した幼馴染は別の人と同棲していた【朗読】 / フェラーリプロサンゲ
よ あ絵の具のように彼と全て混ざり合って しまいたい1つになって片時も離れない よう に静かに夜が開けた田舎の小さな 町鳥のさえずりや動物たちの鳴き声で嫌で も目が 覚める私はこの田舎が嫌いだ幼い頃から ここで生まれ育ち当たり前のように大きく なってきた けれど根強い敷たりや現代に似合わない古 臭い思考こうあるべきという方にはまり すぎて誰もそれを異常だと思わないここに いるといつも息が詰まりそうに なる深い海の底に息継ぎができずに沈んで いくようなそんな感覚になっ た早く家を出てもっと自由な場所に行き たいいつもそう願ってい た俺東京の大学に行くん だ高校生の頃付き合っていた当時の彼タヤ が私に突然そう言った未来に期待を抱いた キラキラとした彼の 瞳私はこの町を出たいと思いながらも将来 のことは何1つ考えていなかっ た一緒に連れて行っ て彼と離れて遠距離になるのが嫌だったと いうのももちろんあるけれどそれ以上に 理由はなんであれ新しい場所に身を置き たかっ た両親からも時代遅れな文化がのさばる この町からも解放されたかった から桜が満にになった春私はヤと一緒に 東京に移り住ん だ大学に進学したタヤにとりあえずついて きただけの 私東京の景色は私たちの人生感をがらりと 変えてくれた特に夢があるわけでも目標が あるわけでもなかった私はなんとなく アルバイトをしてそれ以外の時間はの住む に入り浸っていた両親に干渉されることも なくアルバイトをしていれば誰からも文句 を言われないこの環境がとても心地よく 感じていたでもそれは私だけだったことに 気づかさ れる他に好きな人ができた別れて ほしい別れの予兆はなんとなく察しがつい ていた大学に通い出が増え た学校とアルバイトを両立させながら東京 に染まっていった大して私は東京に来て から2年が経ったというのに何も成長して い ない毎日適当にアルバイトをして家でタヤ の帰りを待つ日々私の生活はを中心に回っ ていていつしかそれが彼のにって たんだと
思う最近ヤが家に帰ってくるのが遅くなっ たひどい時には朝帰り 私と顔を合わせる時間もあかさに減ってい た分かっていたけど面と向かって言われる ときつい な突然別れを告げられて私の心は粉々に 砕け散った彼のことだけを見つめ続けたが こんな風に簡単に捨てられてしまっ た自分の中身のなさと価値の低さを 思い知った 夜そこから私は自暴時期になっていたタヤ と分れてから1年何人と関係を持ったか もう覚えてい ない私にとってはなんでもない位や覚えて おくほどの価値がなかった 時々本気で行為を寄せられたこともあった けどもう恋に傷つくことはまっぴらだっ たタヤと別れてからまともに恋人を作る ことなく東京に来てから10年が経った 最近ではもうくだらない夜を重ねることも なくなりなんとなくそれなりの生活をして い た仕事はは色々とやってみたけれど アパレルブランドに勤めている今が1番 退屈しない服やメイク髪型に関しても誰に も何も言われないファッションで自己表現 できることの楽しさに目覚めてい たやっと少し自分のやりたいことを見つけ 出した 最中田舎から一方があっ たそれは父の不法突然倒れてそのまま 亡くなってしまったと母が泣きながら電話 をかけてきたの だ慌てて実家に帰った 私現実身もないままあっという間に時間が 流れ一通りの報じが終わった頃母は私に 戻ってきてほしいと懇願したのだっ た正直東京でもう少し自分の人生を模索し てみた気持ちはあるけれど落ち込んだ母を 1人残して自分のために生きようと 振り切ることもできなかっ たこの町は嫌いだけれど両親には育てて もらった恩も家族としての帳もある父が 亡くなって残された母だけで農家として 続けていくのは厳しいのも目に見えてい た何度も悩んだ末私は田舎に戻ることを 決め た田舎に戻ってから半年が過ぎた毎日朝 から畑仕事にあけくれて平凡な 毎日体はしんどいけれど生きることに必死 になっている感覚も ない東京にいた時は明日のことが不安で がむしゃらに働いていたそれに比べれば 毎日同じことのの繰り返しで 退屈年齢的にも田舎に住んでいる人間の中
