点、加藤純平がこのレース初めて先頭に立ちました」

加藤選手が先に仕掛けますが、すぐに阿部選手がこれに対応します。

【郡司アナウンサー 実況】
「給水でのロスタイムを防いだ阿部飛雄馬が、この給水の場所で前の加藤純平にまた追い着きました」そして勝負の熊本港線。

【尾谷 いずみ アナウンサー リポート】
「加藤選手先頭に見えまして、その横に阿部選手ほぼ並んで折り返し地点を小さく回っていきました。そして3番手になります、後ろを振り返るような形で古川選手が折り返し地点を通過していきました」

古川選手は、ファンの中では「鶴谷ターン」と呼ばれるロスが少ないとされる独特のターンで最後の折り返しを通過していきます。

【郡司 琢哉 アナウンサー 実況】
「間もなく30キロというところで阿部飛雄馬がスパート、そして加藤純平が少し離されました。阿部飛雄馬が30キロの手前で単独トップに立ちました」

【西村 勇気 アナウンサー バイクリポート】
「先頭を行く阿部飛雄馬から青のユニホーム古川大晃までのタイム差、コーナーを利用して計ってみました。12秒12秒あります。60メートルほど」

最大で20秒近く離された古川選手。

しかし、ここで意地を見せます。

【郡司アナウンサー実況】
「一時離されかけた古川大晃が前を走っていた阿部飛雄馬の背中を捉えました。37.5キロで追い着きました。そして古川大晃は一気に前に出るのではなく、ここは追尾走の形をとりました」

そして勝負は残り1キロ、最後の登り坂へと持ち込まれます。

【郡司アナウンサー実況】
「再び古川がペースを上げて前の古川に追い着こうというところです」「300メートルを切りました。阿部飛雄馬が前、古川が後ろ、ちょっと脚がもつれた古川大晃」「大学院の先輩古川大晃選手に銀メダルをプレゼントしたいと話していた阿部飛雄馬、宣言通りのレースとなりました。初出場・初優勝達成です」

阿部選手がデッドヒートを制し初優勝。

3連覇を狙った古川選手は2位に終わりました。

【阿部 飛雄馬 選手】
「古川さんと付き合いも長いが、ずっと目標にしてきて古川さんに勝つのが長年の目標だったので古川さんも本気でぶつかってくれて本当にうれしいです」

【古川 大晃 選手】
「たまらなく悔しいですね。最後のあと一歩及ばないというあの悔しさ、たまらないです」

一方の女子は加藤純平選手の姉みちる選手が大会新記録で男女を通じて初の4連覇を達成しました。

【レース後の祝勝会】
「お疲れさまです」
【準優勝 古川 大晃 選手】
「阿部飛雄馬、おめでとう。乾杯!」
【優勝 阿部 飛雄馬 選手】「うめぇ!」
【準優勝 古川大晃選手】
「きょうのビールは苦いですね」「『横綱相撲で勝つ』っていうのが3連覇を目指す王者としてのいい勝ち方だと思って」「最後まで(先頭で)引っ張り続けようと思ってたんですけど、意外と強かった」
【優勝 阿部 飛雄馬 選手】
「あんなに(体が)動くと思ってなかった、自分自身」
【準優勝 古川 大晃 選手】
「(残り)5キロくらいまでは勝ったと思ったんだけど」
【優勝 阿部 飛雄馬 選手】
「ラスト5キロですか?」
【準優勝 古川 大晃 選手】
「うん、ラスト5キロくらいで(追いついて)一緒になったときにこれは勝てたなと」
【優勝 阿部 飛雄馬 選手】
「あそこ、あのペース(5キロ15分40秒くらい)まで上げたのに追いつかれるとは思わなかった」
【準優勝 古川 大晃 選手】
「正直(レース前は)格下だと思っていた」
【優勝 阿部 飛雄馬 選手】
「正直、格上だと思ってたので」
(きょうはきょうで、古川選手の全力?)
【準優勝 古川 大晃 選手】
「もう、出し切りましたね。本当、出し切りました」「バチバチやり取りするっていうマラソンの(真剣勝負の)素晴らしいレースだったなと思います」
(宣言通り先輩に銀メダルをプレゼントした感想は?)
【優勝 阿部 飛雄馬 選手】
「最高ですね」
【準優勝 古川 大晃 選手】
「最悪ですね」「まあ、きょうはお祝いしようと思います。悔しいけど。乾杯」

また、約1万4500人のランナーたちの力走や、それを支えた人たちの姿をまとめました。

【ランナー】
「脚がつるとは思うが、最後まで全力で頑張る」「とりあえず完走を目標に頑張る」

【海外からも多くのランナーが参加】

【熊本市の友好都市韓国・蔚山広域市から参加】
「熊本市と蔚山市の友好協力のために頑張って全力で走りたいし、あきらめずに最後まで頑張って走る」

【スタート】
熊本市南区のJA熊本市飽田支店前では、地域ならではのおもてなしが。

【JA熊本市の職員】
「あと20キロちょっとあるので頑張るためにもここで栄養をつけてほしい」

地元のナスを使った温かい味噌汁や喉越しの良いゼリー、ミニトマトやイチゴなどが振る舞われました。

【ランナー】
「おいしい。めちゃめちゃおいしいですね」「最高です」(いちごはどうですか?)「甘い、おいしい。頑張ります」

そして、28キロの折り返し地点付近には…。

【県立熊本農業高校の生徒たち】
「おいしいよー!」

県立熊本農業高校の生徒が準備したシフォンケーキと酸乳飲料に、多くのランナーが手を伸ばしていました。

【生徒とランナー】「おいしい!」「ありがとうございます!」

県立熊本西高校の太鼓部は、力強いパフォーマンスでランナーを鼓舞します。

【県立熊本西高校太鼓部 村上 苗穂 部長】
「太鼓とか笛の大きい音なので、たくさん(エールが)伝わってくれるかなと思う。『ありがとう』って言ってくださる人がいてすごくうれしい」

【この他にも様々なサポートが】
【沿道の人】
「『コーラがいい』ってランナーが言うのでやっている」「ありがとう!」

そしてことしも、大きな声援がランナーを後押ししました。

【沿道の人】
「パパ頑張って!」「走る走る、俺たち~♪」
【ゴールを目指し一歩ずつ】

【熊本市の友好都市韓国・蔚山広域市から参加】
「とても良いコースでした」

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