【感動☆厳選5本総集編】自転車に乗っていた小学生が急に倒れ急いで助けた俺。会社に遅刻の連絡をすると上司「は?ガキ助けて遅刻?クビだなw」母親「…お勤め先はどちらで?」俺「〇〇株式会社です」【朗読】

後できちんとお礼に伺いたいので失礼です が名刺をいただいてもよろしいでしょう かそう言われて俺は名刺を差し出し た ハッピネスはい損害保険です何かのおりに はよろしくお願いします最後は営業マ らしくは頭を下げて席を立ったその日は いつもより少し遅い出勤だったドタバタ家 を出るのはそれだけで疲労感が増して しまう地下鉄の駅へ向かう住宅地の道を 走るまっすぐ行くと環状線にぶつかる路地 だ車やバスが渋滞しているのが 見える俺は中沢み32歳の会社員だ足で 路地を駆け抜ける俺の耳に突然子供の絶叫 が飛び込んできた声がする方を見ると左の 坂道から補助者付きの自転車に乗った子供 がもうスピードで降りてくる足はペダルに も地面にもついていないヘルメットもつけ ておらず想像以上のスピードにパニックに なっているようだ正面から下ってくる自転 車をどう止めたらいいのか一瞬迷ったが 方向性を失って電柱にでもぶつかったら 大事だ俺は少し坂を駆け上がり電柱の手前 で自転車ごと子供を受け止めようとした今 思うと怖いもの知らずというかでも他に 方法なんかなかったと思う問題は想像以上 に衝撃が大きかったことと俺がそれに耐え られなかったことだのすごい勢いで体が 地面に倒れた幸い肩掛けにしていた通勤 バッグが枕になるような形で俺の頭を守っ てくれた硬いアスファルトにずりずりと スーツの生地が擦れる音がした子供は 受け止めたが自転車は俺にぶつかり衝撃で 倒れて民家のブロック便にぶつかっ た大丈夫 か声をかけるが俺も腹と腰と肘に衝撃を 受けていた子供は泣き叫んだままだそれは そうだろう物音で自転車がぶつかった家の ご主人らしいおじいさんが出てきて俺たち を覗き込んだこの坂道を自転車で下る なんてと言って呆れて いるお兄さん大丈夫立てるかいそう言われ てゆっくり起き上がる子供も膝に傷ができ その痛みとショックでさらに鳴き声が 大きく なる待ってお父さん救急車呼ぶわ中からお ばあさんの声が聞こえて俺の方が慌てて しまっ た救急車です かだって近くの病院はまだ空いてないわよ 後で好意症とか出たら危ない からちょっと大げさにも思ったが言われた 通りにしてよかった俺も俺だが子供は片腕 の肘をあきしていた病院できちんと見て もらって大事にはならなかった傷の手当て

をしてもらい看護師さんに慰められて少し 落ち着いたようださっきのオタクに行って 自転車を引き取り今度はこの子の家を探さ なければならない俺のスーツの背中と肘は ボロボロに避けていたそれはそうだと納得 がいくほどの衝撃だった携帯が割れなかっ ただけでも ありがたい俺は会社に連絡をして事故で 遅れると連絡をした子供を連れてタクシー で現場まで戻る子供の名前は篠田かず7歳 タクシーを降りるとさっきの家の庭に自転 車が止められいた呼びを押すと子供の母親 が来ていると言って中に通され たこの子探しながら自転車見つけたみたい でねうちを訪ねてきたから今来るからうち で待ちなさいってお通ししたの よ知らない子供と一緒に救急車に乗り知ら ないオタで知らない人と引き合わせれる なんとも不思議な朝だ かずき何やってるの朝からどれだけ心配し たと思ってるのおじさんに謝り なさい子供の顔を見るなり母親の声が飛ん だかずは俺に隠れるようにしみつきまた 泣き出したいやいやもう何度も謝ってくれ たんでいいんですよ想像もしないことが 起きてかなりショック受けてるみたいなの でお母さんがめてあげて くださいかずの母親はより子さんという あまり生活感のない若い女性だった本当に なんとお詫びをしたらいいか朝食の準備を していて子供が出ていったのも知らなくて スーツまで こんなまあでも大事にならなくて良かった です よ一度家に戻らないとね服を着替えない でしょお家はご 近所おばあさんに聞かれてマンション名を 告げるかずは坂道の上の住宅地に住んで いるようだ後できちんとお礼に伺いたいの で失礼ですが名刺をいただいてもよろしい でしょう かそう言われて俺は彼女と助けてくれた老 夫婦にも名刺を差し出し た ハピネスはい損害保険です何かのおりには よろしくお願いします最後は営業マらしく 頭を下げて席を立った自宅に戻り出勤 し直す子供の事故自分の子供かいえ 通りすがりではあまく言い訳も色々だな これまでだっって遅刻だの相待だのの多め に見てきたけどねやる気がないんならもう いいそんな子供じみた理由で職場の雰囲気 を満たされるとみんなの式が下がるんだよ 朝礼をして実績報告を見て各自決意を新た に出発するんだよ営業マは朝が勝負なのに

なんなんだ全くいい加減にしてくれもう やめていいやる気もないのに料目当ての 社員なんか営業部のお荷物 だ営業に向けて人が出払った後の部屋で俺 は部長に解雇を言い渡された言いたいこと を言うと部長は部屋を出ていった ショッピングバッグにデスクの私物を 突っ込み俺も部屋を後にした部屋の奥で 総務の女の子が恐る恐る声をかけてきたが 手を振ってドアを閉めた自転車と子供を 受け止めた体があちこち痛む俺には反論 する気力もなかっ たお父さんここどうしたの転んだのこっち にもある よ夜一緒に風呂に入った時息子の高彦に傷 や内出血を点検され た俺はシングルファザーだ妻をなくして4 年になる幼彦も来年は小学校だ自転車の 子供を助けようとして一緒に転んだんだよ 痛かったでしょうああでも大丈夫 だ夜は必ず一緒に風呂に入り夜寝る前には 絵本を一冊読む寝かしつけた後にリビング で映画を見たりネット検索をしたりして 自分の時間を過ごすそれが毎日の日課だっ たパジャマに着替え絵本を読んでやり明り を消そうとした時に高彦が声をかけてき たお父さんその子も大丈夫だったんだよね 自転車の子ああちょっと傷ができたけど後 は大丈夫だった よよかったねお父さん頑張ったね ありがとう高彦は安心したように眠りに 着いた妻は交通事故だった高彦を迎えに 自転車で保育園に向かう途中暴走してきた 車に巻き込まれたのだ3階機を過ぎて俺は 高彦に自転車を教えた自転車で2人で道を 走りながら交通ルールもみっちりと 教え込んだ今日とっさにあの子を守れたの は事故に対する恐怖や妻を守れなかった 自責があったからかもしれない顧客に会い に遠出をしていて妻の林中にも間に合わ なかったそんな苦しさが今の俺を支えて いる今朝は工作の準備物だった牛乳パック を準備しておくのを忘れてしまい慌てて 牛乳を他のボトルに移しかえ洗って持たせ たそれで遅くなり慌ただしかったのだ そんなことは1度や2度ではなかった高彦 は機関しが弱く風を引きやすかった機関 支援や肺炎で入院したこともある朝熱が あったり幼稚園から飛び出されたりとその 度に遅刻や相待をせざるを得なかった妻の 高い後当時の部長は事情を分かって理解を 示してくれたが去年宮部長に変わってから は言われることが多くなったあっさり解雇 を受け入れたのはどこかでこの仕事この 働き方に限界を感じていたからだこれから

も子供は病気になるかもしれないし学校に 出向く用事も出てくるだろう保育園は臨機 応変に助けてもらえたが小学生になれば もう頼れないだからと言ってどんな仕事 なら子育てをしながら働けるのかがわから ない何の当てもない仕事柄妻もいくつも 保険に入っていた保険金のおかげでかなり 心強くはあるがそれこそ人生は何が起こる かわからない蓄に頼らず早めに道を探さ なければならないその日は眠れなかった次 の日の朝部長から電話があったが俺は取ら なかった出もしなかった高彦を幼稚園に 送りゆったりと家事を済ませる同僚が心配 して電話をかけてきたが退職金と解雇予告 手当てを請求し戻らないつもりだと言った 突然の解雇には解雇予告手当てが出る解雇 された側の権利だ会社側はそれを知って いるから普通はあんな真似はしない部長も 今になってまずいと思っているんだろう 本当に子供が理由か寝過ごしたんじゃない のかと俺は遅刻や相待をする度嫌味を言わ れた言われはしたが解雇予告をされたこと はなかった人に劣るほど実績がないわけで はないし俺以上に家の都合で休んだり相待 したりしている女性社員はいっぱいいる そんな中でいちいち出席をされながら働の が嫌になったのだ息子のためだからと何で もこらえられないようでは父親失格かも しれない妻がいたら耐えたかもしれないで もできなかった後悔すらない毎日1人で 家事と子育てをしてギリギリの精神状態 だったんだろう俺は今やっと息が据えた気 がして いるごめんな不いなくて高彦のために残し てくれたお金だから無駄にしないよう ちゃんとよそを探すから少しだけ待って くれ俺は妻の写真の前に好きだったプリン を置いて外に出 たおじ さん昨日俺が助けたかずきが人なつっこく 手を振って くる本当にいいんですか母親のより子さん が遠慮ぶかに聞いてきたいいんですよ体で 身につけることは本人がやる気な時に きっちりやった方がいいですから ねかずは子役モデルとして子供服のモデル や雑誌の広告などで活動しているという 今度自転車に乗るCMの話があり自転車を マスターしなければならなくなった補助者 を外して練習させるはずだったが補助が なくなる不安が消えない外されたら終わり だと思い自転車を隠そうと色々悩みながら 焦って乗り回しているうちにあんなことに なったのだそれをあの老人宅で俺に隠れる ように白場しより子さんを呆れさせただが

ここで自転車に恐怖心を持ってしまうと マスターするのはさらに大変になる怪我も したしおじけづくかと思ったら早く ちゃんと乗れるようになりと言った今が時 だと思い俺が教えることにしたのだ俺の 息子も俺が教えたと言って2人で近場を サイクリングした写真を見せると安心して もらえた坂道を上がった住宅街に広い公園 があるそこが待ち合わせ場所だ週末の約束 だったが出勤する必要がなくなり平日でも いいと言われて今日になった自転車は昨日 整備され補助者も外されていたかずは ヘルメットとサポーターをつけて準備万端 だブレーキの仕組みと倒れそうになったら 逆方向にハンドルを向けることを 教える俺が後ろを支えついて走りながら声 をかけてついていっ た後ろ向いちゃだめだ前をちゃんと見て 絶対に話さないでね 分かってる大丈夫だよ心配すると手が グラグラするから自信持って色々声をかけ ながら1時間付き合った尻尾を張った体に はなかなか きついだが母親だったらもっと大変だろう 昨日お世話になった佐藤ふはこの公演が 散歩コースだと言って2人でかずの頑張り に1000円を送ってくれたちょっと1人 でやってみるかと聞くとかずが意欲ある顔 で頷いたより子さんが缶ジュースをくれて ベンチで休憩し た本当にありがとうございますあの子父親 がいないのでかってもらえて嬉しいみたい ですなんかただ見てるのももったいなくて 動画撮っちゃいました後で送ります ねお父さん亡くなったんです かいえ元々私1人なんですなので男性に 甘えられるのが嬉しいみたいで撮影の時も 男性のスタッフの方に優しくされると喜ぶ んですでも自転車に乗らないといけないっ て言ったらうまくやりたい気持ちと怖い 気持ちと早く乗れるようにならなきゃって いう焦りで混乱したみたい ですでもモデルなんてすごいじゃないです か昨日色々ネットで探してみたけど ラーメンのCMとかテレビでしょっちゅう 見てたのにわかんなかった な随分立ってますからねあの時まだ2歳 くらい で当時新発売されたラーメンのCMなのだ がお母さん役のタレントと一緒に今日のお 昼はラーメンを食べようと言って一緒に 作って食べる単純なCMだ子役のかずが ゆで卵の殻を向いてプラスチックのナイフ で切り出来上がったラーメンに浮かべる 最後にいただきますと言って食べ始めて

終わるはず が暑くて食べられないと本当にフォークを 投げつけて泣き出すというアクシデントが そのまま応援アされその可愛らしさに一気 に人気が出たのだったあの頃に比べると かなり大人びているの子供の成長は早い俺 の妻より若い年で1人子供を生む決意を するなんて本当に女性たちはすごいと 思うシングルマザーって色々言われるん ですよ私が言われるのは構わないけどこの 子まで悪いことしたみたいに見られるのが 嫌でだったら逆の目で見られるようになれ ばいいんだって子供の写真あちこちに送っ て応募してって親の英語です ねでも誰もができるわけじゃないでしょ 選ばれるってことがまずすごいし本人が 楽しんでるんならいいんじゃないです かだんだん面倒な気持ちも出てきてる みたいです学校も行きたがらなくて道を 模索中 です一緒だな え俺解雇されたんですよ どうしよう遅刻したせいですかいやいや俺 もずっと限界を感じててうちは不家庭なん です妻が事故でなくなっ て まあ世の中には働きながら子育てしてる お母さんいっぱいいるでしょすごいね みんな俺はどれもこれもまだ未熟でよく 遅刻したり相待したりで部長に目をつけ られてたんです時間も体も限界だけどこの ままだと気持ちも追い詰められるなって 思ってていいきっかけになりましたよこの 先の行き方をこれから見つけていこうと 思ってるところ ですその日からかずの自転車習慣が始まり より子さんがお昼のお弁当を持ってきて 佐藤夫妻も一緒にご馳走になったり午後 から高彦も自転車で参加したとだんだんと 人が増えて賑やかな時間になった部長から 1度顔を出すようにとメッセージがあった が俺はもう社員ではないから部長の指示に 従う理由はありませんと突っぱねた次の 仕事の当てもないくせに俺もいこじに俺も いこじになっていた子供が病気になるのは 子供のせいではない親がどれだけ予防に気 を使っても防ぎきれるものでもないそれな のにそれを理由に休む時は職場ではまるで 罪を犯したかのように頭を下げなければ ならない俺はそれが本当に嫌だった子供に は絶対に見せたくない全てを子供だから 仕方がないで許されたいとは思ってない 部長1人が心よく受け取ってくれたからと 言って解決されることでもない常理解され ない環境も辛くそれが募ると最後は病気に

なった子供が恨めしくなるそれが本当に嫌 だった妻が残してくれた俺の子なのに発熱 な入院だとトラブルの度にああこんな時に と子供の体以上に会社が気になる自分が嫌 だった稼いで育てていくためには当たり前 のことだと頭では分かっていても心がつい てこなかった誰が解決してくれるものでも ないことに腹を立てて暮らしていたのだっ た解雇から1週間ほど経った頃だ佐藤夫妻 に昼食に招待され た普段誰もいなくて2人きりだから気楽に 来てくださいちょっと保険の話もしたくて と言われたのだ俺が解雇されたことはもう 話てあったきっと保険のセールスマンに話 でもされてどんなものか俺に確認してみ たいのかもしれないそう思って尋ねると 思いがけない人が来ていた宮部長だぶ 部長やっと会えたな色々済まなかっ たなんでここ にとりあえず座ってねうとたのよ私たち 2人だけじゃそんなことしないんだけどお 客様がいてくれたら私たちも贅沢しようと 思える から婦人に進められて和室の座に座る俺は 普段気なのに部長はネクタイにスーツだ ちょっと気まずい思いがした楽に座って くれかしこまらなくていいようちのむこな んだ 何俺は声が出なかった君の名刺を見てああ と思っていたら解雇されたなんて言う だろう色々問い詰めたらそうだって言う じゃないか一体何やってるんだって私の方 からも言っておいたからあはあよくよく話 を聞いたらこの佐藤さんは部長の元上司だ という つまりハピネス保険の幹部だった人だそれ がわかり俺はあだった足をこっそりと星座 に改めたさすがにもうやめたんでとは 開き直れなかっ た本当に感情任せに色々言ってしまって 申し訳なかったここのところちょっと業績 面で伸び悩んでいてね謝罪したかったんだ が出社を願い出てももだ からだったら自宅に出向けばいいだろう 一体何年保険の営業やってんだ顧客と社員 が第1なんだこの仕事は社員が喜んで働け なかったら実績なんか出るわけ ないお父さん たら声が大きくなったところで夫人が嗜め た意外にもこの老人は熱血感のよで部長も 固くなっているまさに昭和の上司という 感じ だそれだけじゃなくてねとやっと部長が口 を開いて話し始めたこの動画君だろう携帯 を見せられて覗き込むと俺がかずに自転車

