ニセコの新みやげ エシカル&アップサイクルでインバウンドに刺さった!2025年2月12日にLBSで放送 TVhと日本経済新聞社の共同制作
世界中からスキー客が押し寄せる北海道・ニセコ。
スキー場の売店では意外な商品が外国人に人気です。
地元の化粧品ブランド「ICOR(イコ)」。
特徴はその原料です。
例えば北海道近海で獲れたサケの皮や骨などから獲れるコラーゲンを使った保湿ミスト。
富良野のメロンの種から採れる油を使った商品もあります。
こちらのフェイシャルクリームに使うのは地元の酒蔵の酒かすです。
日本酒は原料の米の3~4割ほどが酒かすとなって残り、一部、活用しきれない分は廃棄されてしまうことも。
こういった捨てられるものに付加価値をつける「アップサイクル」素材の有効活用がこのブランドの売りです。
海外からのスキー客は、エシカル消費やアップサイクルに関心が高いと感じ、ニセコに来るインバウンドに向けてアピールを狙います。
農業のマチでもあるニセコ。みやげとなる地元産品は、野菜や加工品が中心で、外国人が買って帰りたくなる「ニセコならでは」の商品が多いとは言えませんでした。
そこに「ICOR」の商品がハマりました。
「ICOR」は2021年、ニセコに本社を構えました。
理由の一つがこの羊蹄山の雪解け水です。肌に優しい軟水が化粧品に適しているといいます。
もう1つが、「ニセコ」という場所のインバウンドへの発信力です。
目の肥えたニセコの外国人客にローカルでエシカルな商品が刺さり、売り上げは拡大を続けています。
今では多くのホテルで客室のアメニティとしても使われ、客がまとめ買いして帰るケースも。
さらに地元の高級ホテル・パークハイアットでは、スパでも採用されています。
さらなる事業拡大へ原料から自社で作る取り組みも。
ここでも鍵は「有効活用」です。
ニセコでは夏の間、使われない別荘が多いため、別荘の空いている土地を利用してカフェの食材、スキンケアの原料・ハーブなどを育てていきたいとしています。