16年ぶりの新しいリーダーは? 熊本県知事選挙に新人4人が立候補 選挙戦スタート! (24/03/07 19:00)

任期満了に伴う熊本県知事選挙が7日に告示され、4人が立候補を届け出ました。4期務めた蒲島知事の不出馬で新人のみによる戦い。16年ぶりの熊本の新しいリーダーを決める17日間の選挙戦がスタートしました。

立候補したのは、届け出順にいずれも無所属・新人で、
元高校教師の宮川 一彦(みやがわ・かずひこ)さん。
元熊本市長の幸山 政史(こうやま・せいし)さん。
建設会社社長の毛利 秀徳(もうり・ひでのり)さん。
元熊本県副知事の木村 敬(きむら・たかし)さんの4人です。
熊本県内の有権者数は、6日現在で143万4575人です。

荒尾市在住で元高校教師の宮川 一彦さん。7日朝、自ら立候補を届け出た後、県庁前で第一声をあげました。

【無・新 宮川 一彦 候補(58)】
「人口減少、超少子高齢化の流れが止まらない。何とかして私が住んでいる熊本県を発端としてこの流れを止めていきたい。各地方を活気ある町にしていきたいという考えの下、立候補させてもらった。まず考えているのが地方創生。熊本市が中心になっているが、みんなが中心なので、熊本市に拠点がある学園を県の南部に置きたい。有名私立大学ないしは国公立大学を県南部に設立して学園都市を築きたいというのがまず一つ」

宮川さんは「地方創生」を公約のメインに掲げ、「国公立大学の設立や主都機能の移転によって地域を活性化させる」と訴えます。

政党からの支援を受けない宮川さんは、自転車などを使って県内各地を回り、自らポスターを張って、そこで有権者とふれあう草の根の選挙戦を展開し、浸透を図ります。

【無・新 幸山 政史 候補(58)】
「TSMCを自体を否定するつもりはありませんが、そこだけに注目し浮かれては見えなくなる世界がたくさんある。困っている人の、小さな声だが一生懸命発している声を拾い上げていくのが私が目指す政治」

無所属・新人で、県知事選に3度目の挑戦となる元熊本市長の幸山 政史さんは2020年7月豪雨の被災地・人吉市を第一声の場所に選び、「地域格差が広がる中、TSMCの経済効果を県南部にも届けたい」と訴えました。

出陣式には、自主的支援や応援を表明している立憲民主党や国民民主党、社民党や共産党の県組織の幹部も駆け付けました。

幸山さんは初日、選挙カーで人吉市や相良村、五木村などを回りました。

【無・新 幸山 政史 候補(58)】
「将来に対する不安はかなり増していると思う。そういう声をしっかりと受け止め県南に光を当てる、発信するんだと強く訴えていきたい」

建設会社社長の毛利 秀徳さんは熊本市中央区で第一声をあげました。

【無・新 毛利 秀徳 候補(46)】
「ワクチン問題についても、箝口令が敷かれているのか分からないが、これだけの人が亡くなっていても、誰もワクチン問題を取り上げない。一番大切なのは皆さんと向き合って、皆さんの命をつなげる。そこが一番大切」

新型コロナワクチンの後遺症で苦しむ人の救済を訴える毛利さん。蒲島県政の後遺症への対応や情報開示の姿勢などについて「県民の声に向き合っていない」と批判しました。

また、少子化問題について、「行政だけでは対応できない」と指摘。県民の声を聞き、寄り添った政治をしたいと訴えました。

【無・新 毛利 秀徳 候補(46)】
「誰のための熊本県なのか。5年後、10年後、子どもたちが笑顔で安心できるのか。そういった熊本県を目指す。県民が参加できる政治、県民が参加できる行政を目指そう」

木村 敬さんは出陣式に先立ち、熊本地震からの復興のシンボル熊本城の天守閣を望む加藤神社で必勝祈願を行いました。

【無・新 木村 敬 候補(49)】
「8年前の熊本地震を思いながら、この8年間の復旧・復興、県民みんなでよくここまで頑張りました。この流れをより強くしていくために私は頑張っていきたいという思いを加藤神社と熊本城に誓った」

その後、新市街アーケードでの出陣式には、木村さんを推薦する自民党や公明党所属の県議などをはじめ、県内自治体のトップや各種団体の関係者などが参加。蒲島県政の今の良き流れをより強く大きくしていくと訴えました。

【無・新 木村 敬 候補(49)】
「蒲島県政の良き流れをしっかり受け継ぎ、そして十分にやりきれなかったことは副知事として仕えてきた私が責任を持ってやり遂げます。熊本で地方創生ができなければ全国どこでもできません。この熊本が持ってる農林畜水産業や医療福祉体制、熊本が持っている素晴らしい力を最大化します。県民の皆さんとともに未来を開いていきます。県民が主人公の行政を全力で私がやっていく。皆さんと共に未来の扉を一緒に開きましょう。どうか木村敬をよろしくお願いします」

熊本県知事選挙に立候補した4人の第一声をお伝えしました。県政キャップの有田記者に聞きます。

今回の県知事選は新人4人の争いとなりました。県政史上最長となる4期16年の現職・蒲島知事が退任を表明したことを受け、今回、16年ぶりに新たなリーダーが誕生することになります。注目すべき点は?

台湾の半導体製造大手TSMCの熊本進出に伴う課題をどう解決するか。先日、菊陽町に開所したTSMCの第1工場は年内の量産開始を目指しています。また、第2工場も今後、県内に建設されます。工場進出による経済効果を県内全域にどう波及させるかや、懸念される地下水の問題などにどう対応するかが問われます。

また、長年の課題となっている熊本都市圏の交通渋滞対策や2020年7月豪雨からの復興、球磨川の支流・川辺川への流水型ダムの建設などについても論戦が交わされそうです。

候補者4人はいずれも無所属ですが、各政党の対応はどうなっていますか?

自民、公明両党は木村さんを推薦する一方で、立憲民主、国民民主、社民、共産の4党の県組織は幸山さんを自主的に支援または応援するとしています。

2人は、政党からの支援を受けていますが、お互い『県民党』的な立場をとっています。また、宮川さんと毛利さんは政党からの支援は受けていません。

派閥の裏金問題で自民党に厳しい声がありますが、この点が県知事選に与える影響をどう見ていますか? 政治とカネをめぐる問題で自民党には厳しい目が注がれています。

自民党支持者、そして無党派層がこの問題と県知事選をいかに捉えるのか、有権者の投票行動にどのような影響が出るのかも注目です。

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