【スカッと】娘が自転車事故で救急搬送されたと夫から電話「すぐ来て!ママをうわ言で呼んでる」私が血相を変え、玄関を開けるとゴツン!娘「痛っ!ママ、そんなに慌てたら事故っちゃうよ?」「え?」【感動する話】
みーちゃんが事故で怪我をした今救急車で 病院に向かっているところ だ夫の義彦から突然電話がかかってきて 慌てた声でそう言った吉彦はこの時仕事に 出かけているはずだったえ事故で怪我って 本当なのああ本当だ自転車で事故ったんだ みーちゃんが上ことをくり返してるんだ すぐ来てママと何度も何度 も娘のは夏休みのまた中でお昼ご飯を食べ た後友達と遊ぶために自転車に乗って 出かけていったのだえそんなまさかみゆが みゆえみ わ私がみゆの名前を口にした瞬間それまで 勢いのあった吉彦の声が急に止んだそれ から不自然なまでに平成さを取り戻して今 のは忘れてくれそれじゃとこじらの返事も 聞かないまま一方的に電話が切られて しまった吉彦の態度は気になったがそれ よりも今は怪我をしたという身のことしか 考えられない私は着替えるのも忘れて玄関 を飛び出したその瞬間外からこちらに 向かって飛び込んでくる誰かと頭が ぶつかってしまったいたママそんなに慌て たら事故っちゃうよヘルメットかぶってて よかっ たそこには出かける前となんら変わらない 身の姿があっ た私の名前は一村彩子42歳のパート主婦 社会人になって少し運動不足気味だった私 は社会人向けのテニスサークルに入り後に 夫となる一村義彦と出会ったどちらから先 に声をかけたのか今となっては記憶にない が気がつくと私たちは交際していたそして 出会ってから1年が経ったある日俺と結婚 して くださいこちらこそよろしくお願いし ますまるで少年のように純粋でキラキラ 輝く瞳で愛を告白する吉彦に私の心はぐっ と来てしまっ た結婚から1年近く経って私は長女の美行 を出産したほらみーちゃんパパがきた ぞ私がれてしまうほど吉彦はまな娘に デレデレだったそんな光景を見ていると この人と結婚して正解だったと私も ポカポカ温かい気持ちになったもので あるみゆは幼稚園に入ると人なつっこい 性格からすぐに友達ができ毎日幼稚園で あったことを私たちに聞かせてくれ たその子ねみくちゃんっていうのとっても 優しい子なんだよそれは良かったねこれ からもっと仲良くなれたらいい ねミクちゃんかだったらその子もみー ちゃんだなとよ彦は勝手に親近感を抱いて 笑ったやめてよそんな紛らわしい呼び方し てるとそのうち間違えて大恥かいちゃうか
もよそうなったらそうなったで面白いかも なそう言って吉彦はゲラゲラ笑った子供 同士が仲良しということで私たち夫婦も そのミクちゃんの両親とすぐに親しくなっ たいつもうちのミクがお世話になってます こちらこそ仲良くしてください ねミクちゃんの両親のしの夫妻は2人とも 作でほがらかな性格だった知り合ってから 半年が過ぎる頃には互いの家を頻繁に危機 したり連休にはバーベキューを楽しむほど 関係が深まっていったので あるミクちゃんの母親のみさんは学生時代 にテニス部に所属していて全国大会に出場 した経験もあるという広美さんは吉彦の 名前を聞いた時からもしやとずっと気に なっていたそうだ名前が似てるなと思って いたものですからずっと憧れていたんです まさかあの一村選手とこんな形で会える なんて奇跡です ね さんは目の色を輝かせた学生時代スポーツ にほとんど縁がなかった私は知らなかった がどうやらうちの夫は学生テニス会では かなりの有名人だったらしい昔の栄光を 話題にされて気をよくした吉彦があ今週末 一緒にどうですとラケットを古仕草を見せ たひろみさんがテニスをするところ私も見 てみたい な私もみさんにすっかり気を許していたの でそう言ったひろみさんのご主人のはさん は愛に仕事で参加できないと断ったが せっかくだし言ってこいよとひろみさんの 背中を押したこうして私たちは毎週末に