沖縄旅行に出向いた俺【朗読】 / フェラーリプロサンゲ
すまないね君には会社をやめてもらう よ人事部長に呼び出され俺はそう言われ [音楽] た俺は岡村 教授ドラッグストアの正社員として働いて い たそう俺はたった今首を宣告されてしまっ たここ数年の赤字の脱却人件費の削減に 伴い大規模なリストラがあったの だ俺は無職になったその日力なくゆっくり 自転車を漕いでキロに着い た夕ご飯を作る気力もない少し遠回りには なるけど持ち帰りの牛丼でも買って帰ろう と思い大通りから1本裏に入っ た交通の少ない裏道を通って俺は自転車を 漕いでい たあともう少しで牛丼屋に着くという ところで地面に座り込んでいるおばあさん が目に入ったの だ大丈夫です か俺は自転車から降りて慌てて駆け寄っ たおばあさんは転んで足を痛めてしまった のだと いう1人で立ち上がれないし人通りが なかったから困っていたとの ことすまないね手を貸してくれるか い手をかけるところがないと立ち上がれ なくて ねいたたた たおばあさんは痛みで顔を歪めたが足を 引きずりながらなら歩けそう だ俺は急いで散らばった商品を袋に 入れ直した よかった破れたり潰れたりしたものはなさ そうです よありがとうね助かった よその会話をした時初めておばあさんと ちゃんと目を合わせ た あれもしかしてお店のお兄ちゃんか いそう言われて俺もあっと思い出す そのおばあさんは俺の働いていたドラッグ ストアの常連のお客様だったの だ知っている顔ということもあったのかお ばあさんは安心したような表情を浮かべ た俺の手から買い物袋を受け取ろうとして いるがさすがに手荷物を持って歩くのは 難しい誰かお迎えに来れる人はいないかと 聞いてみたが今の時間はまだ誰も家にい ないと いう途中で転んだら危ないし俺はおばあ さんの荷物をそのまま持ち送り届けること にし たすまないね ありがとうおばあさんは俺の腕を掴み
ながらゆっくりと 歩く手すりのあるところまで連れて行って もらえたら私は大丈夫だから ねお兄ちゃん悪い ね何度も申し訳なさそうに謝るものだから 俺はそんなに気にしないで欲しいことを 笑顔で伝え た本当にあなた優しいのねお店でもいつも 笑顔で接客してくれるから私とっても 嬉しいの よ俺はおばあさんにそう褒めてもらえたが 少し複雑な気持ちに なるその気持ちがはははと力なく笑った声 になってしまっ た あれなんだか元気がないねどうかしたのか い俺の顔をチラチラと見ながらおばあさん は不思議そうな顔をして いるいや実は俺今日で終わりなんですよ あのお 店あらまどうしてだい移動かい転職か い俺はおばあさんにそう聞かれ正直に首に なったことを話し たそんな会話をしているうちにおばあさん の家に たどり着く少し大きめの一見屋で玄関前 までの通路の両脇にはおしゃれなが 見えるガーデンライトが足元を照らす中 ゆっくり歩いて玄関へと向かっ たもうここで大丈夫 よ荷物重たかったでしょう本当にあなたが 通りかかってくれて助かった わ ありがとうこの先玄関から上がる段差も あるし万が一おので転んだらと思うと俺は 心配だっ たもし失礼でなければ中まで荷物運びます よ俺がそう言うとおばあさんは嬉しそう にじゃあ少し甘えさせてもらおうかねと 返し た俺が荷物を運び終えるとおばあさんは礼 にお茶でもと俺を引き止め たその時ちょうどおばあさんの携帯が鳴っ たの だあらみゆだわちょっとごめんなさい ねおばあさんは俺に断りを入れて電話に出 てこれまでのことを伝えて いる慌てなくて大丈夫 よそれよりもお弁当を買ってきてもらえ ない かしらうん うんそうねじゃお願い ねおばあさんはそう言って電話を切っ た孫から電話だったわすぐに帰ってく るってその言葉を聞いてそれならもう安心
だとアンドしそれじゃあと帰ろうとし たあ待って今ねねみゆがお弁当を買って くるのよもうこんな時間だしせめてものっ てことであなたの分も買ってくるってもう お弁当屋さんで買っちゃってると思うから それだけでももらって ね必死にお願いするおばあさんを見て俺は どうしようかと悩んだがここはありがたく ご行為を受け取ることにし た 俺は椅子に座るよう促され美ゆきさんが 帰ってくるまでの間おばあさんとまた少し 世間話をし たおばあさんが話し出したのはみゆさんの ことだっ た美ゆきさんのご両親はみゆさんが小さい 頃に交通事故で多しているとの こと夫婦で事故に会ってしまったそう だそれからおばあさんと美さんはは2人 暮らしもうみゆさんも大人にはなったのだ がおばあさんのことを心配してずっと一緒 に住んでくれているのだと いうしっかりしていて心の優しい子でお ばあさんを大事に思ってくれていることが 何も言わなくても分かると言ってい た毎日仕事が終わったら寄り道しないで 帰ってくるのだと男ががないことも心配だ しそろそろ自分の幸せを考えて欲しいとお ばあさんは思っているよう だあの子のことだから私が心配で家を離れ られないんだろう ねとおばあさんは言ってい ただからねあなたみたいな優しい人が嫁に もらってくれたら嬉しいんだけどねあそう だうちの孫ももらってくれ ない え本当にねいい子なのよ気量もいいし ねこんな展開普通おかしいだろう急に結婚 してほしいなとと言われたから少し心に地 と来ていた気持ちが吹き飛んでしまっ たいやそれにしても円だを持ちかけられる のって接客業あるあるなのだろう か前にもドラッグストアのお客様からうち の娘とと同じように言われたことがあるし 同僚の女性もうちの息子の嫁になんて声を かけられたことがあると聞い たでもそう言われた時って困ってしまうん だよな 笑ってごまかすほなく てすると玄関の方からただいまと声が 聞こえ たみゆさんが帰ってきたのだなと思い俺は 席を立っ た玄関の方に体を向けるとちょうど美ゆき さんが部屋に入ってき
たあのお邪魔して ますご迷惑かすみませんおばあちゃんがお 世話になったようでありがとうございまし たみゆさんは申し訳なさそうに頭を下げて いるが俺は思わず見とれそうに なるみゆさんは事務員の制服を着ていて 髪の毛を1つにまとめているのだが目が ぱっちりしている色白美人だっ た柔らかい雰囲気でいい人そうだだという のが わかる俺はみゆさんに合わせて一緒に頭を ペコペコ下げることしかできず次の言葉が 出ないでい たするとおばあさんは体を美ゆきさんの方 に向けなんだか嬉しそうに話し始めたの だお帰りなさいあのねこちらの方ねいつも 行っているドラッグストアの店さんだった のよ本当に優しい人に助けてもらえて よかった わそれでね 美ゆきこちらの方 どう本当にいい人なの よおばあちゃん美ゆきのお相手連れてき ちゃった みたいおばあさんは口元に手を当てながら こぼれんばかりの笑顔ではしゃいで いるそんな様子のおばさんにみゆさんは 戸惑いながら もどういうことと聞き返し たどうってみゆの結婚相手 よその言葉を聞いて俺もさっきのは冗談で はないのかと驚きもちろんみゆさんも驚い て慌て出し [音楽] たちょっとおばあちゃん何言ってるのお 会いする方に失礼でしょもう本当にすみ ませ んやあねおばあちゃんはもう何度も会っ てるわ よおばあさんは本気過冗談かわからない ことを言っていて俺も思わず本当に仲良し なんですねと笑ってしまった ほどみゆさんは俺に申し訳なさそうに今日 のお礼を言いながら袋に入ったお弁当を 手渡す俺の分を買ってきてくれているのを もう聞いていたので遠慮なく受け取ること にするとおばあさんは食べていったらと いうの ださすがにそれはとみゆさんはおばあさん を止め俺もそこは遠慮させてもらうこと にお礼を伝えてゆさんとそのまま玄関へ 靴を吐き振り向くとおばあさんが足を 引きずりながら一緒に見送りに来てくれて いたの だ本当にありがとうございましたお時間
遅くなってしまってすみませ んお礼もちゃんとできずに申し訳ないね よかったら今度は遊びに いらっしゃいそんな2人にいえいえこちら こそとと俺もお弁当をいいたことのお礼を 再びさせていただい たおばあさんの言葉も社交事例として 受け取ったがそれでも嬉しい気持ちになり 胸が温かくなっ たそしてそのまま玄関の戸を開けて帰ろう としたその時だっ たそうだもしご迷惑じゃなかったら明日 うちに来てくださらない この足じゃちょっと無理かもしれん ねどうやら明日庭のお花を植え替えようと お花屋さんに苗などの配達を頼んである らしいでもこの足の痛みで花壇の手入れを するのは無理かもしれないというの だ申し訳なさそうに話すおばあさんだった が理由を聞いた美さんはまた大慌て そんな いくらなんでもご迷惑すぎるわよちょっと おばあちゃん今日ははしゃぎすぎじゃない 大丈夫 まさか頭を打ったりしてないわよね ちょっとごめんね傷とかないか見る よ頭なんか打ってないわよ痛いのは足だけ よみゆさんは本気で心配しているようで傷 