【予言書】311「神隠しされた街」 朗読 歌 ・・記憶と記録
【予言書】
神隠しされた街
朗読 歌
神隠しされた街・・
翌年に起きた311東京電力福島原発事故の 【予言書】そのものにみえる・・
当時・・・
加藤登紀子(歌)
四万五千の 人びとが 二時間のあいだに 消えた
サッカーゲームが終わって 競技場から立ち去ったのではない
人びとの暮らしが ひとつの都市から そっくり消えたのだ
ラジオで 避難警報があって
「三日分の食料を準備してください」
多くの人は 三日たてば 帰れると思って
ちいさな 手提げ袋をもって
なかには 仔猫だけを抱いた 老婆も
入院加療中の 病人も
千百台の バスに乗って
四万五千の 人びとが 二時間のあいだに消えた
鬼ごっこする 子どもたちの歓声が
隣人との 垣根ごしのあいさつが
郵便配達夫の 自転車のベル音が
ボルシチを 煮るにおいが
家々の窓の 夜のあかりが
人びとの 暮らしが
地図のうえから プリピャチ市が 消えた
チェルノブイリ事故発生 四十時間後のことである
千百台のバスに乗って
プリピャチ市民が 二時間のあいだに ちりぢりに
近隣三村あわせて 四万九千人が 消えた
四万九千人 といえば
私の住む 原町市の 人口にひとしい
さらに
原子力発電所 中心半径30㎞ゾーンは 危険地帯とされ
十一日目の 五月六日から 三日のあいだに 九万二千人が
あわせて約十五万人
人びとは 100㎞や150㎞先の 農村に ちりぢりに消えた
半径30㎞ゾーンといえば
東京電力 福島原子力発電所を中心に据えると
双葉町 大熊町
富岡町 楢葉町
浪江町 広野町
川内村 都路村 葛尾村
小高町 いわき市北部
そして 私の住む原町市が ふくまれる
こちらも あわせて約十五万人
私たちが消えるべき先はどこか
私たちはどこに姿を消せばいいのか
事故六年のちに 避難命令が出た村さえもある
事故八年のちの 旧プリピャチ市に
私たちは入った
亀裂がはいった ペーヴメントの
亀裂をひろげて 雑草がたけだけしい
ツバメが 飛んでいる
ハトが 胸をふくらませている
チョウが 草花に羽をやすめている
ハエが おちつきなく動いている
蚊柱が 回転している
街路樹の葉が 風に身をゆだねている
それなのに
人声のしない都市
人の歩いていない都市
四万五千の人びとが かくれんぼしている都市
鬼の私は 捜しまわる
幼稚園のホールに 投げ捨てられた玩具
台所のこんろにかけられた シチュー鍋
オフィスの机上のひろげたままの 書類
ついさっきまで人がいた気配は どこにもあるのに
日がもう暮れる
鬼の私は とほうに暮れる
友だちがみんな 神隠しにあってしまって
私は広場にひとり 立ちつくす
デパートも ホテルも
文化会館も 学校も
集合住宅も
崩れはじめている
すべては ほろびへと向かう
人びとの いのちと
人びとがつくった 都市と
ほろびを きそいあう
ストロンチウム90 半減期 27.7年
セシウム137 半減期 30年
プルトニウム239 半減期 24400年
セシウムの放射線量が 八分の一に減るまでに 90年
致死量八倍のセシウムは 90年後も生きものを殺しつづける
人は百年後のことに 自分の手を下せない ということであれば
人がプルトニウムを扱うのは 不遜というべきか
捨てられた幼稚園の 広場を歩く
雑草に踏み入れる
雑草に付着していた 核種が舞いあがったにちがいない
肺は 核種のまじった空気をとりこんだに ちがいない
神隠しの街は 地上にいっそうふえるに ちがいない
私たちの神隠しは きょうかもしれない
うしろで 子どもの声がした 気がする
ふりむいても だれもいない
なにかが 背筋をぞくっと襲う
広場にひとり 立ちつくす
著者は 南相馬市在住で 高校の国語教師をしていた老詩人(1935年生まれ)
今は 福島市の親類宅に 避難されておられるようだ
この詩は 1994年5月に チェルノブイリ 福島県民 調査団に参加された時に 詠まれた
連詩 「かなしみの土地」 の1つ
チェルノブイリで詠まれたのに 福島原発の現実と 将来を見事に 【予言】 していて戦慄を呼ぶ
昨年発刊された この著者の詩集
「北緯37度25分の風とカナリア」(弦書房 2010年刊)
に収められた 「みなみ風吹く日」 では 国と電力会社が 隠匿を重ねてきた事実を 白日のもとにさらす 驚がくの言葉が重ねられ 翌年に起きた 福島原発事故の 【予言書】 そのものにみえる
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