なるとひろみさんを誘ってテニスをする ことになったのであるひろみさんは全国 大会に出場しただけあって体力作りの私と 違い義彦の俊敏な動きにもちゃんとついて いった2人の動きについていけない私は すぐに息が上がってしまい1人ベンチで 休んでい た吉彦が強力なスマッシュを放って勝利 するとさすが吉彦さん素敵ですとひろみ さんが駆け寄りクーラボックスで冷やして いたドリンクを吉彦の方にぴたりと 押し当てた吉彦が思わず詰たと驚いて悲鳴 をあげるとみさんはおかしそうに笑った たまたま近くを通りかかった散歩中の高齢 夫婦が見てお父さん素敵なご夫婦ねそうだ な俺たちにもあんな時代があったなと義彦 とひろみさんを見て若かりを懐かしんで いる言われてみれば吉彦と広美さんは知ら ない人が見れば夫婦に見えなくもないそう 思うと私は少し憂鬱な気分になっ た私の気持ちを知ってか知らずか彦はみ さんと少しでも時間が会えば私がいない時
でさえ2人だけでテニスに出かけるように なってい たまたひろみさんと2人で行ったの誘って くれれば私も行ったの に爽やかな汗を流して帰宅した吉彦の テニスバッグを見て私はいつも後になって 2人がテニスに出かけたことを知った家事 とかパートで疲れてるだろうと思ってさ これでも一応気を使ったつもりだ けど私はこれもきっと彼の優しさなの だろうと信じようとしたそのうち吉彦と ひろみさんはテニスだけでなく2人でよく 買い物に行ったり子供たちの幼稚園の 送り迎えをするようになっていっ た最近ひろみさんとばかりお出かけしすぎ じゃ ない吉彦を問い詰めると吉彦は小さな放送 士に包まれたアクセサリーを私に見せて 本当はお前の誕生日に渡そうと思っていた んだけどさ何をプレゼントしたらお前が 喜んでくれるかひろみさんにアドバイスし てもらったんだとくのない笑みを浮かべた 結婚前ロシ彦は私のためによくサプライズ 演出を考えてくれたものだ相変わらず私の ことを愛してくれていると知って私は ほっと胸を撫で下ろすのだっ た秋になり幼稚園ではお遊戯会が開催され たみーちゃんの初部隊だしっかりビデオ 回さないと な吉彦もその日は有給を取って久々に夫婦 で幼稚園に出かけたしだははとさんが最初 だけ顔を出してすぐに幼稚園を出て行こう としたお仕事ですか大変です ね私が何気なく声をかけるとハトさんは 気まずそうな表情を浮かべてあいやまそう ですねと曖昧な答え方をして足早に去って しまった ごめんなさいねあの人最近仕事がうまく いってないみたいでいつも不機嫌なん ですとひろみさんが代わりに謝ったお遊戯 会は無事に終わったがはさんはこの頃から 私たちとの付き合いを避けるようになっ た私たちなんだかはさんに避けられている みたいと私が不安を口にすると考えすぎ ですよきっと仕事のことで頭がいっぱいな んでです よひろみさんは苦笑してそう言った以前は 鬼作に接してくれたはさんが急に冷たく なったようで私は少し寂しい気持ちになっ たがひろみさんはあまり気にしていない らしいその後もしだとは交流がありみゆは 小学校に上がると急に自転車が欲しいと 言い出し たミクちゃんもね買ってもらうんだっ てみゆが私のエプロンをぐいぐい引っ張っ
てがすると話を聞いていた義彦が読みかけ の新聞紙を折りたたんで自転車くらい買っ てやればいいじゃないかと娘に甘いことを 言ったいいのいつもなら子供が欲しがった ものをすぐ与えるなって言ってるじゃない 自転車がないと友達と遊びに行くのも不便 だろうそれぐらい俺が買ってやるさそう あなたがそういう なら少し意外に思ったが私は吉彦の娘への 優しさを信じることにしたそして日曜日 吉彦とみゆは自転車を買いにホーム センターへ行った帰宅するとみゆが 真新しいピンクのヘルメットをかぶって何 度も鏡で自分を映しているあのねママミク ちゃんとおろよ買ったのみくちゃんのママ がねこれが似合うからこれにしなさいって ひろみさんも一緒だったのんあまあそう