那須塩原3人死傷事故 危険運転致死傷の罪に問われた被告 「信号無視していない」起訴内容を否認

2023年11月、那須塩原市内の交差点で赤信号を無視して車同士の衝突事故を起こし3人を死傷させたとして、危険運転致死傷の罪に問われた当時19歳の被告の裁判員裁判の初公判が17日、宇都宮地方裁判所で開かれ、被告は「殊更に信号無視はしていない」と起訴された内容を否認しました。

危険運転致死傷の罪に問われているのは、那須塩原市に住む無職の福田隼哉斗被告(当時19歳)です。

起訴状などによりますと福田被告は2023年11月2日の午前0時50分頃、那須塩原市新南の交差点で赤信号を無視して軽自動車を進入させ乗用車と衝突し、一緒に乗っていた男性(当時20歳)を死亡させ、女子中学生(当時14歳)にも重傷を負わせたほか、乗用車の男性に軽いけがを負わせたとしています。

事件当時19歳だった福田被告は改正少年法で起訴後に実名報道が可能な「特定少年」に当たり、宇都宮地検が氏名を公表していました。

17日の初公判で福田被告は、「信号は殊更に無視していない」と起訴された内容を否認しました。

検察は冒頭陳述で、事故現場は見通しの良い長い直線道路の先の交差点だったとしたうえで、「被告人は同乗していた女子中学生に『赤だよ』と注意を受けていたにもかかわらず、時速90キロから99キロで交差点に進入した」と指摘しました。

一方、弁護側は被告人が事故を起こしたことは間違いないとしながらも、「被告人は運転中に居眠りをしてしまったことから交差点の信号が赤であることに気付いていなかった」と述べ、危険運転致死傷罪は成立しないと主張しました。

裁判では「危険運転致死傷」の罪が成立するかどうかが最大の争点となっていて、判決は審理を経て、2025年1月15日に言い渡されます。

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