を教える動画だった声援を送る佐藤夫妻も 移って いるこれどうしたですか会社に届いたんだ よハピネスの社員さんが子供の自転車を 教えてくれてるって自転車が未熟な子供を 事故から救ってくれて自転車の指導もして くれてるってね小さと一緒に君の名刺も 一緒に移っていたんだそれで広報部が君を 探しに来たんだよほら知らないか エレベーターに貼ってあっただだろ ハピネス広告モデル募集ってああと言った まま後が続かなかったポスターは思い出せ たが話の意図がわから ない聞いたらこの子は本物のCMモデル だって言うじゃないか広報部がこの2人で CM取ろうって話してるんだ よえ俺です か今頃この子の親にも話が言ってると思う んだがねと部長が言った途端に携帯が鳴っ てより子さんからメッセージが来た結局俺 とより子さんは日を改めてハピネスの後報 部に出向いた俺の解雇は取りやめになった とはいえ俺は1度辞める決意をしてしまい 今更またあそこで働く気にもなれないそれ を正直に部長にも話し とにかくまだ次が見つかったわけでもない のだし給食中ということにしてまずは撮影 をするようにと後押しされてやることに なった俺が自転車を教えた公園とは打って 変わり都内の大きな公園の一角だった カメラだの照明だの知らない人に囲まれて 俺はビビったがかずははしゃいでいた自転 車も本当はもう俺が支えなくても乗れる わざとぐらつく自転車の後ろを つかみ心配しないで前だけを向いて進め 何かあったら支えるから大丈夫だという セリフを言わされる途中からは支えてる ふりをして1人自転車を漕ぐかずの後ろを そっと走ってついていくのだたったこれ だけのことだが偉く手間がかかった自転車 を教える時にも似たようなことを言ってい たと思うのだがセリフは噛むわ顔は 引きつるわで散々な数時間だったそれでも オンエアされた時は高彦が喜んでくれた 何かあっても保険に入ってたら安心だねと 笑っていた妻の顔が 思い浮かぶ俺はハピネスに就職するまで妻 は俺と結婚するまで一切保険に入ってい なかった実績のために色々と加入してかず はまだお腹にいた時から保険に入っている それで結局入院する度に助けられ妻は命と 引き換えに俺たちに財産を残した何かあっ たら支えるからという広告のセリフは単純 なようだが確かにそうだと思うそういう 思いで保険加入を進めてきたしおかげ様で

手術代が出たととか治療費の心配がいら ないとか感謝してくれる顧客も多かった そういう風に振り返るとあがち悪い仕事で もなかったんだよなと思わされた撮影が 終わり俺は後報部に転属する形で復帰を 決めた広報部長は子育てが終わった年配 女性で俺のような境遇のものへも理解が 深いからと宮部長が後押ししてくれた 今まで頑張ってきたことが無駄にならなく てよかった俺も助けられたよありがとう これからも 頑張れよ部長に声をかけられ俺も一旦 立ち止まって仕事について考えることが できていい経験になったと告げた俺の復帰 を喜んでくれる同僚らがいて気持ちが 込み上げる俺がかずを助けた経緯と広告 撮影に至るまでの広告撮影に至るまでの 内容は車内後報に乗り後報部でも歓迎して もらえた長かった夏の残暑が柔らぎやっと 明らしくなった公園で遊ぶにはいい季節だ 俺たちは公園のすぐ目の前にある小さな カフェにいた子供たちはジュースを ガバガバと飲んでとっとと遊びに行った 一緒に自転に乗ったり近所の子供たちと ボールを蹴ったりと忙しく遊んで いるかず学校に行き始めたんですおそりゃ よかった今まで大変だったでしょう色々 と高彦君のおかげです え来年学校に入るんだよって言ったら僕が 色々教えてあげなくちゃって学校のことも 勉強も見てあげるんだって急に張り切り 出し て頼もしい先輩がいてありがたいな高彦も 兄弟がいないから外でいい仲間をたくさん 作って欲しいと思ってるんです よより子さんはしばらく外の2人を眺めて いたが視線はそのままにポツンとつぶやい た俳優なんですよねかずの お父さん 聞いてしまっていいのかと思うような話 だった彼女は外を見たまま話を 続けるかずきを妊娠して産みたいって言っ たら結婚なんてできないすまないってお金 積んでなかったことにしてくれって私が 産んだってことも知らないと思いますひ 隠しにして付き合ってたから長くは続か ないかもって思ってたのにでもどこかで もしかしたらっていう希望を捨てられなく てでも別れて欲しいって言われた時はああ やっぱりって思いました私が許せなかった のはそのすぐ後で彼が結婚を発表したこと なんですそれも相手のタレントも妊娠中で かずきよりも先でした生まれたのその時3 人で取材に応じて避難美女カップルだから 赤ちゃんも可愛い将来が楽しみだなんて

記事になったんです思いましたかずきの方 がよっぽど可愛いわよってそれでかずきを タレントにしていつかスタジオかどこかで 会ってやろうとそんな私に振り回されて タレント業やってたんですよね かずきもうしないことになったの学校の他 にもプログラミングとかとか色々やってみ たいって言うんですそれで もそれでもう今はかずがやりたいことをさ せることにしました所属事務所の人もまた 本人がその気になったら連れてきてって 言ってくれたのでもう今はそれでいい かってそうだ ね私働くことにしました駅前のスマイル 司会委員 ですあああそこね高彦が前歯ぶつけた時 言ったよなんかみんな感じのいい人たち だった な私歯科衛生士だったんですよ大学病院の 歯科で働いてたんです妊娠が分かった時に やめてかずがもらう養育費で生活してたん ですけどもうそれには手をつけないことに して働くことにしました子供に話せない 暮らしはもうやめよって中沢さん見てて そう思えるようになりまし たそう言って俺を見 たずるい男と別れて恨みで暮らしてたけど 奥様なくされて1人で仕事と子育て頑張っ てる中沢さんを見たら自分で恥ずかしく なったんです後ろばっかり見てたらダメ だってあのままだったら私かずが嫌がって もタレント業をやめさせなかったと思うし かずを自分の人生の道具のように暮らして たと思うんですなので中沢さんには本当に 感謝してい ますいや俺は本当ただ暮らしてきただけだ からでもそれが立派なことなんですよだ から職場でも引き止められたじゃないです か高彦君もお父さん大好きだしうちのかず も大好きだって言ってます 私も中沢さん好き です え俺は顔が赤くなって俯いてしまった好き だなんていうセリフを長らく聞いてい なかったから免疫がない汗が出るのを感じ たがアスコーヒーを飲み干してしまって 飲むものも ないこれからもこうして会っていただけ ますかそうしたら私この先仕事も子育ても 今までよりずっと頑張れる気がするんです 奥様のことを大切に思っておられるのは 全然構わないのでよかったら私のことも見 てくださいません か俺がどう答えるべきか頭の中で言葉を 探している

とママ喉乾いたお父さんお腹空いた よたがドヤドヤと駆け込んでき たねえ僕ピザ食べたいさっきかず君と言っ てたのチキンとピザ食べたいねっ てママファミリーピッザに行こうよあそこ で晩御飯食べたいたかくと一緒 によしじゃあそこ行くか俺の言葉に子供 たちが完成をあげた行きましょう食事は みんなでワイワイするのがおいしいでしょ 俺の言葉により子さんが嬉しそうに頷いた その晩俺は妻の写真の前にプリンを山積み にし正直な気持ちを伝えた君を忘れること はない忘れたいとも思わないでもこの先 一生過去だけを見て生きていく自信もない 何より高彦に母親がいる暮らしを与えて やり 俺はずっとそういう思いを持っていたそれ は決して弁当作りが面倒だとか入院の 付き添いが辛いとかそういうことではない 弁当なんかスーパーの惣菜を詰めればいい し看病ならプロに頼めるだがぽっかりと 開いてしまった妻母という空間をいつまで も開けたまま暮らすことが辛いのだ俺は ずっと寂しかった忙しさの中で見ないよう にしてきた感情だったその分高彦に愛情を 注ぎ懸命に暮らしてきたがその隙間が 埋まることはなかった2歳で母親と別れ この先一生母を知らずに育つのかと思うと 高彦もそれが幸福だとは思え ない高彦を可愛がってくれるいい人に会え たら許してくれすまん 俺は頭を下げた嘘はつきたくなかったから だその週の日曜日だったいきなり義母が 訪ねてきた妻の母だ少し早いけど クリスマスプレゼントを持ってきたと言っ て高彦にブロックを渡す地下鉄を降りて家 まで歩きながら途中で高彦の好きなピザと 寿司の出前を頼みイゴは手に下げて持って きてくれた高彦は突然のおばあちゃんの 訪問を喜んだ俺も妻の命日以来会ってい なかったから元気そうで安心した妻の弟 夫婦と住んでいるから俺たちが義母を 訪ねることはないクリスマスプレゼントは 口実だろう高彦に会いたかったに違いない そう思う反面俺はより子さんへの気持ちを 見された気がして白めたかったもしや妻が 夢に出てきて俺を制するように頼んだのか そんな気持ちも湧い た仕事の方はどう相変わらず忙しい の部変わったので少し楽になりまし たそうでも苦労は多いわよ ねそう言いながら家の中を眺めている土曜 の夜は気が抜けて高彦の制服や俺のスーツ がソファーに脱ぎ捨ててあったお昼だと いうのにまだ洗濯機の音がする掃除機を

かけないとなと思いながらダラダラとして いた本当にこういう時に限ってなのだ食後 は入れたてのコーヒーを出した高彦は リビングでアニメを見ながらブロックも 広げ賑やかに遊んでいる義母は小柄なので ダイニングテーブルの椅子は足が浮く コーヒーは和室で出し た本当にごめんなさいねいえこちらこそ ふりをし て義母はちらりと注意深く高彦の方を見た 後少し前かになってこう言っ たみのさん合いする気ないえっと声が出て 俺も高彦を見る アニメに夢中になっていてほっとし たこのままじゃ行けないと思うのよ ちょっといい話があってそれで急いで話を 持ってきたのあの子の養は私と息子でやっ ていくから今からでも新しい人見つけて やり直しなさいあなたもまだ若いんだし 何より高彦がかわいそうよ子供が小さい うちのがいいから ね お母さん私は息子と孫たちに囲まれて 楽しく暮らしてるのに若いあなたが1人で 仕事して子育てしてるのかと思うと胸が 苦しいのよだからって私がしゃしゃに出 たらもっと遠くなるじゃないのあの子もろ に子育てもできず短い結婚生活で無念だと 思うけどでも生きてる人が寂しいまま生き なきゃいけない理由はないし幸せになる べきなのよ生きてるってことはこのまま 2人で暮らしてたらいつまでも今以上の 幸せなんてないと思うのそれにもしももし もね言葉が途切れてもう一度高彦を見ると さらに低い声でこう言っ たもしも1人じゃないから難しいのなら たかちゃんはうちで引き取ってもいいのよ 年の従子もいるから仲良く暮らすわ嫁にも 相談してきた のお母さんそれは絶対に嫌ですできません 俺がきっぱりとそう言うと義母は小さく何 度か頷い たそうよねそう言うと思ったわでもうちに 切り立てして1人でいようなんて思ったら だめよ幸せになれる人と出会ってほしいの よそう思ってちょっと探してみたのそれと ももうどなたかいる のまっすぐに目を見られて俺は俯くように 頷い たまだ結婚まで はたかちゃんも知っ てるよくなついてます1つ上の息子がいる 人で子供たちも仲が良く てリボが小さくため息をつい たよかったなら安心よこのまま1人で

暮らすつもりでいたらどうしようかと思っ ていたのよもし何かあったらいくらでも手 を貸すから1人で悩まないで前を向いて 生きてね私のことは心配しないで嫁もよく してくれしお父さんの介護も終わって気楽 に暮らしてるのよだからなおさらミノさん が気になっていた の俺は妻に許しをもらったようで不にも 泣いてしまった今まで張り詰めていたもの が溶けていくような気がし た1人で頑張ったわねありがとう本当に 長いこと苦労した わ義母の言葉が胸にしみた義母だって娘を 失いどれほど辛かったかそれでも俺を至っ てくれることがありがたかっ た高彦とあなたを大事にしてくれる人と 幸せになってねいい知らせを待ってる からそう言い残して義母は帰って行った 高彦の入学の時はまた知らせますと言って 送り出したこが軽くなる一方で1つの けじめがつき寂しい思いもしただがこんな 風に背中を押してもらえて俺は幸せ者だと 思っ たああそこかずき君のママが働いてる とこ高彦が 歯医者通い た今日はお休みだ よ今度いつ会える の かずき君好きかうんかずき君もかずき君の ママも好き明日は会わないのなんで今日 遊びに行けなかった のかず君風邪引いたんだよ映ったらだめ だろうじゃあ今度の日曜日はうちに来てっ て言おうよブロックあるよってそうだな そうしよう彦も風引いたらだめだ ぞ12月とは思えない温かな夕暮れの商店 街を2人で手をつなぎ帰っていっ たあなたと裕子さんが会社のこともマの こともなんとかしてくれるん でしょうそれなら私たちはパーっと夏の島 に行ってきてもいいわよねなんなら旅の金 を別でくれたっていいんだよどうせ金は 余っているのだろう自分の息子が倒れたと いうのに義父母は俺にそれらを押し付け しかも会社の金を横領して悪びれもせずに 合有していやがったこいつらは親なんか じゃないモンスターだと俺は思っ た昏睡状態の正斗さんの病室で俺は悔しく てでも何もできずに泣いた その時だった意識のないはずの正斗さんが 喋り出したのはよしそろそろ仕返しと 行こうか俺は直井 哲明33歳の普通のサラリーマンだった まだ独り身で1人暮らし

ただ平凡な毎日を過ごしていた男だった しかしある日姉からの電話を受け俺の人生 は大きく動くことになった 哲明どうしよう正斗さんが倒れちゃったの それは2月のとても寒い夜だった会社から 帰宅してビールを飲んでくつろいでいた俺 はすぐさま着替えタクシーを拾い姉が嫁い だ都内の豪邸へ向かったそこではちょうど 義兄の正斗さんが単価で救急隊に運ばれて いるところだった哲明私どうしたらいいの パニック状態の姉の後ろには結婚式であっ た霧の義父母がいたこれだけ姉が取り乱し ているというのに義父母が随分冷静だった のにはどこか違和感があったでも俺が優先 すべきは姉の方だった姉ちゃんはとにかく 救急車で正斗さんと一緒に病院へ行きな俺 もここで状況を聞いた後に遅れて病院に 行くから俺は姉に 救急車に乗らせた一瞬正斗さんの顔が見え たが不安になるくらい青ざめた色をしてい て思わず俺は神様に祈ってしまった神様で も何でもいいから姉ちゃんから正斗さんを 取らないでくれどうか命だけでも守って ください救急車が見えなくなるまで俺は ずっとずっと祈っていた斗さん自らが設計 して立てた豪邸には母警察俺が残った正斗 さんは世界的に有名な建築家だ弱い40歳 にして世界の大沢正とまで呼ばれ都心の オフィスで会社を構えて大活躍している姉 は一応正斗さんの共同経営者として登録を されているが実質の仕事はプロジェクト 管理やクライアントとの交渉役で マネージャーのような役割だった 正斗さんが多忙すぎて子供のことは まだまだ先になりそう姉が去年そう言って 寂しそうにしていたのを俺はよく覚えてい たマさんは常に世界中に出かけているから いくら豪邸でも姉はたった1人で暮らして いるようなものだった時々義父母が来て くれるとも話はしていたのだが姉の口調 からはそれが楽しい訪問であるとは思え なかった 正斗さんの両親は正斗さんが成功した頃 揃って会社を辞めてしまい今ではほとんど 正斗さんがその生活費を出してい た正斗さんの最初の仕事が代々的に成功し たのは10年前で姉ともその同じ年に結婚 し義父母も同年に働くのをやめた姉はなぜ か正斗さんのいない時にばかりやってくる 義父母にに毎回それなりのまとまったお金 を渡していた息子の稼ぎで暮らせてこんな に幸せな老後はないわい裕子さんよ今後 ともわしらの生活は頼らせてもらうが構わ ないだろあらでも当然なのよまさとをここ まで立派に育てたのは私たちなのよねえ