ことになる な彦は気まずそうに頷い た美が2年生になるとミクちゃんと2人で 自転車に乗って出かけることが当たり前に なっていた宿題やってからにして帰ったら ちゃんとやる よそれが母とこのの毎日の会話だった 夏休みになり私たちは吉彦の仕事の都合で どこへも遊びに行けていなかったがみ ちゃんとたくさん遊べるとみゆが喜んでい たので問題はなかった昼ご飯を食べ終わる と夏休みの宿題もそっちの家でみゆは自転 車に乗って出かけてしまっ たその日の夕方のことである吉彦から急を 要する電話がかかってきたのだみーちゃん が事故で怪我をした今救急車で病院に 向かっているところだえ事故で怪我って それは本当なのあ本当だ自転車にて事故っ たんだみーちゃんが救急車の中で上を 繰り返してるんだすぐ来てママと何度も何 度もえそんなまさかみゆがみゆえみ あそれまで勢いのあった吉彦の声が急にん だそれから不自然なまでに平成さを 取り戻して今のは忘れてくれそれ じゃとこちらの返事も聞かないまま一方的 に電話が切られてしまった吉彦の態度は気 になったがそれよりも今は怪我をしたと いう身のことしか考えられない私は 着替えるのも忘れて玄関を飛び出したその 瞬間外からこちらに向かって飛び込んで くる誰かと頭がぶつかってしまったひた ママそんなに慌てたら事故っちゃうよ ヘルメットかぶっててよかっ た出かける前となんら変わらないいつもの 娘の姿がそこにあっ たみゆあなた平気なのどこも痛くない怪我 はして ないぶつかった衝撃で尻もちをついたみゆ
の全身を触りながら私はやばに質問を 繰り出した美はくすぐったそうに顔を しかめてこれくらい平気だよそれよりママ の方こそ怪我はしなかったと逆に私の方を 心配してくれた今お父さんから電話があっ てあなたが自転車で事故にあったってえ 何それ知らない よみゆは本当に何も知らない様子で口を ポカンと開けたままつぶらな瞳で私を見解 している今救急車で病院に向かってるって お父さんから連絡をもらったばかりよ そんなの嘘だよ私なら元気だよどこも怪我 なんてしてないよほら みゆはズボについた砂を払い落としながら ぐるりと回転して見せた確かにみゆの体は どこも怪我をしている様子はないあれは 間違いで私はやはり夢でも見ていたの だろう かそう思ったがスマホの着信履歴を見ると 間違いなく10分前に吉彦から電話が かかってきていたそういえば電話を切る 間際に今のは忘れてくれと奇妙なことを 言っていたっけ もう一度よ彦に掛け直すと数回コールが 鳴った後ではいと吉彦の重苦しい声と 繋がったあなたみゆなら無事よ今うちに 帰ってきたけどどこも怪我をしている感じ じゃないのどうなってるのさっきのあれは 何さっきのはだから何でもない忘れてくれ はと吉彦は笑ってごまかそうとしている しかし背後からは大勢の人の慌しい声脳に 異常がないか検査するんだ急げはい 先生と明らかに緊迫したやり取りが聞こえ てくる本当に何でもないのだって後ろの方 でテレビだよ最近医療ドラマを見ながら 仕事するのがうちの会社で流行っててさ こっちも忙しいんだもう切る ぞそう言うとよ彦は私が何か言い返す前に 電話を切ってしまった電話する暇もない ほど忙しいのにテレビドラマを見る余裕は ある のそれから何度かけ直してもよし彦は電源 を切っていて繋がらなかったありが すっかり暗くなって夕食の味噌汁を温め 直そうかと思っていたところに吉彦から 電話がかかってきたごめん今日は仕事が 終わらなくて泊まりに なる そう私は頷いて電話を切るとみ汁のを 温め直し たその翌日のことであるうさぎの飼育登板 で学校へ行っていたみゆが暗い表情で帰っ てきたいつもならすぐにでも自転車で遊び に出かけるところだあのね今日学校行っ たら担任の先生から