では未だに未婚なのが物珍しいのか嫁に 生き遅れた扱いをされる私の人生なのに私 の意見は無視されているような息苦しい 感覚昔感じていたじわじわと心を蝕んで いく人間関係は何も変わってい ないしていた私にも最近唯一肩の力が 抜ける相手ができたどうしたの怖い顔して またシが増えちゃう よ日が落ちる夕方家に戻った私は一度 シャワーを浴びて隣の家に向かったずっと 空屋だった隣の家に5年前とうとう買手が ついた住み始めたのは東京から田舎にやっ てきた夫婦あまり接点はなかったけど顔を 合わせれば挨拶程度はかわしてい たそして1ヶ月前息子の吉明がこの家に 戻ってきた戻ったと言っても私がこの田舎 を離れている最中に移住してきた彼らの 息子と顔を合わせたことはなかったパリの 有名な美術大学に留学して卒業して戻って きたらしい彼のまとう空気感は他の人とは どこか違っていて退屈な田舎暮らしに刺激 を与えてくれ たまた今日も結婚しないのかって散々み 言われてイライラしてるのよ結婚しなきゃ 私は生きてちゃいけない わけ自分の中で貯め続けた感情を一気に 爆発させる私にはと笑い声をあげた結婚や 出産でしか自分の価値を得られなかった 人間が自由に生きている人間にやっかん でるだけでしょまともに相手するだけ無駄 だ よひひと言い放つ彼を見ていると自然と心 が落ち着いていく彼だけは何にも縛られ ない考え方も独的で肩にはまらない アーティスティックな人間の思考はどどう やら一般人とは脳の構造から違っている ようだそんなことよりちゃんと主伸ばして よできるだけ綺麗に書いてほしい だろう彼の問いかけに私は黙って頷くと 用意されている椅子に腰をかけた彼が戻っ てきてほどなくして会話をするようになっ た 私たち田舎で尖ったファッションセンスを 見せていた彼に引かれないはずがないそこ から仲良くなり今では彼の作品にモデルと して参加しているもう少し髪後ろに流して モデルを始めてから2週間この時間が 何よりも好きになった真っ白な スケッチブックに彼の滑らせる鉛筆の音が 心地よく響いている真剣なその差しを向け られるたに胸が高なった彼は私にとって かなり刺激 的捉え所がないけれどなぜか自分を さらけ出すことができる彼にはそれが 当たり前という考えがないのだ俯いた時に
顔にかかる柔らかな髪曇りのないまっすぐ な 瞳作品に対する情熱が彼の色気を引き出し ていく この時間がいつまでも続けばいいの に心の中で何度も願ったこの作品が完成し てしまえばきっと会える時間は少なく なる彼に毎日でも会える理由がなくなって しまった 時この関係は意もあっさりと解消されるの だろうそう考えると胸が切なく震える 10年ぶりに私は新しい恋をしたのだ けれど相手は年下の アーティスト才能のある彼が田舎暮らしの 何の取りえもない農家の娘を好きになる はずが ない彼に自分の気持ちをぶつけることも なく私はただすぎゆく時間を惜しむ ばかりこんなに自分に自信がなくなったの はやっぱり過去の恋愛を 引きずってしまってるからなのだろうか これでほとんどデ賛は終わったあは色を 乗せるだけだからもう大丈夫だ よ数日後私が一番聞きたくない言葉を口に したよ始まりがあれば終わりがあるそんな の当たり前のこと だそっかよかったじゃない心がざわめき すぎてそれ以上の言葉がこない気の聞いた 言葉も浮かばないし余計なことを言ったら 寂しさで涙が溢れそうだっ た本当は完成した時に見せるつもりだった けど今見て