裕子さん同居はおでしょうからたは近くの マンションに住むわ家賃はお願いね義父母 はそんな風に姉にお金がなくなるたびに 豪邸に来た義父母が見えっぱりだったのは 結婚式の様子でよく知っていたうちからは 何の希望も出していないのにドレスが貧相 では恥ずかしいだとか披露宴の食事は オプションをつけないと見栄が良くないだ とかで数百単位で費用を上乗せし そして家の費用切を要求してきたうちの 実家はごく普通の中流階級でその金額は かなりの高さだったが他でもない大事な姉 の結婚式だからと少し無理をしてでも払っ てお祝いとしたそれに新婚旅行に行く姉 夫婦と同時に自分たちも姉夫婦よりも豪華 な旅行に出かけこれはを育てあげた私たち のご褒美旅行なのよとか言って費用も要求 してきたそうだそんな感じで正さんの稼ぎ に頼りきって生きていた義父母だったが なぜか正さんが倒れた今困っていたり老廃 していたりする様子がないいやそれよりも 大切な息子が倒れたというのに心配したり 近寄ったりさえしないのは一体何だろう俺 でさえも心臓がバクバクしているのに俺は 義父母に質問をしてみたお父さんと お母さんは正斗さんが倒れた時こちらにい たんですかすると両人とも俺から目線を 外し何とも言えない怪しさを伴って答える いや裕子さんから電話があって駆けつけた んだよびっくりしたよなそうよね私たちも もうどういう状況だかわかんなくて困っ ちゃう分かりやすい棒読みで不自然すぎる 俺は警察の方に事情を聞くことにした色々 と状況を聞いていくとマさんが倒れた時の ことはこうだった自宅で姉と遅のディナー をしていたマさんは赤ワインのグラスを 持ったまま倒れ意識不明になった姉が急ぎ 心臓マッサージを施した警察が来た時には もう義父母もいてなぜかワイングラスの 片付けをしていた俺にはこれでは事情が 把握できなかった何はともあれ正さんが 倒れた理由を聞きに病院へ行った方が良さ そうだ姉のことも心配だし俺は義父母と 警察に挨拶をしまたタシーを呼んで病院へ 向かった集中治療室の前でうれている姉が いた どんな感じなの俺が聞くと姉は泣きはらし た目で俺を見ながらこう説明したまだ わからないけど脳梗塞ではないかって意識 が戻るかもわからないって俺は何の宗教も 進行していなかったがこういう時には やはり祈るしかない姉ちゃんなるべく 大丈夫だっって考えながら待とう俺はそう 言って姉の横に座り朝まで心の中で神様に 乗り続け

た日が登り始めた頃看護師に呼ばれ医師 からの説明を聞いたやはり濃梗塞の軽い ものだったらしくでも心臓マッサージの おかげでそこまで神経の損傷はないだろう とのことだったただ意識が戻っていないと いう意識がいつ戻るかというのは患者さん の意思の力にも委ねられています ご家族の方も諦めずに声がけをしてあげて ください聞こえるとも俗に言います担当 医師が片でなくて良かったと思った今片の 意志が出てきて夢も希望もない言い方をし てきたら姉の心が持たなかっただろうと 思ったからだ正斗さんは特別室に入院と なった目も開かず喋りもしないが姉は毎日 部屋でで一緒に過ごしたくさん話しかけて いるようだ俺も時間の悪く限りは病室に 行ったここまで来ても本当におかしいのは 義父母が来るのを1回も見ていない点姉の 話では入院して2週間の間に1回だけお 見舞いに来たというのだがその時でさえお 金の話をするものだから正さんが聞いたら 嫌だろうなと姉は病室の外でお金を渡した そうだ人様の家族の内部のことにあれや これやを言うのは良くないが実に変わった 義父母だ正斗さんが倒れて3週間後のある 日俺が病室に行くと姉から話があると言わ れた俺と姉は万が一正斗さんが聞いていた としても別に問題のない話しかしないので 病室でそのまま話を聞いた あのね 哲明急なんだけど会社やめられないかしら 今の俺の会社をうん兄弟だからってすごく 失礼なこと言ってるのは分かってるでも私 他に頼れる人がいないのマさんの会社に 就職してくれ ないつまり姉の要望はこうだ斗さんが倒れ てもプロジェクトはいくつも進行中だし 新しいオファーもワンさか舞い込んでくる もちろんマさんの建築のセンスがないと 受けられないオファーもあるがマさんの 会社では一応のテプレを保存してあるので とにかく会社を回しておきたいのだとマ さんが目を覚ました時に会社が潰れてい たりでもしたら本人が誰よりも辛く思う だろうからと俺は今務めている会社では特 な俺にしかできない仕事はしていなかった 俺の触手は経営管理とかマーケティングで それも教科書通りに働いてどうにかなる ような仕事ではあっ た俺にできることなんてそんなに多くない けどそれでも いい姉の目に一瞬の光が刺したもちろん私 がクライアントとの交渉はするから明は 会社の運をサポしてくれたら助かるの社員 の中にもちょっと信用できない人がいる

ものだ からむしろ手明しか信用できないのよ 私こんなことにでもなっていなかったら俺 は姉の境遇の大変さを知ることはなかった 世間からはセレブと呼ばれ悠々自的に好き な仕事をする奥様と言われる姉だったが 義父母と言い会社の人間と言い姉が心 許せる人がいないなんて難だ な正斗さんはこういうのやっぱり忙しすぎ て気づいてなかったのかな俺は翌日すぐに 自分の会社に自評出し1ヶ月間引き継ぎ などをきちんとやりつつ正斗さんの会社に 顔を出して準備した正式に正斗さんの会社 の経営マネージャーになってから気づいた のはなんと義父母は会社にも出入していた というだった定期的に会社に来ては経営 管理も担っていた姉に金の話をしてい た俺がマさんの会社に入ったと知らない 義父母が来た最初の機会で俺はあらかじめ こう伝えておいた今後は正斗さんが回復 するまでは俺が経営管理を担当しますご 心配な点がある場合はお父さんお母さんと はいえ社の人間となるため日や要件の アポイントメントを取ってお越しください ねするとギャーギャー優香と思っていた 義父母は意外にも素直だった ふうん君が管理を担当してくれるわけか それじゃよろしく頼むよあらそうなの会社 のことはじゃあよろしく ね義父母が帰った後俺がそれを姉に報告 すると 姉も不思議そうな顔をした一戦もお金を 持っていかなかった のそんなこともあるのね信じられない 義父母の言動には謎がありすぎたがそれで もまあ俺がサポートに入って姉はだいぶ 時間の余裕ができたみたいだった俺が入る まではほとんど寝ずに仕事と見舞いをして いたからと思ったのも つのが溜まった姉も折れてしまった意識を 失ったり入院したりするほどではなかった が医師には重度の過労と言われたしばらく 自宅待機を命じられた幸いクライアントの ほとんどがリモートでも対応可能だった ため姉には引き続き自宅で無理なく仕事を してもらうことにし た姉が行けない分の見舞いは俺が言った俺 は特別な能力はないが 体力にだけは自信があるので仕事との両立 も何なくこなすことができた午前中に経理 の管理表を確認し午後のスタッフの仕事の 分担を決め昼過ぎから正斗さんの病室に 行った病室でも独り言のような声かけをし ながらパソコンで書類の確認や指出しなど をやるような日々が続いた正斗さんは相

変わらず起きてくれない だが顔色はあの救急車の中でとは違い ちゃんと頬に赤みが刺しており俺の不安を 煽るような状態ではなかった俺は正斗さん に毎日会社の事情を報告していたその他に も流行っている芸能ネタとか建築に関する ニュースとかも色々話してあげていたいつ 斗さんが目を覚ますかは分からないでも その時に何も知らじゃ困るだろ兄さん早く 起きて姉ちゃんを安心させてくれよな俺は 病室を出る時にはいつもそう最後に正斗 さんに声をかけていたもう正斗さんが昏睡 状態になって3ヶ月目を迎えようとしてい た病室にも現れないが会社にも来ない 義父母のことが俺は気になっていた自宅に いる姉に尋ねてみても姉のところへの訪問 はないというあんなに老悲壁のひどい 義父母がまさか正斗さんが倒れてから突然 首相になって控えめな生活に切り替えたの だろうかありえないそう思っていた頃 ちょうど義父母から会社訪問のアポが入っ た目的は土産何のこっちゃと思いながらも 俺の部屋に通してくださいと受付に返事を しまった現れた義父母は真っ黒に日焼けし まだまだ少し肌寒い5月の日本でTシャツ と袖のないワンピース姿にサンダルという 格好をしていたやあハローハロー元気で やっているかね会社もうまく回っているか ねこれ美味しいチョコレート持ってきたの よお土産皆さんで食べてねでまとも変わら ずなの俺はギリギリと拳を握ったまさとも 変わらずなのじゃねえよなんとか理性を 保ち冷静に聞いて みるどちらからお戻りですか島だよ島南の 島をこうぐるっと点々と回ってきたんだよ 一度長期でパーっと旅行に行ってみたかっ たのよねだってあなたと裕子さんが会社の ことものこともなんとかしてくれるん でしょうこんな機会が欲しかったのよね ああ楽しかったとんでもない親だなと思っ た普通自分の息子が昏睡状態なのにそれを 俺みたいな他人に押し付けて合有したい からしてきたなんて言うかマさんの容態は これれぽっちも心配じゃないって言うのか よまるで人間じゃないみたいだ強欲なと 化け物みたいな人た だ俺は怒る気力も失ってしまい島の何が 良かっただの買ってきたお土産の値段だの を危機として話す2人が帰るまで頭を 空っぽにしてただ座っていたこんな親が いるマさんはこれまでどれだけ辛かったん だろうと考えながら俺はその日は会社から 直接正斗さんの病室に行ける気がせず一度 姉が療養中の豪邸へ寄ったもう十分な時間 を休養していたはずの姉はガリガリに痩せ

たままで全然顔色が良くなかったどうした の姉ちゃんあんまり良くなってないみたい だな姉はいつも俺と話す時とは違って俺の 目を見ないで返事をしたうんそうねまだ ちょっと姉が何か隠していると気がついた が 弱っている姉を問いただすことはできない 俺は姉と一緒にマさんの見舞に行くことに したこういう時は姉が大好きなマさんに 会うのがいい俺たちが病室で取り止めの ない世間話をしているとつけていたテレビ から旅行系の話が聞こえてきた俺は義父母 の旅行のことをここで話すべきか迷って 黙り込んだ姉の方でも黙り込んだのを見る ともしかしたらもう知っているのかどうし たものか考えていたら姉が涙を目に貯めて こう言った 哲明正さんごめん なさい私大事なお金をなくしてしまったの 何のことかと思いよくよく聞けば豪邸の 金庫にあったはずの会社の資金がなくなっ ていたのだと言うじゃないかあの家に 暮らしているのは姉だけなのに亡くなる わけがないとまで考え恐ろしいことを 思い出してしまった正斗さんが倒れた日姉 が救急車に乗り俺も後から病院へ行った後 警察の方が帰ったら後はあの義父母だけが 残っていたことになる迂闊だったほぼ 間違いない義父母が盗んだに決まっていた 俺はとりあえずは落ち着いた風をそうい姉 にこを切り出し た姉ちゃん落ち着いてくれ俺がなんとか する からなんとかする当てはなかったが姉が これ以上弱ってしまうと元もこもない俺は 姉をなめて家に返した姉も疲れきっていた ので従ってくれた病室に戻るとふうと ため息が出る義父母がその金でに行ってい たとはっきり分かったとしてもどうやって それを取り返そう か長い間考えて見たがいいアイデアは 浮かばなかった夕方になり俺はいつもの ように正斗さんに話しかけたマ兄さん早く 起きて姉ちゃんを安心させてくれよなそう だな は今返事があった俺はベッドの正斗さんを 見直す え正斗さん本当に目が覚めたんですか正斗 さんのまぶは大きく開き俺の瞳を見つめて いたそして口元がゆっくりと2という形に 開き言葉が出るさて仕返しと行こうか ね正斗さんは看護師や意を呼びに行こうと する俺を止したその代わりにんのを俺だけ に教えてくれ たさんは2ヶ月ほど前から耳だけは聞こえ

ていたのだそうだそれでも体は動かず 聞こえていると伝える手段がないまま様々 な話を聞いてしまった義父母が姉に金を せびっていたことも俺が正斗さんの会社に 入ったことも姉が周囲に信用できる人がい ないこともそして今日日の家の庫からが ごっそりなくなっていた話もださらには斗 さんが倒れた日の極秘情報も教えてくれた あの日は姉と夕飯を食べている最中に 義父母が金の無心に来た正さんは手持ちが なかったので金庫の自分の財産から少し 出そうと決め金庫を開けていた金庫には 会社の資金も一緒に入っていたすると リビングでが姉を攻めている声がして リビングに戻ると姉が土下座をさせられて おり正斗さんはそれを見てかっと頭に血が 登ったテーブルにあったワイングラスを 投げつけたと思ったところで記憶が なくなったというだから警察が来た時に 義父母が姉に呼ばれたと言ったのは真っ赤 な嘘で姉は正さんの意識がないのをいい ことに義父母に口封じをされていた その後おそらく開いていた金庫から義父母 は金を持っていったのだろうと正斗さんは 自分が渡していた以外にも姉に対して金を せびっていた義父母が許せないと言った それだけでなく土下座などとどの過ぎた いじめをしていたこと も知らなかったんですね正さん正斗さんを 育ててくれた方々に対して失礼は承知です が俺も許せませんいいんだ俺だって愛情を かけられて育てられたわけじゃない正斗 さんはあの義父母にほとんど放置されて 育ったそうだあの2人は自分が贅沢をする ことしか考えておらず幾度となく正斗さん を置いて何日も帰宅しないことがあった 給料日には大体そうだったギャンブルもし たし借金もあったのでマさんは 服の1枚も買ってもらえなかった正斗さん が近所のお手伝いでもらった金もお年玉も みんな取られた仕事で成功して自分も金の 心配をしないでいいようにとのハングリー 精神を培ったことだけ感謝しているという だが姉や俺にまで理不尽な迷惑をかけて いるなら本当の親だとしてももう許せない とさんは強い調子で言った協力してくれ ないか哲明君このまま俺は昏睡状態を 演じるでも哲明君にあいつらを追い詰める ための指示を出すついでに裕子を困らせて いる社員が誰かも判明させられると 思う俺は迷うことなく頷いた姉が心配事を 抱えると悩みこんでしまう質なのを俺も さんもよく知っていたので秘密にしてこと も約束した斗さんによる俺の仕事は主に 帳簿の複製を作り義父母の行動を記録する

ことだったまた会社でも社員たちの言動を よく見ること都合のいいことにまた義父母 がアポを取って会社に顔を出しに来た今度 の要件は出発だそうだ意味不明の要件でも 俺に話を通してくる受付の子を疑ってみた がその子は特に何も怪しいことはしてい なかった今度はちょっと長く旅に出ようと 思うんでね挨拶に来たんだ旅の選別をくれ てもいいんだよだって長い旅行になるんだ からさそれで寄ったってわけなのよ俺は胸 のうちで舌打ちをした何が選別だよ金庫 から何億持ってったよどこまでも金に執着 をしやがって この間も2ヶ月も旅行に行ったのに今回は もっと長い3ヶ月だとその神経が全く理解 できないしかしもし義父母が来たらという 正斗さんの指示通りに俺はニコニコと笑っ て500万円ほどを手渡しで義父母にくれ てやったただししっかりサインはもらった 書類には貸付けと書いてあったが愚かな 2人はそれを目に入れずに署名した るんるん気分で会社を出ていく2人を多く の社員は軽減な顔で見ていただが1人だけ 静かに攻殻をあげている女性社員がいるの を俺は見逃さなかった病室に報告に行くと 正斗さんは帰国は9月かちょうどいいなと ゆかそうに笑ったそこへ姉が見舞いに来た 俺と正斗さんはこれも計画していたプラン なのだがそれを実行し始めた正斗さん今日 はご機嫌 いかが私はなくしたお金のことが解決でき な え正さんあなた目が正さんはゆっくり目を 開いた俺は急ぐふりをして看護師を呼んだ 意も駆けつけ色々な検査を受け正斗さんは こう診断された目を開くことができ耳も 聞こえているようですしかし声を出したり 他の体の部分を動かすのはまだです ね姉は号泣して喜んだこれまでの話を1 からずっと正斗さんに話していたやっと 金庫の話が出た時に正斗さんは姉の言葉に 瞬きで反応したどうやらそれは夫婦の以前 の秘密のサインに似ていたらしくようやく 姉も金庫の金のことをくよくよ考えずに 前向きに会社のことを考えるようになった ようだった正斗さんそうなのね気にしなく てもいいと言ってくれるのね私そのお金を 取り戻せるようにもっともっとお仕事を 頑張るからだから早く動けるようになって ね 正斗さんの演技力には脱DOUBTだと俺 は密かに笑ってしまった姉のことは とりあえずはこれで角の心配はいらなく なった姉が出社するようになると俺は正斗 さんの指示で豪邸の調査にも入った正斗