ねみゆの話によると前の日ミクちゃんが 自転車の事故にあって病院に運ばれたと 担任から聞かされたという しかし犯人も詳しいことは何も知らない らしくどの程度の怪我なのかは不明だった 昨日の自転車事故って私のノりに吉彦の不 自然な電話が蘇ったどう考えてもあの電話 と無関係とは思えない私昨日ミクちゃんと ババしてその後だ よそう言って前日を振り返りみゆは泣き 出してしまったみくちゃんのお見舞いに 行き たいみゆがそういうので私もすぐに支度を してみくちゃんが入院しているという病院 に向かっ たみゆちゃん来てくれたん だ上室に入るとミクちゃんは思ったよりも 元気そうで私はほっと胸を撫で下ろした ベッドの横には母親のひろみさんが座って いるあこさんみゆちゃん来てくれたの ねしかしひろみさんはなぜか私からすぐに 視線をそらしたびっくりしちゃったわよ 自転車事故で緊急搬送されたって聞えた からひろみさん曰くみくちゃんの怪我は腕 に日が入った程度で入院期間もそれほど 長引かないだろうとのことだったごめん なさいねよし子さんにも迷惑をかけちゃっ たみたい でひろみさんがそう口にした瞬間私はえと 返したてそこで彦の名前が出てくるの だろう確かに前の日彦から娘の自転車事故 に関する奇妙な電話がかかってきたけれど 吉彦はあれは間違いだったと何度も ごまかしたのだどうして彼の名前が出て くるのあの人がこの事故と関係がある の私が尋ねると今度はひろみさんの方が 驚いた顔を見せたえミクの事故のことあの 人に聞いたん じゃ私はみくちゃんの事故のことはみゆが 学校の担任から聞いた情報であると説明し たするとひろみさんはしまったと明らかに バの悪そうな顔を見せたやはりあの電話に は裏があったんだ私はそう確信せざるを得 なかっ た昨日何があったのか話して くださる私は務めて冷静に笑顔で訪ねたみ さんは口うまく答えられずに いるあのねおばさん私 ね大人の事情などおいなしにミクちゃんが 自己当時の様子を語り始めたみくちゃんの 話によるとやはり彼女はみゆと別れた直後 に事故に巻き込まれていたミクちゃんは 遠くの方でひろみさんと義彦が手をついで 歩いているところを偶然見かけて2人に声 をかけようとしたらしいわミクやめなさい
みくちゃんの証言をひろみさんが慌てて遮 にろうとする続けてちょうだいおばさんは ミクちゃんのお話もっと聞きたい なミクちゃんはニコリと微笑んでいいよと 話を続けた2人に声をかけようとした矢先 そこへ運悪く脇道から出てきた軽トラック と出会い頭に接触してしまったのだ軽 トラックはスピードこそ落としていたもの の身軽なミクちゃんの体は とも軽と弾き飛ばされてしまった幸落下店 がコンクリートではなく柔らかい田端の土 の上だったこととヘルメットを着用してい たことで大事に至らずに住んだようだ ひろみさんたちとは距離が離れていたので 2人ともミクちゃんの事故に全く気づいて いなかったらしいその後ひろみさんは義彦 と別れると別の角に曲がって姿が完全に 見えなくなってしまっ たちゃんのる方向に彦がやってきて ようやく異変に気づいたの だあのねみゆちゃんのパパが病院まで 付き添ってくれたんだ よみくちゃんは当時の様子を嬉しそうに 振り返っ たそうそれは良かったわ ねそう言ってひろみさんの方にちらりと目 をやると彼女は下を向いたまま顔を あげようとしないどうしたのかしらみさん 顔色が優れないみたいだけどななんでも ありませ ん小刻みに唇をふわせながらひろみさんは かじて答え たそろそろ夕飯の支度があるので今日の ところは帰りますねみゆちゃんバイバイ バイバイミク ちゃんみくちゃんはずっと笑顔を絶た なかったが私とみゆが病室を出るまで ひろみさんは無言のままだっ たみちゃんちゃんのママ元気がなかった ねきっとミクちゃんの看病で寝不足だった の よ私は適当にごまかしてまな娘の頭を 優しく撫で た私たちが家に帰り着くと義彦はすでに 帰宅してい た今日は早かったのねお おおその日の病室でのやり取りはすでに ひろみさんから報告を受けているらしい彦 はそわそわ落ち着かない様子で何かを 喋ろうと必死で頭を働かせている様子だっ た今日ねミクちゃんのお見舞いに行ってき たのよへえそうかそれで怪我の具合はどう だって あら私は一言もミクちゃんが怪我で入院 なんて言ってないけど行気かもしれない