を探しながら頭を触り痛いところがないか とおばあさんに確認を取ってい た俺もおばあさんに言われた時は驚いたが 明日何か予定があるわけじゃないしなん なら無職 だ困ってるのなら助けない他 ない明日来ましょうかこちらこそご迷惑で なけれ ばさんは申し訳ないと断りを入れてきたが 最終的には明日の午後にお邪魔すると約束 をし た次の日約束通り俺はおばあさんの家 にありがとうね本当に助かる よおばあさんには小さな椅子に腰かけて もらい庭の手入れのやり方をおばあさんに 聞きながら楽しい時間を過ごしていった ただそこである思いを 聞く今みゆさんは正社員で事務の仕事をし ているが本当は小さい頃から喫茶店を開き たいと思っていたのだ そう調理師の専門学校も卒業しているそう だ学生時代には飲食店でアルバイトも経験 したが結局会社員という道を選んだそうだ お店を持つにしてもどこかの喫茶店で正 社員になったとしても朝早くから夜遅く まで働くことになるからとでも絶対今でも 喫茶店をやりたいと思っている
はず昨日俺をみゆさんの結婚相手にと思わ ず口にしてしまったのは接客上手な人が 初めからいれば美さんも安心して喫茶店を 営めるのではと思った それに俺とみゆさんだったら波長も会うの ではないかと思ったそう だその話を聞いた次の 日俺はまたおばあさんの家 に昨日お花を植替えた後開いたスペースに もう少し植えようということになり追加 する分の買い物に俺が買って出たの だそして今日はは 土曜日みゆさんもお休みのようで驚かせて しまっ たやだおばあちゃん今日も頼んだのご迷惑 じゃないすみません本当 に俺の顔を見るなり謝るみゆさんに今日 来ることになった経緯を簡単に話し た追加のお花を植替え水やりを終えるとゆ さんが休憩してくださいと声をかけてくれ た縁側に腰かけながら3人でお茶を すするするとおばあさんは小さく咳払いし てねえみゆと声をかけたの だ 美ゆきあんたの夢ねそろそろ叶えてほしい なん 何の ことみゆさんは笑顔で口をキュっと結び ながらとぼけているよう だばあちゃんのために我慢して欲しくない のよみゆが今でも色々考えてるの知ってる よおばあさんは今でもみゆさんがこっそり ノートにたくさん書き込んで準備をして いるのを知っていると伝えてい た 1人で頑張ろうとしたら大変だけど誰かと 一緒ならできないか ね京司君は接客が得意だから助けてもらっ たらどうだ いまたおばあちゃん勝手な ことそう言っているみゆさんの目が少し うるんでいるような気がし たゆさんさえよければ俺好きなのででも 無職の男なんて信用ならないですよ ねそんなことない私は教子君の接客が 好ききっとみゆのいいパートナーに なるおばあさんが間髪入れずにそういう ものだから俺もみゆさんもちょっと 吹き出してしまっ たまたおばあちゃんたら1人で暴走し て3人で笑い少し場の空気が明るくなった がみゆさんはすぐに表情が変わり唇を 噛みしめながら何かを考えているようだっ たおばあちゃんの言うことって結構当たる のよね今が初め時なのか
なみゆさんは独り言のようにそう呟い た少し心に変化があったのだろう [音楽] か1日考えてみるとみゆさんはそう口にし てい たそして次の 日曜日俺はまたおばあさんの家 におばあさんの足の具合も良くなっている ようだし少しだけ花壇の調整と水やりだけ してその日でお邪魔するのは最後にしよう と思っていた おばあさんと一緒に話しながら花壇の 手入れをしているとみゆさんからちょっと いいかなと話しかけられ た縁側にお茶を用意してくれたのだがみゆ さんの手にはノートが握られて いる恥ずかしいけど見てもらってもいいか なぎゅっと強く握っていたを俺に差し出し てきたの だそのノートを1枚めくってみると文字が びっしりと書かれてい た驚いたことに全てのページがその状態な の だ理想の喫茶店の外観の絵や料理の絵 レシピがびっしりと書いてあるの だ俺は思わ ずすごいと口にする 喫茶店やりたいなって思ってるんだ やっぱり好きなことしたいなっ てみゆさんは恥ずかしそうにそう言って いるが表情はとてもキラキラと輝いてい たみゆさんは1人でやるとなるとお店に かかりきりになってしまうし家に1人で いるおばあさんのことが心配だ けど誰か一緒にいてくれるのならば少しは 余裕もできて安心かなと思えた とあとみゆさんは俺がドラッグストアで 働いているのを見かけたことがあるのだと いう接客が良かったことは覚えていたそう だご迷惑でなければ一緒にお願いできませ んか厚かましくてすみませ ん俺が喫茶店の定員になる 話実は俺自身はそこまで本気の話だと思っ ていなかっ たまさか本当にお願いされると はでもみゆさんの熱意溢れるこのノートと やはりもう一度接客の仕事に着きたいと 思う 気持ちこの際だからこそ新しいことに挑戦 してみたいという思いが俺にも湧き上がっ た俺でよければ一緒にお願いし ます俺はみゆさんの前に手を差し出し たそれを見てみゆさんは驚いていたが嬉し そうな笑を浮かべてくれ たそしてがっちりと握手をかわし