さんはこれまでに義父母に与えていた金を ちゃんと記録してあるというそれに豪邸に は監視カメラも あるさんもまさか必要になるとは思ってい なかったようだが姉しかいない時に義父母 が姉にしていたいじめが映っていれば 仕返しにはちょうどいいと話していた最も それを正さんが見るのは可いそうで仕方が ないので俺が確認してくれると助かると いう話でもあったがそりゃ俺だって姉が いじめられている映像や音声を主張するの は忍びないのだがでも以外にはできない ことだ俺みたいな普通の人間でも正斗さん みたいなスーパーマンのために役立つこと ができるんだなと俺はなんだか嬉しく思っ た思えば2月から怒涛の毎日だった普通の サラリーマンの俺が世界的な建築会社の 経営担当になり義兄とはいえ距離感のあっ た正斗さんと婚にさせてもらっている何の 変わり映えもなかった日々がさんが倒れて から波乱に満ちそして刺激的な毎日に 変わってしまったまだ何も解決していない 状況で不謹慎だが俺は生きている実感を 感じていた代打と仕事とはいえ内容は 面白い建築のことは詳しくないが少し触れ ただけでも興味深いそれに姉や正斗さんや 人のために役立てている実感もあるこれ までの仕事とは何もかもが違ったそうやっ て若干楽しみながらも会社での出来事を 監視する日々が続いた8月に入ったある日 の昼休憩の時間俺は姉から銀行で借りて いる会社の貸金庫のとある書類を取ってき て欲しいと頼まれた銀行に行った俺は ずっと探していた証拠を手に入れた貸金庫 は2月に という名のもが開けている記録があったの だ子は姉の秘書だ義父母が旅行前に会社に 来た時に1人だけ北えんでいた女性だ正斗 さんにその事実を報告した数日後俺は何の 気のない風にひを正斗さんの見舞に対させ た社長ご沙汰いたしております隊長の方は さんは何も言わずを睨んだひは目をそらし たが次に斗さんが君が横領に加担している 証拠があると太い声で言うと驚きつつも へなへなと座り込んでしまったどうやら ひきは会社の立ち上げから在籍している らしくその理由は学生時代から同じ大学 だった さんずだったからだそうだ斗さんと姉が 結婚しても諦められずそこをあのわだに だけ勘が働く義父母に付け入るしまった 設立からいる秘書なので貸金庫も開け られるマさんとの中を取り持つと言われ 会社の金を何度か義父母に渡してしまった という当然正さんとの中など1度も

取り持ってもらえなかっ たはずっと罪悪感をえいたと訴えた俺は そういう事情があるなら仕方ないとどこか で思ってしまっていただが正さんは容赦が なかった1週間以内に辞職してくれ 引き継ぎは完了しなくてもいい裕子の前に はなるべく姿を表すな俺が話せることも 決して公害するな今日までお 疲れ経営者というのはこういうものなんだ 俺は斗さんが簡単に成功したわけではない のをまざまざと見せつけられた気持ちだっ たひきが帰った後正斗さんから俺の報告の 他にも姉からひきの名前がよく出ていたの が決定太だったと聞いた8月の終わり 義父母が帰ってくる前の週俺と正斗さんは 姉に全てを打ち明けた姉はひどく驚いたが 最初に出てきた発言はこうだった ひきさんのことだけは見逃してあげてくれ ない かしらだってあの人は仕事は真面目 に優しい姉らしい発言だったが俺は無理 だろうなと思った実際姉の発言が終わらぬ うちに正斗さんは大きな声で一等両断した のだ絶対にだめだひきのことをこの先1m でも信じられると思うかでもマさんの次の 区は涙声だっ た自分の親だって信じられないんだよ俺は 姉も俺もマさんがした決断が半端なもので はないと理解した次の週義父母が空港で 待っていたのは警察とマスコミだったその 日に合わせ俺と正斗さんで警察に義父母の 金の不正使用について通報をしておいた姉 には応をお願いしたので義父母の見にくい 姿は全国に流れることとなった俺たちは 社員と共にその生放送を見た親を売る なんてひでえ息子だおい正斗誰にはめられ たんだよそう叫ぶ画面の義父に向かって俺 は正斗さんが退院したのも知らないでどう いう狂った発言なんだよとポロっと言って しまったでも社員みんなが揃って頷いて くれたその後義父母は正式に逮捕された 貸付け金の滞納会社や豪邸への不法侵入 不正金の使用不正金のための火への脅し姉 への暴行罪状はいくつもあった正さんの話 では義父母は実はそれぞれ資産家の息子と 娘で縁切りをされていたが大の事件になっ たからには実家も無視をしていられない そうで金が戻ってくるとのことだった正斗 さんは義父母が旅行中に弁護士を通して 正式に親子の縁を切っていたひは何度も 事情長手には呼ばれたものの不になったの だとニュースで知った俺は会社を去る覚悟 を 決めんの格復帰を待っていた斗さんの体調 が万全になれば姉も元の管理の仕事に

戻る俺は元々臨時で入社した身なのでどこ か最就職先を探さねばならないこれをいい きっかけとして何か本当にやりたいことを 遅ればせながら探してみようかと思った そして全社員が町に待った正さんの復帰の 日がやってきた社長席に座る正斗さんには 圧倒的なオーラがあってさすがだった みんなただいまいない間のことを感謝する よ俺も全力でやるのでまた一緒に頑張らせ て くれ正斗さんがそう言うと大きな拍手が 湧き涙組む社員も多くいた俺はそんな 温かい雰囲気の会社から自分の荷物を持っ てそっと出ていった 正斗さんが俺のアパートに来たのはその 翌日だった朝の早い時間に正斗さんが ビシっとスーツを着た格好で訪問してきた 俺は慌ててお茶を沸かし正斗さんの前に マグカップで出し たあの今日はどうしましたまさか姉に何か ありましたか俺が恐る恐るそう聞くと意外 な言葉が帰ってきた出社しないのかか なるほど俺の地表はまだ正斗さんの目に 入っていないのかと思った俺は昨日付けで やめてるんですよいい経験をさせてもらっ て感謝しています俺は頭を下げ改めてお礼 を言ったマさんはしばらく何も言わずにい たマグカップの茶が覚めてしまってから やっと斗さんが話しだした俺は君が会社を やめるのには反対だ自評も見たが シュレッターにかけたえあいやでも俺 なんかがいてももう正斗さんが復帰したん ですし俺は正さんの真意が分からないもの のこれも改めて自分の自を伝えなし た正斗さんは俺の目をまっすぐに見てこう 言った俺たちは家族 だろなくとも俺は哲明君をそう思っている 信用できる人間の1人だし仕事もできる ひきのいなくなったポジションが空いて いる俺のわがままかもしれないでも俺は明 君と一緒に働きたいと 思う俺はこんな展開は全然考えていなかっ た俺が正斗さんの会社でずっと働ける なんて俺でいいのでしょうか哲明君がいい んだよ俺の心には打ち上げ花火が何発も 上がったかのように嬉しさが込み上げてき たよろしくお願いします俺は一応姉の秘書 という役職で正さんの会社で引き続き働く ことになっ た正さんについて海外の現場に行くことも あり毎日が充実して楽しかった 去年の俺とは大違いだった去年は起きて 会社に行き帰宅しビールを飲み漫画を読み 寝るそんな繰り返しで平和ではあったが 生きがいもなく退屈だったそれが今は興味

のある建築を間近で学べて エキサイティングな日々だ姉からの不穏な 電話で始まった偶然の出来事だったが姉に もさんにも感謝だ俺を家族だと言ってくれ た正斗さんの力になれるようそして自分の 人生をよりよくできるよう頑張っていこう と 思う低学歴でどん臭いお前の娘が東大に 合格とか絶対に無理だろ神頼みだけで 受かるかよ大学入を控えた娘と神社に合格 祈願へた帰り嫌な人に遭遇してしまった 日頃から仕事で俺のことを見下してくる 部長の 津俺のことだけならまだしも娘のことまで 見下してくるとは俺が怒りで声を荒げそう になった時娘がこう言った好きに言わせて おけばいいのよ悪者には天罰が下るんだ からそれからあっという間に迎えた娘の 合格発表その翌日出社すると部長が とんでもないことになってい た俺の名前は桜木 正弘55歳で妻とマナ娘のサナと3人で 暮らしている俺と妻は長い間子供に恵まれ なかっ た5年の不妊治療を経てお互い37歳の時 に娘が誕生した娘が生まれてから18年間 俺は娘を出来合いし続けて いる定時で仕事を終え会社の飲み会も断り 一目さんに帰宅する誕生日でもないのに ケーキばっかり買ってこないのこんなに 毎日だと飽きちゃう でしょう妻にこんな説明を受けるくらい俺 は毎日娘が好きなケーキを買って帰っ た育休の取得はもちろん娘の学校行事には 必ず有給を取って参加した今でも娘が体調 を崩したと聞いたら会社を休むくらいだ サナも18歳だから風邪引いたくらいで お父さんがずっとそばにいたら鬱陶しいわ よそんなことないだろう風を引いて高熱 だって出てるんだが1人だと心細いと思わ ないの か俺は妻がアパートに出ても必ず会社を 休んで娘に付き添ったそのせいで俺は55 歳になった今でも平社員のまま だ会社では同僚たちから親ばかおじさん なんて呼ばれて いるそんなおじさんが昇進したところで娘 を再優先して部下に迷惑をかけるだけだ ありがたいことに上司も同僚もみんな理解 してくれている娘が大学入手を控えていて な最近夜遅くまで勉強してるんだよお腹 空いたりしていないかと心配で俺がそう 話すと同僚がアドバイスして くれる俺も娘がもうすぐ高校受験で1度 だけ夜食を持っていったんだ

そしたら夜10時以降に食べたら太るのっ てものすごい見幕で怒られちゃってそうか ダイエットも気になる年頃だもん なあ仕事中でも娘とのちょっとした悩みを 相談できる同僚がいる娘一筋の俺にとって は天国のような職場だっただが天国もある ことがで地獄へと変わってしまった先日俺 が務める営業部の部長が部署移動になった のだ新しく配属された部長の津田はかなり 仕事に厳しい人だ仕事中の死後は現金喋っ てる暇があるなら手を動かせそう大声で 部下の仕事を促すツを見るとなぜか目が 合ってしまった よそ見してないでさっさと仕事をしろ君は ただでさえ他の社員よりも仕事が遅いんだ から津田は明らかに俺のことが気に入ら ないようだある日の休憩時間俺は津に声を かけられた他の部下から聞いたけど君大学 入手を控えた娘さんがいるんだってそれも 東大を目指してだな不敵な笑を浮かべ ながら津は続けた俺にもなあ東大の受験を 控えてる娘がいるんだ俺も東大を出ている からな娘に毎晩勉強教えてやってるんだぞ 君も娘さんに勉強教えてやってるのか勉強 は塾に全てお願いしてます俺が恥ずかし そうに言うと津田は高笑いするそんなこと だろうと思ったよだって君監察なんでしょ なんで俺の学歴を他の部下から聞いたんだ 帰るの子はカるって言うしな君の娘さんも いそ高卒でいいんじゃないのか俺は悔しさ と怒りで津の胸ぐらを掴みそうになっただ がそんなことをしてはいけないと慌てて 自分を落ち着かせるあの人娘が同じ大学を 受験するからって俺を勝手にライバルしし てるんだな俺はそう思い津田のことは あまり気にしないようにしていたそれでも 津は断るごとに俺や娘のことをけなしてき たまだ頼んだ資料作成終わってないのかよ 低学歴のおっさんは仕事が遅いな娘さんも さぞかしどん臭いんじゃないの か父親である君に言って俺は津の言葉で 日日に心が不安定になっていった入手を 控えていて1番不安な思いをしているのは 間違いなく娘だ父親である俺が不安になっ ていてはいけ ない家に帰ると俺は毎日玄関の扉の前で深 呼吸をするそうでもしないと娘に俺の不安 が伝わってしまいそうで怖かっただが娘に は全てお見通しだったようだお父さん最近 すごく疲れた顔してるよ今日はもうお風呂 湧いてるから早く入ってゆっくり休んでね 娘にわりの言葉をかけられた時これは ついに泣きそうになったありがとうごめん な大変な時なのにお父さんのせいで心配 かけちゃってそんなことないよお父さん私

が大学入試に受かるかどうか不安なん でしょ心配しなくていいよ模でA判定も出 てるしそう言いながら娘は模の結果を見せ てくれるこの前の3者混乱でも先生は娘の 成績を褒めてくれていた毎日コツコツと 勉強に励みもしでも最高の結果を出して いる娘が東大に受からないわけがないそう 思っていても津に嫌みを言われるとつい 不安になってしまうカエルの子は帰る君の 娘さんは運悪く親がちゃに失敗したんだ そのせいで東大の不号格も目に見えている 本当に哀れな親子だな津田の言葉が蘇り俺 は複雑な気持ちになったどうして娘のこと を何も知らない人にそんなことを言われ ないといけないんだ娘が一体あいつに何を したって言うんだそう考えるとイライラし てゆっくり休めないそんな俺に妻が温かい お茶を入れてくれ たそんな不安そうな顔しないでさなら絶対 に東大に受かるわよあなたもサナがいつも 頑張ってる姿見てるでしょうそうだな親で ある俺がこんなに不安そうにしてたらサの 足を引っ張ってしまうよな温かく見守って いればいいのよそうだ今度のお正月神社に 眼かけに行きましょうよ妻はそう言い俺に にっこり微笑んだそしたらあなたの不安も 少しは紛れるでしょう俺は妻の言葉に思わ ず苦笑する俺たちが住む地域から車で30 分ほどの距離に学業の眼かけで有名な神社 がある俺も高校受験前親と一緒にその神社 にがかけにたものだお正月のため大勢の人 が長い列をなしている私ね東大の経済学科 に合格したいの得意な英語を生かして海外 で起業するのが夢だからその夢を実現し たいと思っ てサは幼い頃から英語の歌を上手に歌って たもんな俺は英語の成績なんて1や2 ばかりだったけど海外ではどんな会社を 起業したいと考えてるんだ娘と話をして いるうちにあっという間に参拝の順番が 回ってきた家族全員で娘の東大合格を祈願 するエマに合格祈願の願いを込めお守りを 買いどうするこの後買い物でも行くか久し ぶりにでもしないいいねじゃあ買い物行っ て駅前のレストランで食事したいそんな たいもない話をしながら神社を出た時俺は 嫌な人に遭遇してしまった日頃から仕事で 俺のことを見下してくる部長一家と 待ち合わせてしまったのだなんだ君も初詣 に来てたのかいやそれとも娘さんの合格 祈願が両方兼ねて来たん です節目がちにして答える俺を津田は豪快 に 笑い飛ばす低学歴でどん臭いお前の娘が 東大に合格とか絶対に無理だろ神頼みだけ