ほしい終わりを告げられて俯いてしまった 私に吉明はそっと近寄ってスケッチブック を見せ た ひでえそこに書かれていたのは紛れもなく 私の 横顔けれど吉明の手によって夕方の景色と 溶け合った素晴らしい絵が広がってい た俺の目に映るあなたはいつも綺麗だよ まっすぐで明るくて嘘がつけなくて不器用 で彼の言葉にふ気づいたことがあった私を モデルにして絵を描いている間彼は私の 人間としてのいい部分も悪い部分も忖度 なしに全てを見てくれてい た自分の人間性を理解して受け入れてくれ た義康に私はこれ以上自分の気持ちを黙っ ていたくはなかっ た 吉明私吉明のことが好き息苦しい 田舎暮らしの中でここにいる時間だけが私 の癒しの時間だったあなたに毎日合う理由 がなくなるのが怖い寂しくてどうにかなっ ちゃいそうな
の心が叫んでいる彼の全てを全身で感じ たい彼の声が視線がぬくもりが全てが 欲しいと心が 叫ぶ高ぶる感情に抑えきれない涙が 溢れる頬に一筋の涙が流れた 時はと私に唇を当てた突然のキスに目を 閉じる余裕もなかった 私彼の心臓の音が間近でリズムを刻んで いる家も隣だしモデルが終わったからって 終わるような関係じゃないだろうそもそも 俺はもうあなたを手放すつもりなんて初め からなかった けどキスを終え唇を離した義康はは私を 真剣に見つめていったクラクラとした色気 の中で頬がどんどん熱くなって いく行きづらいのは無意識のうちに自分も 肩にはまっているからだろう泣くほど辛い 気持ちになってたのって結局自分が恋に 破れるかもって後ろ向きに考えていたから じゃない のの指摘は確信をついていたは年齢や自分 に自信がないことで彼に告白するのを諦め ていた から他人に対して柔軟な考え方を求める くせに自分が肩にはまりすぎていたのかも しれない吉明に指摘されて私は初めてその ことに気がついた誰がなんと思うがどう だっていい全員が全員同じ考えをする なんてことあるわけないんだ から分が大切に思っている人にだけ気持ち が伝わればいい俺の作品だってそうだ あなたに綺麗だと喜んで欲しくてずっと この絵を描いていただから誰が何と言おう とこれは綺麗だしあなたは俺のことが好き 俺もあなたのことが好き だ再び唇を重ね合う 私たち優しいぬくもりがじんわりと伝わっ てくるはやっと自分のことを許すことが できたように思えた静かなありで2人で 過ごす時間いつしか日はすっかり落ちてい て真っ暗な夜空に月明かりだけがふんわり と辺りを照らして いくよ あ絵の具のように彼と全て混ざり合って しまいたい1つになって片時も離れない よう に指先を絡ませあったままキスをした勢い で机の上に押し倒された私は彼が体に振ら せるキスを静かに受け入れてい たこんなに心が満たされた夜は何年ぶり だろう何度も虚しいと感じる夜を過ごして きた私には感動的な時間だっ た人間は自由でいい生まれた時から命 勝てるまでそう言って彼は私の髪にキスを した何にも囚われず自分の気持ちのままに
進む彼を見ているとこの世界が少しだけ 明るいものに見えてくる私は静かに頷き ながらそっと彼にすり寄ってまぶを閉じた それから私たちは恋人同士として毎日を 一緒に過ごしている時々吉明の捜索意欲に 火がついて数日会えない時もあるけれど そんな彼の情熱を燃やす姿が好きな私は 静かにその様子を眺めていたこの田舎では 普通じゃなくても私は今人生で1番幸福な 時間を過ごして [音楽] いる最後までご視聴いただきありがとう ございます今日の朗読はいかがでしたか 物語の感想などコメントをいただけると 嬉しいです是非チャンネル登録もよろしく お願いし ますもう遅い よ一瞬力の抜けた私の肩を押し返すと彼女 は寂しげに笑っ た大丈夫よ 私幼い頃の口約束はどうせまごのような ものそう思い込もうとしたのは大人になっ てからそのまごみたいな約束に本気になっ てしまった自分が馬鹿らしくなったから だ私の初恋は小学4年生だっ た周りからは遅いと言われるが人のことを 好きだという感情を理解できるのは せいぜいそれくらいの年齢ではないだろう かそれからずっと私の一中の人は変わら なかったそれは大人になってもだっ た私の初恋の人の名前ははなという同じ 団地に住んでいた私たちは小さい頃から 一緒に遊んだりもしていた最初は当然の ことながら意識なんて全くしていなかっ ただ私たちは仲良く遊ぶ友達だった そもそも幼稚園に通うくらいの年齢で恋愛 感情なんてわからない だろう結婚の約束をしている子たちもいた が遊びの一環としか思っていなかった実際 私とはなもそうだ大きくなったら結婚 しようね彼女は私と手をついでそう言う そんなはなの言葉を間に受けてしまう日が 来るなんて私は思ってもいなかったのだ はなは親の仕事の都合で小学生に上がる前 転校することになっ たもう会えなくなっちゃうの 寂しいはながそう言って泣いていたのを 鮮明に覚えている大丈夫絶対会いに行くよ 私は幼いながらに男らしくかっこつけ たかったの だろうそんなことも簡単に言ってしまった しかし実際ははなに会いに行くのは現実的 に難しかっ た彼女の引っ越し先は遠い件だったから そう簡単に遊びになど行けなかったの
だ彼女がいなくなってから私はすぐに 寂しくなってしまったこの感情は一体何な のだろうかその当時は正体がわからないま ただぼんやりとこの気持ちを抱えていた私 今思い返せばそれは彼女のことを好きと いう感情だったのかもしれないが定かでは なかった私が春名への気持ちを確信したの はそれから数年後のことだっ た小学校3年生の終わりに両親からはなが 戻ってくると告げられたのだどうやら彼女 の父親の単身不妊が終わったとのことだっ たその時の気持ちは言葉では言い表せない 心拍数が一気に上がったのが心地よくてだ けど矛盾して胸がキュンと痛むようだった 4年生の初め彼女の顔を見て私はその感情 の答えを知った俺ハナのこと好きなんだ また前のように心拍数が上がるこれが恋な のだとその時自覚したことを今でも はっきりと覚えて いる会いに来てくれなかったじゃない私の 隣の席になったはなは天候の挨拶を終える とそう言った少しふれつらだったがどう やら彼女は本気ではなさそうだった親同士 は連絡を取り合っていたから彼女は親に さされていたのかもしれない私も何度かは に会いに行こうとと言って親を困らせてい たから同じだお互いわがままを言っていた のだと理解していたから彼女は私に怒る ことはなかったただ冗談混じりにそう言っ て笑っていたの だごめんな仕方ないよねでもこれからは また一緒に遊べるね彼女は無邪気な笑顔で そう言ってくれたのだそれから私たちは またよく遊ぶになった元の団地に戻ってき た彼女は相変わらず活発で明るい太陽の ようだったただ私は気づいてしまったのだ その太陽のような光は決して私のためだけ に注がれたものではないということに中学 になるとより一層彼女の笑顔に人が集まり 中には嫉妬に似たような感情が生まれたの だしかしそんな私の気持ちなどはなは知る よしもない私に対して変わらぬ態度で接し てくれるのだがそれが余計に私の心を惑わ せたあんまり俺に関わらないで くれそう思うまでになってしまったのだ まるで私とはなは正反対のとろにいるよう なそんな気すらし たそのまま高校受験を迎え別々の高校に 入学することになった 私たち家は近かったものの部活や勉強で 忙しくて顔を合わせる機会すらなくなって しまったの だそのうちにはなのことは忘れられる だろうそう思っていたのだが無理だっ た高校生になって私には同じ学校の彼女も