たきっとみゆさんは言うのに緊張していた のだろう はあよかったよかっ たと言って握手した手をブンブンと振って いる本当に嬉しかったの だろうお店出しちゃうとウキウキしながら 聞いてき た出しちゃい ましょう俺もそのテンションに合わせて 元気に答えたのだっ たその日からさんと連絡先を交換しメール でやり取りしたり家で話し合っ たり美さんと一緒に空店舗などを見に行っ たり公務店の方に相談しに行っ [音楽] た美ゆきさんは着々と回転準備の手続きを 進め俺はその間はみゆさんのフォローに 回っ たそれに加えお店が出来上がるまでの期間 は早朝のアルバイトをし た貯金はもちろんあったが時間もあるし 日々の生活費ぐらいは稼いでおこうと思っ たの だそして5ヶ月 後喫茶店がオープンし たちょうどいい小さな空店舗があり少しの 階層で回転することができたの だ回転当日はご近所の方や友人チラシを見 て来てくれた方々で賑わった オープン当日の閉店後おばあさんも一緒に お祝いを兼ねて打ち上げをし た京司さん一緒に夢を叶えてくれて本当に ありがとういえ俺の方こそ礼を言いたいの はこちらの方 ですほらねばあちゃんの目には狂いが なかっただろうこれもえんだね いや本当に縁や運命というのはあるのかも しれ ない首を言い渡された日におばあさんを 助けそしてそのお孫さんのみゆさんと 出会い美ゆきさんの喫茶店を改善させる夢 に並走までさせてもらってこうして今働い ているのだ から京司君も無駄じゃなかっただろうあの 日 何のために働いてきたのかって落ち込んで いたけど京司君の心温まる接客がこうして 活かせているちゃんと意味があった ねもちろん人柄の良さっていうのもある けど ねねえ みゆおばあちゃんいい人連れてきた だろうそう聞かれみゆさんも俺も照れ笑い を浮かべた するとおばさん
は懐かしい ねみゆのお父さんとお母さんを見ている ようだ よそう言って少し遠い目をしたの だみゆさんはその言葉に驚きおばあさんの 顔を見 たみゆはお母さんに似てはいいし君は 優しい雰囲気が息子にそっくりで ねみゆはまだ小さかったからきっと覚えて いないだろう ねここ ね実はみゆのお父さんとお母さんがお店を やっていた場所なんだ よその言葉を聞いて俺もみゆさんもえと 驚きの声をあげ たなんとんの両親は同じ場所でうどん屋を やっていたというの だおばあさんがそれに気づいたのはお店の 回送が終わった時に3人でお店の完成を見 に来た時だった と驚きのあり声が出なかったとの こと家に帰ってきて実質に戻った時やっと 感情が追いついたようで換気は待って涙を 流したそうだ すぐにみゆさんに言おうと思ったが ちゃんとオープンするまでは黙っておこう と決めた らしいまっすぐ夢に向かっているみゆさん が思いのままにお店を作れるようにと思っ てのことだった とでも着々と内装が進むにつれおばあさん はもっと驚いたそう だみゆさんの感性がご漁師にそっくりだっ た そう 先に言っても言わなくても同じだった とそしてみゆさんに回転試金にと渡した 通帳それはおばあさんがみゆさんのために 大事にとっておいた美ゆきさんのお父さん とお母さんの保険金だそう だみゆさんの夢の後押しをできたことを きっと2人とも嬉しく思っているだろうね とおばさんはは涙組みながら話してくれ たそれにこのお店に飾ってある ガーベラ教授君が飾るって言ってくれたの よ ねみゆの雰囲気にぴったりだって言って くれ て息子もねみゆのお母さんに同じこと言っ てたの よ本当に不思議 ね偶然ではなく運命だったのかもしれない ね俺はそれを聞いて今までに感じたことの ない思いに駆られてい たちょっとしんみりさせちゃったか