で受かるかよ まさか妻や娘がいる前で堂々と見下して くるとは俺が怒りで声を荒げそうになった 時娘がこう言った好きに言わせておけば いいのよ悪者には天罰が下るんだから娘は やけにあっさりとした態度に思えたこれも 津もあっけらかんとした表情の娘を見る それからは何事もなかったかのように買物 と外食をし翌日からも津はいつも通り俺に きていたお前んとこの娘随分生意気な態度 だったなあんな態度じゃ入試面接で あっさり落ちるだろうな俺は不思議と何を 言われても気にならなくなった言いたい なら勝手に言えそう思い俺は目の前の仕事 に集中したそれからあっという間に迎えた 娘の合格発表 合格者の受験番号は大学のウェブサイトに 掲載さ れる合格者発表が掲載されるのは正午12 時俺はそわそわし ながらパソコンを意味もなく開いて閉じて お父さん何やってんのよ娘に笑われて しまった予定通り発表された合格発表には 娘の番号がしっかり書かれていた俺は嬉し さのあまり 号泣娘も妻と一緒に抱き合って嬉し涙を 流していたまさかさが東大に合格するとは 何よ合格しないと思ってたのそうじゃない よまあまあおめでたい日なんだから今日は ご馳走を作ってお祝いしなきゃあなた今 なら手伝ってよ俺は妻に呼ばれ男性込めて ご馳走を 作る家族全員で娘の東大合格を祝った翌日 会社の雰囲気がいつもと違ったなぜか どんよりしていて同僚たちはみんな おどおどしているそしてその中心には頭を 抱える津がいたもうだめだ人生終わった そんな独り言を呟いているさては娘さんが 東大に受からなかったんだな俺はそう思い ながら近くにいた同僚に声をかけた部長 どうしたんだ何があったん だ実は大口取引先から契約中止を言い渡さ れたらしいんだその上娘さんが東大の受験 に受からなかったみたいで同僚の話では 津田は先月から大口取引先と相談を続けて いたらしい取引先は誰もが名前を聞いた ことがある大手不動産会社 今ものすごい生いで事業を発展させている 会社でもある保育園や介護施設などの福祉 事業の建設を進めさらには野良猫を保護し 全に猫カフェを開く予定だと いう保護猫カフェの開業に伴い我が者が 開発したベット用品を置いてもらえないか もし置いてもらえるなら我が社の商品も いろんな人に広く知ってもらえるそんな1

台プロジェクトに津田は込んでいたそうだ だが失敗してしまっ たその原因は桜木の娘さんの受験の話 らしいぞそれってどういうことだ よ桜木のことを低学歴だ低能だとけなした その上神頼みだけで受かるかよっ てその話が社長さんの激論に触れたみたい で嘘だろ取引先でそんなこと言ったのかよ 俺はただただア然とするばかり俺は同僚 から大手不動産会社の女社長で ある麻まさんの話も少しは聞い た朝長社長のおじいさんは俺たちが参拝し た神社の元神主らしい今は朝永社長の お父さんとお兄さんが管理をしているよう だが家族が管理している神社を鼻で笑われ たこと津が部下の悪口を取引に堂々と言っ ていたこと津田が神頼みに対して失礼 極まりない考えを持っていることこれらの ことで本社にクレームが入っているそうだ 津田は社長と謝罪に言ったが結果は良く なかったのだろう2人とも真っ青な顔で 戻ってきた津田は地方死者の雑用がかりに 左となったがそこでも平な態度をていた ようだ従業員から後ろ指を刺され居心地が 悪くなった津は自主 退職そのことで妻と大喧嘩になり離婚を 切り出されたと聞いたあんな性格だから 元々夫婦なも良くなかったとか娘は大学 進学を来に1人暮らしを始めたうから電車 で30分ほどの距離いつでも会えるが 寂しくなってしまっ たそんな俺にある日娘が電話でこういう猫 を飼うことになったのお父さんも猫を飼っ てみない猫なんでそんな急に娘の話では 大学にとある講師の方が来たそうだ野良猫 を保護して必要な治療をする少しでも怪我 や病気上で苦しむ野良猫を減らそうという プロジェクト学生たちに知ってもらいたい という思いで大学に足を運んだ講師の方 津田が契約締結に失敗したあの朝永社長 だったのだ娘は朝永社長から子猫を 譲り受けたという俺の話をしたところ是非 お会いしたいとのことだったは朝が社長と 実際に会うのは初めてだ緊張していたが すごく柔らかい雰囲気の素敵な社長さん だっ た娘さん無事に東大に合格できてよかった です祈願とは神や仏に願いを込めて祈る ことですそれを無意味だと言われた時は 大変ショックを受けましたそう言いながら 朝長社長はキャリーケースに入っていた1 匹の猫を 抱き抱えるこの子は大雨に振られて神社の 兄弟で雨宿りしていたのを私が保護したん ですもう144歳人間では78歳の年齢に

相当するんですよ14年間どんな時も私の そばでずっと連れ添ってくれたんです麻が 社長はさらに言葉を続けたこの子と出会え たのも今仕事でお世話になっている方々と 出会えたのも全て神様が与えてくれた 巡り合わせですですから神頼みを警視し ないでいただきたいんです俺や娘が朝永 さんと出会えてお話しできたのもご縁です よ俺は神頼みを警視していません俺も高校 受験の時はあの神社へ合格祈願をさせて もらいました から不思議と朝が社長と話していると時間 の流れがゆったりしているように感じる こんなに優しくて温かい雰囲気の社長を 怒らせるとは津田は本当にめちゃくちゃな 人だったんだなと思えた俺は朝長社長から 子猫を譲り受け一緒に暮らすようになっ たそれと同時に朝長社長が俺と直接契約を 結びたいと提案してくれたのだそんな せめて我が者を通じて津田さんみたいな いい加減な人を放置していたような会社は 信用できません私は桜木さんと直接契約を 結びたい です麻社長が我がの長と直接交渉を重ねた 結果売上の9割を全て俺に分配するという 異例の条件が成立した俺は何度朝が社長に 頭を下げて礼を行ったか覚えていない とにかく驚きすぎて俺の言葉以外何も言葉 が出てこなかったのだうちの神社に祈願に 来ていただき子猫を保護してください こんなに心優しい方だからこそ私はこの 案件をお願いしたんです朝が社長にそう 言われた時は感激して涙が溢れた俺は意地 の悪い部長に嫌みを言われ続け丁年を 迎えるのだと人生を悲観していただがそれ はただの思い込みだったようだ人生いくら でも天気が来るもだ辛い状況もそう長くは 続か ない娘が言っていたように悪者にはいつか 必ず天罰が下る俺は今回の一見で人生を 前向きに生きることの大切さを学んだ朝が 社長から譲ってもらった子猫は服を呼ぶ 招き猫としてふちゃんと名付けたおいふ ちゃんが壁引いてるぞこれどうやってやめ させたらいいんだ暖房にしちゃだめよ逆に 私たちが引っかかれるかもおもちゃで気を そらすのは どう今は慣れない猫の飼に妻と2人で奮闘 しているこの子の世話をしているとどこと なく娘が生まれたばかりの頃を 思い出すあの頃も初めての育児にに悩ん だり戸惑ったりしていたものだそんなこと を懐かしんでいると妻が子猫を抱えて にっこり 微笑む壁引っかくのやめてくれたわよ妻の

笑顔も昔と変わらないなとしみじみ思った のだっ た俺の名前は斎藤36歳都内のとある会社 にに務めているうちの会社は海外で重機を 買いつけそれを国内で売るいわば貿易会者 だ俺はその中の広報部に14年勤めており 見慣れた上司や部下同僚との関係も良好 仕事も楽しいので働く環境に対して何1つ 不満は ないこの会社は社会経験があまりない俺に 丁寧すぎるほど社会やチームでの仕事を 教え込んでくれたそれに対して恩もある たまに忙しくて辛い時もあるが俺はその恩 をいつも思い返して毎日奮闘していた しかし俺のこの生活はある時に突然崩れる ことに なるある日いつものように出社すると廊下 の真ん中に段ボールが無増さに置いてある のが目に入った 誰かが置きっぱなしにしたのだろうか俺は 出社前に買ったカップコーヒーを置きダ ボールを少し壁際に寄せることにした お重そのダンボールは意外と重く独り言が 漏れてしまう何はともあれとりあえず段 ボールを壁に寄せることはできたのでこれ で人の邪魔にならないだろうと 一安そして自分のオフィスに向かおうと スフを歩き出した瞬間は誰勝手に動かした のと背後からかん高い声が聞こえた俺が 瞬時に振り向くとそこには茶髪の30代 ぐらいの女性が立っている顔を見る限り 30代後半だがサングラスを頭に乗せてい たりと見た目は若々しく20代のような 格好だ はあ誰だよって く彼女はそう言いながらダンボールをだる そうに引きずってどこかに持って行こうと していたあのすみませんその段ボール通行 の邪魔になると思って橋に寄せまし た俺の声に彼女は気づきパッと顔を上げて こちらを見ると姿勢をたして腕を組んだ あのさ勝手に動かさないでくれるあ囲にい なかったので忘れられた荷物かと思いまし て上原はしばらく腕を組んで睨むような 視線を俺に向けた後じゃあ勝手に動かした んだから運んで3階の第3会議室までと ダンボールを見下ろしながら顎をくいくい と動かし命令区長でそう言った え俺は予想もしてなかった言葉に驚いたが 彼女はもう俺に荷物をばせる気だろ俺に背 を向けてエレベーターの方へと先に歩いて いたそしてその場に立ちすくむ俺を確認 するなり何ぼーっとしてんのよついてこと 言って俺を似んだ命令区長の彼女の言動に 少し腹が立ったがこの荷物を置いて去る

こともできないこうなればもう運ぶしか ない少し届けるだけならと 腰を痛めそうな重さの段ボールを持ちかえ て俺は彼女についていったしかし彼女が 言う第3回議室は今いる場所からかなり 離れているところにあることを思い出すし 俺の額には冷汗が 滲む予想通り結構離れていて俺は持って いる荷物の重さとかなり歩いたことで体力 を消耗第3回議室についた頃にはになって いた涼しい顔をして第3回議室の扉を 開ける女性あいお疲れそれそこに置いとい て彼女は疲れてもいないのにそくさと椅子 に座って俺に指示をする ああいつまでつったってんのそこに置い といてって聞こえなかっ た俺は出す心を抑えて上原の主に従いダン ボールを置くじゃあ俺はこれで はーい彼女は俺に目を向けずダンボールの 中を見ながらそう言った会議室を出て 先ほどまでの会に戻る時俺は彼女が誰なの か気になってい たこの会社は比較的カジュアルな服装が 認められているため服装だけで社員かどう かは分から ない金している俺でも見たことがなかった のでこの本社ではなく死者の方だろうか そんなことを考えながらさっきの廊下に 戻った時買った時には熱々だっったカップ コーヒーがかなり冷たくなっていることに がっかりしながらそのままオフィスに 向かって仕事を始め たその2日後珍しく会社で礼があったこの 会社は比較的自由な部分が多いので礼が あるのは結構珍しいすると俺やみんなの前 に専務が立って大きく息を 吸い込む皆さんおはようございます今日は いきなりですがこの部署の新しい課長を 紹介し ます専務のその声で近くのデスクに座って いる社員がこそこそ話をししたやっぱり 新しい課長って斎藤さんですかね斎藤さん スピーチとかするんす か彼の名前は小松俺の直属の後輩で1番 可愛がっている部だよく一緒に飲みに行っ てプライベートの話を度々していることも ありこうして俺をからかってくることも 多いおいやめろ小松多分俺じゃねえっ てそうは言ったものの今1番課長の座に 近いのはこの俺である 実は少し前に会社が海外死者を出すことを 気に俺の上司の広報課長はそれに伴って 昇進し席が空いている状態だったその間俺 が課長代りというポジションで奮闘し課長 がいなくなってもどうにか仕事は円滑に

進めていただから俺の心の中ではもしかし たら名前を呼ばれるかもしれないという 気持ちも確かにあっ しかしそんな俺の期待はすぐに打ち砕か れることに なるドキドキしながら姿勢をたしまっすぐ 専門を見つめていると違う方から大きく かん高い声が聞こえたえっと今紹介に 預かりましたここ後方で新しい課長になっ た上原と申します皆さんこれからよろしく お願いし ます 俺は聞き覚えのある声に耳を疑った声の方 を向くとそこには2日前俺にダンボールを 運ばせたあの女性が立っている周りの社員 もみんないきなり現れた若い課長に驚きが 隠せないようだ彼女は他の死者で実績を 上げていてこの度この本社の後方課長に 推薦されたみんなよろしく頼んだぞ 専務はそれだけ言うとその場を去っていく 俺は少しがっかりしながらもその日かなり 仕事が溜まっていたこともあってすぐに デスクに向かい仕事を始めたゴロゴロと デスクチェアを転がしてまた小松が俺に 話しかけてき た絶対斎藤さんの方が課長にふさわしい ですよあんなどこから来たかもわかんねえ 派手な女俺敬えないっすよしかも成績上げ たって一体どんな成績なんすか絶対に斎藤 さんの方がこらそんなこと言うな今日から はあの人は課長なんだからちゃんとうんだ よ俺は小松に軽く現国をして優しくしる しかしこの時の私は部下に対してこう言っ て怒ったのだがどんどん課長だから敬わ なくてはだめという気持ちを自分に 言い聞かせるようになて いく確かに上原の今までの成績はどうか わからないが俺の方が後方での実績はある はずだ一体どのような成績を収めれば課長 として就任できるのだろうか俺がそう考え ていると再び小松は俺のデスクに顔を覗か せたきっとあれっすよ誰かの者す幹部とか の娘なんでしょまたお前は仕事をし なさい俺に怒られてしょんぼりする小松 しかし小松の話を聞いて俺は幹部連中の 苗字を思い返していたすると1人だけ上原 という名前がいることに気づくそれは専務 の名前が見事に上原だったのだそう思うと 者の可能性はありえるしあの日の上原の偉 そうな態度にも妙に納得がいく俺の周囲の 社員にも上原が専務と同じ名前だという ことに気づいたものもいるようだ加えて 派手な上原の突然の課長就任に社員同士の こそこそ話は耐えなかっ た俺は心の中で社員たちの界隈に混ざり

一緒になって色々と考えていたのだがそ よりも今日仕上げないといけない仕事の量 にぞっとしたのでPCの画面に集中 する仕事を一段落させふと時計を見ると 時間の流れは早くすでにお昼前になってい た俺の仕事はまだまだ終わりそうにない俺 の会社は基本定時上がりが守られているだ から今日の仕事を明日に持ち込むのは俺の 仕事の計画がずれてしまうのでかなり まずい状況だそう思った俺は焦りギアを 上げて仕事した周囲の音が聞こえない ぐらい手を休めずPCとにらめっこして いるとあこの前の人じゃんちょだい わと後ろでカカに話し声が聞こえたが俺は 変わらずデスクに向かうね聞いてんの 話しかけてんだ けど近くなったその声にっとして後ろを 見ると上原がそこに立っていたあすみませ ん集中しててどうしまし たそう返すと上原はこの前ねまさか同じ 部署だなんて思わなかったわと言って ニコっと笑った仕事関係しょっぱなから ため口なところに対し思うことはあったが 相手は課長であり俺の上司にあたるそれに ため口で話すのだって捉え方主体では フレンドリーとも言えるだろううちは海外 企業も相手にする会社こういう堅苦しい 日本の礼儀から逸脱した人もいたって何も 不思議じゃないそう考えた俺は上原の ため口を何も思わないようにしたええ偶然 ですねそれでどうしました何か要件があっ たので は俺はデスクチェアを回転させ上原に体を 向けると上原は腕を組んで俺を 見下す私コーヒー飲みたいんだけど え俺はとっさに聞き返してしまういくら見 た目が若いとはいえまるで子供のような わがままを言う彼女にシンプルに驚いて しまったのだそしてすぐに我に帰り丁寧な 口調で話したあのコーヒーならマグカップ などを自しているのであれば急糖質に インスタントコーヒーがありますよ持って いなければ旧糖質の紙コップを使わないと いけないのですがホットを持ち歩く時は 火傷しないように気をつけてください ね俺はこの会社でコーヒーを飲むにはどう すればいいかをなるべく優しく説明した しかし上原はすぐに言葉を 返すインスタントなんて飲めないわだから 近くのコンビニでコーヒー買ってきて よ言葉の意味が一瞬分からなかったので 落ち着いて考え直そうと思った 時上原は言葉を続けたえできないの彼女は 何を言っているんだろういくら上司とは いえ部下をまるで自分の奴隷だとでも思っ