できたけどいつも心の片隅にははの姿が あったのだそんなことだから彼女ができて も長続きするはずがない周りの友達に流さ れれて彼女を作ることが1つのステータス だと思っていたことも次第にあほらしく なってしまった 私それに私のことを好きになってくれた 女の子たちにも申し訳ないそう思ってから 私は彼女を作るのをやめた大学進学を来に 私は県外へ出ることになった話を聞いた はなは私を見送ってくれたのだが私はその 時ですら彼女に思いを伝えることができ なかったの だしばらく見ないうちに彼女はすっかり 綺麗な女性になっていたこんなに綺麗に なったのに彼氏いないわけないよな私は 彼女に聞きもしないのに勝手にそう 思い込んでしまったこの時私が一言聞けて いたらそして自分の気持ちを伝えられてい たらこの先の結果は違ったのかもしれ ない社会人になって初めの年末久しぶりに 実家に帰省した私はもしかしたらはなに 会えるかもしれないと無駄に外出したりし ていたいつまでも引きずってその上優柔 不断な自分には腹が立ったがこんな自分も 受け入れるしかないいくら情けなくても私 ははなのことが忘れられなかったから仕方 がない私はキョロキョロしながら近くの コンビニまで歩き必要でもなかった飲み物 を買って帰ったさすがに会えるはずない かそう思った時私は後ろから声をかけられ たえ久しぶりだな その声に振り向くと立っていたのは同級生 の翔平とはなだった え2人で歩く姿を見て私は嫌な予感がした しかもはなは私とあまり目を合わせようと していないように思えたのだだから余計に 不安になっ たお前ら知りたくなかったが自然と言葉が 漏れて たすると翔平は照れたように笑ってこう 言ったのだああ俺たち付き合うことになっ たんだよもう同棲してるし な 同棲私は小平の言葉を理解するのに時間が かかってしまっ たう うん翔平の言葉に頷く彼女だがどこか ぎこちなそう思ったのは気のせいだろうか 照れんなって翔平ははなが照れているだけ だと思ったようだが私にはそうは見え なかっ たしかし私は自分の感情を抑えるのに いっぱいいっぱいだったのだ色々と翔平は 話をしているがほとんど耳には入ってこ
ない彼らと少し話をした後別れ際は彼女は ふと私に告げ たは明日実家に帰るか な翌日は大晦か彼女が実家に帰ることなど なんら特別なことではないわざわざ私に 言うのはなぜだろうそしてその言葉には 何か意味なものがあるように感じたの だそうか無難に返事をしたが私は明日彼女 の実家に行こうそう決めていた彼女が何か 言いたげだったのも気になったし色々と けじめをつけないといけないそう思った から だはなが翔平を本当に好きで結婚する つもりならそれでいい彼女が本当に幸せ ならしかしどうにもモヤモヤとした気持ち が消えなかったのだなんとなく違和感を 覚えたのは私の勘違いではなかった 翌日彼女の実家を訪ねるとはなは俯いた まま私を招き入れ た どうぞ彼女の実家に来たのは中学に上がっ た頃が最後だったと思う懐かしいような はなの家の匂いそして私を出迎えてくれた のははなの母だった温かく迎えてくれた 彼女の母大きくなったねと言われたが中身 はは何も変わっていない気がしてうまい 開始もできなかっ た彼女の部屋に入ると春名は小さくため息 をついた私は重い空気になるのを察して わざと明るく振る舞った翔平と付き合って いたんだな同棲までしているなんて驚いた よしかし複雑な胸のうを隠しきれてい なかったように思う私の声は本音を隠そう とした緊張から声が上ずってしまったのだ そんな私の気持ちを彼女は見透かしたかの ように話し始め たあなたが実家を出る日えはなに見送られ て実家を出たあの日のことに一気に私の 記憶は引き戻さ れるあなたが私のこと何とも思っていない と思ったから諦めたの私嘘だろ彼女の言葉 は途切れ途切れだったがそれを理解したの と同時に私はとてつもない後悔に襲われて いたのだ私があの時彼女に素直な思いを 伝えていたらはなは私と付き合っていたの だろう かそんなの今だから言えたことだろうどう してもはなの言うことを信じたくはなかっ たからその言葉を心の中で否定し たしかし彼女の涙を見てそれが本音だった と分かったのだ今でももしかしたらまだ 間に合うかもしれないそう思った私は とっさに言葉を並べ た小平と別れて俺としかしそれは無理な話 だった彼女は首を横に振りながら