ねそのおばあさんの言葉で3人とも笑顔を 作り涙を拭っ たすると突然おばあさんがそうだと言って 手をパチンと叩き前のめりになったのだ [音楽] ほれ2人とも他に大事な話があるだろう ばあちゃんに何か言うことがあるんじゃ ないか いそう言われて何かあったかと考えみゆ さんと目があった時におばあさんがふふふ と笑ったのを見てみゆさんと俺は頬が赤く なっ たれま早とちりしちゃったかねまだ言って なかったのかいばあちゃんにはバレてるよ とっく にそう言っておばあさんはまた笑い出し たそれじゃ邪魔者は退散する ねおばあさんはふふふっとまた笑って奥の 部屋へと行ってしまったの だ残されたみゆさんと俺はもじもじし ながら目を合わせ照れ笑いをするしか なかっ たでもここはもうちゃんと言うしかない なああの その俺と付き合っていただけません か俺はあの時と同じように手を差し出し たはいよろしくお願いし ます握手をかわしたちは付き合うことに なっ た月日が流れ喫茶店の方はと言うとおかげ 様で順調に来て いる全流粉のパンと野菜をたっぷり使った サンドイッチのランチセットが 大人気低糖室でカロリーも低く当店のお すめメニューの1つ だみゆさんとも息ぴったりでキッチンと ホールのやり取りもスムーズに行っている みゆさんとはお付き合いをして半年が経っ た 頃結婚を前提にと話をし た そして喫茶店開店1周年の記念日に 入籍おばあさんに結婚の報告をした時は涙 を流して喜んでくれ た結婚後はおばあさんの家で3人で暮らし て いるおばあさんは新婚なんだから2人で 暮らしたらと言ってくれたが一緒に住んで いた方が俺も安心だし何より3人一緒の方 が賑やかで楽しいからと一緒に住むことに したの だおかげで毎日笑顔の絶えない生活 だこれからも仲良く暮らしていけたらと 思ういかがでしたでしょかチャンネル登録 をしていただくことで制作の励みになり
ますではまた次の動画でお会いしまし1人 旅の途中で出会った彼女フェリーの席で 隣り合わせた俺たちは島の中の数少ない 観光地で再開 するあなたを ください再開した彼女にそう言われて俺 は俺の名前は 沼歳になった出版会社の編集部で働いて いる俺が仕事が好きで手も残業も平気だっ たしかし残念ながら体は 正直仕事の忙しさに体力と体がついていか なかっ た間の悪いことに長年勤めていた編集者が 退職したりと中堅の俺へのしわ寄せが一気 に押し寄せてき た俺はある日職場で意識を失っ た過労と新郎のせいだと医者に言われ1 週間ほど入院を する仕事が忙しいがそこそこホワイト企業 の会社から隊員の日に合わせてお達しが出 た精神的にも少し休暇が必要だと担当医 からの信言があった らしいこうして俺は社会人になって初めて 半年という長期休暇を手に入れたのだ 長い休暇をどう過ごそうかと迷ったが日本 の西北端と災難タを見に行こうと決め た先に日本の最北端稚内の宗谷御崎を制覇 そのまま沖縄へ足を向け た日本の災難端は沖縄県にあるはる島 石垣島からフェリーが出て いるしかしこのフェリーが悪天候で出行 できない 俺は4日間も足止めをされてい たやっとはてる間島に向かうフェリーが 出行できたのは5日目の朝少しまだ海は 荒れてい た乗り物には強く乗り物酔いとは縁のない 俺だったけどちょっとビビって乗り物の 酔い止め役を 飲む俺の想像通りフェリーは随分と揺れ た窓際の席に座った俺は窓ガラスに体を 当ててじっと目を つるそうすることで船酔いを回避しようと していたのだはてる島まであと20分と なった頃隣に座っていた女性が具合が悪 そうなのに 気づくどうやら船酔いをしてしまった様子 だっ たあの大丈夫ですか酔い止め飲めます か水を差し出すと彼女は力なく大丈夫です と いう全く大丈夫そうには見えない俺は少し でも楽になるだろうと思い窓際の席を彼女 に 譲るすると彼女も俺と同じように窓ガラス
に額を当てて目を閉じ た苦しかったのか襟元が大きく開けられて いて真っ白な胸元が目に飛び込んで くる目が釘付けになってしまった自分に気 がつき俺は不自然に目をそらした フェリーから降りる時も彼女に手を貸す まだ気分悪そうにフラフラして 危なっかしい状態 だタラップを降りて地面に座り込んだ 彼女地面 最高そう言いながら地べたにそのまま 横たわる大丈夫です か彼女の横にしゃがみ込んで声をかけると フラフラしながら彼女が上半身を起こした 本当にありがとうございます今回は やばかったので助かりましたありがとう ござい ます丁寧に頭を下げてそうお礼を言って くくれる長い髪がさらさらと肩を滑って