ているのだろうか俺は少しの間言葉を失っ たがすぐに正気に戻って上原に意見した あの今はます急ぎの仕事がありまし て俺が昼休憩を取る時でいいのであれば コンビニに行く際についでに買いに行き ますが正直今日は1日中忙しいので俺は 遠回しに断ることにしたすると上原は 引き続き俺を見下しながら笑うえ私上司な んだけど上司の言うことも聞けないの あんた部下なの に上原は高笑いするが目は笑っていない ですがしかし俺もここで引き下がれないだ が彼女の言う通り俺は部下とりあえず言う ことを聞くべきかかっこたる意で断って 自分の仕事を優先するかで葛藤していた すると上原の肩をトントンと指でつつく人 がいた背伸びをして上原の後ろを覗くと そこには小松が立っている 俺が行きましょう斎藤さんはかなりの仕事 を抱えていて今日は追い込まないと仕事が 終わらないと聞いています上原の背後に 立っている小松は胸を張って堂々と立って いたしかし小松も今日は忙しいはずだ部下 に迷惑をかけられないとも思ってしまう いや大丈夫だ松俺が行ってくるよいえ僕が 言ってきますちょうどATMにも行き たかったし先輩は大事な仕事をして ください 上原課長コーヒーはブラックでよかった です小松は俺に一瞬視線を向けると すぐさま上原の目をまっすぐ見ていたただ 小松の大事な仕事という言葉はなんだか 上原に向けた嫌みのようにも聞こえるええ 砂糖も入れてね上原はそう言って財布を 出し1000円札を小松に渡したあんたも 飲む得意に俺に聞いてくる上原それは まるであくまでここの上司は渡したとでも 言っているようだいえ結構です小松に買っ てあげてくださいあら残念上司と部下で 親睦を深めようと思ったのにするとこの 言い合いに小松も入ってきてあ僕も結構 ですお気遣いありがとうございますと言っ てお金を受け取りオフィスをを出ていく その最小松は自身の口の前に手を持って いきククイとジェスチャーをしたあれは のみに連れて行けのサインだろう俺は遠目 にいる小松に頷くと小松は笑顔にって消え ていく一方で俺たちのこのやり取りを周囲 の社員は聞き耳を立てていた隣の社員 なんかは仕事しているふりをしているが さっきからPCのが動いていないみんな 多分新しい上司が少し変わっている人だと 思っているのだろうだからと言って上原に 何かを抗議するものは俺を含め誰もい なかっ

たそれから2ヶ月が経ちやっと抱えている 仕事が落ち着いた新しい課長の上原は相 変わらず部下にお茶やコーヒーを入れさせ ひどい時には昼食なんかも買いに行かせて まるで部下をパシリのように扱う上原だが みんな何も言わずなんなら上原のわがまま 具合に慣れてきたとも言えるそんなみんな の変化ともう1つ大きな変化があったそれ は俺に急な移動願いが出たのだしかも かなり突然のことだった他の部署に移動に なることはごく一般的にあるのだがこんな にいきなり移動にになることなんてありえ ない社員のみんなも俺の移動を不思議に 思っていて小松なんかは完全に上原のせい だと思ってるのだろう俺の移動通達があっ た日からあかさに上原に対して嫌悪感を あわにしているそんな不審感に包まれる オフィスの 中おい私のマグカップからだ けどその声のする方を見ると上原がデスク に座りながらピンク色のマグカップを片手 で持ち上げてヒラヒラとさせているすると 社員の誰か1人が立ち上がり上原の飲み物 を入れに行くもうこの光景は見慣れたもの だしかしそれを見るたびに俺はあんな わがままな行動がこの先もずっと許されて いいのかとモヤモヤする他の社員もそう いるのだろう言葉にこそしていないが嫌悪 感が顔に出ていたそして俺たちとまた違う 思いを抱えPCに隠れながら上原を睨む 小松あの姿も見慣れたもので あるおい小松そんな顔してなんだ難しい 仕事でも抱えてんの か俺が着がすと小松は俺をまっすぐ でいや僕まだ納得できてないんすよ斎藤 さんは絶対ここに必要な人です少なくとも あのわがままの課長よりはと言って眉間に しを 寄せるまあまあそういうなそうだ今日飲み に行こうか焼肉でも食ってさ俺がそう言う と小松の顔はパーっと明るくなり元気に 返事をして仕事を そして俺はその日上原のわがままな行動を 不快に思いながらも安心して小松と飲みに 行くために急いで仕事をするそして定時の 時間になった時俺が帰り自宅をしていたら いつもは先に帰り自宅をして元気に声を かけてくる小松が周囲にいないことに気が つく俺は不思議なこともあるんだなと思い ながら一旦デスクに座り携帯電話を見て いるとだからちゃんとしてねえからこう なってんだ よと怒号がオフス中に響いたその声に驚き ふと課長石の方を見れば上原が何か書類を デスクに叩きつけて男性社員に怒っている

俺は目を凝らしてそれを見つめるとその 男性社員は小松であることがわかるあいつ 何がたのか な俺は心配そうにその光景を見つめている と小松も何か意見しているようだったです から俺は期日通りに提出しました嘘言わ ないでちょうだい提出してないからこう なったん でしょむっとした表情をする小松俺は しばらく2人を生していたがなんだか小松 と上原のやり取りにどこか心があるその ため俺はその場に割って入ることにした そして一歩一歩課長席に歩み 始めるあのお話中申し訳ありません彼小松 の意見は合ってると思います俺がそう言う と上原は目線を小松から俺に移しぎろっと 睨むは何いきなり話に入ってきてどうした のいらしゃい さんトのある言い方に一瞬俺の顔が 引きつるしかし今大事なのは上原の嫌みで はなく小松との仕事の話だ俺この書類作り 手伝いましたそれで完成した時に小松は そのまま書類持っていくって言ってたんで 何かの誤解じゃないでしょう か俺は数日前紀元に追われていた小松の 仕事を手伝っていたのだだから機嫌遅れと いうことはないと知っていた小松は無邪気 で子供っぽい一面もあるが仕事には真面目 でバット報告も必ずするそして絶対に嘘は つかないこれは数年間一緒に仕事してきた 俺だからわかるつまり大上原が確認を怠っ て取引先に提出するのを忘れていたの だろう俺は上原に小松の仕事ぶりやこの 問題となっているをいつ完成させたのか その他色々と小松を庇うように俺は説明し 続けたしかし上原はもう後に引けないのか 怒りのほ先を淡々と説明している俺に 向ける何言ってんの書類提出するところ あんた見てたの見てないでしょそのくせに 偉そうに口応えすんなよいえですからもし かすると誤解していたという可能性もある のではないかと 俺は今までの鬱憤もあり上原の土星に折れ ず 言い返すお前に何の権限があって意見し てんのもうすぐどっかに飛ばされる無能の くせにそれは今関係ないことです よしばらく上原と俺の問答が続き周りの 社員の視線も俺たちに集中していたすると そこへ1人の男性が間に入って くるのかね定時時間というのに騒がしい声 が廊下にまで響いていたよ振り返ると騒ぎ を聞きつけた専務が心配してやってきた ようだ俺が状況を説明しようとしたら我先 にと上原が話しだすいや部下が自分たちの

ミスを認めないからきつく怒っていた ところですいえ違います俺はただ俺が自分 の意見を言おうとした時先に専が口を俺の 葉を遮ったうん課長も板についてきたな 社員も上司を困らせてはいけないぞ えあろうことかろに話も聞かずに上原の 味方をする専務に俺と小松はアとして しまった専務はその後も俺たちの話を聞か ず自分の意見だけ言い残すと俺たたに残っ ていた社員にみんなお疲れ様定治だ帰り なさいと言ってその場を去っていっ た そんなこんなことありえない だろ悔しそうな小松そして専務のフォロー で得意げに笑う 上原おかしいですちゃんと話を聞いて ください部下に怒鳴りつけて罪を着せる なんて俺は講義を続けるが上原は話は 終わったと言わんばかりに帰り自宅を 整えるあいコマスとが言ったっけこれ遅れ てすみませんて明日にでも謝りに 行けよ上原は書類を怒りに震える小松に 投げつけ席を立ったあの俺の意見を聞いて ください聞いてくれないならにこの子と 取引先に行って事情を説明します よ脅しをも織り混ぜて訴えかける俺に上原 は ああそれは無理ねだって明日からお前は ここにいないからえどういうことですか俺 の移動はまだ俺の意見に失する 上原何生ぬるいこと言ってんのんだけ失礼 な態度をした社員は首よ首え首困惑する俺 を見て上原は高笑いするちょっと斎藤さん を首て心配する小松を見ても上原は笑う そもそもね私の部下におっさんはいらない 何を言おうと今日であんたは首 ねわかりまし 上原は俺の返事を聞くとクスクス笑って 呆然とする俺を横切って帰っていったくそ あのこ入手女 が小松は書類を地面に投げつける俺は そんな小松の背中をさすり小松今日は とりあえず飲みに行くぞと言い怒りに 震える小松と一緒に会社を出たそしてその 日はこれまでで1番箸の進まない小松を 見ることになるそして俺はそんな小松を 励まし ながら俺の仕事は上原課長に引き継いで もらう小松は今まで通り自分の仕事をし なさいと言って小松の皿によく焼けた肉を よそった次の日俺は人事部へ呼ばれたため いつも通り出することになるして会議室に 通されあれこれ色々と遠回しに伝えられた が要は上司上原への異常な反抗そして部署 の輪を見出したとして解雇をお願いしたい

ということだったさらには専務からも解雇 処分を願う書面を受け取っているそうだ 確実に上原と専務が協力したに違いない この事実を覆すこともできないだろ 抗議するのにも疲れその場で承諾する そして数日以内には俺は荷物をまとめ会社 を去ることになった俺がダンボールを 抱える姿を上原はニヤニヤしながら見てい た翌日目を覚ますと時計は朝の11時を さしていたあやばめっちゃ 近くそうか 俺首になったの か はあ俺は大きなため息をついた後携帯電話 に手を伸ばすするとちょうど携帯電話の 電話が鳴った携帯画面には発信者に小松と の表示があるどうしたのかと思い俺は 咳払いをして電話を 受けるおはようございございます斎藤さん もしかして今起きましたあおかげ様でよく 眠れたよどうしたんだお前仕事 は俺はそう言うと小松は高らかに笑ってあ 仕事やめましたよと元気に言うへえそうな んだえやめ た俺は驚き声を 張り上げるあんな会社やめましたよ本当に 面白かった です小松はそう言って今日何があったのか 話し始める小松の話によれば今日修行と 同時に車内は前としたらしい理由は早朝に 取引先が来車したことであっ た誰よこんな朝っぱらから相談を予定した やつはたんと早く対応し なさいしかし上原がそう大きな声で言って も反応する社員はいない上原のかん高い声 は次第にオフィスに響き渡るするとそこへ 青い顔をした専務が 登場専務は上原に何やら耳打ちをした らしいすると上原はぎょっとした顔をした ちょっと担当早く出てきなさい取引先 待たせてるわよ50億の相談よ担当は 誰上原は名乗り出ない社員にイラつき始め 社員1人1人に怒鳴って回ったらしいそれ もそのはず50億もの相談はこの先の社運 を左右するものだ取引先を待たせるなど 破断素材となるものを彼女は取り除き たかったのだろうそして順番に社員に聞い て回り最後小松のとろに来た時ちょっと あんたここ長いんでしょ担当誰か知ってる わよね 額に汗を滲ませた上原の問いに小松は笑い ながら担当は昨日退職しましたよと答えた らしいそうその相談そして社運を左右する ほどの大きい取引を担当していたのはこの 俺であった事実を知った上原は顔面蒼白に

なり 慌てふためくその姿をざあ見ろと言わん ばかりに笑って見ていた小松は上原に怒り のほ先を向け られあんたどうにかしなさいよと土星を 浴びせられたしかし俺の仕事は上原に全て 引き継いでもらうことを聞いていた小松は また大笑いするえ斎藤さんの仕事はあんた が引き継いだんでしょならあんたが行けば いいじゃないですか小松の言葉に上原は 激怒プライドがやけに高い彼女のことだ ここで小松に頼み込むことなんてでき なかったの だろういい私の命令に従わないならあんた は小松を脅すとした瞬間小松は話の腰を 降り首か斎藤さんと同じようにさすが死者 にこ入社させられて課長にコ就任させられ たものの無能すぎて課長会人の署名が 集まった上原課長す ねそう小松が言うと上原は顔を真っ赤にさ せるあんたどこでそれをまあまあともかく こんな無能上司のわがままで有能な人が 辞めさせられるなんてこの会社も腐ったっ すねこんな会社自分から願い下げすじゃ そう言って小松は怒りで頭をかきる上原に 背を向けこうして会社を出てきたのだと いう はあめっちゃすっきりしたすよさ斎藤さん 今から家行っていいですかこれからのこと 話し合わなきゃですからね えこれからのこと就職活動 か俺は不思議そうにそう尋ねると小松は いたずらに 笑う違うっすよ起業するんです俺たちでえ えそんな企業だなんて俺は驚きながら企業 を断るが小松はまたクスクス笑いながら だって俺オフィス出る時に有能な斎藤さん の会社で働いた方がマだって言って出てき ましたよあの言葉聞いてやめる社員いる だろう なあお前勝手 に俺は色々と言いたいことがあったが小松 は俺の信頼できる部下だ共に起業し仕事を してみるのも悪くない気がし たダメすか斎藤 さん小松来る時ノートを一殺買ってきて くれちょうどノートを切らしてるんだその ノートで作戦会議と行こうか俺がそう言う と小松は元気な声で返事をするそして俺は ふと先ほど聞いた話の不思議な点に 気づくそういえば課長怪人の署名って何の 話 だ俺の問いに小松は思い出したかのように 話し始めたああ俺実は死者に仲のいい同機 がいてそいつから聞いた話なんですけど

あの上原死者でもいきなり入社し課長に なったらしいっすそんでその無能ぶりに俺 の同期は困ったらしくて へえそれで課長会にを俺がそう言うと小松 は深刻な声になるいやそれがそうじゃない んすよ俺の同期結構仕事できるやつで死者 にいる理由も嫁の実家が近いからって理由 で希望して死者に残っているやつすそんな 同居は死者のエースって扱われ方してたの に不思議と上原が課長になってからは仕事 の出来を褒められなくなったらしいす 小松の話に俺は嫌な予感が するつまり上原はええ部下の仕事の成果を 横取りしてたんすよそして自分のミスは 全部人のせいそれが俺の同機によって 明かされたことで課長会人の署名が集まっ たらしいっすそれぐらいにちょうど本社の 課長席がいたんでしょうねく腐って るっすよ俺は一瞬混乱するが小松はそんな 俺を差し置いて笑い出すまこれ俺が たまたま同期と繋がってたから知りた情報 らしく本社の社員は誰1人として知りませ んでしたそれを盛大にばらしてやったんす よ無邪気に笑う小松に釣られて笑って しまうさすがだな小松お前すごいよへまた 焼肉っすねそう言って人切り笑うと小松は そうに電話を切った俺も朝の身じくをする ために携帯電話を置こうとした時 入れ替わりでまた携帯電話が着信する画面 を見れば俺が勤めていた会社からだはい 斎藤です電話を受けると聞き覚えのある キキ声おいお前今すぐ会社に来い上原の声 からは怒りと焦りが伺える えなんでですか理由は分かりきっていたが あえて聞くこと に談だよ談ごの上原はテンパっているのか いつも饒舌な皮肉や嫌味は出てこないよう だいやいや俺は首になりましたよしかも 専務からも解雇通知が届いていましたし俺 がそう答えると上原は怒りでを ているのか荒い鼻息とギリギリという鈍い 音を 出す私が特別に過去のことは水に流して 戻ってきてもいいって専務にお願いしたの 少しは喜んだら どうこの言うに俺はさすがにむかついて くるお言葉ですがお父さんにお願いしたの 間違いではまああなたは本当は何も話して おらずどうせ今からお父さんに泣きついて どうにかしてもらうんでしょうけど ああんた私がどうにかしてやろうとどうに かしてやる笑わせないでくださいよ そもそも俺を首にしたのはあなた でしょ上原は具のも出ないのか黙り込む俺 は畳みかけるように話を

続けるそれにあなた社会人ならせめて敬語 は使いましょうねはあなんで私があんた なんかに敬語は常識ですよそれに今はもう あなたは上司でもなんでもない年は俺の方 が上じゃなかった上原さんが上でしたね僕 は36歳なので上原さんより4つも下でし たすみませ んなんで私の年を知っているのよいやあ見 た感じですか ね上原が年齢を隠していたことを知ってい た俺は普段なら絶対にしない嫌みを連発 する仕事は遊びじゃないんですよ分かり ますそんな常識も分からないようないい年 して子供みたいなあなたを育てた親の顔見 てみたいですよあ知ってました専務でした ね俺はわざと挑発するような口調で 話す俺がそうして電話をしている最中 ノートを10冊ほど持った小松が家に到着 俺の電話しているのを聞きながら小松は 楽しそうに静かに笑っていたそして しばらく沈黙が流れた後電話口からは 大きな声が聞こえてくるおい取引先がもう 帰るって言ってるぞ何しとるんだ 全くそれは専務の土星であった上原は電話 が俺に繋がっていることを話すと専務は かせと言って電話を上原から奪い取った ようだお前が担当者が何をしている俺に 開校1番土星を浴びせる専務この親子の せいで俺は首にさせられた声を聞くだけで ムカムカしてくる何よって今元部下と家に いますけど正直に答えた俺だがこの回答は 専務を魚でした らしいお前なそんななめたことが許される と思ってるのかもし会社がどうにかなっ たらどうするん だ耳がビリビリするほどの怒号を受け俺は 失笑して しまうそんななめたことじゃあ娘を入社さ せ社員の手柄を娘のものになるよう操作し 実績などを改ざんしている専務のやって いることはなめたことには当てはまらない んですね俺がそう言うと専務はいきなりし らしくなるこれ社長は知っているんですか 専務は黙り込んでしまったしばしの沈黙が 流れる中俺は畳みかけるように淡々とした 口調で話しだす静修性でもない会社で案に 身内を優遇し気に入らないものは左解雇さ せさらには人の手柄を奪って社員の出世や キャリア潰すこれ社長が知ったらどう思い ますか ね俺の言葉に電話の向こうがガタガタと 物音が なるお願いします勘弁して くださいどうやら専は震え そして続けに電話の相手の俺