じゃないのそそうだなたまたまそんな予感 がしたんだ よ吉彦は明らかに動揺しているまあいいわ 私はミクちゃんの怪我の具合について報告 したそれよりあなたの方こそ何か知って いるよねさあ一体何のことか な私は前日の電話の件について問いただし たあれはただの冗談だよお前を驚かせよう と思っただけでもまさか同じ日にミク ちゃんが本当に事故で入院するなんて思わ なかったよあんな嘘は冗談でも言っちゃ いけないってことだな 朝お風呂お風呂昨日は忙しくて風呂に入る 暇がなかったん だ吉彦は喋るだけ喋ると逃げるように浴室 へと消えていったシャワーのお湯が出る音 に合わせて吉彦の鼻歌が聞こえてき たよし暇のうち に私は吉彦がテーブルの上に置いたスマホ を取り上げメールフォルダーを開いた私の 考えが正しければ何かしらの手がかりが 見つかるはずだ吉彦はひろみさんと頻繁に 連絡を取り合っているはずだが通常の メールフォルダーにひろみさんとの やり取りは一件も入っていなかった おかしいと思った私は念のためにフリー メールのフォルダーを調べたフォルダーに はロックがかかっていたがみゆが以前私に 教えてくれたことを 思い出すみくちゃんのママの誕生日ってお じいちゃんと1日違いなんだ よ試しに私の父の誕生日を1日ずらした 数字を打ち込むとロックはあっさり解除さ れたそこにはぎっしりとひろみさんとの やり取りが残っていたのであるあの人 フリーアドレスならバレないと思っていた の かメールの文面に目を通すと読んでいる こちらが思わず赤面してしまうような愛の 言葉でうめくれていたの だシャワーを止める音が聞こえて私はすぐ に彼のスマホを元の位置に戻した浴室から 出てきた吉彦はふんふんと鼻歌の続きを 口臭ながらスマホに新着メールが届いてい ないか確認している誰かからメールでも 来るのバカ仕事のだ よ吉彦はとっさにスマホを後ろに隠す仕草 を見せたがすでに手遅れだということを この男は何も知らなかっ たそれから数日間私たちはミクちゃんの 事故の話題に全く触れなかった私は吉彦と 軽い挨拶や日常会話くらいはこれまで通り 続けていたので表向きには普通の夫婦に 見えていたかもしれないとはいえ決して 義彦と広美さんの関係を許したわけでは
ないむしろ本心は逆で今すぐにでも義彦と 縁を切ってこの家を飛び出したかったのだ いつも通り心がけた理由は他でもない美行 のためである みゆは子供心に勘の鋭いところがあって私 が義彦と広美さんのただならぬ関係を確信 した時もどうしたのマ気分悪いのと心配し て声をかけてくれたほどだそんな優しい娘 に私は少しでも負担をかけたくなかった それでもいつかは決着をつけなければなら ない腹を決めた私はしの田夫妻をうちに 呼び出し たチャンスはこの1日だけ ね鏡を見ながら何度も逃げそうになる自分 に気合いを 入れ直すこの日は吉彦も広美さんの夫で あるはとさんも会社が休みだったこんな 大人の話はみゆに聞かせたくなかったが 幸いにもこの日みゆはうさぎの飼育登板 だったはさんの話によるとミクちゃんの 怪我の具合はすっかり回復しているそう だあと23日で退院できそう ですそれはよかっ たはさんからの切望に私もほっと胸を 撫で下ろした美が学校から帰ってくる前に 話を終わらせたかった私は担当直入に本題 を切り出したひろみさんあなたうちの主人 とはいつからの関係おいおいいきなり何を 言い出すんだそうですよ彩子さん私と子 さんがそんな関係にあるわけないじゃない です か吉彦もひろみさんも笑ってごまかそうと した私はテーブルの隅に置かれていた吉彦 のスマホを俊敏な動きで奪い取ると慣れた 手つきでメールを開いてひろみさんとの