シャンプーのいい香りがし た観光です か彼女は背中の砂を払いながら行っ た俺が頷くとそうなんだと興味があるのか ないのかよくわからない返事が帰って くるなんとなく離れがたい気持ちもあった けど俺は無理やりその気持ちを 断ち切るじゃあ俺行くねもう大丈夫 俺の問いかけに満面の笑で 頷く後ろ髪を惹かれる思いで俺は港で彼女 と別れた本当は彼女ともっと話してみ たかったけどそんな勇気が俺にはなかった のだ旅行先でくらい弾けてもいいんじゃ ないかと自分でも情けなく 思うもう一度港に戻ってみようかなと考え ているうちに予約してあった民宿に到着し たはてる島は周囲14.6kmの小さな島 で2時間かければ自転車で島一周 できる翌日俺はレンタサイクルで島の探索 を 開始天気は残念ながら海晴とはかなかっ た海もまた荒れているようで石垣島からの フェリーはまた結構した らしいそのせいか島には観光客の姿が 少なかっ たなんだか時間がゆっくり流れているよう に感じ られる俺は目的だった日本災難端の石踏み を目指した蛇のようなくねくねと曲がった 道を抜けると日本災難の石踏みが見えて くる周りには建物などなく他にもいくつか 記念費らしきものが確認できた波の音と風 と時々鳥の声風が強くて一瞬目を閉じた次 に目を開くと日本災難タの石の横で俺に 向かって両手を振っている人が いるこんなところに知り合いはいないあっ
と思って心臓が少しだけ跳ねた昨日は ありがとうございました両手を振り風に 負けない大きな声で彼女が 叫ぶ見間違いではない昨日の彼女が俺に 向かって両手を振って いる俺は走り出しそうになるのをこらえて ゆっくり彼女に近づいていっ たなんでここに俺が来るって分かった のだって見るとこなんてここくらい でしょう彼女はそう言って笑った昨日のお 礼を再度丁寧に言われて少し照れ くい彼女は南のどかですと名乗ったあこれ 昨日のお礼ですお昼もまだ でしょのどかはそう言って新聞紙で包みを 差し出してきた手に取るとずっしりと 思い今空いている食堂が少ないでしょお昼 食べてないと思ってお 弁当新聞紙を開くと中に大きなおにぎりが 入った折り箱の弁当が入っていた彼女が 作ってくれたのかと思うとなんだか心が 温かく なるありがとうちょうどお腹が減ってたん だお礼を言うとニコニコしながら水筒を 差し出してき たここで食べろということだろうか 少し記念費から離れた場所で2人で座り 弁当の蓋を開け たひょいっと彼女はおにぎりを1つ取って いくおかずはいかにも沖縄の強度料理って 感じだった俺よりも先におにぎりをほる のどかは幸せそうな顔をして いる実家がこの島な のそう聞いてみると違うと言われたこの島 に住んでいる友人を頼っている らしい久しぶりに来たと言っていたその時 気づいたのだけど彼女の左手の薬指には 指輪が光っているなんだか俺は急に テンションが下がってしまった礼に弁当を 作って待っていてくれるなんて勘違いして も仕方ないよなって 思うでも彼女は人妻の証拠を指に光らせて いた俺には全く気がないって証拠だ俺の 気持ちが落ちていくのと同じように だんだんと天気も下り坂になってくる荒れ ていく海をのどかが真剣な持ちで眺めてい た帰りのフェリーを心配しているのだろう か海が荒れたらせっかくの海が濁っちゃう ね綺麗な海を眺めて過ごしたかった俺は のどかも同じ気持ちかなって思い声を かける彼女の返事は俺の想像していない ものだった のどかはもっと荒れるばいいというのだ海 が荒れてフェリーが結婚になればいいと 笑うでも俺は気づいていたその目は笑って いない彼女には何か秘密がある気配がし
たまるでフェリーで誰かがこの島に来る ことを恐れているような態度彼女はこの島 に逃げてきているのかもしれない不安なの 顔を盗みみる何か彼女を元気づける言葉を かけたかったけど全く言葉が浮かんでこ なかっ たじゃ帰るね雨も降りそうだしあれ始めた 海に視線をやったまま立ち上がりのどかは そう言った俺はそうだねと頷くことしか できなかったのどかの願いも虚しく翌日は 海晴だった海はないでいる なんとなく俺はスマホを開きフェリーの 運行状況を確認し た今朝は一readから全て運行している らしい彼女が望まない誰かがフェリーに 乗ってこの島に来るのかもしれないそう 考え始めるとなんだか俺も不安になってき た不安を振り払おうと俺は朝食後散歩に出 た昨日と違って照りつける日差しが強いと 当てもなく島を散歩していると男女が 