にすみませんどうかお許しくださいお金 ならいくらでも渡しますと許しおこうあお 金なら結構です不子として会社を訴え社長 からいただくつもりですの で専務はもう言葉にならない情けない声を 出す目の前にはに腹を抱えて笑う小松 そして専務は ついにわかりました娘を退職させますそう なると専務の後ろからはちょっとパパどう いう こととかん高い文句が聞こえる俺はその 2人のやり取りに笑ってしまう結構です それで は俺はまだわあわあと声が聞こえ電話を 一方的に切り携帯電話の電源を落とした 後日風の噂によるとあの会社の50億の 相談は破断したようだそして俺と小松は 上原親に不当を解雇された件とそのついで に上原親子の小入社や社員の手柄を奪って いることなどを会社に報告俺と小松には 社長から口止め量を含むかなり大きい額の 退職金が振り込まれたそしてあれだけ好き 勝ってした上原親子は親子揃って仲良く 解雇された らしい職業安定所に親子で行っている姿も 目撃されているとかまあこれで俺の中の モヤモヤは晴れていったそして俺と小松は 手に入れた大金を元に用今はオフィスの インテリアをどうするか2人で揉めている 最中 だ絶対に1枚板のテーブルにするべきっす いいや大せつのテーブルはガラスと決まっ てるん だお互いに一歩も引かない俺たちだがこれ には訳があるそれは来月50億の商談相手 が来客するからである俺と小松の笑い合う 姿を周囲の新しい仲間たちそして顔馴染み でもあるみんなは微笑んで見ている俺は しかめつらで目の前にいる小松含め俺に ついてくれたみんなを守るために も精神誠意本気で取り組んでいくつもり だデスクで今日のスケジュールを確認し ながら必要そうな資料を印刷したり視点へ カタログを手したりと朝のルーティン業務 をこなしていく俺小浜しの務める住宅設備 メーカーは全国に視点を持っている本社に 席を置く社員はそれぞれ担当の視点が与え られていて担当視点の売上を見つつも自分 の制約も確保していかなくてはいけない 本社社員の相談相手はハウスメーカーだっ たり小さな公務店だったりとエンド ユーザーに関わることはないが視点社員の 多くは各家庭へ設備提案を行っている担当 視点と自分両方の売上を確保するという ことはBTOBとBtoC両方の知識や

相談イメージを必要とされているという ことだ今週も休日は返上だな今週末に開催 される競合他者の展示場のダイレクト メールに書かれた日付を見て俺は呟いたし なくてはいけないことは多いプライベート なんて合ってないようなものだけれど そんな毎日に不満はない浜課長おはよう ございますおはよう今日こそは課長より 早く来ようと思ったんですけど隣の席で わざとらしく唇を尖らせる笹川さんに俺は 苦笑いを返す去年地方の視点から本社配属 になった笹川萌えさんは本社配属を任命さ れただけあって仕事はできるミスもないし 早い俺のチームのサブをしてもらっている が制約数も俺の次に多い髪も落ち着いた色 のボブヘアでスーツだってグレーで爪に角 な装飾はない遅刻もしないし急な休みや 相待もない典型的なできる部下である彼女 だけれど1つだけ困ったところがあるあ 課長これどうぞえいいの毎日もらっちゃっ てるけど笹川さんが鞄から出してきた クッキーを受け取るクッキーと言っても小 放送のものを一袋ではないの違うクッキー が4つほど入った小さな箱だ箱に書かれて いるロゴはデパチカで見たことのある店の ものだスーパーでは売っていなさそうな安 すぎず高級すぎないお菓子笹川さんは品え 毎日折れにこのレベルの差し入れをくれる 昨日はインスタントのスープだったいいん ですもらい物なので家でも余っちゃうと もったいないしそう笹川さんは俺から目を そらすこの言い訳も毎日同じ言葉だった じゃあありがたくもらうね俺は手の中の クッキーを鞄にしまう味の感想を言える ようにお昼くらいには食べておこうと スケジュールにメモを書き入れた視界の橋 に移る笹川さんはご機嫌にパソコンの電源 を入れている俺は笹川さんに気づかれない よう小さくため息をついた大学の頃に 付き合っていた恋人と社会人1年目で別れ てから10年女性に縁のない生活を過ごし てきたその時彼女に仕事が大事だからと 言って別れを切り出したのは俺の方だ10 年経った今もその気持ちは変わっていない 結婚なんてしたくない今の生活が変わる なんて考えるだけでも狂い出しそうになる 笹川さんからのアピールに気づいた時に 恋人くらいならとイメージしてみたものの それだけで1週間の通が続い たはこんなんじゃなかったはずだけどな 朝礼前の騒がしいオフィス誰にも聞かれ ないように呟いてみるいつからか変化と いうものに敏感になり怖くなった今の毎日 が最高で今の状態にい続けたいもう一度隣 の笹川さんを盗みみる今日の相談に備え

資料を揃えていた笹川さんが俺の視線に 気づいた首をかしげてなんですかと笑顔で 問いかけてくる女にまた井当たりが重く なるのを感じた夏と冬は急等期の依頼が 増える厳しい冬を超えて機械が限界を 訴える夏完全なカパが来る前に交換して おきたいという顧客の思いどちらも忙しさ の理由としては納得できるそれに加え年々 ひどくなる人員不足に俺の残業時間は最高 記録を更新していた笹川さんもう帰って いいよ広いオフィスの中俺の手伝いをする と残ってくれている笹川さんと俺は2人 きりになっていたオフィス中央にある 掛け時計はもうすぐてっぺんをまたごとし ているでもまだ半分もオーダー確認できて いませんよ今私が帰ったら課長は今日帰れ ませんよねディスプレイを見つめたままの 笹川さんの横顔で眉が困ったように下がっ たいや別に今中に全部確認しないといけ ないわけじゃないから俺もキがいいところ で上がるよでもそしたら明日以降の業務に 師匠がそんなの優先順位を決めてどうにか すればいいから若い子に残業させたって なると俺の評価にも響いちゃうし頼むから 今日は切り上げようここまで行って笹川 さんはやっとわかりましたとマウスを 動かす手を止めたディスプレイを見つめて いた顔は俯いていてうまく表情が読み取れ ないほら終電なくなるよもしもう間に合わ ないならタクシー使って領収書もらって くれて構わないから俺は笹川さんから視線 を外し引き出しにしまっていたタクシー 会社の連絡表を出そうとしたその俺の手を 笹川さんの細い指が掴むどうしたの課長 あのあタクシー表なんていらないか今は アプリで歯車依頼できるよねじりじりと 距離を詰めてくる笹川さんから俺も同じ ペースで離れるまっすぐにに俺を見つめて くる笹川さんの瞳には涙が溜まっていた次 のお休み開いていませんか俺の手を掴んだ ままの笹川さんの指は震えていた緊張して いるのだろうその指は冷たくて言葉を 吐き出したばかりの唇は噛まれている俺は 胸の中で笹川さんに一言ごめんと言って から口を開く笹川さん俺の勘違いだったら 聞き流して欲しいんだけど俺今も昔も多分 この先もずっと仕事にしか興味がなくて 笹川さんの指が力なく俺の腕から外れて いく差し入れも明日からはもういいから 俯いた笹川さんから鼻水をすする音が 聞こえる俺はデスクの上からティッシュを 数枚取り出し笹川さんへ渡すそれを 受け取った笹川さんはすみませんでしたと 震えた声で言いながら立ち上がったそして 扉の前で振り返りグレーのスーツ

ジャケットを ひすい出しませんのでガツポーズを決めて オフィスを出ていった背中に俺は頭を 下げるその後でデスクチェアの背もたれに 大きく体を預け腹の底から息を吐いたこれ で明日からまた笹川さんが移動してくる前 の毎日が始まると思っていた笹川さんと 残業をした夜から1週間が経ったあれから 朝の差し入れもなくなったし笹川さんが俺 と一緒に残業をすることもなくなったそれ もそのはずだった笹川さんはあの日以降 会社を休んでいるホワイトボードに外出の 予定を書き込んでから笹川さんのデスクを 一別する小浜君出るのあはいよみをしてい たら部長が近づいてきたことに気づか なかった部長は俺がさっきまで見ていた 笹川さんの席をちらりと見てから戻りは 17時かとつぶやくその顔は決して明るく はない今日は定時で上がれそうかどう でしょう今からの相談次第になりますが そうかじゃあ飯は無理そうだな戻ったら声 をかけてくれ部長は俺の肩を叩いていい話 じゃないんだと耳打ちしてきたもちろん 部長の言葉がその後の相談に響くような ことはしないけれど相談が終わった瞬間 全身からぶりと汗が吹き出てきたオフィス に戻りデスクに鞄を置く俺が部長の席を 見ると部長はもう立ち上がっていた笹川君 休んでいるね打ち合わせ室で部長はそう話 を切り出したはいそもそも血筋どころか 有給を使うことも少なかったので正直驚い ています驚いているそうか部長の眉が ぴくりと跳ねる途端に険しくなった部長の 表情に俺はず乾いた喉を鳴らしてしまった ここで尋問のようなことをしても仕方が ないな尋問ということは笹川さんの休みに 僕が関係しているということでしょうか 覚えがないか俺は首をかしげつつありませ んがと答えた正直あれしかないとは思って いたしかし詳細を話せば笹川さんも会社に いづらくなるだろうと思い俺から言うのは 避けようと瞬にしたのだそれが裏目に出て しまった机を挟んでいるというのに俺に かかるほどのため息を吐いた部長は俺を 睨む彼女は小浜君に言い寄られていると 言っているんだが君には佐々川君を傷つけ た自覚はないのかと聞いているんだ開いた 口が塞がらないとはこういうことを言うの だろう部長の鋭い目が俺をいく笹川さんは 嘘をついているでも俺がそう言って信じて もらだろうかこんなの先に告発した方が 有利に決まっている部長違うんです何が 違うんださっきだって外出前に彼女の席を 見つめていただろう俺は首を振る俺が彼女 の誘いを断ったことでこれだけ休まれて

いるのだとすれば申し訳ないと思ったから だ小浜君も十分会者に貢献してくれてきた けれど佐川君も今の君くらいの年になれば と君以上の働きをしてくれる心臓の音が うるさかったこの先部長が続ける言葉を 待つ俺は全身から汗を流しているというの に頭の中だけは焼きに真っ白で覚めていた 北陸の視点に空があるんだがどうだ机の上 に置かれた事例を俺は読んでいく書かれて いる文字を目で追っているのに内容が全然 頭に入ってこないどうだと聞いてはいるが 分かるな はい俺の返事を聞いて部長が立ち上がる 背後で扉の閉まる音が聞こえても俺はその 場から立ち上がることができなかった移動 日は月末今月はすでに半ばを通りすぎて いるそりゃそうだよな俺がいたら出勤でき ないんだから事例を右手で握りつぶした 左手で頭を抱え髪をかき乱すなんでだなん でどこで間違えた机を叩いても大声を出し ても現実は変わらない受け止めるしかない と分かっていても体中が嫌だと叫んでいる それからどれくらい経っただろうか乱れた スーツを直して自分の席に戻れば周りの 社員が俺から視線をそらしていったそうか ここに入れないのは俺の方なのか俺は自分 自身を鼻で笑い席についた事例が出てから の半月はあっという間だった引っ越し先で 会社が借りているアパートに荷物を運び 北陸では車が必須だというのでカーリース を契約した東京では重宝していた貸しきも 向こうでは必要がないと聞いて電動自転車 と一緒にリサイクルショップで売ってきた 確かにここじゃ車はいるな新幹線を降りて 在来線でアパートへ向かう道中車窓の 向こうに広がる田園を見て俺は1人呟いた 電車も3両しかないというのに座席は空い ているし吊り革なんて必要があるのか首を かげてしまうほどに人が少ないきっと 社会人のほとんどは車移動で電車は使わ ないのだろうどこまでも続く緑や茶色の 景色が心を落ち着かせていくここに着く まではやっぱりまだ納得がいかないままで 胸の底に沈殿していた黒い感情も不思議と 軽くなっていた変化もたまには必要なのか もなこんな独り言を言っても誰も俺を 問い詰めない自由で穏やかな町だと思った アパートに着いてから俺は周りを歩いた車 を取りに行くまで時間もあるし車が来て しまえばこんな風に散歩をすることも なくなるだろうと思ったからだ店は少ない 田んぼの向こうにコンビニが見えるけれど あそこまで歩くのにどれだけの時間が かかるのだろうか塩の香りがするなそう いえば電車から海が見えていた緑もあるし

海もある周りを見せば畑も田んぼもある 東京で生まれ東京で育った俺にはここが新 世界かのように思えたじゃあお先失礼し ます視点の社員は定時の18時を過ぎると 揃って代謝していく掛け時計を見上げれば まだ18時を過ぎて5分だというのに事務 所に残っているのは俺と四天長のみとなっ てしまった越してきて1週間が過ぎた そろそろ視点にいる30人弱の社員の顔を 覚えきりたいというのに日中は営業で みんな出払っているし残業もしない本社に いた頃は考えられなかった光景にこれが 変化かと1人ため息を吐いた小浜君どうだ 北陸はあえっと突然かけられた四店長から の問いに言い淀んでいれば支店長は豪快に 笑い出すいいよ気を使わなくて東京から来 たばかりだとつまらないだろう いえそんなことないです畑も田んぼも こんなに並んでいるのを見るのは初めてで 興味深いです俺の返答に四店長は荷物を鞄 に詰めながらうんうんと頷いていく私はね 10年前に名古屋から来たんだよ初めは車 の運転も怖くてね生まれも育ちも名古屋 だったから変化というものに慣れてい なかったのもあるんだろうけど3年以内に 絶対に戻るとに決めていたんだよ店長はで もねと顔をあげる不思議だね今ではここが 大好きなんだ四店長の言った変化という 単語に俺は思わず肩を揺らしてしまった君 がここに移動になった理由は深くは聞いて いないし他の社員も知らない本社の人間と 繋がりがあるものはいないと思うから のびのびとこの地の面白さを見つけていっ てくれれば私も嬉しいよ 田んぼだって同じもののように見える けれど毎日変化しているからね店長は鞄を 持ち上げて扉に向かうその途中でああそう だと振り返ったここに来たらねどうしても 車を使わないと生活は難しいんだけど私の おすめは散歩だね散歩ですかそう車の スピードじゃ気づけないものがたくさん 転がっているからね例えばと聞こうとした 時には店長の背中は扉の向こうに消えてい た俺はデスクの引き出しに置いてある車の キーを取り出して手のひらに包み込む本社 にいた時はスケジュールアプリを使用して いたけれどこの視点では1週間の予定を 視点長に紙で渡すというので手帳を買った 手帳の今月のページを開く先月までは休み の日も他社の展示場を回ったり新作展示間 へ足を運んだりしていたでも今俺の手帳の 休日欄には何も書かれていない散歩か呟い て天井はおいだ開けてある窓からは締め っぽい風が流れ込んできていたそれから俺 は休日の半日を歩いて過ごすことにした