やり取りを読み上げ たこれが何よりの証拠よちゃんと説明 できるお前いつの間に他人のスマホを勝手 に覗きみるなんて非常識にも程があるぞ そうよたえ夫婦でもも相手のスマホを許可 なく見るなんてプライバシーの侵害 です2人は自分たちの行いを棚にあげて 一方的に私を責めた関係は認めるのねそう 言うと2人は途端に黙り込んでしまった何 を言ったところで不倫の事実が覆えること はないのだそれを2人とも自覚しているの だろうしばらく沈黙が流れたところでそれ まで黙っていた斗さんが立ち上がり証拠は 他にもありますよと鞄から数十枚の写真を テーブルの上にばらまい たこれ はひろみさんが慌てふためくと急いで写真 を回収し始めたがその中から数枚の写真を 私は彼女より先に奪い取っていたその写真 には義彦と広美さんがホテルを出入りする
現場が隠し取りされていたのだ写真は全て 2人が身につけている服装が異なっていた つまりそれは写真が撮られた日が違うこと を意味している2人は一度きりではなく何 度も頻繁にホテルで密かを繰り返していた の だまさか私たちのことをずっと別行してい たん じゃ広美さんは鬼の行走ではさんを 睨みつけたが仕事が忙しいんだそんなわけ ないだろと斗さんは至って冷静に否定した 実を言うとさんは私よりも早い段階で2人 の関係に気づいていたらしいそしてひろみ さんに内緒で更新所に2人の新編調査を 依頼していたのだしかし2人の不倫が決定 的になった後も子供たちが仲良しだった ことと離婚した場合真剣は母親側が有利に なりやすいことを踏まえてこの日まで不倫 を追求できずにいたそう だですが彩子さん今日あなたにみさんと 2人で来るように言われた時うとこの日が 来たのだと覚悟を決めまし た覇さんはこれ以上不倫の事実を見過ごす ことはできないと悟り更新所の調査報告書 と証拠写真を自賛したのだった言い逃れが できなくなった義彦と広美さんはついに 不倫関係を認めた2人はテニスを通じて息 統合し私がいない時でも連絡を取り合う ようになったという最初は子供を持つ親 同士という関係に過ぎずそれ以上のの感情 は持っていなかったそうだしかし月日を 重ねるうちにいつしか2人の間に恋愛感情 が芽生え たうまく説明できないが彼女のことが頭 から離れなくなったんだ私もそうよ吉彦 さん聞いているこちらが難くなるような 発言を2人は恥ずかし気もなく口にして いるこれでも子供を持つ親なのだろうかと 私は現実を受け入れたくない気持ちになっ たミクちゃんが事故にあった日も2人は ちょうどホテルからの帰り道で地人に目撃 されないように別の道から帰ろうとしてい たというひろみさんは先に角を曲がりミク ちゃんの存在には気づいていなかった吉彦 と時間を共有できた公用感に浸っていたの だろうミクちゃんが手を伸ばしながらママ ママと繰り返し訴えていることに気づいた 義彦は慌てて彼女に駆け寄ったという現場 には軽トラックの運転手が立っていて すでに救急車は手配済みだった駆けつけた 救急車に乗り込んだところでみくちゃんが 再びママすぐ来てと口にするので不便に 思った吉彦はスマホを取り出したところが 気が同点していた吉彦はこの時ミクちゃん の母親のひろみさんではなく間違えて私に
電話をかけてしまったのだ私がみゆの名前 を口にした瞬間義彦は自分の間違いに 気づいたという しかしとっさにうまい言い訳が思いつく はずもなく忘れてくれと無理やり電話を 中断してしまったのだどうしてあんな雑な 言い訳をしてしまったのか吉彦は今となっ ては記憶にないというすぐに広美さんにも 連絡して彼女が病室に現れた時点で義彦は 病室を出たそうだひょっとしたらどこかで 知らせを聞いて私が病室を尋ねるかもしれ ないと警戒したのだ ところが自宅に近づいたところで私にどう 説明したらいいか明暗が思い浮かばずその 日は仕事を理由にビジネスホテルに泊まっ て一夜を明かしたと いうバレちゃったものは仕方なよし決めた 