言う今度結婚するのよ 私たちどせしていた時点である程度覚悟は していたつもりだったぐさっと胸に 突き刺さるような痛みが走るでももうどう することもできない本当ならここで諦める のが筋だでも私はどうしても諦めたく なかったなんて男らしくないのだろうと また自分には絶望し たくそ気づけば考えるよりも先に私はの ことを抱きしめていたのだまだ間に合う俺 としかし彼女は私の腕の中で小さく首を横 に振っ たもう遅い よ一瞬力の抜けた私の肩を押し返すと彼女 は寂しげに笑った大丈夫よ私幸せになる から私の長い初恋はこの時終わりを告げた 小さい頃結婚しようって約束したじゃない かなんて子供の戯れ言でも彼女を止める ためなら言ってやりたいくらいだっ た何考えてるん だろう本気でそんなことを考えた自分も なんだか国旗だ私は1年の終わりにただ 天井を眺め1人静かに泣いていた正直はな のことを完全に諦めきれたのは彼女に子供 ができただった幸せな家庭を当たりにして やっと私は吹っ切れたのだと思うそして 気持ちを切り替えられる気がした俺も幸せ にならないとな春も近づいた日のこと会社 の帰り道ふらっと立ち寄った居酒屋で私は 運命の出会いをした こんばんは彼女はカウンターの隣に座って 私にそう話しかけてきたのだ一目見て私は 彼女に釘付けになってしまっ たその女性は綺麗な顔立ちのキシな人だっ た名前はさこという一緒に飲んでもいい ですか同じく彼女も失恋して傷を癒しに来 たのだという同じだ似た境遇だったから こそ私はさこに惹かれたのかもしれないと 思ったが話しているうちにそうではないと 気づいた私私たちは趣味も同じで話があっ たのだ話をしていて心地よかったそれから 私たちは頻繁に連絡を取り合い一緒に飲む ようになってい た私たちが距離を縮めるのに総時間は かからなかった失恋から1年ほどが経って やっと新しい恋に進めるような気がして いるそして胸の高はあの時と同じだった これが恋だと今度はすぐに気づいたから私 はこの気持ちをちゃんと伝えようそう心に 誓ったの だそして彼女に出会ってから3ヶ月後私は 告白をした多分彼女とは一生一緒にい られるだろう不思議ではあったがその思い に確信しかなかったのだその確信通り私は 付き合って2年目の春彼女にプロポーズを
して結婚したのださらにその1年後には 私たちの間に子供が生まれたはなにも報告 したのだがそれは幼馴染みとしてだお互い にもう今では笑って話せる中になっていた その頃はなのお腹には2人目の子供がいた から同級生になるかもねと話をしていいた のだ予定日は3月だという予定日が遅く ならなければギリギリあなたの子供と同級 生になるわね仲良くしてね あもちろんだよそれは私の本音だった私の 妻とはなも仲良くなってくれたし今となっ ては家族ぐるみの付き合いだ長く引きずっ た恋も悪くなかったかもなと思う互いの 幸せを祝福できるようになった今だから そう 言えるこれからもよろしくな私ははなに そう言うと彼女もにっこりと笑っていた 彼女はすっかり母の顔だ大人になったな俺 たちも何言ってるのよ年を取るのは 当たり前でしょくすっと笑う彼女はあの頃 のおかがあった私たちは手を振り互いの家 に戻ってった寒くなり始めた風が私の背中 を押してい [音楽] た最後までご視聴いただきありがとう ございます今日の朗読はいかがでしたか 物語の感想などコメントをいただけると 嬉しいです是非チャンネル登録もよろしく お願いし ます
マクラーレン