言い争う声が聞こえてきた何の気なしに その声がする方へ足を 向ける現場は小さな家の前だっ た見た目から派手でチャラおっぽいやつが 何やら声を荒げて いる男の目の前で無善とした顔をしている のはのどかだったどうやら男はのどかの 旦那 らしい望まない誰かはのことだったかと 察する 何かがあってのどかは旦那から逃げてきた の だ一方的に声を荒げる旦那に対してのどか は冷たい 態度夫婦の血喧嘩に口を挟むわけにもいか ず俺はそっとその場を立ち去ることに決め ただからもううんざりだって言ってるじゃ ないハンタに殴られるのものしられるのも 耐えられないの冷静だっったのどかの声も だんだんと高くなってくる日常的に暴力を 振れているような発言を聞いて俺はその場 で 立ち止まる旦那がのどかに暴力を振るうの なら止めなければだめだと思ったからだ つべこべ言わずに帰ってくればいいんだよ こんな遠くまで足運ばせやがっ て怒鳴りつける旦那の声はますます大きく なってきたふと気づいたのだが旦那が乗っ てきたらしい車にサングラスをかけた派の 女性が乗っている退屈そうに喧嘩をして いる2人を車から眺めていたわざわざ足を 運んだ嫁を連れ帰るのに浮気相手も同行 するってどういう神経なのついでに浮気 旅行でもしようって思ったんでしょのどか が車を指さして言うなるほど車の中にいる
女性は旦那の浮気相手らしいなかなか複雑 な感じがしてきた もう無理よ離婚して くださいこの言葉に旦那は反応した顔を 真っ赤にしのどかの腕を掴んで車の方へ 引きずっていこうと する痛い話してよまた家に閉じ込める気私 はペットじゃないのよ話し てお前はつべこべ言わず俺の帰りを家で 待ってりゃいいんだよこれ以上の幸せが この世の中にあると思うな 旦那の言い草にさすがの俺も黙って見て いるだけなんてできなかっ た2人の間に割って入り旦那の手を 叩き落とす急に割って入ってきた俺に旦那 が不信げに目を細め睨んでき た嫌がってるんだから話してあげなよ のどかを背中にかいながら俺は旦那に 言う旦那はちっと舌打ちをして誰と聞いて きた俺は彼女の友人だと答える話は聞いた けど嫌がっている彼女を無理やり連れ帰る のはだめだと思うと 告げるなんだよお前も男を連れ込んでるん じゃないか俺の浮気をどうこ言えるような 立場か よどうやら俺のことをのどかのおき相手と 勘違いしたらしい旦那はのどかのことを 馬鹿にしたように笑う しかもしりはこれだからよとのどかをのり 始め た彼女のことをひどく言うなよあまりの 罵り用に俺も熱く なる旦那が俺の肩越しに腕を伸ばして のどかの髪を掴んだ力いっぱい髪を 引っ張られのどかが前のめりに倒れそうに なる痛いってば話し て旦那は俺を蹴り飛ばしのどかを連れて 行こうとするはっきり言って俺は舞踏派で はない喧嘩はからっきしだめだでも今は それが今頑張らない理由にはなら ない車に乗せられる寸前ののどかを旦那 から 奪い返す車の横で俺と旦那はもみ合いに なっ たもみ合いになる俺と旦那を止めようと のどかが間に入って くるあなたとは離婚をし ます今度は俺がのどかの背中に庇われる番 だっ たのどかは両手を広げて俺を背に庇い ながら旦那を睨みつけて いる離婚してどうするんだその男と結婚で もする か旦那が馬鹿にしたような口調で言った次 の瞬間のどかはくるっと振り向きにっこり
と俺に笑いかけてくるそして俺の目を 覗き込みあなたをください と言っ た突然のことに俺はポカンって感じとっさ に出た言葉ははい喜んでだっ たファストフード店でのやり取りかと後 から自分でも呆れてしまったでも俺の返事 はのどかにとって大正解だった みたい満面の笑を浮かべてありがとうと俺 の首に抱きついてくる 聞いたでしょこの人が好きになったのだ から離婚してこんな優しい人初めてなの もうあなたじゃダメなの よ俺の首にぶら下がったまま旦那を 振り返りのどかが 怒鳴り返すもう1発くらい旦那に殴られる のをこの瞬間俺は覚悟し たしかしその瞬間が訪れなかったのだなぜ ならあれだけ生っていた旦那がのどかの セリフを聞くやいなや膝から崩れ落ち たその場に座り込み肩を振るわせて いる怒りのありに肩を振るわせているかと 思ったらなんと旦那はポロポロと涙を こぼし始め た え驚きのあまり気の抜けた声をあげた俺は 声をあげて泣き出した旦那を呆然と 眺める大人の男が声をあげて泣く姿なんて めったに見ることは