俺はひろみさんと再婚するありがとう義彦 さん私も 嬉しい私は呆れすぎて開いた口が塞がら なかった それがお前たちの本心 かとはさんが怒りを滲ませた低い声で尋ね たそうよ私はもう決心したのどうせ不倫が バレちゃったんだしもうこそこそ会う必要 もなくなったんだってプラスに考えること にした わ2人ともこのままで住むなんて思わない でよねあなた方がその気ならこちらにも 考えがあり ます私がはさんに目くばせすると斗さんも こちらの糸を読み取りはっきりと首を立て に下ろしたそうですね自分も出るところに 出て全力で戦いますよ自分の大学時代の 友人に弁護士をやっている奴がいます そいつに相談してみましょう勝手にしろ俺 たちの愛は変わら ない吉彦は開き直ってひろみさんの肩を ぐっと引き寄せた私はみゆが帰ってくるの を待ってその日はホテルに一泊翌日みゆを 連れて離婚が成立するまでの間実家に帰る ことにした美はおじいちゃんたちと遊べる と最初は喜んでいたが義彦に会えない現実 を知ると元気を失っていっ たその後私と義彦は離婚が成立斗さんが 紹介してくれた弁護士の女力もあって私は 義彦から慰謝料と養育費をきっちりと払っ てもらえることになったのだ時同じ さんとさんも離婚が成立し同じように慰謝 料と養育費をもらうことになったただ吉彦 はそんな状況に追い込まれても愛する ひろみさんと一緒になれるんだ慰謝料と 養育ひくら俺が全部建て替えてやるさと ひろみさんの手前胸を張っていっ たパパとはもう一緒に住めない
の美は夜になるたびに彦に会えない寂しさ から泣いていたごめんね 美ゆきそう言って私は娘を抱きしめてやる ことしかできなかった離婚を気に私はみゆ を連れて小さなアパートに移り住み 入れ替わるようにひろみさんが吉彦の家に 上がり込んだ2人ともこれで心置きなく 一緒にいられると喜んだのもつの彦の両親 それにみさんの両親も2人の関係を心よく 思っていなかった私の前では温厚だった 義父が顔を真っ赤にするほど激怒して義彦 との絶縁を宣言したらしい最愛の孫娘を 最悪の形で裏切ったのだからそれも当然の 結果だろうそれでも義彦と広美さんは数 週間はどこ吹く風で暮らしていたが不倫の 噂はまたたくに長内全域に広がっていった どこへ行っても2人を下げ声が聞こえて くるようになり結局2人は3ヶ月と待たず に町を離れることになってしまった吉彦は 職場でも不倫の噂が広まり片身の狭い思い をしていると聞いている最もすでに赤の 他人となった私にはあの人たちの行末など どうでもいいことだ私は美行を育てるため にこれまで以上にパートに神経を注ぐよう になっていた過去など振り返っている暇は なかった 時々はさんがミクちゃんを連れて様子を見 に来て くれるこの前出張に行った時のお土産です 立派なチバいつもいつもすみませ んミクちゃんは事故の後自転車に乗るのが 怖くなったらしく全く自転車に乗らなく なったそれでもこれまで通りみゆと2人で 仲良く部屋でトランプゲームをして遊んで いる子供って我々大人がいる以上にずっと たましいです ね私は決めましたこの先どんなことが あろうとあの子の笑顔を守りいていく と自分も同じ気持ちです よとはさんは白い歯を見せて爽やかに 微笑ん だそれから10数年の月日が流れてゆもみ ちゃんもすっかり魅力的な大人の女性に なり恋に落ちで結婚し たお母さん ただいまお盆休みみゆが生まれたばかりの 女の子を抱き抱えて私のアパートを尋ねて きたその隣にはミクちゃんも自分で出産し た女の子を抱いて いる駅でミクちゃんとばったり会ったのよ 同じ新幹線だったなんて気づかなかった 結婚するのも出産の時期もほぼ同じなんて あなたとはどれだけ仲良しなのよと私は 思わず笑いを吹き出してしまっ た2人の腕に抱かれた子供たちも私に釣ら
れて笑っ た
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