最初は家の周りを歩いた家の周りで行く ところが尽きてくれば車で少し遠くまで 移動をしてからその付近を散歩するあ塩の 香り家の周辺でもかかに感じる海の匂いが 余計に強くなった通りでこの辺はアルミの 壁面が少ないわけだ潮風を受けると錆びて しまうからだろうこの辺り一体の一軒屋の 外壁には統一性があるでもどの家も外壁に は注意しているのに外に剥き出しにされて いる設備品などは遠目からでも汚れている ように見えた九頭機って潮風に影響ないの かな考えたことなかった下からは見えない けれど屋根の上にソーラーパネルを置いて いる家はあるのだろうかそれは影響を受け ないのだろうか一見一件の前に立ち止まり 見学をしたい気持ちを抑え歩くスピードを 緩めていったその時だったうわ案外こんな 急にたどりつくものなんだな途端に目の前 に広がった青い景色に目を奪われた都心で 見ることのない青青とした美に視線を奪わ れながら海岸へ足をつつける砂浜に転がる ペットボトルに心の中で舌打ちをしながら 穏やかな時間を過ごしていた人か砂浜に ある大木に体を傾けている白い姿が見えた 何度も瞬きをしてそこを見直しても白い塊 が人にしか見えない嘘だろ心臓が大きく 波打ったのを感じた震えていた膝を叩き俺 はその白い塊に駆け寄った近くへ行けば 白いワンピースを着た女性だということが 分かったその体を抱きおこせば女性の顔が 青ざめていて唇はカタカタと震えていた その割に体は熱くて俺は眉間に寄せた芝を 深くした熱中症か海辺の風は都会で感じて いたものに比べるとだいぶ穏やかではある しかし湿度の高い風は不愉快な熱っぽさを 見ているとにかく救急車かスマホを スピーカーにして通話に応じながら俺はカ から繁華値と未海風のミネラルウォーター を取り出した濡らしたハカ地を首元に当て 女性を揺らさないように注意するそうして いるうちにサイレンの音が聞こえてくる 適切な処置ありがとうございます救急車に 女性を運んだ後で救急隊員の男性に頭を 下げられるあいえ念のためと連絡先を聞か れたので名刺を渡しておいた救急車が 遠ざかっていく俺がそれを見送る時には 水平線に夕日が溶け込んでいたなんか疲れ たな今日は帰るか車に乗り込む前に服に ついた砂を落としていく鞄を助手席に置く 時胸の奥が随分と軽くなっているのに気が ついたありがとうか俺はエンジンをかけ アクセルを踏む車の中に忍び込むオレンジ 色に自然と頬が緩んでいくのを自覚してい たそんな怒涛の休日を過ごしても当然の ようにいつも通りの月曜日が訪れるはず

だった小浜君君にお客様だよ僕にですか 日中もずっと事務所にいたようだけれど いつの間にか売り込みなんてしていたんだ ね店長が柔らかく微笑みながら視点の客用 打ち合わせスペースを案内してくれる もちろん身に覚えのない俺は首をかしげて いるけれどそんな俺に気づいているのかい ないのか店長は小浜君にアドバイザーは いらないよねと扉の前で俺を1人にして しまった失礼します俺は扉を3回ノックし ゆっくりと扉を開けていく俺を見るなり 立ち上がり頭を下げる姿に俺は目を見開い た先日はありがとうございましたそこにい たのは2日前海辺で倒れていた女性だった ほんの少しの散歩のつもりが随分と歩いて しまったみたいで黒く長い髪を耳にかけ ながら女性は眉をどんどんと下げていく いえすぐに回復したようでよかったです 大事に至らなかったのも小浜さんが適切な 処置をしてくださったからだと病院の方に 聞きましたどうして名前をと思いながら席 へ着くと女性が慌てて鞄から俺の名刺を 出してきた小浜さんはこんなつもりで名刺 を渡されたんじゃないかもしれませんが急 に来てご迷惑だったなら申し訳ありません そんなお元気になられた姿をを見て安心し ました俺がそう言えば女性はやっと肩の力 を抜いていくよかったと満面の笑を咲か せる女性に俺も胸を撫で下ろした土曜に 会った時も思ったけれど今俺の目の前に いる女性は相当に美しい表サドを歩いて いれば10人のうち9人は振り返るだろう 美しさを持っている女性は名乗るのが遅く なり失礼しましたはかと申しますと白くて きめ細やかな肌の上で大きな瞳と形のいい 唇を柔らかく細めるこれつまらないもの ですがはるかさんはテーブルの上に菓箱を 置く俺は思わず眉間に寄せてしまったシを 慌てて伸ばした甘いものお嫌いでしたかあ いえ実はここに引っ越してきたのが先月 でしてそうなんですねどちらからいしたん ですか都内からです向こうでよくもらって いたのですが全国展開している店だとは 思わなかったので驚いてしまってそう はるかさんが俺に差し出してきた菓箱は 笹川さんが俺にくれていた差し入れでよく 見たものだった頭の片隅によぎる最後に見 た笹川さんの表情を頭を振って追い出す ありがたく頂戴します箱を掴んだ俺の手に はるかさんの白く長い指がはうこれも何か のご縁だと思うのですがはかさんがまを 伏せる長いまつ毛が涙袋にうっすらと影を 作った私のお願い聞いていただけますか 打ち合わせスペースから出た俺とはるか さんがたどり着いたのは1軒の木造住宅

だった2階建てで片のよく見る小民家で あるその家を下から見上げるあのこちらは 俺は隣に立つはるかさんに声をかける はるかさんは唇で子を描いたまま俺の問い に返事をすることなく目の前の インターホンを押したBとなる古い音に 応じて玄関の引き戸がガラガラと開いて いくそこから顔を出したのは7080歳 ほどの男性だったああはるかちゃんどうし たのいい男連れて男性とはるかさんの顔を 交互に見ている俺を知りにはるかさんが話 を進めていく道下さんお元気そうでよかっ たこちら設備メーカーに務めの小浜さんと いう方なんです先日知り合ってねそういえ ば道下さんお湯が出なくなって困って るって言っていたのを思い出したのそれ から治ったいやどうもこうも修理のものに 電話をしても今は部品を作るのに時間が かかるって言われたっきりなんだよ目の前 で繰り広げられる会話を必死に処理して いく1歩下がり2人から視線を外す家の 周りを見渡せば外で汚れた九頭機が むき出しになっていた名乗るのが遅れ 申し訳ありません小浜と申します九頭機は あちらでお間違いないでしょうか2人の 会話に割り込み九頭機を刺した道下さんは サンダルを履いて俺たちを追い越して当機 の前に行くそうそう今までも冬や大雨の時 にエラーを起こしたんだよそれでも頑張っ てくれていたんだけどねそろそろ交換時か 土や雨誇りで汚れた当を愛しそうに撫でる 道下さんを見れば俺は腹の底から熱が 上がってくるのを感じた道下様差し出 がましいようですがそもそも海の近いこの 地域で通常の九頭機を使うのは特撮では ないかと思います今週いえ明日にでも提案 書をお持ちしますので私にお任せして もらえませんか脳内で記憶している カタログをめくっていく急いで工事日程や 金額を計算し教に段取りを組めると結論 づけた自宅が近いからというはるかさんと はその場で別れ事務所に戻るパソコン カタログとにらめっこしていれば気づけば 日付は火をまたいでいた久しぶりに目疲れ たな眼鏡を外し目頭を抑える1ヶ月ぶりに 感じる疲労感に俺は目を閉じて酔いしれた 次の日に持って行った提案所に道下さんは 即決で反ををしてくれたそれから1週間 経たずして道下さんの家の等機は新しい ものに入れ替えた都内だと修理をして くれる業者の手配も難しいけれどこの場だ と地元密着型の公務店が多い難しいと思っ た工事日程も計画通りに進めることができ たいや小浜君のおかげだよ今までよりも 温水が出るのが早いって神さんも喜んでる

しばらく戦闘を通いかって諦めてたんだ けどね本当にありがとう俺の手を握るだけ じゃ道下さんの喜びは治まらなかった らしい丸まった背を伸ばし俺にはぐしてき たその瞬間目の前がスパークしたかのよう に白くなった胸の奥にはるかさんを助けた 時と同じような思いが湧いてくるはるか さん家に入っていた道下さんを見送り俺は 隣にいたはるかさんに声をかける他にもお 困りの方がいればお声かけください俺も この辺海辺近くの家を回っていきたいと 思いますはるかさんは忙しくなりますよと 微笑んだそれからはるかさんの言葉通り俺 の毎日は一変した海辺で壊れやすいのは 九頭期だけではなかった古い家も多く最新 設備品に疎い人が多かったおかげで俺の 提案に興味を持ってくれる人も少なく なかった視点の売り上げもまた琢磨に 上がっていき気づけば俺は視点の中で1番 の成績を叩き出していた 海辺に吹く風もすっかり冷たくなった浜辺 をはるかさんと歩きながら俺は沈んでいく 夕日を見つめる本当はるかさんのおかげ ですこの街を好きになれたのもここに来る 意味を見い出せたのも私は何もしていませ んよ小浜さんが精神誠意町の皆さんの 気持ちに答えてくれただけですはかさんが 立ち止まり綺麗なお辞儀をしてくるやめて ください俺僕の方が頭を下げないといけ ないのにそうだ何かお礼をさせていただき たいです 礼はるかさんがゆっくりと顔をあげた俺と はるかさんの間に塩を含んだ風が流れて いくはい何か美味しいものでもそれは デートのお誘いですか夕日に似合う穏やか な笑を携えてはかさんが歩き出すいえあの こんなことを言うと惹かれてしまうと思い ますが結婚やお付き合いというものに興味 がなくてなので単純に純粋なお礼として 安心していただければ知っていますよそう いうはるかさんに今度は俺が足を止めた前 を歩くはるかさんの背筋はいつも通り伸び ていて思わず目を奪われるお誘いお受けし ます行きたい店があるんです俺は結婚に 興味がないということをはるかさんに話し た覚えがない俺が覚えていないだけでどこ かで話したか記憶を掘り返してみるでも どうしても思い出せない来週の週末お店は まだご連絡しますそう言って振り返った はるかさんの表情は夕日の明るさで はっきりと見えなかった笑っていたような 気がするけれど俺は思わず背筋をふわせて しまったはるかさんの発言を考えていれば 1週間が経つのはあっという間だった はるかさんから送られてきた住所に向えば

そこは看板のない和その店だった入り口に 小さく寿司と書かれていなければ金持ちの 豪邸だと勘違いしてしまうところだった不 勢のある石畳を進めば両開きの引き戸が 待っていた恐る恐る底を開いた俺を待って いたのははるかさんではなかっ たお久しぶりです笹川さん数ヶ月ぶりに あった笹川さんはボブだった神も伸びて ピンクを貴重としていたメイクも落ちつい てすっかり大人の女性に変わっていたなん でとりあえず座ってください今日は 貸し切りにしてますので笹川さんがさした 隣の席には座らず俺は一隻開けたところへ 腰を下ろしたそんな俺に眉を下げた笹川 さんはそうですよねとつぶやく普通な彼女 の声が俺の喉を締めつけてくるかのよう だったお父さんなんでもいいから握って さんここ実家なんですえでも笹川さん本社 に移動してくる前は関西の視点にいたよね 大学が関西だったので元々は北陸生まれの 北陸育ちですよ方言も似ているので気づか れることは少ないですが湯呑実を口元まで 運んだ笹川さんは回らない椅子の上で体を 俺の方へ向ける本当に申し訳ありません でしたそして綺麗に頭を下げたマニュアル で見るような見事なお辞儀だった今更 やめようよ俺もここに来ないと気づけない ものがあったからむしろ感謝しないといけ ないくらいで課長は本社に必要な方でした それを私のくだらない感情で台無しにして しまい姉からこっちでの課長の活躍をお 聞きしてどうしても一言私の口から きちんと謝る場が欲しいと話していたん です姉姉ってもしかしてはかです笹川はか は私の姉ですそのタイミングでカウンター にいた大将が俺の前に寿司を置いていく娘 が本当に申し訳ないことをしたと無骨な 謝罪をしてきたじゃあもしかして熱中症も 演技それは本当ですだからこれも何かの縁 だからって私の代わりに姉なりのつなをし てくれていたみたいで私も課長の話を聞い たのは道下さんの九頭期を交換された後 でした私から話を聞いていた姉は名刺を見 た時に気づいていたみたいですが カウンターに置かれる寿司はどんどんと 増えていくが今こんなものが俺の喉を通る とは思えない俺は突然の告白に湯呑実を 握る指すら震えていた課長お願いです本社 に戻ってきてください部長には本当のこと を話します移動なら私します必要なら部署 の皆さんにも私がしたことを話します笹川 さん落ち着いてそんなこと誰も望んでい ないよ私は私がそう望んでいますそれは君 の勝手だよ俺だって部長だって笹川さんの 実力を分かっているこんなことで君の未来

を潰したいわけじゃないんだでもと 言い淀む笹川さんの声は震えていたあの夜 俺の腕をつ噛んできた時時と同じように俺 は大きく息を吸う慣れた魚と塩の香りに だんだんと混乱していた頭が落ち着いて いくそして目を閉じここで知り合った人 たちの顔を思い浮かべた俺は震えが止まっ てきた指で湯呑みを持ち上げ喉に温かい 緑茶を流し込む佐川さんがしたこと自体は 許せるものじゃないはいでもさっきも言っ たけれどここに来れたこと自体はラッキー だだと思っているんだ前も話したけど俺は あそこにいた時にこれ以上を望んでい なかったでも今はそこで口を止めた俺の顔 を不思議そうに眉をしかめた笹川さんが 覗き込んでくるその瞳には涙が溜まってい たけれどやっぱり笹川さんはそれを流す前 と唇を噛みしめていたこの子も強い子なん だ本当はもっとエンドユーザーの思いを 感じたいそう思ってる本社で数字を見て イメージするだけじゃ分からないことが あるんだと知れた今俺は本社に戻るわけに はいかないよ俺も椅子の上で腰を浮かせ 笹川さんと 向き合うありがとうとは言えなくてごめん ねでも頼んだよ本社を君に任せたいと思う 俺の声を聞いた笹川さんの瞳にさらに涙が 溜まっていく唇を噛む力が強くなったの だろう佐川さんの唇が赤く滲んでいく ありがとうございますそして俯いた笹川 さんがすみませんとだけ残しのれんの 向こうに消えていってしまった食べられ ますか大将からの声に俺は体をカウンター に戻すすみません魚は鮮度が大事なのに 置かれた寿司に手を伸ばす大将は一歩引き もう一度頭を下げてきた父親として私から もお礼をさせてくださいはるかさんも笹川 さんも大将も同じように頭を下げる腰を 90°に折り床を見るようにいつか俺もこ を持つようなことがあれば大将に子育ての ことを相談しようと思いますそういう俺に 大将が頭をあげるその顔はさっき笹川さん が俺に向けてきた不思議なものを見るよう な表情だった普通は謝れませんよはるか さんだっていくら妹だとはいえ誰かの償を 代わりにしようとも思いません大将の握っ てくれたのど黒の寿司を味わう塩の香りが 鼻を通り抜けていくこう持つようなことか そんな言葉が考えが俺の喉を通りすぎる日 が来るとは思わなかった北陸に来て3年が 経った移動してきた時の四店長は去年定年 退職をし代わりに天長の席に俺が座ること になった事務所に定のチャイムが鳴る定時 で音が鳴るように提案をしたのは俺だ じゃあ上がろうか俺の一声で事務所全員が

凝った体を伸ばしたり足元から鞄を 持ち上げたりと一斉にオフモードに 切り替える小浜さん3年前は残業が美徳だ と思ってたのにね車のキーを片手に俺を やしてくる同僚に俺は微笑んだ3年前は家 に帰っても1人だったからな俺はデスクに 置いてある写真立てを一別したそこに写っ ているはるかさんと子供の姿を見た俺の顔 はそれは幸せそうに微笑んでいるだろう あのまま本社で3年を過ごせばどうなって いたのだろうかもしかすれば運命的な 出会いをして今と同じように結婚をしこう 授かっていたかもしれないさあ帰るぞでも ここに来たからこそ出会えた笑顔や感謝の 言葉が俺を変えてくれたんだ今の俺なら 笹川さんにありがとうと言える気がする 事務所を出れば空からは白い雪が降ってき ていた空にスマホをかざし写真を撮る雪 なんて宮北でしょそう笑う同僚たちに俺は 向かい合った雪だって毎日同じものじゃ ないんだよあの日店長から聞いた言葉を口 にした散歩してみるといいと思うよそうし ないと俺は奇跡と出会えなかったそこまで はにせずに胸の奥で1人呟い [音楽] [音楽] た

【感動☆厳選5本総集編】自転車に乗っていた小学生が急に倒れ急いで助けた俺。会社に遅刻の連絡をすると上司「は?ガキ助けて遅刻?クビだなw」母親「…お勤め先はどちらで?」俺「〇〇株式会社です」【朗読】

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