ない旦那が声をあげて泣いているのを のどかは真底嫌そうな顔をして見てい たそしてするっと薬指から指輪を抜くと 泣いている旦那に 投げつける泣けば許してもらえるとでも 思ってるの本当に成長しないの ね軽蔑するような真志で旦那を見下ろす喉 か後から聞いたのだがいつもこのパターン だっ らしい暴力を古いのどかを家に閉じ込め誰 とも合わないようにしけた挙句のどかが ぶち切れると泣いて謝るの 繰り返し自分は外で浮気をし放題のどかが 離婚を持ち出すと逆上し暴力そして最後に はまた号泣しのどかにすがるの だそりゃのどかもけがさして 逃げ出す車の中にいる現在の浮き相手も 泣きじゃくるを見てどん引きしてい た昔のあなたは優しかったそれは覚えて おく から優しいのどかが全てを許してくれると 勘違いし好き勝手に振る舞った男の末路 だっ たのどかの言葉に旦那は一層声をあげて 泣き 始める後のことは弁護士を通して連絡し
ます2度と私には近づかないで くださいのどかは宣言し泣きじゃくる旦那 を置き去りにした俺の手をキュっと握って 歩き 始める横側を見るとキュっと口を結んで前 を見つめてい たねえ俺のこと好きになったって 本当まっすぐ前を見て歩くのどかに聞いて みるのどかはうんとだけ答えてくれ たその瞬間ついでいる手のひらの温度が 少し上がった気がしたのを覚えて だから俺はそれ以上聞かなかった多分彼女 は嘘なんてついていないそう確信でき たねえ俺にも言わせ て俺の言葉に立ち止まり上目遣いで見上げ てくる少し不安気に瞳が揺れていた俺に 拒否されることに怯えているみたいに 見える俺も初めて会った時から好きでした 次の瞬間耳まで真っ赤になったのどかの顔 を俺は一生忘れないと 思うあれからもう10年が経っ たあの時ののどかの剣幕はすごかったな 思い出したら震える よ俺たちは久しぶりに出会いの場所である このはてる島に来て いる懐かしいわ ね俺の隣でそう言って笑うのどかの指には 俺が送った結婚指輪が光ってい たあの時は薬指の指輪を見てめちゃくちゃ テンション下がったんだよなんて本当の ことを打ち上げて みるのどかはへえと俺をからかうように 笑うあののどかが投げつけた指輪どうなっ たんだっ けあの指は地面にめり込んでた よ翌日地面にめり込んでいる指輪を見つけ て足で踏みつけたとのどかが言う掘ったら 出てくるかもねと爆笑 するあれからすぐに弁護士を立てて離婚の 手続きを進めたのだ元旦那が離婚に応じず 最後は離婚調定となっ た俺はすぐにでも彼女と結婚したかった けど離婚の成立には1年ほど時間が必要 だっ た正式に彼女にプロポーズしたのは離婚が 成立した日の 夜そしてめでたく結婚に至ったのはその1 年 後なかなか長い道のりだったなと 思う現在は2人の子供に恵まれ4人家族 仲良く暮らして いる時々喧嘩もするけれどそれはご愛嬌 って感じ だ喧嘩して折れるのは俺の方が多いと思う けどねえお母さんお父さんこっち来てよ
こっち こっち子供たちが大きな声で俺たちを呼ん だ長女は俺に似て長男はのどかにそっくり 性格もそっくりで笑ってしまう くらい俺たちは手をついで子供たちが 手招く方へ 歩くさあここでクイズ です子供たちの顔を覗き込んで言うと クイズという言葉に子供たちはワクワク顔 ださてここはどういう場所でしょう か俺の質問に子供たちから不満の声が 上がる簡単すぎて面白くないと口々に言う そして長女がふんと鼻を鳴らして答え たバカにしないでよ日本の南の橋 でしょドヤ顔で答える長女に向かって俺は 違いますとすました顔で ええとまたもや子供たちから ブーイングここはねお母さんがお父さんに 初めて手作りのお弁当を食べさせてくれた 場所 です驚けて言う俺の膝を長女が悔しそうに 叩いてくるそんなの知らないよと子供たち 口々に不満の声をあげ たその横でちょっと罰が悪そうな顔をして のかがが笑って いる 何何か秘密を持っている気配を察する俺 するとのどかが頭を書きながら言っ た実はあれ友達が作った弁当なんだよ ね10年後にして初めて知る真実だ子供 たちはひっくり返って爆笑している美しい 思い出が崩れ去った俺はしばし呆然これが 真実は小説よりもきなりということ かそういえばのどかは料理が苦手だった 弁当偽造の真実に今まで気づかなかった俺 はそれだけ彼女にベタ惚れてこなん [音楽] だろう
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